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2013年3月

2013年3月31日 (日)

京都・洛東 京都桜事情2013 ~祇園白川 3.30~

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平成25年3月30日の祇園白川です。この日は染井吉野が満開・見頃となっていました。

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染井吉野が特に見事なのは縄手通の西側の一角で、並木として植えられた桜が毎年豪華な花を見せてくれます。

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祇園白川で風情があるのは川面に浮かぶ桜なのですが、川に架かる橋は商売の邪魔になるからか立ち入り禁止になっています。仕方がないので、公道である大和橋の上から撮った写真がこれ。橋のすぐ近くに桜が咲いているので助かりますね。

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この日は午前9時頃に訪れたのですが、既にかなりの人が集まっていました。特に巽橋の周辺に集中していたので、思うように撮れなかったのが残念でしたね。でも、もっと早い時間だとたぶん日陰になっているから、なかなか難しいところです。

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祇園白川では、桜だけでなく枝垂れ柳の新緑も見所の一つです。桜と柳のコラボレーションは素晴らしいものがありますね。

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特に巽橋の南のたもとにあるこの八重紅枝垂れ桜とのコラボは、とても素敵なものでした。桜自体はあまり立派なものではないのですが、花色はとても美しいですね。ここは空き家になっているので世話をする人も居ないはずなのですが、それにも負けずに綺麗な花を咲かせていましたよ。なんだか健気な桜ではありますね。

2013年3月30日 (土)

京都・洛東・洛中 京都桜事情2013 ~3.30 速報~

平成25年3月30日の京都の桜開花状況をテキストベースでお届けします。今日は多くの場所で染井吉野が満開・見頃になっており、お花見モードも一気に全開になっていました。どことも人出は多かったですね。また、八重紅枝垂れ桜が3分から5分咲き程度になっており、綺麗な花を見せてくれていましたよ。こちらはあと数日で満開・見頃となる事でしょうね。

1.祇園白川

染井吉野が満開・見頃となっていました。ここは朝の9時頃に訪れたのですが、既にかなりの人が来ていましたね。早咲きの枝垂れ桜は色抜けしていたもののまだ満開を保っており、華やかさに一役買っていました。これがライトアップならかなり綺麗に見える事でしょうね。また、巽橋の南のたもとにある八重紅枝垂れ桜が咲いており、柳の緑と綺麗なコントラストを見せてくれていましたよ。

2.知恩院

三門前しか見ていませんが、染井吉野が満開・見頃でした。友禅苑は外から見ただけですが、枝垂れ桜などが見頃だった様に見受けられました。

3.円山公園

染井吉野が満開・見頃を迎えていました。花見モードも全開で、朝早くから場所取りが行われていましたね。メインの枝垂れ桜は、満開ですが見頃は少し過ぎており、花色はやや白くなっていました。この木は、一時の衰えた頃と比べれば格段に回復した様に見受けられました。まだ姿は痛々しいままですが、花は近年になく沢山咲かせており、復活の兆しありと言っても良いのでしょう。他の枝垂れ桜もまた、満開ではあるものの見頃は過ぎていた様です。

4.白川(岡崎付近)

白川が疎水から分岐して間もなくの地点にある染井吉野が、満開・見頃を迎えていました。ここは知る人ぞ知る好ポイントですが、低く伸びた枝が川面に映えて、とても美しいですよ。

5.岡崎疎水

染井吉野が満開・見頃となっていました。柳の新緑とのコラボがとても綺麗でしたよ。少し残念なのが、京都市立動物園が工事中のため、工事フェンスが巡らされており、少し艶消しとなっている事ですね。動物園については、かなりのリニューアルが施されている様で、疎水縁からも中が見える様になっています。疎水越しにカバが見えたのには、少し驚きましたね。

6.インクライン

染井吉野が満開・見頃となっていました。ここは人出も満開で、凄い数の人が訪れていましたよ。写真はほとんど人波を撮っている様なものでした。昼からはさらに凄い人出になっていたのではないかな。

7.南禅寺

染井吉野が満開・見頃となっていました。ここも人出は多かったのですが、インクラインに比べると境内が広い分、まだ人混みに巻き込まれる事は無かったです。

8.南禅寺別荘街

清流亭などにある枝垂れ桜のうち、早咲きのものが満開・見頃、八重紅枝垂れ桜が3分咲き程度になっていました。そのやや白くなった花と濃いピンクの花のコラボがとても美しく、見応えはありましたよ。

9.真如堂

染井吉野が満開・見頃になっていました。特に門前の桜が綺麗でしたね。枝垂れ桜は満開は保っていたものの白く色抜けしており、縦皮桜もまた同様の状況でした。放生池の畔と荼枳尼天の境内にある八重紅枝垂れ桜が3分咲き程度になっており、花色はどちらもとても綺麗でしたよ。

10.高野川

染井吉野が満開と5分咲き、7分咲きが混在している状況でした。全体としてはまずまずの見頃だったのではないでしょうか。出町デルタの入り口にある山桜は満開・見頃でした。

11.鴨川

賀茂大橋下流の染井吉野は5分咲き程度で、少し物足りない感じでしたね。期待していた柳の新緑とのコラボもあまり映えなかったなあ。明日か明後日辺りには見頃になるものと思われます。

12.相国寺

染井吉野と山桜が満開・見頃となっていました。ここは桜の名所と言う程ではないのですが、赤松林の中に桜が散在しており、独得の雰囲気を見せてくれていましたよ。

13.水火天満宮

早咲きの枝垂れ桜はまだ満開を保っており、色抜けはしていたもののまだ桜色は残していて、ぎりぎり見頃だったと言えるかも知れません。八重紅垂れ桜は4分咲き程度でしたが、美しい花色が印象的でした。

14.本法寺

染井吉野が満開・見頃となっていました。ただ、訪れたのが午後2時30分頃であり、本堂前の桜を撮るには逆光になったのが残念でした。ここは午前中に訪れたいところですね。

15.妙顕寺

門前の二本の桜のうち、西側の一本が5分咲き程度、もう一本はまだ蕾が膨らんだ程度でした。境内では、染井吉野が満開・見頃、八重紅枝垂れ桜が3分から5分咲き程度になっていましたね。ここは長かった工事が終わり、久しぶりにゆっくりと境内を歩く事が出来ましたよ。

