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2010年12月

2010年12月31日 (金)

良い年をお迎え下さい

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今年の漢字は「暑」でしたね。夏の記録的な猛暑があった事が一番の理由ですが、チリ鉱山のトンネル内落盤事故で「暑」い地中から作業員が無事生還した事、 「はやぶさ」が大気圏突入時の猛烈な「暑」さに耐えて無事帰還した事が付随する理由として掲げられています。

このうち「はやぶさ」については、小惑星「イトカワ」に打ち込むターゲットマーカーに名前を刻もうというキャンペーンに応募したという経緯があり、打ち上げ以来ずっと注目していました。この惑星探査機が途中で何度も挫折しそうになった事は周知の事実ですが、試練を乗り越えて無事に帰還した時は、多くの人達と同じく我が事の様に嬉しかったのを覚えています。はやぶさが運んでくれた我が家4人の名前を記したターゲットマーカーは、今でもイトカワに乗って宇宙を周回しているはずです。

私的にも、確かに「暑い」年でした。吉凶こもごも、まるでジェットコースターに乗っている様な有様でしたね。色々な事が重なってかつてない程のストレスを感じたりしましたが、何とか乗り切って無事に年末を迎える事が出来ています。慌ただしさを縫っての京都取材はとても良いリフレッシュになりましたし、もう無理かなと思いながらもブログの日々更新を続けた事は、生活のペースを守るのに役立ちました。

そのブログでは、龍馬伝のレビューを連載した事が大きかったですね。龍馬については十分知っているつもりだったのですが、書く程に勉強不足が明らかになり、改めて資料を読み直したり買い足したりという日々が続きました。まだまだ十分ではないけれど、それなりの反響があった事で少しは勉強が役立ったのかなと思っています。来年の「江」についてどうするかは現在考慮中です。

さて、今年も当ブログに訪れて頂きありがとうございました。毎年同じ事を書いていますが、一年間無事に続けてこられたのは、読んで下さる皆様のおかけです。特にコメントやトラックバックを頂いた方々には感謝しています。

2011年が皆様にとって良い年でありますように。
来年も当ねこづらどきをよろしくお願いいたします。

2010年12月30日 (木)

京都・洛東 狛うさぎの居る神社 ~岡崎神社~

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平成23年は卯年、そのうさぎを神の使いとしている事でブレイクしそうな神社が岡崎神社です。

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場所は岡崎東天王町、黒谷の南隣と言えば判りやすいでしょうか。目印としては丸太町通を挟んで岡崎中学があります。東隣は平安の森京都というホテル、西隣は東本願寺岡崎別院という立地ですが、観光地からは外れているために、少し馴染みは薄い事でしょうね。

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岡崎神社の創建は延暦13年(794年)の事で、平安京遷都の際に桓武天皇の勅願により王城鎮護のために建立されました。この時平安京の四方に同時に建てられた社の一つで、都の東に鎮座することから東天王と呼ばれました。

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元は北白川にあったそうですが、社殿が炎上したため貞観11年(869年)に改めて社殿を造営し、播州国広峰から御祭神を迎え祀ったと言われます。この時に現在地に移った様ですね。

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その後は後醍醐天皇により再建され、さらに室町時代には将軍足利義政により修造されるなど、時の権力者の庇護を受けて繁栄していたようです。しかし、応仁の乱などの戦乱によって社殿が焼亡し往時の姿は失われてしまいました。その後、岡崎の地の産土神として再建され、今日に至っています。

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この神社は、治承2年(1178年)に中宮の安産祈願の幣帛を賜ったことにより、子授け・安産の神として信仰されています。また、この地が都の卯(東)の方位にある事、さらに付近一帯が野兎の生息地だった事からうさぎが神の使いとされています。境内のそこかしこにうさぎの像があるのはここから来ているのですね。

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中でも御手水にあるこのうさぎの像には月の力が満たされているとされ、水をかけてお腹を擦ると祈願が叶うと言われています。うさぎが多産であることも安産の神としてはうってつけなのでしょうね。

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そして、創建当時に王城守護、方除けの祈願があった事から、方除け・厄除けの神としても信仰されています。また、境内には龍神様と呼ばれる雨ノ社が鎮座しており、雨乞いの神様として信仰されているそうです。

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お授け物も徹底してうさぎですね。これはうさぎのおみくじで、ひとつ500円となっています。ちょっと高い気もしますが、置物付きと思えばこんなものでしょうか。

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初詣に訪れる時にネックになるのが、足の便が今ひとつという事でしょうか。市バスでは、京都駅前からなら5または100系統(東天王町下車)、四条河原町からなら32系統、203系統(岡崎神社前下車)が通じています。(他にもありますので、市バスの時刻表を参照して下さい。)

あるいは京阪丸太町駅から歩くという手もあります。およそ1.5㎞ですから、徒歩で30分掛からない程度かな。健脚の人にはお勧めですね。

もうひとつ、京都市地下鉄の蹴上駅から歩くという手もあります。いくつかルートがあって、最短距離をむすべば1.2kmほどかな。ただ、あまり景色は良くないですし、コースによっては歩道の無い箇所もあるので注意して下さい。お薦めは南禅寺の境内を横切っていくコースですが、これだとかなり大回りになってしまいますね。

やっかいなのが自家用車で行く場合で、駐車場に困りますね。普段なら参道脇に停められますが、正月の間は乗り入れ禁止です。また、道路を挟んで反対側にコインパーキングがありますが、駐車可能台数が少なくて常に満車状態の様ですね。他に思いつくのは岡崎公園の地下駐車場くらいですが、そこから1㎞弱歩く事になります。市内の混雑まで考慮に入れるならば、出来るだけ電車とバスを使われた方が良いと思いますよ。

2010年12月29日 (水)

京都・洛北 冬景色2010 ~糺の森~

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平成22年12月25日の糺の森です。この冬一番という寒さの中、この森では晩秋の景色が広がっていました。

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糺の森の紅葉は、京都で最も遅く始まる事で知られます。でも、それはもみじに関しての事でして、ケヤキやムクなどは一足先に色付いており、もみじが色付く頃には落ち葉となって地面を覆い尽くします。

この参道はすぐに掃除されてしまいすが、馬場の方に行くと歩く都度にかさこそと鳴る、落ち葉の感触が心地よい道が出来上がるのですよ。

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なぜここの紅葉が遅いのかと考えるに、高木の下にあるため日当たりが良くないからなのかなという気がします。紅葉は日当たりの良い部分から始まるものですからね。

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しかし、ここまで遅いと季節感を狂わされる気がします。冬はやはり枯れ木になっているのが自然でしょう。ヒートアイランド現象の影響がこの森にも及んでいるのかなという気がします。

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とは言っても、これだけ綺麗な紅葉を見せてくれるのは嬉しいですね。せっかくなんだから、12月の末という事は忘れて風情だけを味わう事にしました。

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名残のもみじは、葉が半ば散った寂しげな姿にこそ味わいがあります。冬枯れの季節がすぐそこに来ているという事を教えてくれるからなのでしょうね。

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盛りの紅葉では感じる事が出来ない儚さが良いのかな。どこか詫び寂びの世界に通じるものがありますね。

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さすがにこの日の強風で盛んに葉を散らしており、更には昨日の突風によってかなりの部分が散ったのではないでしょうか。初詣の頃にはかなり寂しい姿になっている事でしょう。それもまた、冬の景色として味わい深いものがありますよ、きっと。

2010年12月28日 (火)

京都・洛東 冬景色2010 ~真如堂~

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年の瀬を迎え、すっかり元の静けさを取り戻した真如堂です。

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もみじが散った後には大量の落ち葉が残ります。さすがに乾燥して瑞々しさは無くなっていましたが、まだわずかに色味は残していました。

