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2013年8月

2013年8月20日 (火)

京都・洛北 ガーデンミュージアム比叡 8.12

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平成25年8月12日、あまりの下界の暑さに比叡山へと避暑に行って来ました。この日の京都市内の最高気温は38度、比叡山は848mですから、標高差から考えればおよそ5度近く低い33度程度だったのかな。33度なら結構な暑さなのですが、爽やかな空気と風に恵まれていたので、なかなか快適に過ごす事が出来ましたよ。

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まず訪れたのがガーデンミュージアム比叡です。真夏は花の少ない季節なのですが、それでもこれだけ咲かせているのですから大したものではあります。

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主力はこの黄色いルドベキアでした。下界でも炎天下に咲いている、暑さに強い植物ですね。

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ミソハギも夏の花です。和風の花なのに、こうした洋風花壇にも似合うところが面白い所です。

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ガーデンミュージアムは印象派の絵画をモチーフとした庭園です。中でもモネの庭を復元したというこの池は睡蓮が咲き誇っており、さながらモネの絵の実物を見ているかの様でした。名画を思わす、なかなかの景色でしたよ。

次は延暦寺へと向かいます。

2013年8月19日 (月)

京都・洛東 小野小町縁の地 ~随心院~

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観修寺の後、近くの随心院を訪れてきました。ここも来るのは初めての場所です。

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随心院は真言宗善通寺派の大本山です。開創は正歴二年(西暦991年)の事で、仁海僧正によって開かれました。当初は牛皮山曼荼羅寺と言い、随心院はその子院として建てられました。寛喜元年(西暦1229年)に後堀河天皇より門跡の宣旨を賜り、以後「隨心院門跡」と称する様になります。

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随心院は次第に堂塔が整備され隆盛を誇るようになったのですが、応仁の乱によって全ては灰燼に帰してしまいます。その後は京洛の地を転々としながらわずかに命脈を保っていた様ですが、慶長四年(西暦1599年)に故地に戻る事が出来、本堂が再建されました。そして、九条二条両宮家より門跡が入山する様になり、両宮家の寄進を受けて再建されました。

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今は本堂、表書院、奥書院、庫裏などの伽藍のほか、医王門、長屋門などを有し、整った景観を保っています。御本尊は如意輪観世音菩薩で鎌倉期の作とされます。六臂の半跏像ですが、とても整った姿の美しい仏様ですね。この御本尊のほか9体(だったかな)の仏様が本堂に並んでいるのですが、なかなか見応えのある須弥壇でしたよ。

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随心院はまた小野小町の縁の地としても知られます。寺の由来とは直接の関係は無いのですが、境内が小町の邸宅跡に相当すると考えられているのですね。この辺りは小野の里と言い、小町の出身である小野氏が栄えた地でした。

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小町が住んでいた事を示す遺跡として小町化粧井戸があります。その名の通り、小町が化粧用に愛用した井戸と伝えられていて、今でも水が湧き出ていました。

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小町と言えば深草少将の悲恋が思い出されます。その少将の百夜通いの舞台となったのがここだったとされるのですね。少将の屋敷があったのは深草の地、そこから山を越えて九十九夜通い詰め、あと一夜で思いを遂げるという時に力尽きてしまったのでした。

写真は文塚で、少将をはじめ当時の貴公子達が小町に宛てた恋文を集めて埋めた場所とされています。

このほか小町縁の地を示すものとして、若い頃の小町の像や年老いた卒塔婆小町の像などが展示されていましたよ。

随心院は梅の名所としても知られます。次は梅の花が咲く頃に来てみたいですね。

2013年8月18日 (日)

京都・洛東 真如堂精霊送り灯ろう供養会2013

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大文字の送り火と同じ日に、真如堂で行われるのが精霊送り灯ろう供養会です。祖先の名前を書いた灯籠を奉納し、それを大の字に並べて読経で供養するという法要ですね。

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大の字に並べるようになったのは2008年の事で、それ以前は放生池に灯籠を浮かべていたそうです。ただ、狭い池をくるくると灯籠が回るだけで、今ひとつぱっとしなかったため、今の形に改められたのでした。

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法要は午後7時30分から始められ、読経の開始と共に灯籠に灯が入れられていきます。ここでは流行のLEDではなく、昔ながらの蝋燭が使われており、一つまた一つと火が点けられて行きました。

