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2009年1月

2009年1月31日 (土)

京都・洛南 千本鳥居~伏見稲荷大社~

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伏見稲荷大社を訪れてきました。ここに来るのは2年半ぶりの事になりますね。前回は夏の終わりで、まだまだ暑かった事を覚えていますが、今回は真冬です。でも、この神寂びた雰囲気は、いつの季節でも変わりませんね。

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お稲荷さんならではのこの数多くの鳥居は、商売繁盛を祈願するため商売人達が奉納したものです。ずっと見て行くと、地元京都だけでなく、大阪や神戸、さらには東京の企業に至るまで様々な名前を見る事が出来ます。

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俗に千本鳥居と呼ばれるのは、奥の院の手前で参道が2本に分かれるところから先の部分の事を指します。鳥居はぐっと小さくなるのですが、その密度は反対に濃くなり、文字通り鳥居で出来たトンネルの中を歩く様な形になります。

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参道の外側を見るとこんな感じで、まるで鳥居で出来たシェルターの様ですね。

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この鳥居も全て信者から奉納されたもので、本当に何本あるのでしょう?耐用年数がどれくらいあるのか判りませんが、中には今ではもう無くなってしまった会社もあった様な。

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前に人が居るとそうでも無いけど、一人だけになってしまうとかすかに不安を感じてしまいますね。あの向こう側はどうなっているのだろうと、ふと考えてしまう、そんな不思議さを湛えた空間です。

2009年1月30日 (金)

京都・洛東 泉涌寺別院 別格本山 雲龍院

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泉涌寺の南の高台に雲龍院という寺があります。よく泉涌寺の塔頭と紹介されていますが、正確には別院であり、さらには別格本山という格の高さを持つお寺です。

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(山門)

雲龍院に行くには泉涌寺の大門を横目に見ながら駐車場を横切り、左手にある細い道を探し当てなければなりません。入り口に案内看板はあるのですけどね、どんな寺かあらかじめ知らなければ入ってみようと思う人は少ないと思われます。

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(衆宝観音)

かく言う私も、実は訪れるのは初めての場所です。登り口までは何度も来ているのですが、その奥にまで足を運ぶ気になれなかったというのが実情です。何しろ、泉涌寺に来るまでがかなりの坂道ですからね。

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(参拝者は、この板を2回叩いて来訪を伝えます。)

雲龍院は、1372年(応安5年)に後光厳天皇の発願に基づき竹巌聖皐上人が開いた寺です。その皇子・後円融天皇はここに如法写経の儀を興そうと1389年(康応元年)に龍華院を建てられました。そして後小松、称光両天皇もまたこの寺を尊崇され、4天皇が崩御された後は、後山に御分骨所が営まれています。

雲龍院が子院扱いをされていない理由は、本寺に劣る事がない、この輝かしい由緒を持つ事にある様ですね。

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その後、雲龍院と龍華院は応仁の乱で灰燼に帰しますが間もなく復興します。そして、江戸期に両院を合わせて雲龍院となり、後水尾天皇の援助を受けて諸堂が整備されました。本堂の龍華殿(重文)には御本尊の薬師三尊が祀られ、この霊明殿には後光厳・後円融両天皇の尊像と北朝歴代の天皇のご位牌が祀られています。

前庭にある灯籠は徳川慶喜が寄進したものと伝えられ、彼が皇室を尊崇する水戸学の徒であった事を伺わせる遺品の一つと言えるでしょうか。

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拝観の順序として、本堂、霊明殿の後は客殿に入ります。ここからは庭園の眺めが素晴らしいですね。部屋にはカセットデッキが置いてあり、寺の解説が聞きたい人は自分でスイッチを押す事になります。聞き終わった後は、テープ巻き戻す事を忘れずにね。

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冬枯れの今は、庭の主役は苔でしょう。秋には紅葉が綺麗なのでしょうね。

そして、縁側沿いにはサツキの刈り込みが長々と続いており、園内の丸い刈り込みと共に、初夏には綺麗な花を見せてくれそうです。サツキの花が見頃となる頃に、もう一度訪れてみたいと思っているところです。

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書院には、なんと悟りの窓と迷いの窓がありました。源光庵と同じ趣向ですが、どう見てもこちらの建物の方が新しく、建てる時にコンセプトを拝借した様ですね。

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まあ、別に特許というものがある訳でもないので、真似をしたところでどうと言う事も無いのでしょう。ただ、京都を良く知らない人が見たら、混乱してしまわないかと気掛かりではありますが。

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雲龍院のもう一つの見所は、走り大黒天にあります。鎌倉時代の作と言われ、左足を一歩前に出した今にも走り出しそうな動きのある立像です。しかめっ面なのですが、どこか愛嬌のあるユーモラスなお顔と言ったら罰が当たるかな。

場所は本当の台所の中にあり、ちょっと入るのをためらった程でした。こうした日常を平気で見せてしまうのが、この寺の懐の深さと言うか、気取らなさと言うべきなのでしょうか。

初めて訪れた雲龍院は、思っていた以上に素敵な場所でした。冬の朝早くという事もあったでしょうけれども、訪れる人はごく少なく、ほとんどの場所で私一人で過ごす事が出来ました。時折響く板木の澄んだ音が、耳に心地よかったですよ。

なお、予約なしでも写経を体験する事が出来るそうですよ。興味のある方はお試しを。抹茶付きで1000円です。

2009年1月29日 (木)

2009年(平成21年) 今年の恵方は東北東

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(廬山寺 「追儺式鬼法楽」)


今年も間もなく節分がやって来ます。今は立春の前日を指す言葉として定着していますが、本来は立夏、立秋、立冬の各前日もまた節分と呼ばれていました。その中で、新年の始まりを意味する立春が最も重視されたため、節分もまた2月3日が一般的となったのではないかと言われています。

ところが節分は2月3日が絶対かというとそうでもなく、年によっては2日になったり4日になったりする事もあるそうです。そして20世紀中にはなんと32回も4日の日があったとか。全然記憶に無いと思って調べたら、直近では1984年がそうだった様です。うーん、どうだったか覚えてないよ。さらに将来の事まで見てみると、2025年には2日が節分になる様です。

(参考:二十四節季の計算が出来るサイト。)

これはどういう事かというと、立春とは太陽が天球上の黄経315度の点を通過する瞬間を含む日の事を指すのですが、これが年によって微妙に2月4日の前後にずれるのですね。1年は365日と決められていますが、この時間が天球の動きとは完全にシンクロしていないのが原因になっているのではないかと思われます。節分は立春の前日ですから、それに合わせて2日になったり4日になったりするという訳ですね。

そうすると、社寺で行われる節分の行事はどうなるのでしょうね。やはり、天文上の立春の前日に合わせるのか、それとも世間に定着している2月3日で通すのか、どうするのでしょう。16年後の事まで心配しても始まらないのですが、過去にどうしていたかは気になるところですね。どなたかご存知の方はいませんか。

それはともかく、節分と言えば恵方巻きがすっかり定番となりました。もはや全国区と言って良いのでしょうね。そして気になるのがどこを向いて食べれば良いかですが、

今年の恵方は「東北東」

です。

毎年「今年の恵方」というキーワードで沢山のアクセスを頂くのですが、大抵ヒットするのが前年の記事なのですよね。せっかく来て頂いたのに役に立たないのでは申し訳ないので、今年の記事へのリンクを貼っておきました。これで少しはお役に立てるかな。

今年も我が家は手作りの太巻きの予定です。願いは毎年同じで「家内安全」。家族の無病息災を願って恵方巻きを頂くつもりです。


2009年1月28日 (水)

京都・洛北 大徳寺塔頭・龍源院 2009年冬

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冬の大徳寺の塔頭巡り、最後は龍源院です。ここも以前にアップしたのは3年前ですが、その後も記事にこそしていないものの、何度となく訪れているお気に入りの場所の一つです。

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この日大徳寺を訪れたのは、各寺にある椿の花を見るためでもあったのですが、ここ龍源院では白侘助が出迎えてくれました。別に銘木という訳でもなさそうなのですが、清楚な花が沢山咲いていて、なかなか見応えがありましたよ。

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この日はとても空いていて、高桐院と同じくここでも暫くの間は貸し切り状態でした。寒い日だったとは言え、日だまりの縁側に座っているとぽかぽかと暖かく、何を考える訳でもなくぼんやりと名庭を眺めている時間は至福の刻だったと言っても良いかも知れません。これぞ、冬の京都の醍醐味ですよ。