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この斜面には銀杏があるので、赤と黄色が混ざり合った独特の色合いになっていたのですね。ちなみに、元気な緑色の葉は彼岸花です。

この落ち葉もこの日の午後には綺麗に片付けられた様でした。

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本堂の裏には名残のもみじが残っていました。私、このわずかに残った紅葉が好きなのですよ。この初冬(と言う様な寒さではありませんが)の風情がまた真如堂の境内には似合うのです。

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そして、サンシュユの実も本来の赤い色になりました。苦いせいか、なかなか鳥には食べて貰えない様ですが、それでもいつの間にか消えて無くなるという不思議な実です。

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不思議と言えば、今年はこんな種を見つけました。なんだかお面の様な形をしていますが、本堂の南側で沢山落ちていたのですよ。正体が判らなかったものですから掲示板で聞いたのですが、オオモクゲンジの種だと判りました。あの黄色い花を咲かせる木の種だったのですね。

枝に付いている時は袋状に包まれているのですが、その中の部分だけがこうして地上に落ちてくる様です。

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山茶花は今が盛りですね。真如堂のそこかしこで咲いていますが、絵になる花はなかなか無いです。それに痛んだ花が多いのは、鳥に突かれているからなのでしょうか。

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境内に誰も居なかったせいでしょうか、珍しくミーコがニャア、ニャアと鳴きながら近付いてきました。人恋しかったのか、それとも餌が欲しかったのかな。暫く喉をなでていたのですが、この寒空に猫の暖かさは気持ち良かったですね。

出来ればカイロ代わりに猫を懐に抱いて連れ歩きたいと思ったのですが、そんなに大人しくしてくれるはずはないですよねえ、はい。

2010年12月27日 (月)

京都・洛東 知恩院除夜の鐘試し撞き 2010

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平成22年12月27日、有給休暇の消化も兼ねて知恩院の除夜の鐘試し撞きに行ってきました。

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知恩院と言えば、来年は法然上人の800年大遠忌を迎えます。この記念事業として集会堂や黒門が先行して修理されていますが、次はいよいよこの御影堂が解体修理に入るのだそうです。時期は大遠忌の終了後だそうですから、5月以降になるのかな。完成予定は平成31年との事ですから、当分の間はこの姿も見納めとなってしまいますね。

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気になるのは、この忘れ傘や屋根の2枚の瓦(御影堂はまだ完成していないという印。完全な物は壊れるという事から来たおまじない。)をどうするかなのですが、やはり元に戻すのでしょうね、きっと。

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さて試し撞きの方ですが、午後2時から始められました。開始に先立って僧侶に依る読経があるのはいつものとおりですが、これも宗教行事の一環という事なのでしょう。

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始まる前にお坊さん達の会話を聞くとはなしに聞いていたのですが、撞き手は末寺も含めた若手の僧侶の中から選抜している様ですね。中には小坊主さんではないかと思うくらい若い人も混じっていました。

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なにしろ、綱にぶら下がって体ごとぶつけるという様な荒技ですから、若くなくては勤まらないでしょう。それに修練も要りそうですから、早くから養成しとておかないと撞き手が居なくなってしまうかも知れません。

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撞き終わった直後は、大抵の場合ふらりと来る様ですね。交代で撞くとは言え、かなりの重労働なのだと思われます。

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混雑の具合ですが、開始直後は柵の周囲は立錐の余地も無い程になります。その上に、柵内には大勢のプレスが入るので、余程運が良くなければ写真を撮る事は出来ません。でも、30分もするとプレスが帰り始めるので、ポジション取りに余裕が出て来ます。そして1時間も経つと観客も10分の1位に減って、周囲のどこからでも撮る事が出来る様になります。ですので、焦らずにゆっくり待てば、必ず写真は撮れる様になりますよ。

次にポジション別の動画をアップします。まずは真後ろから。

ある意味、ここが正面となるのでしょうか。鐘を撞く瞬間が見えるのは良いのですが、撞き手が綱の向こうに隠れてしまうのが難点ですね。次は正反対のポジションに移ります。

遮る物が無いので良く見えるのが長所ですが、反面撞き手の頭だけしか見えないのが難点かな。最後は斜め前のポジションです。

柵の外からだと、ここが(反対側も含めて)ベストポジションかも知れませんね。ただし、鐘楼の太い柱が邪魔になるので、撮れるポジションは限定的になります。なお、真横は僧侶達の陰になるので、外からでは無理です。

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帰える頃には、黒門口の竹林を西日が染めていました。今日の寒さも半端ではなかったですね。

除夜の鐘の本番は、午後10時40分頃から撞き始められる様です。整理券などはありませんが、3万から5万人が訪れるとの事ですから、相当な混雑を覚悟しておく必要があります。ただし交通整理がされるので、押し合いへし合いにはなりませんけどね。

当日のスケジュールはこちらを参考にして下さい。

2010年12月26日 (日)

第22回女子全国高校駅伝

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(第2中継所を3位で折り返した京都代表の立命館宇治高校。)

歳末の京都を彩る風物詩、女子全国高校駅伝が今年も開催されました。今年で22回目を数えるこの大会ですが、全国47代表の頂点に立ったのは岡山県の興譲館高校でした。(結果の詳細についてはこちらを参照して下さい。)

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この大会を観戦するのは3回目でして、今年も第二中継所のある鞍馬口にて応援して来ました。ここは2区と3区の選手を短時間で見られる好ポイントなのですよ。

その第二中継所に最初に駆け込んできたのは興譲館高校でした。この直後の3区で2位に落ちたのですが、4区で再び首位に立ち、5区でも逃げ切って5年ぶり2度目の優勝を飾っています。

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その興譲館高校を一度は首位の座から追い落としたのは兵庫県の須磨学園でした。

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第二中継所までは2位でしたが、たすきを受け取ってすぐにこの小林選手が1位に立ったのですね。その後4区までは2位と健闘していたのですが、5区で力尽きて8位に終わっています。

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地元の京都代表の立命館宇治高校は、1区で7位と出遅れたものの2区で3位にまで挽回し、3区でも3位をキープしていました。しかし、4区で8位に落ちてしまい、最後は巻き返したものの6位に終わりました。それでも昨年の17位からすれば復活の兆しが見えたと言うべきなのでしょうか。

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昨年優勝の愛知県代表豊川高校は、第二中継所は5位で通過しています。その直後に居たのが宮城県代表の仙台育英高校で、この2校が最終的には2位と3位に入っています。この2校については5区を走ったアフリカ勢の力が大きかった様ですね。

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大阪代表の大阪薫英女学院は13位になっています。ここも昨年は22位ですから大躍進と言って良いのでしょうか。

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中位を巡る争いも熾烈なものがありましたよ。山口県代表の西京高校、宮崎県代表の小林高校、愛媛代表の八幡浜高校、石川県代表の遊学館高校が一団となって通り過ぎていきました。

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その一団の後ろから来たのが鳥取代表の鳥取中央育英高校でした。このクラスでも走りはしっかりしてますね。やはり全国大会に出て来るだけの事はあるという事でしょうか。

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3区の最後尾は香川県代表の小豆島高校でした。ここは初出場だったのですね。そのプレッシャーは大変なものがあったでしょうけど、最終区で順位を一つ上げて46位に入っています。

女子の記録も年々向上している様です。毎年見ていると、レベルが上がっているのが実感出来ますね。どの選手の走りも素晴らしいものがありました。来年もまたこの懸命に走る姿に会う為に、この大会に来たいと思っているところです。

2010年12月25日 (土)

