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2008年11月

2008年11月30日 (日)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~洛東・11・30~

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平成20年11月30日現在の洛東の紅葉速報です。

1.八坂の塔

塔の東にある大もみじはオレンジ色に染まり、最盛期まではあと少しと言ったところです。その手前にある小振りのもみじは黄色く色付いていますが、これも少しまだ浅い感じです。一方、西北隅にある銀杏は見頃に色付いていました。

塔の2階から見る景色は見事の一言。境内のもみじと東山山麓の紅葉が映えて、素晴らしい絵になっています。

2.二年坂

色付き半ばといったところで、これから今週末にかけてが見頃になると思われます。

3.龍馬坂

坂の半ばにある料亭のもみじがオレンジ色になっていました。最高潮まであと少しですね。石段の下のもみじは色付き始め、石段の上のもみじはほぼ見頃でした。坂の南にある大銀杏もほぼ見頃になっています。

4.正法寺

まさに今が見頃です。本堂前のもみじは見頃直前、庭園のもみじは最盛期を少し過ぎていたらしく、発色は綺麗でしたが盛んに落葉していました。眺望は冒頭の写真のとおりで、見事の一言です。

5.興正寺別院

先週見頃だった石段北側のもみじはほぼ散っていました。南側のもみじは依然として青葉で、ちょっと寂しくなっています。ただ、石段下のもみじは最高潮に色付いています。また、参道南側にあるもみじが綺麗になってきていました。

6.清水寺

全体としてほぼ見頃と言って良いかと思われますが、舞台及び奥の院周辺の発色が悪く、景観を損なっています。また、先週見頃だった木が裸木になっているのも景色を悪くしていますね。褐色やオレンジ色が大半だったので、多分これからが本当の見頃になると思われますが、どうなりますか。

子安の塔周辺及び三重塔周辺は発色も良く、本当の見頃と言っても良いでしょう。また、成就院前の放生池周辺では、既に盛りの過ぎた木と、まだ色付き始めたばかりの木が混在しており、ちょっと中途半端な感じです。

錦雲渓は綺麗に色付いており、ここは今が盛りと言って良いでしょうね。

2008年11月29日 (土)

京都・洛北 京都紅葉事情2008~洛北・11・29~

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平成20年11月29日の洛北の紅葉速報です。遅れていた場所がほぼ見頃を迎えている一方で、早くに色付いた場所は見頃終盤となり、落葉が盛んでした。

1.鷺森神社

今がほぼ見頃と言って良いのでしょう。少し青葉の部分があり、紅葉もややオレンジが勝っているのですが、境内の空を覆う色彩の屋根は見事の一言です。

2.曼殊院

残念ながら境内の写真撮影が禁止となってしまったため、庭園には入っていません。山門周辺は見頃を過ぎたものの、まだ盛りの木もあってそれなりに見応えはあります。一番綺麗なのは散り紅葉かな。

3.赤山禅院

参道の見頃は過ぎてしまいました。境内は今がほぼ盛り、かな。もみじはあちこちに点在しているので、評価が難しいところです。

4.宝幢寺

赤山禅院からさらに北に向かったところにある浄土宗の寺で、ほとんどその存在は知られていませんが、実は紅葉の隠れた名所の一つです。今日はほぼ盛りだったかな。

5.蓮華寺

庭園は3分程度の色付きになって来ました。それ以外の場所ではほぼ見頃となっており、早くに色付いた木は既に裸木になっているものもありました。

6.建仁寺

境内の紅葉はほぼ見頃となっています。方丈庭園の方は何本か盛りの木がある程度で、全体としてはやや物足りない感じ。潮音庭はやっと色付き始めた程度です。

京都・洛北 京都紅葉事情2008~京都府立植物園 11・22~

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平成20年11月22日の京都府立植物園の紅葉です。北山門から入るとまず出迎えてくれるのがこのトウカエデの大木です。すらしとした見事な樹形で、紅葉の盛りは半ば過ぎてはいましたが、その存在感はさすがと思わせるものがあります。

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紅葉の時期の存在感と言えば、このフウの右に出るものは無いでしょう。樹齢100年という大木で、その堂々たる樹形は銘木と呼ぶに相応しいものがあります。

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最盛期にはそれこそ樹全体が深紅に染まるのですが、この日はまだほんのりと色付いた程度でした。鮮やかに色付いていたのは、この木の周辺のもみじですね。

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そのうちの一本の裏側に回って、逆光に透かして撮ってみました。少し淡い色付き加減ですが、そのおかげで優しい感じのする絵になったかな。

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植物園で一番もみじの紅葉が素晴らしい場所はなからぎの森の周辺になります。これは、東の池のほとりで色付いていたもみじで、このあたりでは最も素晴らしい発色でした。

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衆目の一致する所は同じで、多くの人がこのもみじをカメラに納めていました。私も気が付くとこの木ばかりを撮っていたな。

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発色も良いですが、水面上に伸びた枝の風情が良いですね。これだけ絵になる木は、広い植物園の中でもそう多くはありません。