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方丈の襖絵である龍の図です。制作年も作者も不明なのだそうですが、京都に数ある龍の絵の中でも結構気に入っている龍の一つです。

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そして龍源院で一番の見所は、やはりこの東滴壺ですね。この小さな庭の中に絶妙に調和した世界があり、何度見ても見飽きる事がありません。

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そして、見る時間帯によっても受ける印象が変わるのですね。光の当たり具合によって変化は無限と言って良く、この庭が見たいが為にこに来ると言っても過言ではありません。

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この季節、この寺は椿よりも山茶花の方が見応えがあるかも知れません。方丈前の庭「一枝坦」には、楊貴妃と呼ばれた樹齢700年という山茶花の銘木があったのですが、昭和55年に枯死してしまったそうです。そういう流れがあるからでしょう、山門から玄関にかけての前庭には大きな山茶花があり、綺麗な花を咲かせていました。

楊貴妃がどんな木であったかは判りませんが、さぞかし見事な銘木であった事でしょう。枯れてしまう前にひと目見ておきたかったと思わずには居られないですね。

2009年1月27日 (火)

京都・洛北 大徳寺塔頭・瑞峯院 2009年冬

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興臨院を出て今度は隣の瑞峯院に入りました。ここは常時公開している4ケ寺の内の一つで、訪れるのは3年ぶりの事になります。

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瑞峯院で出迎えてくれたのは、満開になった盆梅です。小さな鉢植えなのですけどね、彩りが少ない今の時期にあっては、とても目立つ存在でした。

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瑞峯院と言えば、まずこの豪快な独坐庭という枯山水を思い出します。海に浮かぶ蓬莱山を表しており、粗い砂紋は外海の荒波を表現したものだそうです。

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しかしこうして改めて見ると、確かにこの豪快さは重森三玲氏の作としか言い様がありませんね。石を斜めに立てているあたりは、東福寺の龍吟庵の庭と通じるものを感じます。

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こちらは方丈裏の閑眠庭です。この庭も重森三玲氏の作庭で、一見しておとなしげな風情なのですが、禅寺の庭にも係わらず飛び石で十字架をあしらうという大胆な趣向を凝らしてあります。重森作でなければ物議を醸していたのではないかと思う程ですね。

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中庭では正方形と菱形を組み合わせた手水鉢に、清澄な水が湛えられていました。あまり注目する人は居ないのでしょうけど、私は結構好きな場所の一つになっています。

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茶室の安勝軒は現在修理中であり、実は閑眠庭もまたその防音幕のせいで無粋な事になっています。ですから、今ここに行くのはあまりお薦めではありません。もう少し経って、工事が全て終わってからの方が風情があって良いでしょうね。

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瑞峯院にも「加茂本阿弥」という椿の銘木があって、それを目当てに来たのでした。ところが、境内のどこにあるのか判らず諦めかけていたところ、山門を出て左手の所に咲いているのを見つけました。これが銘木と言われている木なのかどうかは判りませんが、加茂本阿弥である事は間違い無いでしょう。

非常に太い筒蘂が特徴で、その形と上品な白い花色から茶花として愛されてきた花なのだそうです。確かに、床の間に活けてあるととても似合いそうですね。茶面と呼ばれる大徳寺には欠かせない花の一つなのでしょうね。

2009年1月26日 (月)

京都・洛北 大徳寺塔頭・興臨院 2009年冬

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高桐院を出て興臨院にやって来ました。ここは普段は非公開の寺院なのですが、今は冬の特別公開が行われており、3年ぶりに入ってみる事にしたのです。ただ、特別公開とは言いながら、しょっちゅうやっている様な気もしないではないのですが。

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出迎えて下さったのは、京都SKY観光ガイド協会のガイドさん。東福寺の勝林寺でもそうだったのですが、良くある学生ボランティアの通り一遍のガイドではなく、非常に水準の高い案内をして下さるガイドさん達です。

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調べてみると、高齢者の生き甲斐対策として始められたシルバーガイドで、1年間の研修を経た人達だけがなれるそうですね。それも欠員が出た場合にのみ補充されるそうで、大変な狭き関門なのだとか。知識だけでなく人当たりも良い人ばかりで、レベルが高い理由もなるほどと頷けます。こういう人達が京都の印象を良くして、ブームの下支えとなっているのでしょうね。

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寺の詳細にいては3年前の記事に書いているので繰り返しませんが、面白い話も聞けました。それは檀那の間という名の由来で、檀家の中でも特に金持ちであり、寺への寄進が多い人を檀那と呼び、その人達をもてなすための部屋をそう呼んだのだそうです。

これで謎が一つ解けたのですが、でも仏の前での平等を説く仏教の寺で、金の有無で差を付けるというのもどうかという気もしますね。大人の事情というものだったのでしょうけど、露骨に過ぎないかとも思ったりします。

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しかし、寺の維持には大金が掛かる事もまた事実で、この興臨院は明治の廃仏毀釈で打撃を受けて以来、檀那と呼べるだけの檀家も居なくなり、荒廃の一途を辿って昭和40年代までは荒れ寺同然だったそうです。昭和50年の解体修理以後改修を繰り返し、非常に見応えのある寺にまで復興して来ていますが、度重なる特別公開に依る観光収入もその資金源の一つとなっているのでしょう。

建前だけでは済まされない現実が、そこには横たわっている様です。


2009年1月25日 (日)

京都・洛北 大徳寺塔頭・高桐院 2009年冬

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冬の高桐院を訪れて来ました。ここに来るのは何度目になるのでしょうか、ただし秋ばかりしか記憶に残っていません。

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訪れたのは平成21年1月24日の事で、青空が広がっていたかと思うと時折風花が舞い、さらには吹雪になる時もあるという、いかにも冬の京都らしい不安定な天気でした。とにかく風が強くて、寒さが厳しかった事は確かです。

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高桐院は1年を通じて人気が高く、常に訪れる人が途絶える事が無いのですが、さすがにこんな日はここまで来る物好きな人は少なく、私が居た1時間程の間は貸し切りの状態でした。ひたすら寒い事を除けば、こんなに贅沢な時間の過ごし方はそう無いでしょうね。

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こうした冬枯れの季節でも裸木の模様が美しく、それなりの風情が感じられるのはさすがですね。聞こえるものと言えば、北風が起こす葉ずれの音。

ひたすら風の音しか聞こえない、動きという物がほとんど無い動画ですが、静かな庭の様子を撮ってきましたので、よろしければご覧下さい。

誰も居ない高桐院の庭の風情が、少しでも判って頂けたでしょうか。紅葉の頃にこんな時間があったら素晴らしいのですが、それは無い物ねだりとしか言い様がありませんね。

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秋には人が多すぎてとてもゆっくりとは見て回れない庭なのですが、貸し切りのこの日は隅から隅までじっくりと見て回る事が出来ました。そして庭の片隅の灯籠の中に見つけた小さな神像です。

たぶん神猿の像ではないかな。違っていたら申し訳ないのですが、賽銭が沢山置いてあったところを見ると、意外とその存在は知られている様ですね。

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この日ここを訪れたのは、椿の花を見たいと思ったからでした。京都府立植物園で見た雪中花は、高桐院にある銘花だと聞いたからです。

ところが、事前に細川家の墓の近くで咲いていると調べてあったのですが、ぱっと見にはそれらしい花は見あたりません。これはどうした事かと受付の人に聞いてみると、最近確かめてはいないが咲いているならやはり墓地のあたりのはずとの事です。

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そこでもう一度ガラシャ夫人の墓地の前に戻ると、蹲居の中に一片の花びらを見つけました。これだと思って上を見上げると、確かにそこに椿が咲いてましたね。

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咲いていたのは良いのですが、はるかに頭上であり、最初に来た時に気付かないはずでした。思っていたよりも花色は濃く、かと言って桃色雪中花ほどでもなく、本当にこれが雪中花であるかどうかは判りません。もしかしたら、違う種類なのかも知れないですね。

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さらに良く探すと、低い位置に蕾がある事に気付きました。これはあと数日もすれば咲くのでしょうね。これも結構色が濃い様に思えるのですが、どんな花なのでしょう。

せっかく銘花を見に行ったのに確認出来なかったのが残念ですが、この庭を一人で歩き回れたのは収穫でした。寒いのさえ我慢できれば、冬の高桐院は穴場中の穴場と言えますよ。

2009年1月24日 (土)

京都・洛北 梅ちらほら咲き~北野天満宮~

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北野天満宮の梅が少しずつ咲き始めています。全体としてはちらほら咲きといったところですが、中には3分から5分咲きの木もあり、早くも早春の彩りを見せ始めています。

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1月4日に最初の一輪目が咲いた木は、今は2分から3分咲きといった程度でしょうか。ここは本殿を背景に撮る事が出来るので、絵になりやすい場所ですね。

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本殿の西側では、蝋梅が満開を迎えていました。同じ場所に2本並んでいるのですが、どういう訳か一本は素晴らしい芳香を放っていたのに、もう一本はあまり香りはしませんでした。これって、開花時期が違うために、片方は盛りを過ぎつつあるという事になるのかしらん?