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法要が始まって暫くすると、参列者による焼香が行われます。基本的には灯籠を奉納した人たちが行うものなのでしょうけど、私も一緒に拝ませて頂きました。ただ、最初はやはり混むので、大文字が点火されたのを見届けた後、誰も居なくなった本堂に戻って一人で焼香して来ました。これって待たなくて済むので、結構良い方法ですよ。

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お盆も終わり、祖先の霊を送れば夏も終盤に入ります。夏休みの子供達も宿題の始末に追われている事でしょうね。季節の変わり目が見えてくる、そんな時期を迎えました。

2013年8月17日 (土)

大文字送り火2013 ~神楽岡~

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昨夜の大文字の送り火、今年は神楽岡に行ってきました。まだ行けていない船形にしようか、妙にしようかと散々迷ったのですが、結局一番慣れたところに落ち着きました。

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ここは真如堂がある事が大きいですね。境内にはベンチがあるので座って待てるし、大文字の前に灯籠供養もあるので、ただ待っているだけというポイントとは違う時間の使い方が出来るのです。それにその気になれば、鳥居形や左大文字、さらには法の字までも見る事が出来ます。また、墓地からは船形も見えると法要の説明時にアナウンスされていたのですが、その場所はちょっと判らないのですね。今度行った時に確かめておこうかな。

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神楽岡は大文字を見るには一番良いポイントで、そこかしこから眺める事が出来ます。ここは一番東よりの場所で、特大の大文字を見る事が出来ますよ。

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そして、もう一つ法の字も見る事が出来ます。少し遠いけれど、これだけはっきり見えれば言う事はないですね。

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神楽岡では、東に開けた道ごとに、それぞれ近所から集まった人達が送り火を見ていました。出町あたりだと凄い混雑のために殺気立って来るのですけどね、ここではのんびりとした時間が流れていました。駅から離れているので少し不便ですが、静かに大文字を見送りたいという人にはお勧めのポイントですよ。

2013年8月16日 (金)

京都・洛東 蓮2013 ~観修寺 8.11~

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東寺から一気に観修寺まで移動しました。結構離れた場所ですが、近鉄と地下鉄を乗り継げば、案外楽に行く事が出来ます。

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観修寺も初めて訪れる場所です。市内から離れた場所なので、どうしても足が向かなかったのですね。今回は蓮が綺麗に咲いていると聞いたので、訪れてみる気になったのでした。

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蓮が咲いているのは氷室池。平安時代に、この池に張った氷を宮中に献上し、その厚さによって五穀豊穣を占った事に由来する名前なのだとか。この日は水面を覆い尽くすように蓮が広がっていました。

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蓮の種類は東寺と同じになるのかな。八重の豪華な花ですね。東寺よりは進行が早いようで、半ばは散った後の様でした。

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観修寺は真言宗山階派の大本山。開創は平安時代の中頃にまで遡り、醍醐天皇の母の菩提を弔う為に開かれました。南北朝時代に宮門跡寺院となり、今に至るまで格式の高さを誇っています。拝観は庭園に限られており、宸殿や書院の内部を見る事が出来ないのは残念ですね。

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この日は象鼻杯という催しも行われていました。これは蓮の葉を盃に見立てて、茎を通して飲むという趣向です。蓮の葉を加えた様が、さながら象が鼻を持ち上げた姿に見える事からこう呼ばれる様になったのでしょう。本来は日本酒を注いで貰って飲むものですが、朝から酔っぱらう訳にもいかないと思ったので、スポーツドリンクにしておきました。

いざやってみると、結構飲みにくいものですね。相当強く吸わないと、口まで下りてきてくれません。日本酒でこれをやったら、結構酔いが早く回るんじゃないかな。蓮の葉は池から採ってきたばかりのものでしたが、あまり香りはしませんでした。やはりスポーツドリンクだと、人工的な味が付いているぶん、分かり難いのかな。

でも面白い経験が出来て良かったです。観修寺では明日17日にも行われるので、興味のある方は行かれてみては如何ですか。


2013年8月15日 (木)

京都・洛南 蓮2013 ~東寺 8.11~

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平成25年8月11日の東寺です。この日は宝蔵を囲む掘割で蓮が盛りを迎えていました。