16.妙覚寺

塔頭の善明院の八重紅枝垂れ桜が3分咲き程度になっていしまた。花色は今年も素晴らしいですね。ただ、外れ年でもない代わりに当たり年でもないという印象は変わりません。ここ数日の内に満開・見頃となる事でしょうね。

17.本満寺

塔頭と墓地の入り口にある八重紅枝垂れ桜が5分咲き程度になっていました。庫裏前の枝垂れ桜は満開ではあるものの白く色抜けがしており、見頃は完全に過ぎています。染井吉野は満開・見頃でした。

京都・洛中 京都桜事情2013 ~千本釈迦堂 3.23~

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平成25年3月23日の千本釈迦堂です。この日は阿亀桜が満開・見頃になっていました。

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阿亀桜は本堂の前にある一本桜。京都でも最も早く咲く桜の中の一つです。

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まるで地面を掃くように長く伸びた枝が特徴ですね。境内の真ん中にあるのに、誰もその下を通らない事から、枝を切る必要が無いからでしょう。

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この日は少しピークを過ぎた様子でした。ほぼ見頃だったと言えるでしょうけどね、一番綺麗な時はもう少し輝きと言うか艶が感じられるものなのです。

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ここも一週間が過ぎて、すっかり色抜けがしている頃でしょうね。次の楽しみは八重桜の松月(たぶんですけど)です。とても上品で綺麗な桜ですよ。ただし、いつ頃咲くかはもう少し待ってみないと判りませんけどね。

2013年3月29日 (金)

京都・洛東 京都桜事情2013 ~祇園白川 3.23~

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平成25年3月23日の祇園白川です。この日は早咲きの枝垂れ桜が満開・見頃となっていました。

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祇園白川の桜は43本あるそうで、そのうち枝垂れ桜は7本だそうです。ただし、この中には遅咲きの木も含まれているはずで、早咲きは5本程かな。正確には数えていないのですけどね。

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ここのメインはやはり一番数の多い染井吉野でしょう。でも、この枝垂れ桜が咲くと、いかにも祇園の春らしくなるから素敵ですね。

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今年のライトアップは3月29日から4月7日まで行われるそうです。その頃にはこの枝垂れ桜も半ば散ってしまっているかな。最終盤には染井吉野も危ないかも、という気がします。

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まあ、ライトアップなら、少々色抜けしていようが、散り初めになっていようが、3割り増しに綺麗に見えますからね、なんとかなるものなのでしょう。

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この日も大勢の人出で賑わっていましたが、まだ通行止めにはなっていなのですよ。にも関わらず、車道一杯に人が溢れているものですから、危なくて仕方が無かったです。そのあたり、マナーと言うか、常識を守って欲しいものですね。

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もうすぐここも染井吉野が見頃となる頃でしょうね。ここには、出来れば早朝に訪れたいと思っているところです。そうすれば人混みにまみれずに桜を見る事が出来るはずですからね。さて、どんな具合になります事か。

2013年3月28日 (木)

京都・洛中 京都桜事情2013 ~出水の枝垂れ桜 3.23~

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平成25年3月23日の京都御苑です。この日は下立売御門近くにある出水の枝垂れ桜が満開・見頃になっていました。

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京都御苑では近衛邸跡の糸桜が有名ですが、この出水の枝垂れ桜も良く知られた存在です。周囲には他の桜がない一本桜ですが、それだけ存在感のある名木ですね。

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この日は少しピークを過ぎていたかなという感じでした。桜のピークは短いので、毎日通いでもしないと、盛りの日に出会うのはとても難しいですね。

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ここは満開の情報が行き渡っていたのでしょう、大勢の人で賑わっていました。一本しかないのに、近衛邸跡に負けない程の人気を集めるとはさすがと言うべきでしょうか。

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この日は梅林、桃林とも見頃になっており、近衛邸跡の糸桜と合わせて御苑の中は花盛りでした。まあ、梅林の人出が少なかったのは旬が過ぎてしまったという事で仕方がないのかな。

これからは染井吉野が盛りとなって行く事でしょうね。その後は遅咲きの糸桜や八重桜など、暫くは桜尽くしが続く京都御苑です。

2013年3月27日 (水)

京都・洛中 京都桜事情2013 ~水火天満宮 3.23~

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平成25年3月23日の水火天満宮です。この火は早咲きの枝垂れ桜が満開・見頃を迎えていました。

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まだ蕾も残っているので、正確には9分咲き位なのかな。でも、花色としてはこの頃が最も綺麗になります。つまりは、花としてのピークでもある訳ですね。

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良いタイミングで訪れる事が出来た訳ですが、ここも来ている人は少なめでした。やはりあまりに一気に咲きすぎたので、情報が行き渡らなかったのでしょうね。

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花色は見事だったのですが、今年は花数が少なめだったのが気に掛かりました。ぱっと見には綺麗なのですが、良く見ると花の密集感が無い事に気付きます。

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まあ、これだけ咲いていれば良しとするのでしょうね。この花もそろそろ盛りを過ぎ、手前側にある八重紅枝垂れ桜が咲き始めている事でしょう。ここもこの週末にまた確かめに行ってこようと思っている所です。

2013年3月26日 (火)

京都・洛中 京都桜事情2013 ~妙覚寺 3.23~

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平成25年3月23日の妙覚寺です。この日は山門前の枝垂れ桜が満開・見頃を迎えていました。

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この枝垂れ桜は、本満寺、千本釈迦堂の枝垂れ桜とほぼ同時に咲き出す木なのですが、今年もその傾向は変わらなかった様です。

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花色はその3本の中では最も濃いですね。いつもながら、その美しい桜色を楽しませてくれました。

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妙覚寺では、長い間祖師堂が工事中だったのですが、屋根の葺き替えまでは終わったらしく正面の仮覆いは外されていました。ただ、まだ全てが終わった訳ではないらしく、依然として工事は続いている様です。

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本満寺と違って、こちらは満開の情報が行き渡らなかったのか、ほとんど誰も訪れていませんでした。おかけでゆっくりと写真を撮る事が出来たのですが、ちょっと勿体ない気もしますね。

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妙覚寺の枝垂れ桜はほぼこの日がピークで、今頃は色抜けが始まっている頃かな。この木もいきなり咲いたので、見頃を予測する間もなく終わってしまったのは少し残念でした。でも、今年の桜の展開予測は、誰にも無理だったよなあ。

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この桜が終われば、次は塔頭の善明院の八重紅枝垂れ桜が楽しみとなりますね。今のところ並の咲き方と見ていますが、どんな具合になるのか今週末にも確かめてこようと思っている所です。