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でも、見た目はまさに盛りの咲きっぷりなのですけどね。ちょっと不思議な気がします。

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白梅も少ないながらも咲き始めています。これは蝋梅の隣で咲いていた白梅です。やはり寒さのせいなのでしょうね、夕方近くになっても花がまだ開ききっていません。

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こちらは楼門前にあるお牛さんの梅です。今日はまだ一輪が咲いていたばかりでした。

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その近くにある白梅は、二分咲き程度まで進んでいました。どういう訳か地面際まで枝が伸びており、その下の方で花が咲いています。

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東の楼門前でも、紅梅の開花が進んでいました。帰り際、振り向き様に撮った写真です。

北野天満宮は明日が初天神、さぞかし人出で賑わう事でしょうね。咲き始めた梅は、丁度良い歓迎の印として喜ばれる事でしょう。

2009年1月23日 (金)

京都・洛北 冬の椿~京都府立植物園~

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京都府立植物園では、冬に咲くタイプの椿が見頃を迎えつつあります。この写真を撮ってから2週間近くになりますが、この時期の花はそう大きくは変わっていないでしょう。

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この白地にピンクの模様が少し入る花は「雪中花」。大徳寺の塔頭高桐院にある銘花です。

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その雪中花の下には、落ち椿が並んでいました。この風情もまた、椿ならではの楽しみ方です。

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こちらは、桃色雪中花。雪中花とは色違いの仲間という事になるのでしょうか。共にその名の通り寒さには強そうですね。

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こちらは、白侘助です。花弁が筒状のまま、最後まで開ききらないのが侘助と呼ばれる花の特徴なのだそうですね。とても清楚な花色をしていました。

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最後は山茶花。椿に比べると、やはり花弁が紙っぽいですね。どこででも見かける花ですが、それだけに親しみの持てる、とても美しい花だと思います。

2009年1月22日 (木)

京都・洛北 早春の花とルリビタキ~京都府立植物園~

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少し前の写真で恐縮ですが、平成21年1月11日の京都府立植物園でみかけた花と小鳥です。

まずは、この時期の定番である蝋梅から。今年の蝋梅の開花は、植物園における過去12年間の記録の中では最も早く、12月7日に開花したのだそうです。

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そのせいでしょうか、前夜の雪に打たれて沢山の花や蕾が根元に散らばっていました。しかし、盛りを過ぎた様にも見えず、素晴らしい芳香は健在でしたよ。

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林床から顔を出したスノードロップです。これぞスプリングエフェメラル(春の妖精)ですね。この一角には毎年沢山の春咲きの小球根が植えられており、その中でも真っ先に咲き始めていたのがこの花でした。毎年同じ事を思うのですが、是非一度は雪の中で咲くこの花を見てみたいものです。

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植物園はまた、小鳥の宝庫でもある様ですね。ぱっと見、目の回りの白さからメジロが地面を歩いているのかと思ったのですが違いました。帰ってから調べてみると、ルリビタキの雌の様ですね。

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こちらの鮮やかな色彩の鳥がルリビタキの雄です。ちょっとぶれてしまったのが残念なのですが、綺麗な色合いは判って頂けるでしょう。

夏の間は高地に居て、冬になると麓に降りて来るそうです。地面に居る昆虫や蜘蛛を餌としているそうで、だから林床を歩いていたのですね。もう少し近づいて大きく撮りたかったのですが、すぐに気付かれて逃がしてしまいました。残念でしたが、こんな小さな鳥を撮るのはやはり難しいものだと改めて思った次第です。

2009年1月21日 (水)

京都・洛東 第43回京の冬の旅 非公開文化財特別公開~東福寺塔頭・退耕庵~

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第43回京の冬の旅、2箇所目は東福寺の塔頭・退耕庵です。京阪の東福寺駅から歩いた時、一番最初に目に付くのがこの寺ですね。1346年(貞和2年)に、性海霊見和尚(東福寺43世)を開山として開かれました。時の将軍である足利義満、善持公の帰依を受けて寺運は大きく栄えたのですが、やがて応仁の乱の勃発によって荒廃してしまいます。

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その荒廃した寺を再建したのが安国寺恵瓊(東福寺216世、退耕庵11世)でした。恵瓊は戦国時代の人で、毛利氏の外交僧として活躍した事で知られます。特に破竹の勢いにあった織田信長を評して、今は勢いが良いが、やがて足下を掬われる日が来ると預言した事は有名ですね。

現存する書院は恵瓊によって再興されたもので、付属する茶室「作夢軒」においては、関ヶ原の戦いの前夜に、恵瓊と石田三成、それに宇喜多秀家と小早川秀秋が謀議を交わしたと言われています。

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この寺はまた、小野小町ゆかりの寺としても知られ、山門を入って直ぐ右側にある地蔵堂には、小野小町作と伝わる玉章地蔵尊(たまずさじぞうそん)が祀られています。この地蔵尊の腹内には小町に宛てた艶書の数々が納められているとされ、妄執の恋慕消滅を祈願したと言われています。このため、悪縁を絶ち良縁を結ぶ御利益があるとして、信仰を集めてきました。元は渋谷越に存在した小町寺にあったと言われるのですが、いつしかこの退耕庵に移された様です。

そして、この寺にはもう一つ小町にちなむ寺宝が存在します。それが小町百歳の像で、世の儚さを悟った小町か自らが作ったと伝わります。老い衰えて杖を突いて立つ小さな像が、美貌の人もやがては老婆となり美しさも消え果てるという、世の無常を語りかけています。

また、この寺には真陰庭と中国西湖を模した中庭があり、真陰庭では5月に霧島ツツジが咲き、夏には中庭で睡蓮が咲くそうです。普段は非公開の寺ですが、事前に予約する事で拝観する事も出来る様ですね。出来れば樹齢三百年と言われる霧島ツツジが咲く頃に、もう一度拝観してみたいものだと思っています。

2009年1月20日 (火)

京都・洛東 梅、開花~智積院~

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京都の東山七条にある智積院で、早咲きの梅が咲き始めています。平成21年1月17日現在ではちらほら咲きといった程度ですが、これから先の盛りの美しさを彷彿とさせるには十分の色合いを見せてくれています。

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咲いているのは2本の木で、うち一本は参道への上がり口にある木です。ここはまだほんの数輪といったところですが、入り口でこういう花を見ると期待がふくらみますよね。

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もう一本は、拝観受付所の手前にある木で、毎年いち早く見頃を迎えていますね。ここもまだ1分咲きにも満たない程度ではありますが、周囲をほんのりと赤く染める程度には咲いています。

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その他の紅梅と金堂前の白梅は蕾が膨らんでいる程度で、咲き揃うのはまだかなり先に事になるでしょうね。やはり2月の末から3月半ば頃にかけてが見頃になるのでしょうか。

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境内では水仙も咲き始めていました。まだまだ寒い日が続きますが、智積院では一足早い、かすかな早春の気配を感じる事が出来ますよ。

2009年1月19日 (月)

京都・洛東 第43回京の冬の旅 非公開文化財特別公開~東福寺塔頭・勝林寺~

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毎年恒例となっている、「京の冬の旅」における非公開文化財特別公開が行われています。今シーズンは12箇所の社寺が対象となっており、その手始めとして東福寺塔頭の勝林寺を訪れて来ました。

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勝林寺は、1550年(天文19年)に東福寺第250世高岳令松和尚によって建立された塔頭です。場所は東福寺の北側に当たるのですが、住宅地の真ん中にあるものですから全く目立たず、恥ずかしながらこれまで私はその存在すら知りませんでした。

奥まった路地の突き当たりの階段を上ると、石の門柱の左側に勝林寺、右側には毘沙門堂と記された表札が掲げられています。そう、ここは北方守護の神である毘沙門天を祀るお寺なのですね。