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8月も半ばに差し掛かり、そろそろ蓮も終盤かなと思っていたのですが、ここはそうでもないですね。むしろこれからが盛りになりそうな勢いでした。

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ポイントによってはすっかり終わっている所もあり、蓮も種類によって早い遅いがある様ですね。この八重の花は、きっと遅咲きに属するのでしょう。

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その一方で、ぽつんと一重の花も咲いていました。蓮は種類が多すぎて、どの花がどんな咲き方をするのか、今ひとつ把握出来ていません。一度体系的に勉強してみようかな。

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さすがに東寺だけあって、信心深い人が多いですね。朝早くから熱心にお経を上げている人が大勢いましたよ。

東寺の蓮はまだ盛りが続いていると思われます。今年の蓮をまだ見ていないという人には、お薦めのポイントですよ。

2013年8月14日 (水)

京都・洛東 夏の散策 ~祇園白川~

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祇園町北側でも、白川の周辺は伝統的な街並みが残る界隈です。これは南側とは事情が異なり、行政によって保存地区に指定された結果ですが、外から見ている限りではその違いは判りません。

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中でも、この切り通しは格別な風情を感じます。この狭い通りが、昔ながらの情緒を醸し出しているでしょう。

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そして、季節を問わず、灯ともし頃が最も風情を感じる時間帯ですね。祇園は夜の町、乾いた昼から艶やかな夜へと変貌する瞬間だからでしょうか。

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それにしても、この界隈も観光客が増えましたね。ドラマやCMで何度も取り上げられたせいでしょうか、何時行っても人だかりがする様になっています。人が居ない写真を撮るのは、至難の業になって来ました。

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辺りが暗くなるにつれて、歩く人の姿が観光客から水商売人、そして酔客へと変わって行きます。これから長い祇園の夜が始まって行くのですね。

2013年8月13日 (火)

京都・洛東 夏の散策 ~祇園甲部~

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祇園甲部歌舞練場に行く道すがら、祇園甲部の町中を歩いてきました。花見小路は観光客で溢れていますが、一本道を入れば静かな佇まいを保った街並みを歩く事が出来ます。

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一口に祇園甲部と言ってもとても広く、四条通を挟んで南北に広がっています。そのうち、四条通の北側では保存地区を除いて雑居ビルの立ち並ぶ界隈に変わっているのに対し、南側では昔ながらのお茶屋街が姿を止めています。

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これは八坂女紅場学園の存在が大きいと言われます。祇園町南側の土地の大半はこの女紅場学園の所有であり、新規に参入する店の経営者は学園との間で借地契約を交わす事になります。そして、その際に資格審査が行われ、かつ店の形態についても祇園の雰囲気を壊さないようにとの誓約が交わされるのだとか。そうやって、この景観は守られてきたのですね。

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今は学園の他に地域住民が運営する協議会があって、住民主体で景観維持に努めているそうです。行政主導ではなく、住民の手で町が守られているというのは、花街の持つ伝統の力が今もなお息づいているという事なのでしょう。たぶん、全国的にも希有な例なのでしょうね。

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北側については、女紅学園の影響力が及ばず、伝統的な街並みは消えてしまいました。これはなぜかと言うと、南側は明治以前は建仁寺の境内であり、学園の成立時に一括して払い下げられたという経緯があるからです。北側は古くからの茶屋町であったため個人所有であり、誰に制限される事なく乱開発が進んだ事から、今の様な雑然とした姿になってしまったのでした。

明治以後に成立した南側が伝統的な街並みを保ち、より古い伝統を持つ北側はかつての街並みを失ってしまったというのは歴史の皮肉としか言いようが無いでしょうね。この素敵な景観が何時までも続いていくようにと願うばかりです。

2013年8月12日 (月)

京都・洛東 第38回京の夏の旅 ~祇園甲部歌舞練場~

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毎年夏に行われる京の夏の旅、今年は祇園甲部歌舞練場の特別公開に訪れてきました。

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ここは前は何度も通っているのですが、中に入るのはほぼ初めてですね。特に庭園があるのは知っていたので、今回の特別公開には期待していました。

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公開されているのは歌舞練場の本館ではなく八坂倶楽部で、大正五年に大正天皇即位の饗宴場として建てられたものです。現在は茶会の待合いとして使われているのだとか。この二階は132畳敷きの大広間で、舞台まで付いた舞台座敷になっているそうです。