京都紅葉事情2010 総集編 洛東・洛西・洛北・洛中

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今回は2010年の紅葉の総まとめとして、タイミングが合わずにアップする事が出来なかったポイントから、印象的な場面をピックアップしてお届けします。

まずは鳥居本から。
ここを訪れたのは11月14日の事で、平野屋さんの嵯峨菊と紅葉のコラボが良い感じでした。ただ丁度見頃が始まったばかりのタイミングだったので、まだオレンジ色が強かったですね。その後の情報によれば、この一週間後位に盛りになっていた様です。真っ赤に染まったもみじを通して見下ろした、平野屋さんの景色を見たかったですね。

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清涼寺の紅葉は、多宝塔周辺と本堂の東側、それに庭園とに別れます。それぞれに綺麗なのですが、境内が広すぎてちょっと散漫な印象も受けますね。それにこの日は宝筐院の後だったので、余計にそう感じたのでしょう。

その宝筐院の紅葉を背景にして撮ってみました。紅葉の美しさでは5分と5分ですね。(平成22年11月27日撮影)

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金福寺を訪れたのは11月19日の事でした。庭園の周囲のもみじが見頃ではあったのですが、一部に散ってしまった木がある一方で芭蕉堂付近はまだ色付き途中であり、ちょっとした端境期の様でもありました。正直言って、評価の難しい状況でしたね。

そんな中で、芭蕉堂周辺で一番色付いていた箇所を逆光に透かしてみましたのですが、結構印象的な絵を撮る事が出来ましたよ。

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圓光寺もまた11月19日に訪れたのですが、ほぼ見頃となっていました。でも、こんな綺麗な紅葉がある一方で、まだ緑を残した木もあって、写真としては絵にしにくかったのも事実です。この数日後が一番の見頃だったのかも知れません。

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曼殊院は盛りに行きそびれてしまいましたね。11月19日に訪れた時には、正面に見えるカエデが色付いていた程度で、後はまだ色付き初めというところでした。

ここは一度で良いから、左のもみじの裏から撮ってみたいです。絵はがきや雑誌では良く見るアングルなのですが、一般拝観者には入る事が出来ないエリアですからね。いつかチャンスが巡って来ないものかしらん。

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庭園が今ひとつだったのに対し、山門周辺は綺麗に色付いていました。また、苔の上では銀杏の黄色ともみじの紅のコラボが見事でしたよ。

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銀杏ともみじのコラボでは、蓮華寺もまた綺麗でした。境内の他のエリアは色付き半ばでしたが、この落ち葉だけは見頃になっていました。盛りの紅葉はまた来年の楽しみに残しておきます。(11月19日撮影)

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銀杏の落ち葉が続きます。鷺森神社は比較的遅く色付くポイントなのですが、銀杏は一足早く見頃を迎えます。その根元には綺麗な落ち葉が積もるのですが、ここは静かな公園でもあるため小さな子供連れが遊びに来るのですね。その幼子が落ち葉と戯れる様は、見ていて微笑ましいものがあります。

まあ、カメラを向けると何を言われるか判らないので、見ているだけなのですけどね。(11月19日撮影)

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京都府立植物園の中でもなから木の森を囲む池の周辺は、紅葉銀座と呼ばれる名所になっています。今年は特に綺麗に染まりましたね。

心残りは、フウの木の盛りが見られなかった事かな。ここもまた、来年の楽しみが残りました。(11月20日撮影)

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妙顕寺は、町中にあってなかなか綺麗な紅葉を見る事が出来るポイントです。でも、今は大規模な補修工事の真っ最中であり、とても風情があるとは言えません。そんな中でももみじはやはり色付くもので、今年も鮮やかな色彩を見せてくれました。

何しろ誰も来ない場所ですから、あれこれ工夫しながらゆっくりと写真を撮る事が出来ましたよ。(11月27日撮影)

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東福寺は、今年一番外したポイントでした。まだ早いとは思っていたのですが、見頃の情報を信じて11月19日に訪れて来たのです。結果はやっぱり早すぎました。

実はこれには理由がありまして、この時期当ブログに「東福寺 紅葉 2010」のキーワードでアクセスが結構あったのですよ。日に数十件単位でしたが、それもなぜか夏の青もみじの記事だったのです。で、なんとなく責任を感じてしまって、様子を見に出かけたという次第です。

東福寺はこの次の週あたりが本当の見頃だった様ですね。きっと人出も最高だったでしょうけど、やっぱり見たかったな。

ただ、一華院で静かにお茶を楽しめたのは収穫でした。外から聞こえて来る東福寺の喧噪を余所に、苔とさつきの庭園を独り占めして抹茶と御菓子をゆっくりと味わう事が出来ましたよ。

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八坂の塔も盛りを逃したポイントでした。ちゃんとした情報は無いけれど、たぶん11月末頃が見頃だったのかな。

この写真を撮ったのは12月4日の事で、境内のもみじは大半が散っていましたね。この名残の紅葉は文の助茶屋さんのもみじで、塔を背景に切り取ってみました。晩秋らしい風情は出ているかなと思っています。

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今年は紅葉のライトアップを見に行こうと思っていたのですが、結局どこにも出かけられませんでした。そんな中で、唯一と言って良いのが祇園白川で撮ったこの写真ですね。まあ、正確には街灯が照らし出した紅葉と言うべきなのでしょうけど、花街らしい華やかさはあると思っています。(12月11日撮影)

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円山公園も今年は綺麗に色付いていました。特に池の周辺が美しかったですね。写真はもみじ越しに見た愛宕山です。火伏せの神が宿る山に相応しい絵柄でしょう?(平成22年11月21日撮影)

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そして、掉尾は龍馬と慎太郎に飾って貰いましょう。今年は龍馬伝に明け暮れた1年でしたからね。ここ円山公園でも、龍馬像に会う為に大勢の人が訪れていました。私が狙っていたのは紅葉に包まれた龍馬像だったのですが、こちらはまだ少し早かった様ですね。

今年は8年ぶりの当たり年と言われていましたが、その評判どおりに程度の良い紅葉が多かったと思います。その一方で、これはと思う紅葉にあまり出会えなかったのも事実で、ピークが連休から月末にかけての短期間に集中したせいかなと思っています。また、12月以降は雨風の影響が顕著で、ボリューム感を無くしたポイントが続出したのも痛かったですね。そんなこんなで、満足感は6~7割くらいかな。

来年はもう少し腰を落ち着けて、今年逃したエリアに絞ってじっくりと回ってみようかと思っています。でも、いざとなると落ち着きが無くなって、自転車に乗って走り回ってしまうのだろうな、きっと。

2010年12月24日 (金)

京都・洛中 京都セントアンドリュース教会 クリスマスイルミネーション2010

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今日はクリスマスイブ、聖なる夜に相応しい写真をお届けしましょうか。ここは御幸町通三条下ルにある京都セントアンドリュース教会です。

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この教会では毎年クリスマスシーズンになると、このイルミネーションでライトアップされるのですよ。特にこのMERRY CHRISTMASの投影が雰囲気があって良いですね。

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教会とは言っても実質は結婚式場ですが、今夜はクリスマスミサが行われた様ですね。機会があれば、一度覗いてみたいという気もします。そんな時でもなければ、中に入る事は無いですからね。

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この玄関で新郎新婦がライスシャワーで祝福されるシーンを何度か見た事がありますが、こんな洒落たムードの中で挙げる結婚式というのも良いものなのでしょうね。そんな幸せがこの記事を見た人にも伝わります様に。

MERRY CHRISTMAS!