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境内に入ってまず目に付くのがこの石塔です。これは、この寺の大旦那である近衛家が寄進した一切経を納めたもので、やや殺風景と言えなくもない前庭の良いアクセントになっています。

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そして何より見逃してはならないのが、83年ぶりに公開されたという毘沙門天です。平安時代後期の作とされ、長く東福寺仏殿の天井にひっそりと祀られていました。それを高岳令松和尚が霊夢によって発見し、勝林寺の御本尊として現在の地にお移り願ったのです。

高さ145cmとさほどの高さは無い様に思えるのですが、仏壇前の床が仏様に向かって傾斜しており、拝観者は上を見上げる様な姿勢で相対するものですから、実際以上に大きく感じてしまいます。左手に宝塔、右手に三叉鉾を持った憤怒相であり、戦の神と呼ばれるにふさわしいお姿と言えるでしょう。

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脇侍として左に善膩師童子、右に吉祥院天が置かれているのですが、これって家族が集まった事になるのだそうです。すなわち吉祥院天は毘沙門天の妻であり、善膩師童子はかれらの息子だったのですね。この事から、家族和合の仏様としても知られている様です。

毘沙門天と言えば上杉謙信を思い出します。丁度大河ドラマで「天地人」が始まっていますが、かの名将を彷彿とさせる様な神秘的な力強さを感じる、そんな素晴らしい仏像でした。東福寺に行かれる事があったら是非立ち寄って見て下さい。お薦めですよ。

2009年1月18日 (日)

京都・洛東 楊枝のお加持と第59回三十三間堂大的全国大会

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平成21年1月18日に三十三間堂で行われた楊枝のお加持と第59回三十三間堂大的全国大会に行ってきました。

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三十三間堂大的全国大会は江戸時代の通し矢にちなむ大会で、全国から二千人が参加するという弓道界の一大イベントです。私は昨年に続いての観戦となるのですが、去年の教訓を踏まえて午前9時の開始に合わせて会場に入りました。最初は西の広場の方に行ったのですが、それでもかなり遅かったですね。1時間ほど掛かって2列目にまで進むのがやっとで、時間の関係で最前列に進む事は諦めて楊枝のお加持の方に回る事にしました。

それでも、目の前で矢が放たれる時の弓弦の音は鋭く、なかなか迫力がありましたよ。


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楊枝のお加持は、インド伝来の修法で平安時代から三十三間堂に伝わるという伝統のある行事です。後白河法皇の頭痛平癒にあやかったものであり、本尊の前で7日間祈りをこらした浄水を、「人の熱悩を除く」とされる霊木・楊木の小枝をもって参拝者にそそぎ、無病息災・厄除け開運のご利益を授けるという修法(三十三間堂のチラシより抜粋)です。

御堂に入ってから修法を受けるまでに長蛇の列となっていましたが、それでも30分とは掛かりませんでした。私もちゃんと浄水を授かる事が出来、有り難い事だと思います。

なお、個別に祈願を受けたいと願う人は、3千円を出せば特別祈願を受けた上で、福柳とお守りなどが入った開運の福袋を授かる事が出来ます。

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楊枝のお加持を受けた後は堂内を一巡して外に出るのですが、その時希望すれば射場の東側にあたる御堂の廊下に出て、通し矢を観戦する事が出来ます。ただ場所が限られているので、退場する人が居ればその分中に入る事が出来るという制限付きで、ここだけで30分近く待たされました。

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廊下に出たら出たで、やはり人垣の後ろで順番を待つしかありせん。そうして待つ事一時間でようやく最前列に出る事が出来たのですが、廊下の本当の一番端であり、後ろから押されると下に落ちかねない場所だったので、危なくて仕方がありませんでした。それに後ろの人に悪いと思って5分で交代したのですが、それなりの写真と動画は撮れたので、私的には満足しています。

次にその動画をアップしますので、短いですが雰囲気だけでも味わって下さい。

昨年と違ってそれなりに楽しめた今年の通し矢でしたが、昨年と同じくカメラマンのマナーの悪さは変わりませんでした。特にこの廊下の最前列では、私が待っていた1時間の間、ずっと同じ場所で写真を撮り続けていた4人のカメラマンが居ました。しかも帰ってから写真を整理してみると、朝9時の開始からずっと同じ場所を占拠している事が判りました。つまり、これだけ大勢の人が見に来ている中で3時間以上も一等地を独占し続けていた訳で、これはいくら何でも常軌を逸しています。

当人達は写真を撮るために朝から頑張って場所取りをしていたという事なのでしょうけれども、作品を撮るためには何をしても許されるという様な暴慢な気持ちは捨てて頂きたいものです。何度も書いていますが、こういうマナー違反がカメラマンの締め出しに繋がり、ひいては自分の首を絞める結果になるのだと自覚してもらいたものなのですが、こういう人達には何を言っても無駄なのだろうなあ。困ったものです。

2009年1月17日 (土)

ねこづらどき5周年

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本日「ねこづらどき」が5周年を迎えました。

毎年同じ感想を抱いているのですが、本当に1年が過ぎるのって早いですねえ。ついこのあいだ5年目に突入と気合いを入れたばかりだと思っていたのに、もう6年目に入いるのですからね。一体この1年の間に何をして来たのやらと、これも毎年変わり映えがしないつぶやきです。

それはともかく、記事をほぼ京都に特化してから3年が経ちましたが、ようやく京都ブログとして認知され始めた様です。大河ドラマのレポートを止めて以来一時減っていたリピーターも、昨年は一日平均して70名の方に来て頂けるまでに回復しました。これだけの読者があると思えば毎日更新する張り合いもあるというものです。ちなみに、5回以上繰り返し訪れてくれている方は500名であり、これが現在のこのブログの規模と見て良いのでしょう。本当にありがとうございます。

とても自慢できる程ではないこぢんまりとしたサイトではありますが、これくらいが身の丈に合った規模だと思っています。これからも背伸びはせず、ぼちぼちと続けて行きたいと思っていますので、どうかお付き合いの程よろしくお願いいたします。

ちなみに、今日の写真は平成21年1月11日に京都府立植物園から撮った比叡山の雪景色です。私は京都を取り囲む山で、やはりこの山が一番好きですね。四季折々に様々な表情を見せてくれるのですが、この雪景色が最もドラマチックではないかしらん。今年もこんな景色をずっとお届けできたらと思っています。

2009年1月16日 (金)

京都・洛東 本わらびもち~祇園 徳屋~

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祇園・花見小路に以前から気になっていた店があります。それが祇園・徳屋。何時の間にやら検番が店に代わったと思うと、あっと言う間に行列の出来る人気店になっていました。

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その人気商品が「本わらびもち」です。よくある芋や馬鈴薯由来の甘薯澱粉でなく、本物のわらび粉だけを使っているそうで、確かに色が黒いですね。ちょっと驚いたのは、わらびもちが真ん中に盛られたかき氷の周囲に敷き詰められて出てきた事で、一瞬ですがかき氷と注文を間違えられたのかと思ってしまいました。

何でも注文を聞いてから作るそうで、出来たての熱々の状態から食べやすい温度に下げるためには、こうして氷に漬けて出す事が最善なのだそうです。中に和三盆が練り込まれており、このままでも美味しく食べられますが、右の黒蜜に浸し、さらに左のきな粉をまぶすとより一層美味しくなります。

とろける様な柔らかさで、食感は最高でした。ただ箸で食べるには柔らかすぎ、食べきるまでには少し苦労しましたね。でも意外と粘りがあって、つまみ上げても半分に切れるという様な事はなかったです。

1200円と少し高めですが、本物のわらび粉を使っている事を考えると、妥当な値段と言えそうです。

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この日は冬の平日だからという事か、店内に居たのは私一人だけでした。この店にしてはきっと珍しい事なのでしょう。普段なら店内は若い人ばかりで、私などは浮いてしまっていたかも知れませんね。

冬に人気なのは、自分でお餅を炙って食べる餅焼きぜんざいの様ですね。こちらも機会があれば是非食べてみたいと思っています。

2009年1月15日 (木)

京都・洛北 お粥祭~下鴨神社~

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平成21年1月15日、下鴨神社にてお粥祭が行われました。お粥祭とは、野菜果物とともに小豆粥と大豆粥をお供えし、五穀豊穣、国家国民の安泰を祈願するというものです。