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展示としては、都おどりに使う衣装や小道具類がありました。この衣装は毎年新しく誂えられるそうで、着物は京友禅、帯は西陣織の逸品が揃っているそうです。

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庭園は池泉回遊式で、祇園の真ん中とは思えないほど緑に溢れた空間ですね。今は真夏なので花は特に無かったですが、春から初夏にかけては桜やツツジなどが咲いて綺麗な事なのでしょう。

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また、ここは織田有楽斉の邸跡とも伝えられており、その事を記念して国宝の茶室「如庵」の名を冠した茶室がしつらえられています。

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このほか、祇園を撮り続けている写真家溝縁ひろし氏の写真展があり、興味深く拝見しました。いつか氏の様な写真を撮ってみたいと思う様な作品ばかりでしたね。

祇園という花街の奥座敷を覗いてみたいという人にはお勧めの特別公開です。期間は9月30日までですから、まだまだ余裕がありますよ。


2013年8月11日 (日)

京都・洛南 黄檗山万福寺 その2

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三室戸寺ほどではありませんが、万福寺でも蓮が咲いていました。放生池は蓮の葉で覆われていましたし、参道沿いにも多数の鉢植えが並べられています。その割に花数が少なかったのが残念でしたけど、タイミングが合えば綺麗な光景が見られた事でしょうね。

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さて、大雄宝殿には釈迦三尊像が収められています。中央が釈迦牟尼仏、向かって右が迦葉尊者、左が阿難尊者ですが、これは禅宗ならではの組み合わせとされます。

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そして、周囲には十八羅漢像が配置されています。羅漢は修行者とされますから描写が生々しく、まるで生きている人たちがそこに座って叫び声を上げているかの様でしたよ。

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大雄宝殿の背後にあるのが法堂です。ここは説法をする場とされています。

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この法堂は、匂欄が面白いですね。卍くずしという独得の文様で、いかにも中国風の装飾になっています。

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僧侶の食堂である斉堂の前にあるのが開板です。魚梆とも書き、木槌で叩いて時を知らせる法具なのですが、ある意味万福寺の象徴でもありますね。これが鳴る音を聞いてみたかったなあ。

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一般の拝観者が行けるのは法堂の前までで、それ以上先には行けません。そこからは龍の胴体を思わす回廊を戻る事になります。

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その回廊の途中にあるのが合山鐘です。なんでこんなところにと思う程、唐突に現れますよ。除夜の鐘はここで撞かれるそうですが、万福寺では108に止まらず、参拝者全員が鳴らせるまで撞き続けるそうです。

この先には開山堂があり隠元禅師が祀られているのですが、写真を上手く撮る事が出来なかったので省略します。

万福寺はとにかく広くて建物も沢山あるので、一度ではとても掌握出来ませんでした。晋茶料理も一度食べてみたいですね。また機会があれば違った角度から紹介したいと思っているところです。

2013年8月10日 (土)

京都・洛南 黄檗山万福寺 その1

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三室戸寺の次は万福寺を訪れました。ここも来るのは初めての場所になります。

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万福寺の開創は1661年の事、中国から渡来した隠元禅師によって開かれました。宗派は黄檗宗、臨済宗・曹洞宗と並ぶ禅宗の一派です。儀式作法は全て中国明代に制定された仏教儀礼で行われており、そこかしこに中国の匂いを感じさせる寺です。中でもこの総門は象徴的ですね。

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隠元禅師は徳川幕府第四代将軍の家綱の尊崇を受けてこの寺を開いたのですが、幕府の庇護を受けていただけあって広大な境内を有する大寺になっています。あまりの広さと建物の多さに、一度訪れただけでは全容が掴めず困惑する思いでした。

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総門に続いて現れるのが三門、これもかなり巨大な門ですね。この写真は裏側にあたりますが、門前には冒頭の写真にあるように「不許葷酒入山門」の石碑が建てられており、ここが修行の場である事を示しています。

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三門から真っ直ぐ歩いたところにあるのが天王殿、そこで出迎えてくれるのがこの布袋様です。何とも福々しいお姿ですが、中国では布袋様は弥勒菩薩の化身とされており、七福神の一人でありながら、仏様としてもお祀りされているのですね。