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西側のもみじもまた、見事な色付き方をしていました。こちら側は、岸辺の四阿が良いアクセントになりますね。

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この付近では、黄葉した木が多く見られました。赤いもみじとはまた違った美しさがあり、惹かれるものを感じます。

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特に光りの当たった順光で見ると、赤い葉よりも一層鮮やかに輝いて見え、派手ですらありますね。

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黄葉と言えばやはり銀杏かな。この日は青空を背景に、輝かんばかりの盛りの色を見せてくれていました。

一週間経った今は、もみじは少し色褪せている頃かも知れません。でも、ここには沢山の植物があり、なにがしかの盛りの色が見られると思いますよ。一番楽しみなのはフウですけどね。

2008年11月28日 (金)

京都・洛北 京都紅葉事情2008~圓光寺 11・22~

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平成20年11月22日の圓光寺の紅葉です。この日は、本堂近くのもみじが見頃に色付く一方、庭園の半ば近くの木は盛りを過ぎて散り紅葉となっていました。

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本堂の縁側に座った時、目の前にあるのがこのもみじです。昨年訪れた時も同じ様な鮮やかな黄葉を見せてくれましたっけ。

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何となく日陰の木は黄葉する様に思っていましたが、実際にはそんなに単純な話では無い様ですね。でも、同じ場所にあるもみじでも紅葉と黄葉に分かれるなんて不思議だと思いません事?

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この日の十牛の庭は、本堂に近いほど盛りの紅葉が残っていました。ライトアップ時にはさぞかし綺麗だった事でしょうね。

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木漏れ日を浴びて輝く黄葉を、木陰の黄葉の間から撮ってみました。黄金色と言いますか、とても美しい色彩ですね。

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今度は木陰の黄葉を主体に撮ってみました。この柔らかで優しい色もまた違った美しさを持っていると思います。

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庭全体で見ると既に盛りを過ぎつつあり、散り紅葉が地面を染めていました。向こうに見える盛りの紅葉と、この美しい散り紅葉とを同時に見る事が出来たこの日は、もしかすると一番の見頃だったと言えるのかも知れません。

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庭の隅に設けられた句碑に添えられる様に植えられたもみじもまた、ひっそりと色付いていました。背後の竹林の緑との対比が美しかったですよ。

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こちらは、木魚を枕に居眠りをしている小坊主さんの石像です。今にも鼠に囓られそうなのに気付かず、幸せそうな顔をして眠っている姿が何ともユーモラスですね。

圓光寺は、さすがと思わせる紅葉を見せてくれました。この写真を撮ってから一週間になりますが、ここはライトアップをしていますから、夜の拝観ならまだ見頃が続いていると思いますよ、たぶんですけど。

2008年11月27日 (木)

京都・洛北 京都紅葉事情2008~詩仙堂 11・22~

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平成20年11月22日の詩仙堂の紅葉です。この日の詩仙堂は、まさに見頃を迎えていました。

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正面左手の木が少し盛りを過ぎているとか、その左手の木がまだ青葉を残しているとか、いくつか陰りが見えますが、全体としてはその程度の事は問題にならない程、綺麗に色付いていました。

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詩仙堂の庭の手入れをして15年になるという女性が居られるのですが、その方の話に依ると15年の間にこれほど綺麗な紅葉は3回しか見た事が無いとの事でした。つまりは、5年に一度の当たり年という訳ですね。

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まだ少し青葉の部分が見えますが、全体の発色の素晴らしさから見て、この日がほぼ盛りだったのではないかと思われます。

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庭の奥に行ってみましょうか。この左手には、さらにもみじの林が広がっています。

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この林では、黄葉している木が多かったですね。これはこれでまた美しい色彩です。

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特に紅葉とのコラボレーションは素晴らしいですね。

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でも、圧倒的なのはやはりこの木かな。この色付き方は、今年見た紅葉の中でも白眉と言って良いと思います。これぞ詩仙堂の紅葉、ですね。

2008年11月26日 (水)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~智積院 11・21~

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平成20年11月21日の智積院の紅葉です。東大路通を北から下ってくると、智積院の山門越しに鮮やかな銀杏の黄葉が見え、この先に進むのが楽しみになってきました。

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参道の紅葉の様子はと言うと、青葉からオレンジ色に染まった葉まで混在している状況で、見頃までにはあと少し時間が掛かりそうな状況でした。

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この日、一番の紅葉を見せてくれたのが金堂前の大もみじです。

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どれくらい大きいかというと向かいの金堂の屋根の半ばくらいにまで達するほどで、向こうに見える建物と比較してもその樹高の程が良く判ると思います。きっと、もみじとしては大木の部類に入るのでしょうね。

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このもみじは毎年綺麗な発色を見せてくれるのですが、今年は特に美しいですね。単独の木として見れば、京都でも1・2を争う銘木ではないかと密かに思っています。

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この日、もう一つの見所だったのは密厳院の銀杏でした。

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ここには小振りな銀杏が数本あるだけなのですが、それぞれの木が盛りの発色をしており、狭い境内を黄色く染めていました。