2013年3月25日 (月)

京都・洛中 京都桜事情2013 ~本満寺 3.23~

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平成25年3月23日の本満寺です。この日は枝垂れ桜が満開・見頃を迎えていました。

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すっかり有名になったこの枝垂れ桜ですが、この日も大勢の人がカメラ片手に訪れていました。それにしても、満開の情報はすぐに行き渡るのですね。

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真下に入ると、傘の様に見えるのがこの桜の特徴です。これで空が青かったらとても綺麗な絵になるのですが、半ば曇っていたのが残念でした。

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この日は満開ではあったけれど、ピークはわずかに過ぎている様でした。桜のピークは1日かせいぜい2日ですからね、タイミング良く出会うのはとても難しいのです。

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ここは隣の妙見宮に移動すれば、塀越しに見る事も出来ます。他のカメラマンが気になる人にはお薦めの撮影ポイントですね。

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本満寺の枝垂れ桜も、そろそろ盛りを過ぎてきた頃でしょう。次は染井吉野や塔頭の八重紅枝垂れ桜が見頃になる事でしょうね。そして、その次には牡丹が咲き始めます。ここは花の寺にしようというのか次々に手を入れているので、訪れるのが楽しみな場所です。

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引き上げる時にふと空を見ると飛行機雲が浮かんでいました。清水寺のサーチライトみたいで、青空の中に良いアクセントになってくれましたよ。

2013年3月24日 (日)

京都・洛東 京都桜事情2013 ~鴨川 3.23~

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平成25年3月23日の鴨川です。この日は川岸の紅枝垂れ桜が満開・見頃を迎えていました。

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紅枝垂れ桜があるのは三条大橋下流の東岸で、北側3分1程度に植えられています。

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京阪電車が地上にある頃は桜のトンネルがあったところで、如何にも京都らしい車窓が楽しめたものでした。それが地下化の工事と共に失われたのですが、20数年を経てこうして甦ったのでした。

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それにしても、ここも今年の咲き方は唐突でしたね。一週間前は全く咲く気配も感じなかったのに、この日駅から外に出ると満開の桜があったので驚かされました。

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西に傾き始めた日が川面を照らしていたので、鏡に見立てて撮ってみました。水辺は色々試せるので面白いですね。

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もう少し街並みとからめた写真が撮れると良いのですが、なかなか難しいです。もう一工夫すれば、如何にも京都らしい絵になりそうなのけどね。

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もう暫くすると、今度は八重紅枝垂れ桜が咲き出します。その前に染井吉野が見頃になっているかな。鴨川沿いの桜は、これから見頃が続きますよ。

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川端通を挟んで東側に、見事なコブシの木がありました。昨日の速報では白木蓮と書いてしまいましたが、写真で確かめるとコブシでしたね。凄い花数で、既に盛りは過ぎていましたが、見頃の時は凄かった事でしょう。道路沿いにあるのに、そう注目されていないのはなぜかしらん。来年もこれだけ咲くかは判らないけれど、忘れずに見に来たいと思っています。

京都・洛中 白木蓮 ~京都御苑 3.23~

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平成25年3月23日の京都御苑です。この日は白木蓮がほぼ満開となり、見頃を迎えていました。

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この木があるのは中立売御門から入って南に下がったところで、周囲は松などの常緑樹に囲まれているので結構目立ちますね。

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この木は年によって咲き方がまちまちで、当たり年と外れ年で大きく異なります。昨年は全く寂しい姿だったのですが、今年は見事に咲いてくれました。

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昨日見た時は思っていたよりも花数が少ないかなと思ったのですが、改めて写真を良く見るとまだ咲ききっていない花があるせいのようですね。これが開ききるとボリューム感ももっと出る事でしょう。

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痛むのが早い花ですから、ここ数日のうちが見頃なのでしょうね。楽しみにしていた人は、なるべく早く見に行く事をお薦めします。ある意味、桜以上に見に行く価値があるかも知れません。


2013年3月23日 (土)

京都・洛東・洛中 京都桜事情2013 ~3.23 速報~

平成25年3月23日現在の京都の桜の開花状況をテキストベースでお届けします。一週間前はどこのポイントもまだつぼみだったのですが、今日は満開になっているところが多く、そのあまりの進行の早さに唖然とするばかりでした。なお、今日現在で咲いているのは枝垂れ桜が中心であり、染井吉野はまだちらほらと咲いている程度で、来週半ばから週末にかけてが見頃となりそうな感じです。

1.真如堂

枝垂れ桜が7分咲き程度になっています。すっきりした桜色で、とても綺麗ですね。間もなく満開、見頃となる事でしょう。縦皮桜は2分咲き程度かな。こちらはもう少し時間が掛かりそうです。染井吉野は1輪、2輪と咲いている程度。

桜以外ではハナノキが満開見頃、サンシュユが満開で見頃が過ぎつつあるのかな、遅咲きの梅が満開で見頃過ぎ、見頃を迎えている椿が参道脇など何箇所かで見る事が出来ます。あと水仙がそこかしこで咲いていますね。今日回った中では一番人出が少なく、穴場と言って良いと思いますよ。


2.本満寺

枝垂れ桜が満開・見頃となっています。ただし花色は白くなっており、ピークは昨日くらいだったんじゃないかな。それにしても、一週間でここまで咲くとは思っていませんでした。

3.妙覚寺

山門前の枝垂れ桜が7分咲き程度で、見頃となっています。花色はとても綺麗で、たぶん今日、明日がピークなんじゃないかな。ここも見に来る人は意外な程少なかったです。

塔頭の善明院では、白木蓮が綺麗に咲いていました。小ぶりな木ですが、なかなか見応えはありましたよ。ここの八重紅枝垂れ桜はまだ蕾が膨らんだ程度ですが、今年はそれなりの咲き方になる様です。見た感じ花数はやや少なめで、去年の様な見事な咲き方にはならないと思われます、たぶんですけど。並程度かな。

4.水火天満宮

奥の早咲きの枝垂れ桜が満開・見頃となっています。花色も見事で、今日がピークだったのかも知れません。ただ、今年は少し花数が少なく、物足りない感じがしますね。ぱっと見は華やかなのだけどな。