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その布袋様の背後にあるのが韋駄天像です。韋駄天は伽藍を守る護法神とされるのですね。このほか、天王殿には四天王の像も祀られており、寺の入り口にあって万福寺全体を守るという意味があるのでしょう。中国ではこれが一般的な建て方なのだそうです。

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中国風と言えば伽藍を結ぶ回廊もそうですね。天井からいくつもの灯籠がぶら下げられており、きらびやかな様は、いかにも中国的な印象を与えます。

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万福寺はまた境内全体を龍に見立てており、伽藍配置も龍の姿を意識していると言われます。この飛び石もそうで、龍の背中の鱗を表しているのだとか。京都では見る事が出来ない、異国情緒に溢れた寺だと言えますね。

この飛び石の先に見えているのが大雄宝殿、いわゆる本堂にあたる建物です。明日はこの大雄宝殿から先を紹介する事とします。

2013年8月 9日 (金)

京都・洛南 蓮2013 ~三室戸寺 7.27~

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少し前になりますが、平成25年7月27日の三室戸寺です。この日は本堂前の広場で、蓮が見頃を迎えていました。

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三室戸寺に来るのは、実は初めてです。京都市内とは逆方向になるので、これまで足が向かなかったのですよ。

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でも、来てみて良かったです。さすがに花の寺として名高いだけあって、綺麗な蓮に出会えましたよ。

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三室戸寺は770年に創建されたとされますから、奈良時代の末期に建てられた古寺という事になりますね。宮中に射し込んだ霊光の元をたどり、そこにあった千手観音を御本尊として祀った事が始まりと言われます。

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はじめは光仁天皇の御室をここに移した事から御室戸寺と呼ばれました。その後、花山天皇、白河天皇がこの地に離宮を建てられ、三度離宮となった事から三室戸寺と改めたとされています。

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今は西国観音霊場十番の札所として知られていますが、本山修験宗の別格本山とまでは知りませんでした。ここは聖護院と同じく、山伏の寺なのですね。

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そのせいなのでしょうか、現世利益に溢れた寺の様に感じました。境内には狛蛇、狛兔、狛牛があって、干支ネタを拾うにも良い場所かなとも思いますね。

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紫陽花は既に切り戻されていて見るべきものは無かったのですが、ツツジの大刈り込みは見事でした。来年はツツジと紫陽花の季節にも来てみたいです。きっとさぞかし美しい景色なのでしょうね。

2013年8月 8日 (木)

京都・洛中 京の七夕2013 ~堀川会場 その2~

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堀川会場の前半の目玉が光の友禅流しなら、後半の一押しは光の天の川ですね。ある意味、京の七夕のシンボル的存在と言っても良いのかも知れません。

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光の天の川は、通路の天井をドーム状に覆ったLEDの電飾が音楽と共に明滅を繰り返すのですが、時折流れ星が流れたりしてとても綺麗なものですよ。以前は白一色だったのですが、今年は青色が加わり、よりカラフルになりました。

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通路沿いには光と竹のアート作品31点が展示されています。京都私立芸術大学の学生による作品だそうですが、なかなか面白いものもありました。そういうところには人が集まるので、やはり渋滞の原因となるのですけどね。

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光の天の川を過ぎるとメッセージ行灯が現れます。これは京都に縁のある著名人が寄せたメッセージを書いた行灯で、22基が通路を明るく照らしていました。このあたりは道幅が広くなっており、余裕を持って歩く事が出来ましたよ。

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さらに進んでいくと願い七夕のコーナーにたどり着きます。願い事を書いた短冊を吊した笹飾りが如何にも七夕らしくて良い感じでした。

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この短冊を画いたのは地域の子供達だそうで、子供らしい可愛い願い事が多かったですね。

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戻り橋まで来ると通路はずっと広くなり、いこいの広場となっています。ここには案内所のほか、ジュースやビールを売る売店、ノンアルコール飲料の試飲コーナーなどがありました。絶えず水路を流れているいのり星もここから流すのですね。京都の水道水とミネラルウォーターを飲み比べる利き水コーナーなんていうのもありましたよ。