2010年12月23日 (木)

京都・洛北 北山ウエディングストリート クリスマスイルミネーション~京都府立植物園クリスマスイルミネーション2010

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北山通の東側がウエディングストリートと呼ばれる様になったのは何時の事だったでしょうか。通りの両側にブライダル関連の施設が建ち並び、一種独特の雰囲気が漂っています。

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そのウエディングストリートにおいて、クリスマスイルミネーションが開催されています。地下鉄の松ヶ崎駅を出ると、いきなり目の前にまばゆい景色が広がりますよ。

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その中心となるのが京都ノーザン・チャーチ北山教会です。本格的な教会洋式の建物で、とても結婚式場とは思えないですね。この日は時間の関係で中には入っていないのですが、次の機会があればゆっくりと見て回りたいところです。

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この日じっくりと見たのは、北山ル・アンジェ教会でした。この通りのイルミネーションに妙に統一感があると思ったのですが、北山教会も含めた付近の施設はほとんどが同じ会社が経営している様ですね。

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訪れたのは冬至の12月22日の事で、100万人のキャンドルナイトが行われていました。「冬至の夜には電気を消してスローな夜を過ごそうという」という、あの呼びかけに応じたイベントが開催されていたのです。

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照明を暗くした館内では沢山のロウソクが灯されており、幻想的な雰囲気に包まれていました。特にバージンロードの光景は素晴らしかったですよ。

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北山通を西に進むと京都府立植物園があります。ここでも恒例のクリスマスイルミネーションが開催されています。

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シンボルツリーのトウカエデや銀杏のライトアップ、ハリギリのクリスマスツリー、天使のイルミネーションなどは例年通りですが、今年からの趣向として正面玄関の花壇が一面のイルミネーションで覆われていました。こんな具合に、少しずつ進化していくのがこのイベントの楽しさですね。

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大温室で開催されているポインセチア展も例年どおりですね。町中で見かけるポインセチアは、苦手な寒空に放り出されているので可哀想で仕方かないのですが、ここでは快適な環境が与えられていているので安心して見ていられます。さすがは植物園というところかな。

京都府立植物園のクリスマスイルミネーションは明日までの開催となっています。また、北山ウエディングストリート クリスマスイルミネーションは12月25日までですね。ただ、別の情報では来年の2月14日までともなっており、もしかしたらイルミネーション自体は趣向を変えて継続されるのかも知れません。

2010年12月22日 (水)

京都・洛北 京都紅葉事情2010 ~総集編 三明院~

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三明院は上高野にある真言宗の寺。紅葉がとても綺麗なのですが、大きな通りからは離れた場所にあるせいか訪れる人はほとんど居ません。

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私的には、多宝塔とからめた紅葉が気に入っています。冒頭の様に下から見上げた景色と、こんな具合に塔の横から見た光景が素敵ですね。

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昨年は今ひとつの紅葉でしたが、今年は見事に染まってくれました。少しオレンジ色が残っていますが、ほぼ最高潮と言って良いのでしょう。

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ここの醍醐味の一つは、多宝塔からの眺めの良さでしょう。上高野だけでなく、岩倉一帯を見渡す事が出来ますよ。

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近くの山では、コナラかクヌギの木が黄葉していました。もみじとはまた違った味わいがあり、これはこれで美しいものですね。

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三明院は三宅八幡宮の隣にあたり、蓮華寺からもごく近い位置にあります。ちょっと場所が分かり難いのが難点ですが、上高野の紅葉の名所めぐりとして3カ所ひと組で回ってみるのも面白いと思いますよ。
(撮影日 平成22年11月19日)

2010年12月21日 (火)

京都・洛西 京都紅葉事情2010 ~総集編・愛宕念仏寺~

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愛宕念仏寺は鳥居本のさらに奥、文字通り嵯峨野の奥座敷に位置するお寺です。

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創建は8世紀中頃に遡り、稱徳天皇の開基によって愛宕郡に開かれました。この愛宕郡とは京都盆地の広い地域を指す地名であり、具体的には東山の六道の地にあった様です。当初は真言宗東寺派の末寺だったらしいですね。

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平安時代の初め頃になると、この寺はかなり荒れてしまっていた様です。その上に、近くを流れる鴨川の洪水に襲われて堂宇を流失し、廃寺同然になってしまいました。

この惨状を知ったのが醍醐天皇でした。醍醐帝は天皇発願の寺が荒れ果てているのを悲しまれたのでしょう、天台宗の僧侶である千観内供(伝燈大法師)に復興を命じられました。これによって七堂伽藍を供えた寺として再建され、以後は天台宗の末寺となります。この中興の祖である千観が生涯念仏を唱えて絶える事がなかったので、いつしか愛宕念仏寺と呼ばれる様になりました。

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その後は連綿と存続して来たのですが、明治の廃仏毀釈を経て大正時代に至る頃には、寺は本堂や仁王門を残すばかりに荒れ果ててしまいました。そして、大正11年に寺名と関係の深い愛宕山の麓である現在地に移築して復興を目指しましたのですが、上手くは行かずにまたしても廃寺同然になってしまいました。

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本格的に復興が始まったのは戦後の事で、天台宗本山から住職を命じられた西村公朝の懸命の努力によって、本堂、地蔵堂、仁王門などが整備されました。また、昭和56年には、寺門興隆を祈念して素人の参拝者が自ら彫って奉納する「昭和の羅漢彫り」を初め、10年後の平成3年には1200体に達し、「千二百羅漢落慶法要」が行われています。

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今では知る人ぞ知る寺として、密かな人気を集めています。特に紅葉が素晴らしい事で知られ、20年の時を経た羅漢像に乗った苔の緑がもみじの色と良く調和しています。訪れたのは11月14日の事でしたが、丁度見頃が始まったところの様でした。まだ色付きは浅かったのですけどね、嵯峨野の中では比較的早く見頃を迎えるポイントの様です。

場所は鳥居本の先、清滝トンネルの手前と言えば判るかな。鮎茶屋の平野屋さんから歩いて6分程のところにあります。鳥居本まで行く事があれば、ほんの少し足を伸ばされては如何ですか。

(ホームページはこちらです。)

2010年12月20日 (月)

京都・洛中 京都ホテルオークラ イルミネーション2010 

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河原町御池にある京都ホテルオークラで、今年もイルミネーションが点灯されています。

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イルミネーションは例年どおりですが、今年の趣向としてこのサンタが登場していますね。

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あと、屋根の様な大きなツリーも今年からかな。このイルミネーションは2011年2月14日までなので、たぶん今のバージョンはクリスマス期間限定なのでしょう。

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これもこの時期限定ですが、ゼスト御池のクリスマスツリーとのコラボも良いですね。せっかくだから、交差点を渡ってこの景色を眺めてみてはどうですか。クリスマス気分が更に盛り上がりますよ。

2010年12月19日 (日)

京都・洛中 新風館 クリスマスイルミネーション2010

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烏丸姉小路下がるにある新風館で、今年もクリスマスイルミネーションが輝いています。京都中央電話局を改装して誕生した複合商業施設ですが、開業してからもう10年にもなるのですね。

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この時期になると毎年行われているクリスマスイルミネーションですが、ここもまた京都の冬の風物詩の一つになっていると言っても良いのでしょう。

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イルミネーションの中心になるのはRe-Cueホールですね。この日はそのホールの上空に月が輝いており、もう一つのイルミネーションになっていました。

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ここを訪れる楽しみの一つは、クリスマス期間中に無料のイベントが行われている事でしょうか。この日は二組のバンドに依るライブがあり、クオリティの高い演奏を楽しませて頂きました。

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新風館は買い物や食事がメインとなる場所ですが、今の期間はイルミネーションやコンサートを楽しむために訪れるのも良いですよ。町中にあって手軽にクリスマスムードを味わえる場所としてお薦めです。

2010年12月18日 (土)