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下鴨神社のホームページに依れば、「小正月と呼ぶこの日に小豆粥で祝い、邪気を払う。お粥の中に、それぞれ柔らかく煮いた小豆、餅を入れたもので、小豆粥、大豆粥を神前に供する。」とあります。

調べてみると、小正月に小豆粥を食べるという風習は古くからあり、枕草子にも出てくるそうですね。気になって田辺聖子さんの「小説 枕草子 むかし・あけぼの」を読み返してみると、確かにそうした記述がありました。

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この日は以前から所用で有休を取る事が決まっていたので、せっかくの休みを有効に活用すべく、京都で何か祭事が無いかと探していてこの祭を見つけたのでした。残念ながら用事を済ましてからでは神事には間に合わなかったのですが、小豆粥は食べる事が出来ました。この小豆粥は「除災厄除長寿がゆ」として、一般参拝者にも振る舞われるのです。

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これがその小豆粥で、この中にお餅が二切れ入っています。何でも鏡餅を割ったものだそうで、なかなか柔らかくならないため、配膳の人達も結構大変そうでした。何しろ長蛇の列が出来ていましたからね、少しでも早くと気を遣うのでしょう。神事に来て怒る人も居ないとは思うのですけどね。

味の方はあくまで優しく、ほっとする様な味でした。お餅も美味しかったですよ。冷え切った身体をほんのりと温めてくれる、とても有り難かたいお粥でした。

なお志納として300円が必要ですが、お祓いと思えば安いものですね。

京都・洛東 清水寺にて

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今日15日は平日ですが、所用があって年休を取ったついでに京都を散策して来ました。向かった先は清水寺、今年最初の参拝となります。

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この時期の平日ともなれば、如何に清水寺とはいえ空いているもので、いつもは人だかりのしている轟門前の手水鉢もこのとおり、誰も居ないという瞬間がありました。こんな写真が撮れたのは初めてではないかな。

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せっかくの休日ですし、特に取材の対象がある訳ではなく、のんびりと散策を楽しんでいました。ところが、そんな気分を台無しにする事件が起きたのはこの写真を撮った直後の事です。

このところ良く冷えますから、トイレが近くなります。清水寺のトイレの配置は把握していますから、この次は音羽の滝の手前に行こうと決めていました。ところが、段々と近づいていくと様子が変です。男子トイレから女性が出てきた?

何事かと思ったのですが、すぐ前まで来ると大体の事情が判りました。隣の女子トイレが清掃中で、立ち入り禁止だったのですね。困ったもんだとは思いましたが、高速道路のパーキングエリアなんかではたまにある事なので、仕方がないかと中に入りました。こっちも切羽詰まっているし、背中合わせならお互い様ですからね。

そこに居たのは中国語を話す男女数人の若者達でした。私が入っていっても女性は悪びれる様子もなく、むしろはしゃいでいます。旅先で男子トイレに入るというハプニングを楽しんでいる様でした。何だかなあと思って用を足していると、背後でフラッシュが光るではありませんか。何事かと振り返ると、女性が笑顔でカメラに向かい記念写真を撮っていたのです。すぐ側で用を足している私がに居るのにですよ。

何なのでしょうね、この馬鹿者どもは。余程どなりつけてやろうかと思ったのですが、日本語は通じないでしょうし、逆ギレされても困るので睨み付けるだけに納めておきました。さすがにきまり悪そうにはしていましたが、とても反省なんかはしていないでしょうね。

中国語を話す人は世界中に居るし、どこの国の若者かは特定出来ません。しかし、どこの国に女性が男子トイレの中で記念写真を撮っても良いという常識があるのでしょうね。よほど民度の低い、あきれた国の人達なのでしょう。海外に来るくらいだから裕福なのでしょうけど、金を使う前に世界に通用する常識を身に付けてから出て来なさいと言いたいですね。

はっきり言って国辱ものの行為であり、これが日本人が外国でやったとなれば、どれほど叩かれる事でしょう。下手をすれば排日運動の火種となって、暴動が起きるのではないかしらん?外国の人に京都を知って貰うのは嬉しいし、これからもどんどん来て欲しいとは思いますが、こんなに程度の低い馬鹿者どもなら願い下げです。本当に二度と来て欲しくは無いですね。


2009年1月14日 (水)

京都・洛東 薄化粧~真如堂~

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平成20年1月12日の京都は曇り時々雪という予報でした。朝一番に真如堂のライブカメラを見ると、確かに白く染まっています。これは雪景色を撮るチャンスだと思い出掛けてきたのですが。

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案に相違して、日陰の部分にうっすらと積もっている程度で、少し拍子抜けでした。空も半ば晴れていて、もうこれ以上は降りそうにない感じです。

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境内は駄目でしたが、本坊の庭なら雪が残っているかも知れないし、それに庭越しに白の大文字を見る事が出来るはずと拝観を申し出ました。ところが涅槃の庭は、上に高木の枝が生い茂っているせいでしょう、全くと言って良い程雪がありません。白の大文字もまた、斜めすぎてもう一つ形が判らず、期待していた程ではありませんでした。

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雪景色としては期待はずれでしたが、何年かぶりに訪れた本坊は、なかなか楽しむ事が出来ました。以前は入る事が出来なかった(と思う)四季の間を拝観する事が出来たのです。

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四季の間とは、その名の通り春夏秋冬をモチーフにした襖絵で彩られた4つの部屋の事で、この写真は春の間にある梅の絵です。まだ開花したばかりで花数よりも蕾の方が多く、早春をイメージしたものだと判ります。

上手く写真が撮れなかったのが残念なのですが、夏の間が一番面白く、夕立が始まってから降り終わるまでの3時間が描かれています。強烈な雨を受けた蓮の葉から勢いよく溢れ出る水、雨が小降りになると共に風が出てきたのでしょう、蓮の花びらが舞い、それをじっと見ている白鷺、やがて訪れた穏やかな時間に飛ぶオハグロトンボなど、夏の夕方を活写した面白い襖絵を見る事が出来ます。

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それにしても、真如堂の職員の人は親切ですね。拝観者は私一人だったのですが、懇切丁寧に解説をして下さいました。おかげ様で、曖昧になりかけていた真如堂に関する知識を再確認する事が出来、今後参拝する時にまた新たな気持ちで臨む事が出来そうです。ありがとうございました。

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拝観を終えて本堂に戻ると、廊下の向こうの三重塔の背後に巨大な白い雲が見えました。いかにも雪雲という感じで嫌な予感がしたのですが、不幸にも的中してしまいます。次の目的地に行こうと自転車で走り出したとたんに雪が降り始め、やがて強烈な風と共に吹雪となってしまったのです。

自転車に吹雪は天敵の様なもので、さすがに諦めて帰るよりなく、予定よりずっと早く帰途に付きました。駅に着いた頃にはすっかり止んでしまったのは皮肉としか言い様が無かったのですけどね、冷え切った身体ではもう一度走り直す気力もなく、暖房の効いた車内へと急いだのでした。

雪景色を撮るのに機動力が欲しいところなのですが、自転車はやはり無謀でしたね。仕方が無いので、ここは歩きで頑張るしか無いのかな。そうすると、撮りに行ける範囲が限られてしまうのが悩ましいところです。

2009年1月13日 (火)

京都・洛東 雪の大文字2009

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このところ冬が本格化しています。特にこの3連休は寒く、京都でもわずかながら積雪が見られました。11日は夜中に降った雪のおかけで、白い大文字を見る事が出来ましたよ。

それにしてもこの寒気は半端ではなく、橋上の女性の髪の毛を見ると、かなり強い北風が吹いている事が判ります。

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これは、都道府県対抗女子駅伝を観戦していた丸太町橋の上から見た北山の風景です。白く雪化粧をしているのが鞍馬山ですね。

あそこまで冬将軍が来ているという訳で、もう少し寒気が強くなれば市内も真っ白に染まる事でしょう。(と書いたら今日はしっかり積雪があった様ですね。)雪景色も綺麗なのですが、この寒さだけは勘弁して欲しいと思った駅伝観戦でした。


2009年1月12日 (月)

京都・洛東 十日ゑびす大祭~京都ゑびす神社~

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関西でえべっさんと言えば大阪の今宮えびすや兵庫の西宮えびすが有名ですが、京都ゑびす神社の十日ゑびすもまたなかなかの人出で賑わいます。京都では8日に始まり12日で終わるのですが、我が家は残り福祭にあたる11日に出掛けてきました。

