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2011年12月 1日 (木)

京都の散歩道 紅葉案内 洛西編 8

昨日は直指庵までの道を紹介したので、帰りは大徳寺バスターミナルからとしました。でも、この散歩道での推奨は清涼寺から引き返すコースなので、ここから野宮神社経由で嵐電嵐山駅まで戻る道順を紹介しておく事にします。

清涼寺の仁王門を出た後、森嘉の方には行かずに正面の道を真っ直ぐに進みます。ここは一方通行の細い道路ですが、歩道があるので歩きにくいという事は無いと思います。でも、嵯峨野らしさとは無縁の道なので、あまり歩いていても楽しくは無いですね。ずっと歩いていくと、新丸太町通との交差点に出て来ます。

この交差点をひとまず渡ると、右の角に料理店があるはずです。この店の向こう側、小さな神社との間に細い道があるのですが、この道に入って下さい。少し歩くとやがて左手に竹藪が見えてきます。これが竹林の小道を形成する竹林の北辺ですね。この竹林の反対側は駐車場になっているのですが、その道をおよそ200mほど歩いて下さい。すると左手に竹林の中に入っていく道が現れるはずです。ここで一度竹林がとぎれて角に民家が建っているので、たぶん判ると思います。

これから歩く道は竹林の小道から分岐している道で、あるいはその一部と言っても良いのかも知れません。ただ、このあたりの竹林は少し荒れた感じがすると言ったら叱られるかな。

竹林の中を歩いて行くと、前方に踏み切りが見えてきます。これはJR嵯峨野線の踏切ですね。嵯峨野らしい風情の中に突然現れる異質な存在なのですが、このミスマッチもまたこの散歩道の楽しさの一つです。また、この踏切を渡る時に眺める線路の景色は、旅情が感じられて結構良いものですよ。

この踏切を渡ると右手に野宮神社が見えてきます。表皮を剥かないクヌギの丸太を使用した黒木鳥居が目印ですね。

野宮とは斎王が身を清める場の事です。伊勢神宮に仕える斎王に選ばれた女性は、野宮で1年間精進潔斎をした後、伊勢に向かったのでした。野宮は天皇の即位毎に選定されていたのですが、嵯峨天皇の時に今の場所に定められた後は、継続して使われる様になりました。源氏物語の舞台ともなっており、六条御息所と光源氏がここで別れを告げています。

斎王の制度は南北朝の戦乱の中で廃絶となったのですが、野宮は神社として存続して来たのですね。今は流行のパワースポットの一つとして知られ、特に恋愛成就にご利益があるとして人気を集めています。ですので、この神社の周辺は常に混雑していますね。

紅葉は境内右奥の苔の絨毯と呼ばれる一角が見所となります。美しい苔と紅葉のコラボレーションは、なかなか見応えがありますよ。紅葉の時期はかなり遅く、11月末から12月始めにかけて見頃になる事が多いと思われます。嵐山花灯路の時にまだ見頃だったりしますね。

野宮神社からの帰り道は、鳥居を出た後、右へ真っ直ぐに進んで下さい。すぐに分かれ道があるのですが、そこを曲がってしまうと大河内山荘に向かってしまうので、間違えないようにして下さいね。後は道なりに歩いていくと、嵐山のメインストリートに出る事が出来ます。嵐電の駅に向かうには、この道を右に歩いていけばたどり着けますよ。

また、JRの駅に向かうには、嵐電とは逆に左に曲がり、一筋目を右に入ればあとは真っ直ぐとなります。ちなみに、アニメ「けんおん!」で、修学旅行の時に道に迷う場面がありますが、右に曲がってから一筋目を左に入って行ったあたりが舞台です。実際にあそこまで迷う事は無いとは思いますが、川があって道が途切れているなど、位置を失いやすい場所ではありますね。最初に曲がる方向を間違えると面倒なので、注意して下さい。

以上で洛西編を終わります。まだ紹介出来ていない所もあるのですが、それは実際に歩きながら見つけて下さい。思わぬところに発見があるのも、嵯峨野の楽しみ方の一つですからね。難点は、ほとんどのところで拝観料を取る事かな。一カ所だけなら知れたものではあるのですが、何カ所も回っていると結構な出費となるのですよ。そのあたりも考慮に入れて、嵯峨野散策を楽しんで下さいね。

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