写真は日本三大つるし飾りの展示で、東伊豆町の吊るし雛飾り、酒田市の傘福、柳川市のさげもんが飾られていました。本来ひな祭りに飾るもので、七夕とどういう関係があるのかは判りませんが、京都でも三月に法住寺でつり雛展が行われているので、私的には興味深い展示でした。

一条通から先では、青のLEDで水路を覆った光の小川という展示が綺麗でしたよ。

堀川会場は狭い場所に大勢の人が集まるので、渋滞覚悟で行って下さい。綺麗な展示が多いので行くだけの価値はありますが、蒸し暑い中人混みに揉まれるので、相当に疲れます。ですので、体調が悪い人は避けた方無難ですよ。特にこの週末は大混雑となる事でしょう。体調に気をつけつつ、マナーを守って楽しんできて下さい。

2013年8月 7日 (水)

京都・洛中 京の七夕2013 ~堀川会場 その1~

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京の七夕、鴨川会場から堀川会場に移動してきました。こちらは御池通から今出川通まで、およそ2kmに渡る堀川沿いが会場となります。

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入り口は堀川御池で、北向き一方通行となります。注意すべきは、会場から出るのはどこからでも出来ますが、途中から入るのは押小路、二条、丸太町、中立売、一条に限定されているという事です。しかも、場合によっては入場が制限される事もあるので、混雑を嫌って出たり入ったりを繰り返すのは難しくなっていますね。

さて、堀川御池でまず出迎えてくれるのがチンチン電車の模型です。かつてここの通りを走っていた電車を復元した模型が、二つの停留所の間を往復しながら走っていましたよ。

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堀川会場は堀川沿いの遊歩道を歩く訳ですが、道幅が広くなったり細くなったりしています。やはり細くなったところがネックで、所々で渋滞を引き起こしますね。特に酷かったのがこの光の友禅流しの手前で、ほどんど停滞していました。とても綺麗な展示なのですが、狭い通路で写真を撮る人が続出し、大渋滞の原因となっていたのです。この渋滞の中で三脚を立てる人まで居たのには驚いたなあ。

この光の友禅流しは多くの人が写真を撮るのは判っているのですから、もっと広い場所で展示して欲しいものだと思います。

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その光の友禅流しを過ぎると渋滞も一段落するのでほっとしますね。この手前ではミストを浴びせてくれたのですが、多少涼しくなった程度であまり効果は無かったなあ。あの人数に手押しポンプ一台では如何にも力不足でした。

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丸太町通を過ぎるとまた渋滞が始まります。止まってしまうという程ではないのですが、やはり展示のある所ではカメラを構える人のせいで混雑します。まあ、私も渋滞の原因となった一人である事は間違いないのですけどね、基本的に堀川会場は狭すぎです。

ここから光の天の川へと向かうのですが、その様子は明日お届けする事とします。

2013年8月 6日 (火)

京都・洛中 京の七夕2013 ~鴨川会場~

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今年も京の七夕が開催されています。2010年に始まり、今回で4回目となるのですが、何だかすっかり風物詩として定着してしまった観があります。

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会場は鴨川と堀川の二カ所に別れており、鴨川会場では最初の2日間は鴨川納涼との共催となります。鴨川納涼は今年で44回となる老舗の行事で、全国県人会による「ふるさと産品展示即売会」など盛りだくさんのイベントがあり、大勢の人出で賑わいます。

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鴨川会場ならではのイベントが友禅流しの実演です。友禅流しは友禅染の洗いの工程で、かつては鴨川で行われていたのですが、今は水質汚染の原因であるとして禁止されています。でも、鴨川の風物詩であった事も事実で、その風流な部分だけを再現させようというのがこのイベントの趣旨ですね。

今年は一般からの参加者も募った様で、体験入門をする人の姿が見受けられました。しかし、見ている側としてはやはり素人の姿は絵にならず、また参加者も限られた人数しか居ない事も考え合わせると、この試みはあまり上手く行っていない様に思えます。

なお、友禅流しの実演は3日と4日だけで終了しています。

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鴨川会場では、納涼床にも笹飾りが施されています。納涼床と河原の会場が一体になった様で、これはなかなか良い感じですね。

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今年はプロジェクションマッピングが新たに加わったと楽しみにしていたのですが、これは5日からの開始でした。初日と2日は無かったのですね。ちょっと残念です。また、同じく5日からはみそぎ川にLEDボールを敷き詰めるという演出がされているはずです。