5.妙蓮寺

御会式桜が満開に近くなって来ました。冬の間中咲き続けて来た訳ですが、花色も一段と美しくなった様な気がします。

6.千本釈迦堂

阿亀桜が満開・見頃となっています。ただし、ここもピークは前日だったんじゃないかな。地面に届くような長い枝は健在なのですが、今年は気持ち花が少なめかも知れません。

7.平野神社

魁桜が満開・見頃となっています。ただし、花は真っ白になっており、ピークは数日前だったものと思われます。人出は多かったですね。

他には陽光桜が満開見頃、桜苑では雪山が満開・見頃、彼岸枝垂れが゛5分咲き程度でした。他にアーモンドや寒桜が咲いていましたよ。

8.京都御苑

出水の枝垂れ桜が満開・見頃になっています。ただ、この木もピークを少し過ぎている様ですね。近衛邸跡の糸桜は、早咲き系がどれも満開・見頃となっていましたが、ここもピークは過ぎているものが多かったです。ここもほとんどの木が咲ききっており、一週間前には考えられない情景になっていました。人出も凄かったですね。石薬師御門近くのエドヒガンは3分咲き程度です。

また、梅林も遅咲きの木が咲いておりそれなりに華やか、桃林は今が満開・見頃で、梅・桃・桜が揃い踏みするという豪華な御苑となっていました。

あと、白木蓮も見事に咲いていました。思っていたよりも花数はやや少なめでしたが、十分に綺麗でしたよ。

9.鴨川(賀茂大橋下流)

賀茂大橋下流にある枝垂れ桜が満開・見頃となっています。ただ、少し枝を切りそろえたのか、短くなっているのが残念ですね。もう少し下流にあるオカメ桜もまだ満開を保っていました。

10.鴨川(三条大橋下流)

早咲きの一重の紅枝垂れが満開・見頃となっています。花色も綺麗で、たぶん今日辺りがピークだったんじゃないかな。また、川端通を挟んで東側に大きな白木蓮コブシが咲いていました。既にピークは過ぎていましたが、花数と言い、木の大きさと言い、見事なものですね。あまり注目されていないと思われますが、隠れた名木だと思います。来年からは要注目ですね。

11.祇園白川

早咲きの枝垂れ桜が満開・見頃になっています。ただし、ここもピークは少し過ぎていたかな。木によっては今日が見頃だったものもありましたけどね。人出は、ここも多かったです。染井吉野はまだ咲いていません。


2013年3月22日 (金)

京都・洛北 早春の花 ~京都府立植物園 3.16~

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今の時期、植物園では梅や桜以外にも春の花がいくつも咲いています。そうし花を愛でるのも、植物園を訪れる楽しみの一つですね。

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こちらはサンシュユ。とても小さな花ですが、木全体に咲いた様は遠目にも暖かく見え、如何にも早春を思わす花ですね。

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この花はハナノキです。最近に植えられた苗木ですが、ちゃんと花を咲かせていました。真如堂などに比べると随分と早い気もしますね。木が小さい分、花も間近に見る事が出来て興味深かったです。

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これは杏の花です。梅と良く似ていますが、独得の花色と、萼片が反り返っている事で区別が付きます。果実を採る木なのでしょうけど、観賞用としても通用する綺麗な花ですね。

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寒桜は五分咲き程度になっていました。植物園においては、最も早く咲く桜の一つですね。同じ早咲き系の寒緋桜や唐実桜は蕾が膨らんでいたので、今後はきっと咲いている事でしょう。

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椿もかなり咲き揃って来ましたね。これから4月にかけて、椿も花盛りを迎える事でしょう。

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わざわざ植えた訳では無いだろうけど、オオイヌノフグリも群落になって咲いていました。この間まで、いくら探しても見つからなかったのですが、陽気に誘われて一気に咲いたのでしょうか。ちょっと遅れてきた早春の花、といったところでしょうかね。

2013年3月21日 (木)

京都・洛北 京都梅事情2013 ~京都府立植物園 3.16~

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平成25年3月16日の京都府立植物園です。この日は二つある梅林の梅が見頃を迎えていました。

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古くからある梅林はこちら。ここは高い位置に枝があり、上の方に花が咲くのが特徴です。

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ここは紅梅と白梅が良い感じで混ざっており、美しい調和を見せてくれます。

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どちらかと言うと、中にはいるより遠目に見た方がより綺麗に見えるかな。下から花を見上げるというのも、ちょと見づらいものがあるのですよ。

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こちらは北山門前の梅林です。こっちの方が新しく、木が若いからでしょうか、勢いを感じますね。

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植物園の梅も盛りを過ぎた頃でしょうね。そろそろ早咲きの桜が咲いている事でしょう。今週末はその桜を確かめに行ってこようかと思っているところです。

2013年3月20日 (水)

京都・洛中 京都桜事情2013 ~戻橋 3.16~

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町中を自転車で移動中、偶然見つけた河津桜です。8分咲き程度でしたが、そのあまりの美しさに自転車を止めて、しばし見とれてしまいました。

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場所は一条戻橋のたもとで、こんな所に桜が咲いているとは知りませんでした。いわく因縁のある場所ですから、この美しさも妖しい感じすらします。

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河津桜は早咲きの桜として知られますが、京都市内ではそれほど多くは見かけないですね。東寺や醍醐寺にあると聞いていますが、私が見た事があるのは平野神社くらいかな。

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それにしても、濃い桜色が美しい花ですね。伊豆の河津町には並木があるそうですが、一度は見に行ってみたいものです。

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この桜もそろそろ盛りを過ぎた頃かな。偶然ながら丁度良い時に出会えて幸運でした。来年以降、訪れるべき場所が一つ増えて嬉しいですね。

2013年3月19日 (火)

京都・洛中 京都梅事情2013 ~北野天満宮 3.16~

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平成25年3月16日の北野天満宮です。この日は枝垂れ梅を中心とした中咲きの梅が見頃を迎えており、境内は華やかな雰囲気に包まれていました。

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本殿前の梅もほぼ満開で、丁度見頃でした。少し花数が少ないかなという気もしますが、この姿を見ると、この木はやはり特別な存在かなという感じがします。

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それにしても、いつも本殿前には長い行列が出来ていますね。この神社の人気振りが判るというものですが、いつもはすぐにお参り出来る両脇にも列が出来ており、参拝するのに少し時間が掛かってしまいました。

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細かく見ると、先週は花盛りだった早咲きの梅はほぼ散りだしており、代わりに中咲きの梅が盛りを迎えていました。たぶん、この日くらいが丁度見頃だったのかな。その後雨も降ったし、少し寂しい姿になっているかも知れません。