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今年はあちこちのブログでも触れられていますが、圧倒的に参拝者が多かった様です。昨年も人出は多いと思ったのですが、社前に少し行列が出来る程度の混み具合でした。ところが今年は鳥居の外にまで繋がる長蛇の列になっており、そのあまりの混み具合に驚いた人も多かった様です。これって、やはり不況と言われる世相を反映したものなのでしょうか。

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拝殿には大きなマグロが奉納されていました。マグロと言えば西宮えびすが良く知られていますが、これはこちらが真似したのかしらん?ただ、金網の向こうだったので、西宮の様に賽銭を貼り付けるといった事は出来ない様になっています。

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特に11日に行ったのは、舞妓さんに依る福笹の授与があったからです。午後2時から4時までは宮川町、8時から10時までは祇園の舞妓が奉仕にあたりました。その笑顔と所作は、さすがに玄人だけのものはありましたね。

ところで、最近は舞妓の写真を撮ろうとする人が多く、特に祇園では観光客に取り囲まれて身動きが取れなくなるといった事態が引き起こされているそうです。このため町を挙げて規制に乗り出すらしく、これから先はカメラをぶらさげて祇園を歩くという事はやり難くなりそうですね。特に舞妓がお座敷に向かう宵の口は避けた方が無難かな。下手にカメラを向けたりすると排除されるといった事も起こりかねない訳で、気をつけた方が良いでしょうね。

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京都ゑびす神社にほど近い禅居庵でも、新年祭が行われていました。普段は静かな境内なのですが、10日ゑびすから流れてくる人が結構多く、なかなか賑わっていましたよ。

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神社に通じる大和大路通は、出店で賑わっていました。ここでも目に付くのはポニョ関連のグッズで、北野天満宮の時と傾向は同じですね。

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この出店を冷やかして歩くというのは面白いもので、どこのお祭りでも楽しみの一つになっています。その割に何も買わない事が多いのですが、この日は干し柿と干し芋をゲットして来ました。どちらもお菓子の原点とでも言うべき食べ物ですが、仄かに甘く、混じりっけ無しのすっきりした味わいは、ほっとするものがありますね。

十日ゑびす大祭も今日でお終いですが、どうか沢山の福を授けて下さって、世の中を覆う嫌な空気を一掃して下さる様にお願いいたします。えべつさんにあやっかって、本当に明るい世の中になって欲しいものですね。

2009年1月11日 (日)

第27回都道府県対抗女子駅伝

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年頭の京都を飾る風物詩の一つ、第27回都道府県対抗女子駅伝が行われました。我が家も昨年に引き続き丸太町通にて観戦して来ました。

今年陣取ったのは丸太町橋の上で、往路の4区と復路の7区にあたる区間です。往路は第3中継点でたすきを受けた直後、復路は第7中継点まであと少しという場所で、それぞれレースにおける意味合いが異なる事から、まるで違った選手達の表情を見る事が出来ました。

まずは、第3中継所をトップで通過した兵庫代表。たすきを受けた時はほとんど2位の京都と同着だったのですが、丸太町橋の上では少し後続を引き離し、レースを有利に展開しているかに見えました。

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優勝候補の筆頭だった京都は、ここまで一度も首位に立てないという意外な展開でした。ここでも首位から少し離された様に見えたのですが、この後前の兵庫に追いつき、ほとんど同着ながら2位でたすきを繋ぐという好走を見せました。

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4区で最も快走を見せたのが岡山代表です。3位でたすきを受けた後、区間最高の力走で前を行く京都と兵庫を捉え、見事に首位でたすきを引き継ぎました。

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また4区では、中段での熾烈な争いが展開されていました。富山、宮城、岐阜、栃木、香川、福井、北海道、佐賀、島根といったチームが僅差で駆け抜けていきます。

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最下位ながら力走を見せていた沖縄代表です。前からはかなり離されていたものの、なかなか軽快な走りを見せてくれていましたよ。

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今度は復路となる7区です。首位で帰ってきたのは岡山代表。昨年末の女子全国高校駅伝で2位と活躍した興護館高校の選手が3人入っており、優勝候補の京都を最後まで苦しめました。ここでも区間2位となる好記録を出したのですが...。

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その岡山を10秒上回る区間最高を叩き出したのが京都代表でした。一時は14秒引き離されていた劣勢を跳ね返す好走で4秒差へと迫り、8区での逆転劇の足掛かりを作ったのです。

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7区で熾烈な3位争いを展開した兵庫と愛知です。愛知は女子全国高校駅伝で優勝した豊川高校の選手を4人も抱え、彼女たちの活躍によってこの時3位にまで駆け上がりました。残念ながら最後は失速して10位に終わりましたが、今年のレースを面白くした存在の一つだったと言って良いでしょう。

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7区の丸太町橋付近は走り出したばかりで元気一杯の4区とは違って、4km近くを走ってあと少しでたすきを渡す為にラストスパートを掛ける地点であり、どの選手も力走としか表現の出来ない走りをしていました。トップから最後尾に至るまで全ての選手が真剣な表情で走り抜く姿には好感が持てましたね。

序盤から順位がクルクルと入れ替わる混戦のレースを制したのは、地元の京都代表でした。これで2度目の五連覇となる訳ですが、本当に凄いものですね。ある程度戦力が計算出来る実業団チームとは違って、毎年メンバーが入れ替わる中学生や高校生といった不確定要素を抱えての連覇ですからね、本当に大したものだと思います。

でも、途中までレースをリードした岡山や兵庫のチームも強く、来年以降はどうなるか判りませんね。また一年後に、面白いレースを展開してくれる事を期待したいです。

2009年1月10日 (土)

京都・洛中 冬の花~雨宝院~

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雨宝院は、西陣の街中にある小さなお寺です。しかし、門に掲げられた提灯には、大聖歓喜天、不動明王、千手観音、恵比寿天など沢山の神仏の名が書き込まれており、ここがただの小寺院では無い事を示しています。

事実境内には所狭しと御堂が建ち並んでいて、これらの神仏をお祀りしているのだから凄い。ここに来る度に、どこから拝めば良いのやらと、いつも迷ってしまうほどです。

また、鳥居のある御堂と無い御堂があるのですが、これは神仏混淆の風習を今に残しているという事なのでしょうか。いかにも真言宗らしい、猥雑さを持った庶民的な寺だと思います。

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そして、境内には四季の花を咲かせる植物が植え込まれており、真夏以外は常になんらかの花を見る事が出来るという有り難い存在です。特に春の桜は有名ですが、この寒い時期には冬の花が境内を彩っています。

まずは、オーソドックスな山茶花。染殿井の前にあって、綺麗な花を見せてくれていました。

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こちらは大輪の椿です。品種は判りませんが、ボリューム感のある、なかなか豪華な花ですね。

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その椿の背後で咲いていた蝋梅です。あまり大きく育った木ではありませんでしたが、素晴らしい芳香がするのはさすがと言いましょうか。この花の香りがする都度に、冬も悪くはないなと思ってしまいます。

花の寺と呼ばれるだけの事はあって、訪れる人をいつも楽しませてくれるのはさすがと言えますね。

2009年1月 9日 (金)

京都・洛東 山茶花めぐり~東山界隈~

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この時期、京都を歩いているとよく見かける花が山茶花ですね。年末から年始にかけて歩いてきた東山界隈でも、山茶花や寒椿が沢山咲いていました。その中から、京都らしい風情を持った花を選んでお届けする事にします。

まずは、東福寺で咲いていた山茶花です。ここは境内が広い割に山茶花は少なく、わずかに日下門を入ってすぐ右手の植え込みのところで咲いていました。控えめで上品な、禅寺にふさわしい花ですね。

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その隣では、奔放に枝を伸ばした山茶花が咲いていました。雅とは言い難いですが、白壁に赤い花が良く映えていますよね。

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こちらは、ちゃわん坂で咲いていた山茶花です。肉眼では左奥に清水寺の三重塔が見えていたのですが、明暗差がありすぎて写真にはちゃんと写りませんでした。光の加減によっては、もう少し風情のある写真が撮れたかも知れないですね。

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これは、清水寺の門前にある善光寺で咲いている山茶花です。清水寺では、そこかしこで山茶花や椿が咲いているのですが、その中でもここの生け垣が一段と見事ですよ。

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清水寺の北総門の近くで咲いている山茶花です。随求堂の金色の宝珠との対比をねらったのですが、あまり良く判らないかな。

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これは、本堂を出てすぐのところで咲いている山茶花です。なかなか立派な木で、沢山の花を咲かせていました。