京都駅ビル クリスマスイルミネーション2010

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JR京都駅で開催中のクリスマスイルミネーションです。ここのイルミネーションも、京都の冬の風物詩の一つに数えられますね。

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会場はいくつかに別れていて、京都駅前広場もその一つです。ここは街路樹にイルミネーションが施されていますね。

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上から見るとこんな感じで、街路樹だけを見ると寂しい感じがしますが、京都タワーが巨大なイルミネーションそのものなので、丁度良いコラボになっていますね。

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東広場には、この光のガゼボのほか光の花壇(勝手に名前を付けてますが)などがあってメイン会場の一つのはずなのですが、なぜか誰も居ないのですね。これは毎年の傾向なのですが、下のホームには大勢の人が溢れているのにと不思議に思ってしまいます。

まあ、静かな環境に浸りたい時には持ってこいの場所ではありますね。むしろ、寂し過ぎるという気もしますが。

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その東広場から室町広小路広場を見た所です。景色としては悪くないでしょう。

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空中径路でもスカイウォークイルミネーションが施されています。ここも人が少ないですが、東広場よりはましかな。今年は龍馬伝を受けてでしょう、維新に活躍した人物達のパネルが沢山展示されていましたよ。

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そして、室町広小路広場までやって来ました。さすがにここは賑わってますね。大階段から見下ろしたツリーは両側の壁に映って、二つにも三つにも見えて、とても綺麗でしたよ。

次に動画をアップします。

会場の雰囲気が判って貰えたかな。音楽に会わせてツリーが明滅していますよね。これって、動画は良いのですが、写真に撮る時にはタイミングを合わすのが難しくて困るのですよ。

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京都駅のイルミネーションは12月25日まで、時間は17時から23時(ツリーは10時から点灯)までとなっています。京都への行き帰りに、大階段へ立ち寄られては如何ですか。


2010年12月17日 (金)

京都・洛西 ローム・イルミネーション2010

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京都の冬の風物詩、ロームのイルミネーションが今年も開催されています。1995年以来続くこのイベントは、京都の冬を彩るファンタジーとしてすっかり定着しています。

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場所は西大路五条から一筋西に入った佐井通から南側一帯になります。ここが言わばメインゲートで、巨大なツリーはヤマモモの木ですね。

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見所の一つがこの佐井通のメタセコイア並木です。毎年見慣れた景色ではありますが、やはり素晴らしいですね。

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使われている電飾は白色のLED、金色に見えるのは落葉する直前のメタセコイア自身の葉の色ですね。これって、あまりに強風や雨が続くと散ってしまう事でしょう。ですから、見に行くのは出来るだけ早い方が良いのかな。

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佐井通も南なに下ると、木の姿を象ったイルミネーションになります。これはこれで綺麗ですよね。

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今年のメインがこの「ウォーターフォール」です。その名の通り滝をイメージした光のアトラクションで、オプト棟の壁に、フルカラーLEDを2,900個使用した巨大なLEDタワーと、芝生エリアにLEDの入ったガラスボール470個を設置し、水滴が本流へと成長し、滝となり、地面に波紋が広がるイメージを幻想的に演出しています(ロームのホームページより)。

その様子を動画に撮ってきたのでご覧下さい。 

BGMよりも周囲の雑音の方が大きいのですが、そのあたりはライブという事でご容赦下さい。この外にも、動画には入っていないサンタなどクリスマスバージョンもあって、なかなか楽しいですよ。

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ロームのイルミネーションは12月25日まで開催されます。時間は16時45分から22時までですね。ちょっと場所が不便な所にあるのが難点ですけど、わざわざ見に行くだけの価値は十分にありますよ。

2010年12月16日 (木)

京都 嵐山花灯路2010 ~中の島から法輪寺 12.11~

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以前は中の島がイベントの中心だったのですが、一極集中を避けるためでしょうか、各ポイントに分散している感じですね。そのぶん、中の島は少し寂しい感じになっています。 

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そんな中で、京都嵯峨芸術大学と嵯峨中学生が作成したという行灯は、当初から変わらないですね。初めて見た時は違和感すら感じましたが、今ではこのイベントならではの風景と感じるから不思議です。

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今年の中の島を盛り上げてくれるのは、学生達に依るパフォーマンスですね。特別な舞台は無く、広場の一角を区切っただけのスペースなのですが、その熱演振りは買えます。この日は「京炎そでふれ」の京躍華(京都薬科大学のチーム)による演舞がありました。安倍晴明をモチーフにした躍動感に溢れたダンスで、見ていて好感が持てましたよ。

この「京炎そでふれ」というのは実は良く知らなかったのですが、京都の学生達が創作したダンスの様ですね。全国的にはよさこいソーランが有名ですが、それに似ているものの、定義がもっと自由になっている様です。

冒頭の女性が手にしている「四竹」という楽器を使う事と「京都らしさ」を取り入れる事だけが条件で、後は曲目も振り付けも全くの自由なのだそうです。京都学生祭典におけるイベントとして始まった様ですが、序々に広がりを見せているらしく、これからは京都のイベント会場で見かける様になるかも知れませんね。

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中の島からさらに西へ行くと法輪寺があります。京都においては十三参りの寺として知られていますが、嵐山花灯路においては「DK」、つまりデジタル掛け軸が投影されるポイントとして認知される様になりました。

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このDKは2007年から行われる様になったもので、コンピュータと10数台のプロジェクターを使用し、百万枚の画像をランダムに組み合わせて建物に投影しているのだそうです。ですから、同じ映像は二度と見る事が出来ないのだとか。

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こちらは多宝塔ですね。とても幻想的で面白いのですが、難点はこの光に幻惑されて足下が見難い事かな。注意して歩かないと躓きそうになりましたよ。

ここでは、暖かいアップルティーの接待がありました。体が冷え切っていた事もあり、嬉しいサービスでしたね。

嵐山花灯路は19日までとなっています。私は時間と体力切れで竹林の小径には行かなかったのですが、2006年当時とは違った幻想的なライトアップになっている様ですよ。

ライトアップは午後5時から8時30分までとなっており、じっくりと各ポイントを見て回るのには時間が短すぎますね。ですので、あらかじめ順路を良く考えておく事をお薦めしますが、特に竹林の小径の混雑と渋滞は半端では無いという事を計算に入れておいて下さいね。あと、野宮神社もきちんと参拝しようと思うと相当に時間を取られますよ、たぶんですけど。

2010年12月15日 (水)

京都 嵐山花灯路2010 ~嵐山 12.11~

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この行事の象徴とも言えるのが嵐山のライトアップですね。ライティングそのものは開始当時と変わりませんが、協賛行事は少しずつ内容が入れ替わってきています。今年始められたのが遊覧船で、渡月橋上流にある船着き場から500円で乗る事が出来るそうですよ。

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今年になってやっと気付いたのですが、川岸から嵐山を撮るのではなく、車道を挟んで灯籠を入れて撮った方がより雰囲気が出ると判りました。普段ならまずこんな撮り方をしないのですが、花灯路限定のアングルですね。

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花灯路のメイン行事の一つが生け花プロムナードです。今年は会期の前半と後半で作品を入れ替える様ですね。これは渡月橋の西詰めに展示されていた生け花で、未生流笹岡という流派の作品なのだそうですよ。

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その生け花の背後から嵐山を見てみました。同じライトアップでも、見る角度によって表情が変わるものですね。

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最近は三脚を使う事が無く、この日も手持ちでの撮影です。今のカメラは高感度が使え、さらにレンズが手ぶれ補正付きになっているので有る程度は手持ちでも対応出来ますが、夜景ではやはりブレる事が多いですね。こういうシーンは、素直に三脚を使うのが良いのでしょう。