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この日は枝垂れ梅が綺麗でしたね。こんなに数があったかなと思う程、花盛りになっていましたよ。

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枝垂れというと桜を連想するらしく、これは桜だと勘違いしている人も何人か見受けられました。まあ、これだけ華やかな枝垂れ梅はそう無いですからね、間違えても無理は無いのかな。

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勘違いと言えば、この境内の木には杏が何本か混じっているのですが、大抵の人は大きな梅の花と思っている様でした。梅と杏は一見して区別は付きにくいですけどね、花が大ぶりなのと、萼片が反り返っているのとで見分ける事が出来ます。でも、北野天満宮と言えば梅だものなあ、これも間違えても仕方がないか。

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最も遅咲きの梅は、まだ開花していませんでした。なので、まだ北野天満宮の梅の花は続くと思われますが、盛りはほぼ過ぎたと思われます。それに、世間の関心も桜に向かうでしょうしね、観梅の人出も一気に減る事でしょう。でも、梅を静かに見たいという人にはこれからがお薦めです。桜の喧噪とは無縁の、落ち着いて花と向き合える時間を過ごす事が出来ますよ。

2013年3月18日 (月)

京都・洛東 京都桜事情2013 ~長徳寺 3.16~

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平成25年3月16日の長徳寺です。この日は山門前にあるおかめ桜が満開を迎えていました。

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長徳寺は出町柳にある浄土宗の寺。川端通に面しているため、とても目立ちやすい花ですね。

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そのせいもあって、次から次へと見物人が訪れて来ます。バス停のすぐ前でもあり、バスを降りてそのまま立ち寄っていく人も多いですね。

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おかめ桜は寒緋桜とまめ桜を交配して作出された桜です。イギリス生まれと言いますから、日本に里帰りしてきた桜とも言えますね。

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3月16日で満開というのは、早く見もなく遅くもないという、平均的な進行だった様ですね。最初は寒気のせいで遅れていたのが、3月に入ってからの陽気のせいで一気に加速したものなのでしょう。

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おかめ桜は、京都における桜の魁となる花です。この花が咲くと、京都にも桜の季節がやって来たと言えますね。

この日ざっと見てきたところでは、本満寺や出水のしだれ桜などが咲きかけており、今週末にはかなりの見頃になっているかも知れません。いよいよ桜を追いかけるシーズンの幕開けですね。楽しみです。

2013年3月17日 (日)

京都・洛東 東山花灯路2013 ~円山公園~

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東山花灯路の後半は、円山公園を訪れて来ました。会場の中でも最も広いエリアを持つポイントですから、開催されているイベントの数も多い場所ですね。

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八坂神社を通って丸山公園に入ると、まず粟田大灯呂が出迎えてくれました。これは秋に行われる粟田祭に参加する風流灯籠で、長く途絶えていたものを平成20年に復興したものなのだそうです。灯籠繋がりからなのでしょうね、花灯路に協賛して出展しているもので、こちらはクシナダヒメの像です。

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そして、これは目出度い出世えびすの像。他にも山越えの弥陀と聖天の像がありました。

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これは、願い事を書いたシールを貼り付けるサクハナ行灯です。既にシールが品切れになっていて受け付けは終了していましたが、参加型イベントとして面白い試みですね。

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そして、円山公園と言えば、竹灯り・幽玄の川です。これが見たくてここに来た様なものなのですが、凄い人気ぶりで、川の畔には人だかりがしていました。ただ、一時期よりも距離が短くなっているのが残念でした。

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大学の街・伝統の灯り展も例年通り行われていました。これは「々」という作品で、「どう」とでも読むのでしょうか。同じ形の繰り返しという事なのか、赤い色もあって結構目立っていました。

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火の用心お囃子組も、池の前の広場でパフォーマンスを見せてくれます。いつもながら、可愛い歌声が聞けるイベントですね。

午後7時前、狐の嫁入りの時刻が近付いたので知恩院前に移動しました。このイベントもすっかり定着していて、沿道は大勢の人で埋まっていました。時間があれば高台寺まで追って行ったのですが、この後予定があったため、出発の様子だけを撮影して終了です。

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一つ誤算だったのが知恩院のプロジェクションマップで、三門の表側ではなく裏側で行われており、入場制限があるため一時間以上の待ちが生じていたのでした。あまりの長蛇の列を見て早々に諦めたのですが、ちょっと心残りでしたね。どうせなら、表側でやってくれたら良かったのになあ。

東山花灯路も今日で最終日を迎えました。10日の会期は終わってみれば短いですね。夜間拝観など見逃したイベントも多いのですが、楽しみはまた来年に取っておく事にします。1年後、またこのイベントに来たいですね。

2013年3月16日 (土)

京都・洛東 東山花灯路2013 ~清水寺~

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今年の東山花灯路、前半の最後は清水寺に寄りました。普段から京都で一番の人気スポットですから、花灯路でも大勢の人が立ち寄るポイントとなっています。

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清水寺のライトアップで、すっかりおなじみになっているのが夜空を照らすサーチライトですね。観音様の慈悲の心を表した光だそうで、方向は真西、西方浄土を示しています。

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青龍会の時、龍が下りて来る西門もまたライトアップされています。ここからは入る事は出来ないのですが、そのせいもあってかこの周辺は人が居らず、一休みするにはもってこいの場所になっていますね。

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その西門から覗いた京都の夜景です。真西を向いている訳ではないので、サーチライトの光が見えないのが残念ですね。

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清水寺は平成20年から11年計画で大改修が実施されています。今年の「行く年来る年」では、いよいよ本堂が改修に入るとアナウンスがありましたが、それが事実だとすると今後6年間は本堂が仮屋根で覆われる事になりますね。正確なところは清水寺からの告知が無いので判らないのですが、そう遠くない時期に工事が始まるのは間違いない事なのでしょう。

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そうだとすると、舞台からのこの眺めも暫くは見納めですね。子安の塔の修復がなったばかりのこの景色は、結構貴重なものとなるのかも知れません。

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その子安の塔がライトアップされた姿です。私的には、以前の古塔の風情が忘れられませんが、この鮮やかな姿も悪くは無いですね。