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こちらは、二年坂で咲いている椿です。品種は有楽になるのかな。

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坂を入れるとこんな感じです。私的には、これが冬の二年坂のデフォルトの景色になっています。

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最後は、六道珍皇寺で咲いていた寒椿です。背後に見えているのがお迎え鐘ですね。実はこの鐘は普段と違って撞ける様になっていたのですが、正月には参拝者の自由に任せているのでしょうか。でも、お精霊様をお招きするのは良いけれど、お送りするにはどうすれば良いのだろうと余計な事を考えて、私は鳴らしませんでした。

やっぱり、矢田寺へ行って送り鐘を撞いてこなけりゃいけないのかしらん?このあたり、どういう風習になっているのか知りたいところですね。

2009年1月 8日 (木)

京都・洛中 御会式桜と妙蓮寺椿~妙蓮寺~

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妙蓮寺で、御会式桜が咲いています。毎年、10月13日の御会式(おえしき・日蓮上人の命日)の頃に咲き始める事からこの名がある桜で、冬の間中咲き続け、4月8日の花祭りの頃に満開となると言われています。

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平野神社でも咲いていた十月桜の一種なのではと言われていますが、確かに見た感じは似ていますね。冬に咲く桜らしく、ぱっと見華やかなのですが良く見ると咲き方がまばらで、春の桜の様なボリューム感には欠けています。

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でも、この寒空に咲く貴重な存在である事は確かで、この花の周辺だけはまるで春が来たかの様な錯覚を覚えます。

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この桜の花びらを拾って帰ると恋が成就するという噂があるのは昨年も書いたとおりですが、その割にこの境内で若い女性の姿を見た事が無いのは私だけでしょうか。やはりこういうものは人知れずそっと訪れ、黙って持って帰るものなのかも知れませんね。

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もう一つ、この季節の境内を彩る妙蓮寺椿も咲いていました。この花は椿の中の銘花の一つとして知られ、この木は昭和37年に枯れてしまった原木の二代目にあたります。

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ただ、昨年もそうだったのですが、綺麗な花が一輪も無いのが残念でした。やはり、霜などのせいで痛んでしまうのでしょうか。

この花が綺麗に咲いているところを見たいと願っているのですが、何時だったら見る事が出来るのかな。霜の害が無くなる頃を見計らってもう一度来てみようかしらん?その頃まで花が咲いていれば良いのですけどね。

2009年1月 7日 (水)

京都・洛東 正月風景~祇園白川~

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祇園白川の正月風景です。祇園に来て初詣と言えば、この辰巳大明神にお参りするより無いですよね。

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鳥居にしめ縄、社前にお飾りと、いかにも正月らしい雰囲気が出ていますね。ところで、あまり気にした事が無かったのですが、神社には松飾りは無いのが普通なのだとか。松飾りは歳神を招くための依代であり、元々神様が居る神社には必要が無いからなのだそうです。言われてみれば見た事が無い様にも思いますが、どこかの神社にはあった様な気もしないではありません。

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検索してみると、それほど数は多くないにしろ、立派な松飾りを作る神社も意外とある様ですね。これからすると、厳密な決まりや定義は無いのかも知れません。地域、あるいは神社ごとの慣習によって変わって来るものなのかと思ったりもします。

それ以上に良く判らないのが、お寺さんの松飾りですね。これはあちこちの寺で良く見かけるのですが、歳神は仏教ではなく神道に由来しているはずなので、もしかしたら昔の神仏混淆の名残なのかしらん?もう少し突っ込んで調べてみると、ちょっと面白い事が判るかもしれないですね。

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さて、この時期、祇園白川では寒椿や山茶花が彩りを添えています。かにかくにの碑の周辺でも、寒椿が花盛りを迎えていました。

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こちらは、白川沿いで咲く山茶花です。華やかさでは桜には及びませんが、この落ち着いた風情もまた祇園に似合う花だと思います。

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寒椿の下では、まだ形を残したもみじの枯葉が積もっていました。散ってからさほど時間が経っていない事を示している訳で、このあたりもまた紅葉の時期が12月半ば以降になっている事が判ります。4日に行った下鴨の糺の森には、まだ紅葉が残っていたものなあ。

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雑居ビルが建ち並ぶ祇園東でも、山茶花が咲いていました。祇園東は早くにお茶屋街が崩壊し、雑然とした町並みになってしまっているのですが、それでもこうした花がそこかしこに咲いています。これは、今でも花街としての心意気が生きている証と言えるのかも知れませんね。

2009年1月 6日 (火)

時じくの香の木の実~平野神社~

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北野天満宮の参拝を終えて、今度はすぐ近くにある平野神社へとやって来ました。桜の頃はどこよりも賑わうこの神社ですが、正月も4日ともなると境内は閑散としています。

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今の境内で最も目立つのは橘の実でしょうか。小さなミカンの様な果実が、本殿の前でたわわに実っています。

古事記においては、常世の国から持ち帰られた不老不死の妙薬である「時じくの香の木の実」とは今の橘の事であると記されており、そう聞くと何やら霊験のありそうな有り難い感じがしますね。一見美味しそうに色付いていますが、酸味が強くてそのままでは食べられない様です。

これらの実は神社で収穫してお飾りにでもするのか、あるいは鳥が食べに来るまで捨てておくのか、どうなるのでしょうね?このままというのも、ちょっともったいない気がしないでもありません。

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ここは桜の神社と呼ばれるだけの事はあって、今の時期でも桜がそこかしこで咲いています。これは楼門を潜ってすぐの所で咲いている十月桜。近くで見ると隙間が多くて絵になり難いのですが、少し離れるとなかなか華やかに見えてくるのが面白いところです。

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こちらは、神社の東沿いにある桜通学路で咲いていた桜です。少し色が濃く、境内にあるのとは別の品種になるのかも知れません。また鳥居を潜ってすぐ右手でも十月桜が咲いており、来るべき花の季節を彷彿とさせる風情が漂っていました。

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そして、既に菜の花も咲いています。これから冬本番を迎える訳ですが、そんな中でも春を迎える準備は着々と進んでいる、そう実感させてくれる花達ですね。

2009年1月 5日 (月)

京都・洛北 梅一輪~北野天満宮~

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京都に初詣の名所は数ありますが、ここ北野天満宮もその一つと言って良いでしょう。何と言っても学問の神様ですから、時節柄、受験の合格を願う親子連れなどで賑わいを見せます。かく言う我が家も受験生を抱えており、家で勉強に勤しんでいる息子になり代わって、合格祈願の代参をして来ました。

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昨年は本殿前の中央に長い行列が出来ていたのですが、今年は混んではいたものの難なく神前にまでたどり着く事が出来、まずは幸先の良いスタートと言えましょうか。ところが参拝を済ませた直ぐ後に団体客とすれ違っており、もう少し遅ければ長蛇の列に並ばなければならない羽目に陥っていたかも知れません。このあたりは、ちょっとしたタイミングのずれで大きく印象が変わってしまうという事であり、何だか恐ろしい様な気もしますね。

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今年はそんなツアー客まで来る程の人気なのは、やはりこのお牛さんのせいなのでしょうね。北野天満宮には、境内のいたるところに神牛の像が置かれており、丑年にはまたとない聖地となっている様です。

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参道から本殿にかけていくつかあるなで牛は、どこもごらんの様な盛況ぶりでした。牛の写真を撮ろうとカメラを構えていると、次々と後ろから押し分けて割り込んでくるものですから、とても全体像を撮る事は出来ませんでした。仕方がないので、代わりにこの状況写真を撮らせて貰ったという次第です。

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北野天満宮は、参道の出店も賑やかで良いですね。バラエティに富んだ店先を覗いて行くだけでも、十分に楽しむ事が出来ますよ。

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今年目立つのは、「崖の上のポニョ」がらみのグッズですね。これはポニョの飴細工ですが、色彩としても綺麗ですね。

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こちらは、ポニョのぬいぐるみです。やはり、このバケツとセットで欲しくなりますね。

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そして帰り際、本殿の東で見つけた梅一輪です。誰も気付いていない様でしたが、私的には今年最初に見つけた開花になります。まだ本格的な冬にもなっていない様な気がしますが、早くも春の兆しが見えたと言ったら気が早すぎますかね。

2009年1月 4日 (日)