でも、混雑している中で三脚を運んだり広げたりするのは気が引けるし、何より自分が身軽でいられるのが良いのですよ。なので、ブレには気合いと枚数でカバーしています。成功率5割なら、まあ良しとしておくのでしょうか。

明日は中の島と法輪寺のイベントの様子をお届けします。

2010年12月14日 (火)

京都 嵐山花灯路2010 ~渡月橋 12.11~

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今年も嵐山花灯路の季節となりました。2005年から始まったこのイベントも、今年で6回目を数えます。すっかり冬の恒例行事となった観がありますが、2日目のこの日は大勢の人で賑わっていましたよ。

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私的には3年ぶりの訪問となります。やはり寒いというのがネックになるのですが、今年は1月から嵐山・嵯峨野づいていましたので、その締めくくりという意味もあり行ってきました。

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この日は昼過ぎから暫く雨が降り、夕方には止んではいたものの、すっきりと晴れる所までは行きませんでした。なので、せっかくの月も隠れ気味で、あまり上手く撮る事が出来なかったのが残念です。

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中の島側から見た渡月橋です。今年は中の島での行事が少なく、川縁にまで来るとほとんど誰も居ないという状態になります。人混みに疲れたら、写真を撮りがてら岸辺に出てみると良いですよ。

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今度は上流側から見た渡月橋です。ちょっと明かりが足りなくて、寂しい光景かな。

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最後は、橋の袂にあった名残のもみじとのコラボです。もみじの葉が縮れ気味で、状態があまり良くなかったのが残念だったかな。

明日は嵐山のライトアップを中心にお届けします。

(行事の詳細については花灯路のホームページを参照して下さい。)

2010年12月13日 (月)

京都・洛東 名残の紅葉2010 ~建仁寺 12.4 12.11~

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平成22年12月の建仁寺です。ここもまた京都の紅葉シーズンの最終盤を飾るポイントでして4日に訪れた時には、境内の東側のもみじが見頃になっていました。

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ここの境内もまた一度に色付く事はなく、西側から三門付近、そして東側と順番に見頃になって行きます。もっともそう綺麗に別れる訳ではなく、西側や三門付近にも最後まで紅葉が残る木もあります。

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私的に全体の見頃の指標にしているのがこのもみじでして、この木が盛りの時には境内が、見頃過ぎになる頃には潮音庭が見頃になると見ています。無論、見込みが外れる事もありますけどね。

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その潮音庭は11日に見頃になっていました。ただ、雨の影響でしょうね、ボリューム感が無くなっていたのが残念でしたが。

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また、最後の紅葉として知られて来たからでしょうか、拝観者が多くて座敷の中から庭を撮る事が出来ませんでした。やはり朝一番に来ないと、そんな写真は無理かも知れませんね。

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納骨堂横のもみじも見頃になっていました。潮音庭と同じく若い木ですが、良い色に染まっています。

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境内では一週間が経って最盛期が過ぎ、見頃終盤になっていました。代わって落ち葉が最盛期になり、雲水総出で清掃が行われていましたよ。

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冒頭で触れた三門付近のもみじです。ここは早くに色付く木が有る一方で、こんな具合に最後まで残る木もあるのですね。

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さて、今年の紅葉シーズンも終わりを告げました。名残惜しくはありますが、11月から続けてきた当ブログの紅葉速報もここまでとさせて頂きます。今年も最後までお付き合い頂きありがとうございました。明日からは年末イベントのレポートをお届けします。

ただ、まだアップしていない紅葉の写真が多数ありますので、後日総集編をお届けするつもりでいます。その節はまたよろしくお願いいたします。

2010年12月12日 (日)

京都・洛北 名残の紅葉2010 ~糺の森 12.5~

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平成22年12月5日の糺の森です。京都市内で最も遅く紅葉が訪れるこの森では、ようやく見頃が始まったところでした。

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この森の魅力は、もみじだけでなく高木の紅葉も同時に楽しめるところですね。椋や榎、欅といった木々も多くあり、変化に富んだ紅葉を見る事が出来ます。

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もみじに関して言えば、泉川沿いの群落がひとつの見所となります。しかし、この日はまだほとんど緑のままで、まだ見頃には至っていませんした。そんな中で、赤く染まった木もあって、川面を鮮やかな色彩で染めてくれていましたよ。

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下鴨神社の鳥居の前にも綺麗なもみじがありますね。その鳥居に向かっていた修学旅行生達のリュックが色とりどりで面白かったので、撮らせてもらいました。

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もみじの方はと言うと、やはりまだ色付きが浅かったですね。今日辺りはもっと深い色合いになっていたのではないかな。

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下鴨神社の西の鳥居にも、鮮やかに色付くもみじがあります。ここも記念写真のメッカになっていますね。私的には、もみじと鳥居の色の対比もさることながら、冬の日差しを受けて出来た影が面白いと感じて撮ってみました。

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糺の森の醍醐味の一つに、紅葉越しのシルエットがあります。森の中にある紅葉だからこそ見る事が出来る光景ですね。

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河合社の西側では黄葉したもみじがありました。ここには観光客もカメラマンもほとんど来る事が無いので、ゆっくりと撮る事が出来ますよ。

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そのもみじを河合社の中から見てみました。双葉葵の紋が入った灯籠の背景の良い彩りになっています。

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同じ河合社の東側の塀越しに見た紅葉です。糺の森の中でも白眉と言うべきエリアですね。ただこの日は外車の展示会が行われており、紅葉だけを撮る事が出来なかったのが残念でした。

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糺の森の紅葉は、たぶん今日辺りが見頃だったと思われます。場所によっては年末まで続くところがあるのがこの森の凄いところで、寂寥とした中に仄かな彩りがある光景を見に行くのもまた一興かも知れませんよ。

2010年12月11日 (土)

京都・洛東 名残の紅葉2010 ~龍馬坂 12.4~

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平成22年12月4日の龍馬坂です。この日は坂の頂上にあるもみじが見頃を迎えていました。

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普段は地味な龍馬坂なのですが、この木が色付くとぐっと華やかになりますね。それほど人通りが多いとは言えない道なのですが、この日ばかりはこの紅葉を背景に記念写真を撮る人が絶えませんでした。

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階段を下って下から見上げました。この木が色付くのは例年遅く、11月末から12月の初め頃にかけて見頃になります。

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さらに下って見上げると、竹林の向こうに紅葉が覗いています。反対に坂を上って行く時には、紅葉に吸い寄せられる様に感じる事でしょう。

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そして、龍馬坂の醍醐味の一つがこのもみじ越しに見る八坂の塔にあります。階段を下りきったところにあるもみじは例年黄色く色付くのですが、適度に葉を散らしたタイミングで訪れるとこんな景色を見る事が出来るのですよ。今年はまさにぴったりのタイミングでした。

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さらに下ると、料亭の入り口にあるもみじが色付いていました。上手い具合に上半分が散っていたので、八坂の塔の良い彩りになってくれましたね。

こんな素敵な道なのに、相変わらず通る人はほとんど見かけません。これだけの景色を捨てておくのは、もったいないとは思いません事?