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こちらは池越しに見た三重塔です。この塔も最近修復されたばかりと思っていたのですが、いつの間にか26年も経っていたのでした。さすがに子安塔に比べると色あせて見えますね。でも、次の修復はまだまだ先なんだろうな。そのうちに、この塔も古塔の風情に戻っていく事でしょう。その姿に馴染んだ頃に、再び改修が行われるのでしょうね。修復作業に、終わりというものは無いと言えるのかも知れません。

2013年3月15日 (金)

京都・洛東 東山花灯路2013 ~三年坂~

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春の宵のそぞろ歩きがこのイベントのコンセプトですが、最も人が集中するポイントの一つが三年坂ですね。一番人気である清水寺への行き帰りに必ず通る場所だからで、狭い坂道になっている事も混雑する要因の一つなのでしょう。

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人が多い事を除けば風情のある道筋である事も確かで、今は坂の両側に店が並んでいて華やかな雰囲気のある場所でもあります。ずっと以前は仕舞屋の並ぶ静かな界隈だったのですけどね。

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混雑しながらも、ちゃんと人が流れていくところも凄いですね。これだけ狭いと押し合いへし合いになりそうなものですが、そこはマナー良く整然と歩いていくところが不思議です。まあ、それがこのイベントの良いところでもあるのですが。

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それにしても、沿道の店によっては閉めているところもあるのが面白いですね。これだけの人通りですから、開けておけばそれなりに集客になると思うのですが、古い店程早くに店じまいしてしまう様です。客層が合わないという事なのでしょうかね。ちょっと勿体ない様な気もします。

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火の用心お囃子組とは、この道の途中で会いました。いつも元気な子供達ですが、今年も健在なのは嬉しかったな。ただ、地元には子供はほとんど居ないはずで、どこから集めてきているのかなと気にはなりますね。

あと、三年坂からは少し離れますが、夢二カフェ五龍閣2階で「夢二と大正ロマン京絵葉書展」が行われています。竹久夢二が描いた掛け軸や絵はがきが展示されているのですが、BGMに夢二が作詞した「宵待草」が流れており、大正ロマンの世界に浸る事が出来ましたよ。たぶん入りにくいからでしょうね、私の他には誰も居らず、独り占めだったのは寂しいくらいでした。座る椅子もあるので、足休めに立ち寄るのにも丁度良い場所ですよ。古い京都の絵はがきの展示もあって、お薦めのイベントだと思います。

次は清水寺へと向かいます。

2013年3月14日 (木)

京都・洛東 東山花灯路2013 ~八坂の塔~

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3月8日から東山花灯路が始まっています。今年で11回目を数えるこの行事も、今では100万人以上を動員する一大イベントとしてすっかり定着しました。

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このイベントは開催エリアが広いので一度に回るのは無理があり、毎年2度に分けて訪れています。今年は中間点に当たる八坂の塔から始めてみました。

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このイベントが始まった当初は、八坂の塔周辺は訪れる人も少なく閑散としていたのですが、ポスターやパンフレット等に取り上げられたせいでしょうか、今では相当に混雑する場所になっています。

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特にこの坂の辺りはカメラを構えた人で大変な事になっており、人を撮っているのか塔を撮っているのか判らないといった状況になっていました。もしかしたら、「そうだ京都いこう」のポスターの影響なのでしょうか。ここはどうにもならないと思ったので、さっさと引き上げて次のポイントへと向かいます。

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少し上れば誰も撮らないポイントがあります。ここも電線の地中化前はまるで絵にならなかったのですけどね、今は比較的古都らしい風情が感じられるでしょう?テレビのアンテナが少し邪魔ですけどね、それくらいは愛嬌と思って下さい。なお、八坂の塔はライトアップのみで、夜間拝観はありません。以前の様にお酒の飲み比べなんてやってくれたら嬉しいのだけどな。

ここから次は三年坂へと向かいます。

2013年3月13日 (水)

京都・洛中 京都梅事情2013 ~祐正寺 3.9~

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平成25年3月9日の祐正寺です。この日は枝垂れ梅が見頃を迎えていました。

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この寺の梅は、毎年智恵光院の梅とほぼ同時期に見頃になるのですが、今年もその傾向は変わらなかったですね。なかなか咲かなかったのが、この数日前から一気に咲いたところも同じだった様です。

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花も智恵光院と同じくピンクの八重。ただ、少し花色はこちらの方が濃いですね。

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今年も見事な咲きっぷりではあるのですが、少し花数が去年よりも少ない様に思えます。毎年見比べていなければ判らない程度なのですけどね、やはり何年も続けて最高の咲き方とは行かない様です。

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その梅の下では水仙が咲いていました。この花も今年は遅れて咲いた様ですね。他にも椿が咲いており、狭いながらも祐正寺の境内には春が溢れていましたよ。

2013年3月12日 (火)

京都・洛中 京都梅事情2013 ~智恵光院 3.9~

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平成25年3月9日の智恵光院です。この日は枝垂れ梅が見頃を迎えていました。

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智恵光院の梅は薄いピンクの八重。まさにこの日に満開になったところで、これ以上ないというタイミングで訪れる事が出来ました。

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たまたまご住職と檀家の人が話しているのを聞いていたのですが、この梅も数日の内に一気に咲いた様ですね。

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梅の開花には積算温度が関係するとは聞きますが、数日来続いていた春の陽気で一度に加算されたのでしょうか。植物の仕組みとは面白いものですね。

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この日は黄砂が飛来していたものの、上を見ている分には快晴でした。なので、青空に良く花が映えて綺麗でしたよ。

梅は桜に比べれば長持ちしますが、さすがに衰えを見せて来る頃でしょうか。今週末には見頃を過ぎて、花が傷んでいる事でしょうね。来年また、この見事な花を見る事が出来たら良いなと思っている所です。

2013年3月11日 (月)

京都・洛中 京都梅事情2013 ~京都御苑 3.9~

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平成25年3月9日の京都御苑です。この日は早咲きの梅が咲き揃い、見頃を迎えつつあった所でした。

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この日特に見頃だったのは出水口周辺で、梅林の南端と出水の小川沿いの梅が満開になっていました。

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一番綺麗なところを切り取るとこんな感じで、普通の紅梅とは違う印象的な色ですね。小川沿いを歩く人は大抵この木の下で足を止め、この花に見入っていました。

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この日は春の陽気だったせいでしょうね、水辺で遊ぶ子供の姿が見られました。ついこの間まではあまりに寒くて、とても水遊びなどという気分ではなかったのですけどね。

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梅林でも結構花が咲いていました。まだ少し寂しい感じではあるのですけど、間もなく咲き揃って華やかな雰囲気になる事でしょう。