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風鈴灯は2010年から続く、鴨川会場でのおなじみのイベントです。竹駕籠の中に灯りと風鈴が入れられており、仄かな光と風鈴の音色によって涼を感じる事が出来ます。また、いくつかの風鈴灯ではお香が焚かれており、香りも楽しむ事が出来ますよ。

京の七夕は12日までです。鴨川の涼しい川風に吹かれながらの散策を楽しみに行かれては如何ですか。

明日は堀川会場の様子をお届けします。

2013年8月 5日 (月)

京都・洛東 夏の早朝散歩 ~清水寺~

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夏の早朝散歩、最後は清水寺まで来ました。ここは午前6時から開いているので、朝の散歩にはもって来いの場所ですね。

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ここも朝日を受けた緑が鮮やかでした。もう新緑ではないのだけれど、春に見た新鮮な緑を思い出させる様な色です。

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京都の町も、朝日を受けて輝いています。これから始まる暑い夏の一日も、今はまだ爽やかな空気に包まれています。

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轟門前の手水の龍です。いつもは観光客が列をなしているのですが、まだ参拝者もまばらなのでゆっくりと龍を撮る事が出来ました。

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子安の塔は、やっと工事が終了する様ですね。周囲のフェンスが取れ、最後の仕上げが行われている様でした。仕上げと言えば、「洛陽子安観世音菩薩」という額が塔の正面に掲げられており、名実ともに復活したという事になる様です。

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愛宕山を背景にした三重塔です。このあたりの緑は濃いですね。秋にはこの緑が真っ赤に染まってくれると嬉しいのだけれど、果たして今年はどうなるのかな。

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舞台では、工事用の足場が組まれていました。とうとう本堂修復工事が着手されたのですね。これからどんな具合に工事が進められるのかは判りませんが、この先何年もの間、足場と仮覆いに囲われた姿となる事は確かです。仕方の無い事だけど、ちょっと寂しくはありますね。

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普段は長い行列の出来る音羽の滝も、まだ誰も並んでいませんでした。この時間帯なら、ゆっくりと願い事をしながら滝の水を飲む事が出来ますよ。

夏の早朝は、いつもと違う景色が見られる楽しい道行きでした。昼間は暑くてとても出掛ける気にはならないけれど、朝早くならまだ涼しくて空気も爽やかです。ちょっと早起きして出掛けてみませんか。朝の散歩道はお薦めですよ。

2013年8月 4日 (日)

京都・洛東 夏の早朝散歩 ~三年坂~

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八坂の塔から三年坂までやって来ました。いつもは大勢の人で賑わうこの坂も、この時間帯なら誰も居ない静かな風情のある佇まいを味わえます。

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その坂に向かう途中にある路地です。向こう側にあるのは清水山荘という民宿ですが、この路地はいつも気になるところで、前を通る度に撮りたくなるのですよね。

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柳越しに見た三年坂も誰も居ません。観光客で賑わう景色を見慣れていると、なんだか別の場所に来たかの様な錯覚を覚えます。

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興正寺別院の参道では、朝日を受けた緑が鮮やかでした。朝早くから、蝉時雨が賑やかでしたよ。

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ご覧のとおり、まだ店の戸も閉まったままです。町が目覚める前の静かな景色ですね。

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三年坂は谷底と尾根を結ぶ坂道です。平安時代の初期に開かれたと言われ、以来ずっと清水寺への参道として使われてきました。平安京とほぼ同じ歴史を持つというのですから凄い道ですよね。

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おとぎ話で一寸法師が鬼と戦ったのはこの坂だったのだとか。かつては鬼が出て来る様な場所だったのかな。そんな事をふと考えてしまう、静かな坂道でした。

2013年8月 3日 (土)

京都・洛東 夏の早朝散歩 ~八坂の塔~

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夏の早朝、東山界隈を散歩して来ました。冬の早朝も凜とした空気で身が引き締まる思いがするけれど、夏の早朝の爽やかさも気持ちの良いものですよ。

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まず訪れたのが八坂の塔。朝日を受けて輝く塔を撮りたかったのです。

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昼間だとこの景色を撮りに来る人が大勢居る場所なのですが、早朝なら独り占め出来ます。それに、背景が青空になるのが嬉しいところです。