2010年12月10日 (金)

京都・洛東 名残の紅葉2010 ~清水寺・境内 12.4~

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平成22年12月4日の清水寺・境内編です。舞台から見た奥の院ですが、まるでオレンジ色の滝が流れ落ちているかの様ですね。

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この写真も名残の紅葉ならではですね。普段なら三重塔が葉の陰に隠れてしまうので、とてもシャッターを押してみようとは思わない事でしょう。

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雨風に晒されてすっかり寂しくなった紅葉ですが、幹の模様が面白いですね。そしてオレンジ色もまた美しいと感じる光景です。

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これは本堂東側の廊下から見た奥の院です。この時期の定番写真の一つですが、今ひとつ色彩が物足りないかな。

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音羽の滝に通じる石畳の階段からの光景です。ここもまずまずでしたが、まだ盛りとは言えなかったですね。

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阿弥陀堂の裏とで色付いていたもみじです。大抵の人は舞台に気を取られていて気が付かない様でしたが、この時期としては貴重な盛りの色でした。

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そして、三重塔をメインに据えた紅葉です。盛りの頃に比べると随分と寂しくはなりましたが、日本画で言う余白の美を見る様でもあり、一幅の絵にはなっていますよね。

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成就院前の放生池周辺のもみじは、何本かの木がまだ黄葉を保っていました。少し縮れた葉が目立ちましたが、遠目には綺麗でしたよ。

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そして、帰り道にあるもう一つの放生池の景色です。三重塔が、ほとんどの木が枯れた後に出て来る紅葉に彩られていました。あたかも仕掛け絵の世界を見ているかの様ですね。

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その一番奥に見えているのがこの紅葉です。この時期にだけ現れる色彩であり、毎年見るのを楽しみにしているのですよ。清水寺の紅葉の掉尾を飾るに相応しい名残のもみじですね。

2010年12月 9日 (木)

京都・洛東 名残の紅葉2010 ~清水寺・舞台 12.4~

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平成22年12月4日の清水寺です。ここ清水寺でも、前日の風雨に耐えた名残の紅葉が出迎えてくれました。

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清水寺と言えば名うての紅葉の名所ですよね。それだけに見所が多く、舞台編と境内編の二回に分けてお届けします。今日はその舞台編です。

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舞台からの眺めはこんな感じです。最盛期には比べるべくも無いでしょうけど、これはこれで悪くは無いですね。

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オレンジ色が目立つのは、最高潮に達した葉はほとんど落ち葉となり、まだ色付き途中の葉ばかりが残ったせいなのでしょう。

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という事は、昨日、今日あたりは真っ赤に染まっていたのかも知れません。まさに最後の輝きだった事でしょうね。

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葉が散って空間が多くなると、いつもと違った景色が見えてきます。通い慣れた清水寺でも、新しい発見があったりするのですよ。

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定番とは違ったこんな写真も、それなりに絵にはなっているでしょう?

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これは名残の紅葉ならではの光景ですね。盛りの頃には、上部の葉が茂っているので、この角度からでは舞台がほとんど見えないのです。

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そして、最後は黄色と赤、それにオレンジ色のコラボレーションです。名残の紅葉でここまで魅せてくれるのは、さすがに清水寺といったところですね。

明日は境内編をお届けします。

2010年12月 8日 (水)

京都・洛東 名残の紅葉2010 ~養源院 12.4~

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平成22年12月4日の養源院です。この日は色鮮やかな名残のもみじが出迎えてくれました。

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この日のポイントは、何と言ってもこの前日にあった強烈な雨風ですね。ほとんど台風並みかと思える強風と雨によって、見頃だった紅葉が大量の落ち葉と化していました。

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それでも全滅した訳ではなく、盛りの色をした紅葉が残っていたのはさすがと言えるでしょうか。ボリューム感こそ無くなっていたけれど、色的には見応えがありましたよ。

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まばらな紅葉になっていたからこそ撮れる絵もある訳で、こんな具合にパレットに絵の具をぶちまけた様な色彩もなかなかのものでしょう?

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こちらは、東山七条の西南角にあった紅葉です。地図で見る限りは、養源院の一部になる様ですね。でも、実質的にはホテルの敷地になるのかも。

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養源院は、来年の大河ドラマのヒロイン、江の縁の寺ですね。建てたのは姉の淀殿で、彼女たちの父親である浅井長政の供養をするためでした。その後一度火災によって焼失してしまったのですが、これを再建したのが当時徳川秀忠の正室であった江なのですね。それ以後は徳川家の菩提寺となり、その縁が続いているのでしょう、こうして三つ葉葵の紋が入った幔幕が張り巡ぐらされています。

京都における江の縁の地として、きっと来年は注目を集める事でしょうね。

2010年12月 7日 (火)

京都・洛中 京都紅葉事情2010 ~本法寺 11.27~

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平成22年11月27日の本法寺です。この日は巴の庭で一本のもみじが見頃を迎えてていました。

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そのもみじがこの木ですね。庭の中程にあり、見事な発色をしていたのですが、いかんせん枝が高い位置にあるため、写真的には絵にするのが難しかったですね。

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この庭が巴の庭(三巴の庭とも)と呼ばれるのは、勾玉の形をした三つの築山があり、あたかも巴の形に見えるからなのだとか。しかし、正直に言ってどこの事を指しているのかは判りません。

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それはともかく、もう少し早く来ていればこのもみじが見頃だったのかな。さぞかし見応えがあった事でしょうね。

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それにしても、この時期に紅葉のある庭にしては、ひっそりとしていました。私が居たのは30分程度ですが、その間誰も入って来る人はおらず、貸し切り状態でしたよ。

この素敵な庭を独り占め出来たわけで、なんとも贅沢な時間を過ごさせていただきました。

2010年12月 6日 (月)

京都・洛西 京都紅葉事情2010 ~大沢池 11.27~

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平成22年11月27日の大沢池です。この日は池周辺の紅葉が見頃を迎えつつありました。

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大沢池の畔には、桜ともみじが相半ばして植えられています。春は桜の名所、そして秋には桜ともみじの紅葉が時間差で続くという仕掛けですね。

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その桜はほとんどか散り果てており、この日は遠目にはもみじが見頃になっているかの様に見えました。

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しかし、実際に行ってみると、意外な程色付いていなかったのですよ。まあ、こうして盛りに近い色の木もありましたが、半分以上は緑が残っていましたね。

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大沢池の紅葉は、この写真の右手の奥にもう一つのポイントがあります。そこはもみじのトンネルになっているのですが、残念ながらその場所も大半が緑のままでした。

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去年の記事を見てみると、12月5日に丁度見頃だったのですね。すると、今日辺りが一番の見頃だったのかな。

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でも、先日の風雨で先に色付いていた葉が散ってしまったかも知れないですね。この綺麗だった枝も、今ではすっかり裸になっている事でしょう。

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嵯峨野で最後に色付くのが、この池と直指庵でしょうか。どちらも晩秋よりも初冬と言う言葉が相応しくなった頃に盛りを迎える、ちょっと寂しげな風情が漂う紅葉の名所です。

2010年12月 5日 (日)

京都・洛西 京都紅葉事情2010 ~妙心寺塔頭・大法院 11.27~

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平成22年11月27日の大法院です。この日は見頃の紅葉が出迎えてくれました。

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正確に言えば、ピークを少し過ぎていたのかも知れません。紅葉の艶がやや翳っていますからね。でも、これくらい綺麗なら、訪れた人も満足して帰られた事でしょう。

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大法院と言えば「恋する京都」のロケ地となった場所です。ドラマにおいては素晴らしい紅葉のシーンが映されていたのですが、いつかはその景色を見たいものだと思っていました。その願いを6年越しにようやくえる事が出来たのです。

この庭を見ていると、志乃や遊心が今にも灯籠の陰から現れる様な錯覚を感じてしまいます。

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大法院は普段は非公開の寺であり、春と秋に特別公開が行われています。拝観料は600円ですが、抹茶と御菓子付きと考えるとそう高くも無いでしょう。

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公開は11月30日までだったので、今年はもう終わりですね。来年もまた、盛りの時期に来る事が出来たらと願っています。

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ただ、今回はとんでもなく混雑していました。かつてはそれほど有名でもなかったのですけどね、今は広く知れ渡った様で、次々と拝観者が訪れていました。それに追い打ちを掛ける様に団体客が押し寄せた事もあり、入れない人が順番待ちの行列になる程でしたよ。こうなると、時間が掛かる抹茶付きの拝観が仇となってしまったようです。