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黒木の梅も咲き始めており、この日で2分咲き程度でした。さすがに銘木と言われるだけあって姿が良く、花色も美しい見事なものです。この木も間もなく見頃を迎える事でしょうね。

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その黒木の梅の近くで白梅が咲いていました。これも結構な古木ですが、咲きっぷりは素晴らしいものがありましたよ。こういう隠れた花を見つけるのも京都御苑の楽しみ方の一つです。

2013年3月10日 (日)

京都・洛中 京都梅事情2013 ~北野天満宮 3.9~

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平成25年3月9日の北野天満宮です。この日は境内の早咲きの梅が満開となり、見頃を迎えていました。

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それにしても、この2週間前は真冬の寒さに震えながらの観梅で、ほとんど花が咲いていなかった状態に比べると雲泥の差ですね。そのあまりの落差の大きさに、唖然とするばかりです。

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この日はまさに春の陽気で、自転車で走っていると汗ばむ程でした。その陽気に誘われたのか、天満宮の境内も観梅に訪れた人で溢れていましたよ。

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二週間前には全く咲いていなかった本殿前の紅梅も、2分咲き程度になっていました。この花が咲き出すと、天満宮の梅も最盛期に入ったなという感じがします。

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宝物殿前の参道沿いも綺麗に咲き揃って来ました。特にこの白梅は見事でしたね。ただ白いだけでなく、輝くような気品を感じます。

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北野天満宮の梅は、間もなく中期咲きが満開を迎え、遅咲きの梅も咲き始める事でしょう。これから暫くは見頃が続くものと思われます。

2013年3月 9日 (土)

京都梅事情2013 ~3.9 速報~

今日は梅を求めて市内を巡ってきました。京都を訪れるのは2週間ぶりとなるのですが、そのあまりの様変わりに狐につままれた様な気分になりました。なんとまあ、ほとんどのところで見頃を迎えているのですよ。前回はほとんど咲いていなかったのに、このところの陽気のせいで一気に開花したものの様です。

1.下鴨神社

光琳の梅が見頃を迎えています。咲き方としては7分咲き程度かな。ただ、いつもに比べると花色が冴えない感じがします。今が盛りの筈なのですが、一度に咲いたため変調を来しているのでしょうか。ちょっと肩透かしを食らった様な感じでした。

2.北野天満宮

早咲きの梅がほぼ満開、中期咲きもかなり咲き進んでおり、境内は見頃を迎えたと言って良いと思います。本殿の前の紅梅まで咲き出していたのには驚いたなあ。2週間前からは考えられない咲き方ですね。人出の方もかなりなもので、皆さん良く情報をご存じだと思いました。なお、梅苑の方には入っていないので判りません。

3.智恵光院

枝垂れ梅が満開、見頃になっていました。お寺の人が話しているのを聞いたのですが、この梅もここ数日で一気に咲いた様ですね。一本だけしかないけれど、十分に見応えはありましたよ。

4.祐正寺

ここも枝垂れ梅が満開・見頃になっていました。2週間前は一輪しか咲いていなかったのに比べて、同じ梅とは思えない程でしたよ。ただ、今年はわずかに花数が少ないかも知れません。十分に綺麗なのですけどね、最高の状態からは少し落ちるかなという感じです。

5.京都御苑

ここも早咲きを中心に見頃になりつつある所でした。特に出水口付近の梅が綺麗ですね。黒木の梅は咲き出した所で2分咲き程度、花色はさすがに綺麗です。

6.清水寺

夜のライトアップしか見ていないので正確には分からないのですが、仁王門前の白梅がほぼ満開・見頃、紅梅は2分咲き程度の様に見受けられました。ライトに照らされた紅白の梅は、とても綺麗でしたよ。


おまけの情報として、長徳寺のおかめ桜はつぼみが膨らんでおり、開花直前といった感じでした。たぶん、ここ数日の内に咲くんじゃないかな。来週末あたりはかなり見頃になっているかも知れません。また、市内でサンシュユが咲いていました。この分だと、植物園や真如堂でも咲いている事でしょうね。きっと綺麗だろうな。

京都・洛中 梅の名所紹介 ~京都御苑 黒木の梅~

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梅の名所と言えば京都御苑が挙げられますが、その中でも銘木と言って良い木があります。それがこの黒木の梅。八重の美しい紅梅ですね。(写真は2010年に撮影したものです。)

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元は九条邸にあったと言いますから、樹齢は150年を軽く越えている事になりますね。実際のところは判らないけれど、幾星霜を越えてきた貫禄の様なものは確かに感じます。

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場所は堺町御門から入ってすぐ、建礼門前大通りのとっかかりになります。咲く時期はやや遅めですが、梅林の盛りとほぼ同時期と考えて良いのかな。例年なら3月上旬には見頃になりますが、今年はたぶん遅れている事でしょうね。この木も一度様子を見に行きたいと思っているところです。

2013年3月 8日 (金)

京都・洛中 梅の名所紹介 ~智恵光院~

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祐正寺と共に訪れたいのが智恵光院です。ここにもまた一本の枝垂れ梅があり、祐正寺とほぼ同じ時期に見頃となります。

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花は祐正寺と似ていますが、少し白っぽいかな。ただ、開花時期が同じとは言っても、厳密に言えば少しだけ智恵光院の方が早い事が多い様な気がします。

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ここにもお地蔵様があって、こちらは腕が6本ある六臂地蔵尊となっています。小野篁作と伝えられ、この一体を拝めば六地蔵全てを回ったのと同じ功徳が得られると言われています。六本の腕は六地蔵それぞれの腕を取り入れたとされますが、お地蔵様にしてはちょっと珍しい姿ですね。残念ながら中は薄暗くて窺い知る事は出来ないのですが、いつか特別公開などで拝観する事が出来ればと思っているところです。


2013年3月 7日 (木)

京都・洛中 梅の名所紹介 ~祐正寺~

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京都にはいわゆる観光寺院でないところも数多くあります。そういった場所でも、こまめに探せば意外な程見応えのあるものを見つけたり出来るものです。この祐正寺の枝垂れ梅もその一つですね。(写真は1枚目と2枚目が昨年、3枚目が今年の2月23日に撮影したものです。)

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祐正寺は西陣の外れにある小さな寺で、知恩寺の末寺にあたります。ここにあるのはこの梅一本だけなのですが、とても均整の取れた見事な枝垂れ梅で、これだけを見に訪れても損はないと言えますよ。