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坂の中程にある百日紅が今年は綺麗に咲いていました。この数年元気が無かったのですが、少し立ち直った様に見えますね。

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二年坂にある路地から見た八坂の塔です。いつも思うのですが、奥の木をもう少し刈り込んでくれると良いのですけどね。まあ、そんな事を言う人も少ないだろうから無理な注文というものなのですが。

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そして、定番の高台寺から見た八坂の塔です。いつもは夕焼けを撮りに来る事が多いのですが、朝の景色も良いものです。遠くの京都タワーが朝日を受けて輝いていますね。

次は坂を上って三年坂に向かう事にします。

2013年8月 2日 (金)

京都・洛中 祇園祭2013 山鉾巡行 ~北観音山~

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新町通の山鉾巡行の掉尾を飾るのは北観音山です。巡行では後の行列の先頭を行くのですが、町会所が一番北にある関係で、新町通では最後になります。(正しくはこの北側に八幡山があるけれど、なぜか放下鉾の前に下っていきます。)御池通では、他の山が過ぎるまで、じっと時間待ちをしているのですね。

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町会所では、ぴたりと乗降口に山をあわさなければなりませんから、車方も神経を使う所だと思われます。道の真ん中に人が出ているのは、停車位置を知らせるためなのでしょうね。

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山鉾巡行はおよそ4時間に渡る長丁場ですが、この北観音山が町会所に着いた時が終わりになります。その時が刻々と近付いてきました。

山が停車した後、囃子はだんだんと早くなり、締めに入った事が判ります。そして最後に奏でられるのが笛の高調子。この音を聞くと、ああ祭りが終わったんだなあと寂しい気持ちになりますね。

巡行が終わった後に行われるのが祝い締め。これを聞きたくてここに来ている様なものなのですが、他の山鉾ではどうしているのかしらん。

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さて、長々として祇園祭のレポートにお付き合い下さりありがとうございました。月も8月に変わり、祇園祭も終わってしまったのですが、京都の夏の風物詩を楽しんで頂けたでしょうか。来年は先の祭りと後の祭りに分けるという話も出ており、祇園祭も大きく様変わりするかも知れません。二つに分けるのは二度楽しめるという事でもあるけれど、「後の祭り」という慣用句があるように、だれてしまうという気もします。どうなるのかはやってみなければ判らないというところかな。どんな形になるにしても、また来年も祇園祭には出来るだけ参加し、レポートをお届けできればと思っています。

2013年8月 1日 (木)

京都・洛中 祇園祭2013 山鉾巡行 ~南観音山~

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南観音山は長く巡行の最後尾を行く山だったのですが、昨年の大船鉾の復活に伴い最後尾は譲り、29番目に巡行する山になっています。ただ、新町通では鉾町の位置の関係で、最後から2番目に通る事になります。

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なので、この山が来るといよいよ大詰めなんだなという気になりますね。暑い中、じっと立ち放しなのでほっとする反面、もうすぐ終わってしまうのかという寂しい気持ちが入り交じった複雑な心境になります。

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このポイントは、最初に立っていた場所の向かい側になるのですが、町家が絡んだ絵が撮れる数少ない場所の一つですね。新町通も次々に町家が消えていっているので、風情のある写真を撮るのは大変になっています。

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南観音山と北観音山を特徴付けているのが柳の枝です。ご神体の楊柳観音像にちなんだものかなと思いますが、厄払いの意味があるのでしょう。巡行が終わった後はこの葉が厄除けのお守りとして授けられるのですが、ほとんど奪い合いになり、あっと言う間に枝だけになってしまう様です。

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南観音山の見送りは「龍王渡海図」。昭和63年に制作されたものだそうで、力強い龍の姿が印象的ですね。

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南観音山が過ぎれば後は北観音山を残すのみです。そこで、北観音山の町会所を目指すべく山の後ろを付いて歩きます。こういうのも沿道の様子が判って、なかなか面白いものですね。

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ここが北観音山の町会所です。2年前まではこの隣に松坂屋の京都仕入れ店があって風情のあるポイントだったのですが、それが取り壊されてしまい、殺風景な場所になってしまいました。今は新しい建物の建築中ですね。

さてこの場所で北観音山が帰って来るのを待つ事にします。

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