出来ればゆっくりと座って庭を眺めていたかったのですが、座れたのが座敷の奥の方であり、庭はほとんど見る事が出来ませんでした。仕方がないので、人越しと廊下の端から写真をパパッと撮って引き上げた次第です。

次に行く時は、拝観開始直後を狙った方が良いのかも知れません。あるいは平日ならまだましなのかな。出来れば静かに、恋する京都のシーンを思い浮かべてみたいものだと思っています。


2010年12月 4日 (土)

京都・洛西 京都紅葉事情2010 ~宝筐院 11.27~

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平成22年11月27日の宝筐院です。この日はまさに見頃であり、大勢の拝観者で賑わっていました。

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宝筐院は清涼寺のすぐ近くにあり、紅葉の名所と呼ばれる事は知っていましたが、中に入るは初めての事です。もっとこぢんまりとした寺かと思っていたのですが、意外な程広い敷地を有しているのには驚きました。

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創建は平安時代に遡り、白河天皇によって建てられました。当初の寺名は善入寺と言ったのですね。その後一時荒廃していたのですが、南北朝時代に黙庵周諭禅師が入って再興し、以後は臨済宗の寺となります。

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この黙庵禅師に帰依したのが足利二代将軍義詮でした。義詮は禅師のために善入寺を整備し、大寺といえる程に殿舎を揃えます。そして、義詮の死後は彼の菩提寺となり、八代将軍義政の時代になって義詮の法名である宝筐院に寺名を改めています。

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しかし、応仁の乱以後は再び衰退し、江戸期には天竜寺の末寺としてかろうじて存続していたものの、幕末には廃寺となってしまいました。その宝筐院が50数年後に再建される事になります。

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そのきっかけとなったのが、皇国史観に基づく勤皇思想でした。この寺は小楠公と呼ばれる楠木正行に縁があったのですね。

正行は南朝方の武将として活躍した人ですが、四条畷の戦いで北朝軍と戦って討ち死にしてしまいます。正行は生前に黙庵禅師と交流があり、その縁から禅師が彼の首級を引き取って善入寺に葬ったのでした。これを聞いた義詮は正行の人柄を褒め称え、自らの死後はその隣に葬る様に禅師に依頼したのです。

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明治24年になって、この故事を知った当時の京都府知事の北垣国道が、小楠公の遺跡が人知れずに埋もれている事を惜しみ、欽忠碑という石碑を建立しました。これがきっかけとなって小楠公の遺跡を守ろうという運動が起こされ、大小の伽藍が整備されて大正6年に完工したのが現在の宝筐院です。

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今ではそうした故事を知る人は希で、年に一度紅葉の時期にだけ公開される寺として訪れる人がほとんどでしょう。せめて正行と義詮の墓所に手を合わせる事くらいはしてあげたらと思うのですが、大半の人は紅葉に気を取られて気付かずに通り過ぎて行く様です。

それも無理は無いと思える程、境内はもみじで埋まっていますね。ここは紅葉の名所と呼ぶに相応しいスポットである事は確かです。

2010年12月 3日 (金)

京都・洛西 京都紅葉事情2010 ~厭離庵 11.27~

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平成22年11月27日の厭離庵です。この日は上の庭の紅葉が見頃となっていました。

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これは山門脇のもみじです。とても綺麗に色付いているでしょう?ただ、この続きにある下の庭では、まだパステルカラーの色付き加減でした。

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石段を上ると小さな門があります。腕木門とでも言うのでしょうか、茅葺きの洒落た門ですね。その門の屋根越しに、盛りの色に染まったもみじが見えてきました。

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これがその紅葉ですね。とても深い赤ですが、お寺の人に聞いた話ではこの日がぎりぎりで、明日には落葉が始まるのではないかとの事でした。

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実のところ、既にかなりの数の葉が散っていて、見頃終盤である事が判ります。ある意味、最も見応えがある状態だったとも言えるかも知れません。

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厭離庵は敷き紅葉が一番綺麗だという人もあり、去年訪れた時がまさにそうでした。盛りの紅葉とどちらが良いと比べられるものでもなく、2年掛けて両方を見比べられたのは幸運だったと思います。

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それにしても、こういう狭い場所になるとマナーの悪さは目に付くものでして、一番良いポイントを占拠し続ける人が居たのには参りましたね。作品撮りだか何だか知らないけれど、混雑を尻目に何枚も同じ構図で撮り続ける根性は大したものだと思います。そういう事は、誰も居ない時間帯を選んでやって欲しいものなのですけどね。

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この狸は、去年も同じようにもみじで彩られていました。これって、拝観者がいたずらして行くのでしょうかね。妙に似合っているので、今年も撮らせてもらいました。

厭離庵の公開は確か12月上旬までとなっていましたが、同時に紅葉期間という条件も付いていたはずです。ですので、今週末にまだ開いているかは判りません。行かれる場合は事前に問い合わされる事をお薦めします。

2010年12月 2日 (木)

京都・洛西 京都紅葉事情2010 ~祇王寺 11.27~

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平成22年11月27日の祇王寺です。この日は盛りの紅葉を期待していたのですが、案に相違してピークは過ぎた後でした。

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中央付近のもみじは既に散っており、林床に積もった落ち葉にも艶が無かったのてすよ。つまり、落葉してから時間が経っているという事であり、思いの外ピークが来るのが早かった様です。

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それでも、庭園の周辺部にはまだ盛りの木がありました。これからは、こうした木から散った葉が敷き紅葉となり、艶やかな彩りを見せてくれる事でしょう。

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こちらは山門近くの紅葉で、やはりまだ見頃を保っていました。

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だれかが演出したのでしょうけれども、本堂前にある小さな手水鉢に張り付いていたもみじです。色の組み合わせと、それに濡れた感じがまた良いですね。

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ちょっと驚いたのがこの猫でして、庭園の真ん中に出来た日溜まりの中で、気持ち良さそうに眠っていました。誰もここには入って来ないと知っているのでしょうね、園路を歩く大勢の人達にはまるで見向きもしませんでした。


2010年12月 1日 (水)

京都・洛北 京都紅葉事情2010 ~上賀茂神社 11.23~

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平成22年11月23日の上賀茂神社です。この日は境内の全域で紅葉が見頃となっていました。

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例年なら二の鳥居沿いにあるこの木が色付いている時には、ならの小川沿いのもみじはまだ緑というのが通り相場なのですが、今年は同時期に色付いていました。どういう理由かは判りませんが、とても華やかな境内であった事は確かです。

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二の鳥居内では拝殿が修繕中であるため、かなり殺風景になっています。それでも、もみじが美しい事には変わりないのですけどね。

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ならの小川沿いのもみじが色付くと、とても素敵な小径が出来上がります。まるで物語に出て来る様な風情がありますよ。

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境内の東南部に岩木社や山口社がありますが、その周辺でも紅葉を見る事が出来ます。ちょっと鬱蒼としており、独特の雰囲気が漂っているのですけどね。

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渉渓園もまたもみじの多い場所で、薄暗い感じかする中ではあるものの、ちゃんと色付いています。

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このエリアの良さは、木漏れ日にあると言えるでしょう。まるでステンドグラスの様に見えません事?

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例年なら境内のエリアごとに紅葉するタイミングがずれており、遅くまでどこかしらが見頃なのですが、今年は一度に色付いた事で見頃の期間も短いと思われます。もうそろそろ終わりになっている頃なのかな。

この色を見ていると、ここの紅葉も当たり年だったと行っても間違いではなさそうですね。

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