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今年はやはり開花は遅れており、2月23日に訪れた時はやっと一輪目が咲いたばかりでした。今頃はもう少し咲き揃っている頃かな。

ここは娶妻結地蔵(つまとりじぞう)がある事でも知られており、左の地蔵堂がそうです。ここにお参りすると良い嫁に恵まれると言われており、男性にとっての縁結びのパワースポットですね。そろそろ結婚したいと願う男性や、息子に嫁をと望む願う親御さんたちには、お薦めのポイントですよ。もう少し賑わってもよさそうなものなのですが、こういうのはやはり女性向きの場所の方が流行るのかな。いつ行っても、静かな境内の祐正寺ではありますね。

2013年3月 6日 (水)

京都・洛北 梅の名所紹介 ~下鴨神社~

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下鴨神社でも梅を見る事が出来ます。ここは名所とは言っても一本だけなのですが、その一本が特別なのですよ。太鼓橋の畔にあり、欄干の朱と楼門の朱に挟まれて、この上なく風情のある景色を見せてくれるのです。(写真は全て昨年撮ったものです。)

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梅は一重の紅梅、尾形光琳が紅白梅図を描いた時にモデルにしたのがこの梅だと言われており、光琳の梅と呼ばれています。

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開花時期は毎年異なるのですが、今年はたぶん遅めなんだろうなと思われます。まだ実際に確かめた訳ではないのですが、そろそろ見頃になって来る頃なのかな。ここも今週末に確かめられたらなと思っているところです。

2013年3月 5日 (火)

京都・洛北 梅の名所紹介 ~京都府立植物園~

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先週末に出掛けられなかったため、昨年の写真を参考に、これから訪れたい梅の名所を紹介したいと思います。まずは、京都府立植物園から。


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京都府立植物園の梅林には2カ所あり、以前からある梅林と北山門前の梅林で梅を見る事が出来ます。北山門前の方が新しいのか、比較的若い木が多いですね。花の勢いもそうで、北山門前の方が見応えのある花を咲かせてくれます。梅林の方は、上の方にしか咲かないのが残念ですね。

とは言ってもそこは植物園だけの事はあって、どちらも手入れが行き届いた綺麗な花を見る事が出来ますよ。

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これからの植物園は花盛りとなって行きますが、中でも梅と並んで楽しみなのがサンシュユですね。大芝生地の北側などにありますが、この黄色い花を見ると、如何にも早春という気分になります。今年は少し開花が遅れていた様ですが、そろそろ咲いてくる頃じゃないのかな。今週末でも見に行ってみたいところですね。

2013年3月 4日 (月)

京都・洛東 東山花灯路2013 

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間もなく東山花灯路が開幕します。今年は3月8日(金)~17日(日)までの日程で行われ、期間中様々なイベントが行われます。(写真は全て昨年撮影したものです。)

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行事の詳細はホームページで確認出来ますが、私的には八坂神社の特別拝観を楽しみにしています。子供の頃、お祓いを受けた時に入って以来ですからね、ちゃんと見るのは実質初めてと言って良いのでしょう。

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夢二と大正ロマン京絵葉書展というのも行ってみたいですね。また、京都霊山護国神社も今年初めてで、さぞかし夜景が綺麗だろうな。

でも、春の宵のそぞろ歩きがこの行事の一番のポイントである事には変わりなく、早春の空気を感じながら歩いてみたいと思っています。まあ、人が多すぎて風情も何もあったものではないかも知れませんけどね、でも寂しいの寄りはずっと良いです。楽しみですね。

2013年3月 3日 (日)

京都・洛東 ひな祭り つり雛展2013 ~法住寺~

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今日はひな祭り、そんな日にふさわしい光景をお届けします。(写真は全て昨年撮影したものです。)

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毎年法住寺で行われているつり雛展、ご就職の義母にあたる方が制作されているそうで、全て手作りです。そこに数々のひな人形が集められており、女性の節句に相応しい華やかな雰囲気になっていますよ。

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特に由来という程のものは無いようですが、ふんわりとした風情を味える行事です。もっとも、今年も今日までだったらしく、次に見に行けるのは来年ですね。私もまた行けたら良いなと思っているところです。

2013年3月 2日 (土)

京都・洛北 京の流しびな2013 ~下鴨神社~

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今週末は京都に出掛けられなかったので、今日から一週間は昨年撮った写真から構成して行きます。

明日は桃の節句、京都でも数は少ないですが、いくつか節句にちなんだ行事が行われます。その一つが下鴨神社の京の流しびな、毎年京人形商工業協同組合の主催で実施されています。

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流しびなは御手洗池で行われ、平安装束に身を固めた男女を皮切りに、宮川町の舞妓などが次々と桟俵を川面に浮かべていきます。一般参拝者がながすのはその後ですね。とにかく凄い人出になるので、平安装束の写真を撮ろうという人は2時間以上前から場所取りをしないと駄目でしょう。

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昨年はたわわちゃんも来ていました。今年は京都タワーが修理中だけど、やっぱり参加するのかな。

池に流す桟俵には2種類あって、大きい方が1000円、小さい方が500円です。女性陣、中でも女の子の居る家族連れには特に人気の行事ですが、娘さんと一緒にお父さんが流すという光景も見られました。ひな祭りを神社で祝いたいという人には、お薦めの行事ですよ。

2013年3月 1日 (金)

京都・洛東 春の宵のそぞろ歩き ~石塀小路~

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高台寺からの帰りに、石塀小路を通りました。すっかり日も暮れて、小道も夜の姿に変わっています。

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来週からは花灯路が始まってこの道も混み見合う事でしょうけど、まだ春もごく浅いこの時期ならこの時間に歩く人は希です。

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以前は文字通り隠れ家的な場所で、何の店か判らないところが多かったのですが、今は料亭だとかレストランだとか、外からでも窺い知れる様になって来ています。ここも随分と様変わりしたという事なのでしょう。

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こんな洋風な店もあるのですが、それも不自然には感じないのがこの小道の面白い所ですね。元々明治、大正の洋風趣味が盛んだった頃に出来た街並みですから、それもおかしくはないのですが。

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本物の隠れ家では無くなっても、そんな雰囲気を依然として保っているのがこの道の特色ですね。ふと立ち寄ってみたくなる、非日常的な風情を持つ空間である事は確かです。


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