京都・洛北 蹴鞠はじめ~下鴨神社~

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平成21年1月4日に下鴨神社で奉納された蹴鞠はじめに行ってきました。蹴鞠はじめは蹴鞠保存会によって毎年行われており、社殿前に設けられた鞠庭において、会員による蹴鞠が披露されるという行事です。

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蹴鞠はサッカーで言うリフティングに良く似ており、形だけで言えば集団で行うリフティングという事になりますね。ただ、見ていると胸で受けるのはありの様ですが、ヘディングは無い様ですね。それに決定的にサッカーと違うのは、勝敗を競わないというところにある様です。

次に動画を撮ってきたので、よろしければご覧下さい。アリ、オウという掛け声が聞けますよ。

鞠は鹿皮製で一見してバレーボールに似ていますが、かなりべこべこで、ほとんど空気は入っていない様です。ですから、音がボス、ボスとかなり鈍いでしょう?それになかなか続かないのは、足だけで蹴り続けるのはやはり難しいのと、これが年明け最初の行事である事から調子が出ないからなのでしょうか。

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それにしても、想像以上の人出で驚きました。午後1時過ぎには既に幾重もの人垣が出来ており、後ろの方で前が空くのを辛抱強く待つよりありませんでした。蹴鞠が始まったのが午後1時50分ごろで、30分ほど待ってようやくカメラを持った手を上げれば画像が撮れる場所まで進む事が出来、1時間後にはやっと最前列にまでたどり着く事が出来ました。ところがその瞬間に蹴鞠も終了し、まともに撮れたのは最後のこの場面だけでした。なんてこった。

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まあ、陣取った場所も悪かったのだと思います。丹色の楼門が背景となる場所を狙ったのですが、一番人垣が深い場所でもあった様ですね。写真家の水野克比古さんもすぐ近くで撮影されており、目の付け所は悪くなかったと思うのですが、いかんせん行った時刻が遅すぎ、場所取りに失敗してしまいました。それでもコンデジでなんとか掲載できるだけの写真と動画を撮れたのだから、まだ良かった方なのかも知れません。

来年から暫くは仕事始めの日にあたるので、また次にいつ来られるかは判りませんが、今度はもう少しゆっくりと見てみたいものですね。それと、色々あるらしいお作法も勉強しておきたいと思っています。

2009年1月 3日 (土)

京都・洛東 かるた始め式2009~八坂神社~

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2009年の京都始めは、昨年に続いて八坂神社で行われた「かるた始め式」に行ってきました。

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毎年同じ光景を撮っているのですが、3が日の八坂神社は人混みに埋まります。特に西楼門の混み方はすさまじく、まともに付き合うと大変な目に遭う事になります。そこで今回は北の鳥居から入ったのですが、それでも結構な混み具合で、なかなか前に進む事は出来ませんでした。

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かるた始め式は神事の一つとして行われており、最初に当日使用するかるたを神前に奉納するところから始まります。

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そして玉串の奉納があり、八坂神社の権宮司に依る祝詞が奏上されると、2人のかるた姫に依る奉納試合が始まります。そして、一連の儀式がおわると、いよいよかるた姫と平安童子達に依る初手合わせが始まります。

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昨年も書いていますが、この日の主催者である日本かるた院では押し手を重視して払い手を禁じており、あまり派手なアクションは見られません。ですので、初めて見る人にとっては物足りなかったかも知れないですね。あくまで優美さがこの競技の一番の見所なのですが、そこまではなかなか判らないでしょうね。

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正月というのは初詣以外には意外と行事が少なく、ブログのネタ拾いには苦労します。そのあたりはプロの報道陣も同じなのでしょうか、毎年大挙してマスコミ関係者が訪れます。年の初めの貴重なイベントという訳なのでしょう。

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最後はやはりこれも恒例の、十二一重姿のお披露目で幕を閉じます。やはり素晴らしく華やかですね。

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この行事は毎年混雑するのですが、時間と共に人が減っていくので、じっと待っていれば写真を撮る事が出来る位置にまで進む事ができます。というのは、大半が何が行われるか判らないまま集まっている人達なので、見た目が地味なかるた始めだと判ると次々に場所を離れていくのですよ。ですから慌てる必要は全く無いのですが、中には傍若無人にも最前列にまで割り込んでビデオや写真を撮っている人達が居ました。このあまりのあつかましさに切れてしまった人が居て、あわや暴力沙汰という険悪な雰囲気にもなったのですが、幸いな事にどうにか無事に収まりました。

でも見ているとどっちもどっちで、大人げないというか、周囲の顰蹙を買っていましたね。特に気の毒だったのが舞台上のかるた姫達で、急に起こった怒号に動揺している様子が見て取れました。

毎年ここでは何らかのいさかいがあるのですが、神社側においてちゃんと仕切った方が良いのではないかという気がします。でないと、せっかくの優美な儀式が台無しになってしまいますからね。まずはマスコミ席を完全に分離してもらいたいところですし、思い切って時間を区切った入れ替え制にするというのも一つの手ではないかと思います。正月早々、怒鳴り声など聞きたくないのは誰しも同じと思いますからね。


2009年1月 2日 (金)

京都・洛中 正月風景~四条河原町周辺~

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今日は2009年の京都の正月風景をお届けします。と言っても、実は昨年末に撮ってきた写真なのですけどね、ディスプレイは変わっていないはずなのでお許し下さい。

京阪の祇園四条駅を下りて地上に出ると、出迎えてくれたのがユリカモメの大群でした。橋のたもとで餌をあげていた人が居たのですね。

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三条大橋の近くではトンビに押されてすっかり少なくなってしまったユリカモメですが、四条大橋あたりでは沢山見る事が出来ます。ちょっと餌を与える人が居るとこのとおり、大群となって押し寄せてくるのです。

この餌のおこぼれを狙って鳩もやって来るのですが、ユリカモメの気迫に押されてすごすごと帰って行きました。トンビにこそ勝てないものの、ユリカモメはその愛らしい姿にも係わらず、なかなか気の強い鳥の様ですね。

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四条通のディスプレイは、門松と金扇を組み合わせた、なかなかお目出度い趣向ですね。ただ、少し地味でちょっと寂しい気もします。

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だからという訳でも無いのでしょうけれど、こんなワイドバージョンも用意されています。これだとかなり目だつので良いですね。

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四条通から寺町京極へと入りました。ここは普段はあまり人通りが無く、ちょっと寂しい感じがする場所なのですが、この日は道を埋め尽くさんばかりの人出で賑わっており面食らいました。

このディスプレイは何なのでしょうね、凧をイメージしたものなのか、それとも単なる看板なのか。結構大きいので、見栄えはしましたよ。

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新京極の方は、毎年この七福神と決まっている様ですね。七福神のデザインは微妙に違っている様にも思いますが、どうなのでしょう?

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もう一つ、門松の暖簾も飾られていました。どちらもクリスマスバージョンに比べるとおとなしめなのですが、これくらいシックな方が正月らしいとも言えましょうか。

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三条通との交差点であるたらたら坂では、三条商店街のディスプレイが飾られていました。アーケードの上部に新京極と記されているところから先が、新京極商店街になるという訳でしょうか。

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河原町通はかなり質素ですね。これって年末から飾られているのですが、年の暮に謹賀新年と言われてもねえ、という感じでした。クリスマスバージョンもそうでしたが、ここは経費節減が徹底しているのかも知れません。

今頃はどこも正月気分で盛り上がっている事でしょうね。私も明日、明後日と出掛けるつもりですが、果たしてどんな具合になっているでしょうか。


2009年1月 1日 (木)

あけましておめでとうごさいます

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あけましておめでとうございます。今年も当ねこづらどきに訪れて頂き、ありがとうございます。

丑年の年頭に登場願ったのは、錦天満宮のお牛さん。いわゆる「なで牛」で、自分の良くしたい部分をなでるとご利益があると言われています。さすがに学問の神様だけあって頭が一番さわられているらしく、見事にてかっていますね。その他にも、お腹、腰、手足など、あらゆる場所に触った痕跡が残り、参拝した人達の切実な願いを受け止めて来た神像である事が判ります。

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もう一つ、この神社ならではのものが「錦の名水」です。地下100尺から湧き出しているというこの水は、錦市場で使われている水と同じ水源と言われ、京都の台所を支えてきた名水として知られています。飲んでみると確かに無味無臭で、変な癖が無いぶん料理に使うには最適なのでしょうね。

2009年がこの清冽な水のごとく、爽やかな年でありますように。
本年も「ねこづらどき」をよろしくお願いいたします。

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