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鐘楼を挟んで植えられた銀杏です。こうして見ると、まるで黄葉が鐘楼を包み込んでいるかの様な錯覚に陥りますね。

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今年の夏に整備された庭園でも、紅葉は進んでいました。まだ青葉も混じる紅葉の状況でしたので、今が丁度見頃になっている頃でしょうか。

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智積院で好きな光景の一つがここです。喧噪とは無縁の、静かな散歩道とでも言いたくなる風情に溢れていますね。

智積院は庭園の整備が進んでもみじが多くなり、紅葉の名所と呼ぶにふさわしくなりつつあります。新しく植えられた木々がもう少しなじんでくると、ぐっと良くなる事でしょうね。いずれ東山の紅葉名所の一つとして知られる様になる日も来るのではないかという気がしています。

京都・洛東 京都紅葉事情2008~興正寺別院 11・21~

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平成20年11月21日の興正寺別院の紅葉です。この日は本堂に通じる坂道のうち、北側半分が綺麗に色付いていました。

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興正寺別院は9月に彼岸花が咲く寺として紹介したところで、三年坂の手前を東に入ったところにあります。ご覧の様に大変美しい紅葉が見られるのですが知る人は少なく、訪れる人もほとんど居ないという隠れた名所になっています。

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もみじは参道にもあるのですが、見事なのは本堂手前の石段と、車両用の坂路の両脇に植えられたもみじの一群ですね。

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北隣は道路を挟んで清流苑の庭園となっており、そちらの紅葉も背景として見る事が出来ます。電線がちょっと邪魔が残念なのですけどね。

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この日はまだ色付きが浅く、まだ盛りには至っていませんでした。それに、石段の上はまだ青葉に覆われていましたからね。ですから、ここはこれから暫くは紅葉が楽しめるものと思われる場所の一つですよ。


2008年11月25日 (火)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~清水寺 11・21~

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平成20年11月21日の清水寺の紅葉です。この日の清水寺はまだ見頃には至っておらず、ちょっと物足りない風景ではありましたが、それでも部分的には素晴らしい景色もあり、さすがと思わせるものもありました。

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舞台からの景色はこんな具合で、ぱっと目にはそこそこ色付いている様にも見えますが、ほとんどは枝先が色付いている程度です。特に、子安の塔付近はほとんど色付いていません。

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奥の院周辺はというとこんな感じで、やはり数本の木がオレンジ色に染まり掛けている程度で、大半は青葉のままでした。

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同じ場所を北側から見たところですが、当然ながら似た様な紅葉となりますね。ただ、この日は昼前から一時雨になり、そのせいでもみじがしっとりした感じになっていました。

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そして、子安の塔から舞台を見たところです。数本の木が色づいているのでそれなりの景色に見えますが、こちら側から見ても青葉が多い事が見て取れ、ちょっと物足りないですね。

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遠目に色付いている様に見えた木も、多くは左側の様に枝先だけが色付いた木であって、紅葉が進んだ右側の木でも全体としてオレンジ色になったばかりです。つまりは、色付き初めてまだ間もないという事を意味しますね。

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毎年比較的早く色付くのは三重塔の下あたりのもみじです。今年も遠目には綺麗に色付いている様に見えるのですが、近くで見るとここもまだ青葉がかなり残っています。

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物足りないとばかり言っていては寂しいので、少し三重塔を彩ってみる事にしました。まずは、舞台から子安の塔に向かう通路の途中にあるもみじです。鮮やかなオレンジ色で、元気に溢れている感じがします。

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忠僕茶屋を覆うもみじです。この池の付近から西側では、比較的綺麗に色付いていました。

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定番の池越しの三重塔です。この付近の紅葉も比較的進んでいるのですが、また青葉の木も残っているので、息を飲む程素晴らしいという具合にはなっていません。

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境内の他の部分では、鎮守堂の裏手にある大もみじが濃いオレンジ色に染まっていました。ここはあと少しで綺麗な色に染まる事でしょうね。

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成就院前にある放生池の周辺では、何本かの木が褐色から黄色に染まっていました。ただ、ここ数年同じ傾向なのですが、縮れた葉が多いのが気になる場所ですね。

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池の反対側の枝はオレンジ色に染まっていました。同じ木でも枝が伸びる方向によって、随分と変わるものなのですね。

この様に清水寺は21日現在ではまだ紅葉の途中といった感じでした。なので、出来れば今週末にもう一度行ってみたいと思っているところです。

2008年11月24日 (月)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~東福寺 11.21~

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平成20年11月21日の東福寺の紅葉です。この日は本当の盛りとまでは言えないものの、まずまずの色付き方で、秋の風情をたっぷりと楽しませて貰いました。

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この日は一日お休みを貰って、平日の京都を回ってきました。この貴重な休日にどこに行こうかと思ったのですが、連休中にはとても行けそうにない名所を選んでみました。結果的には正解だった様で、特にこの東福寺の連休中の混雑ぶりは想像を絶するものがあった様です。

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訪れたのはその一日前だった訳ですが、平日の午後遅くという事もあってか、東福寺にしてはかなり空いていました。通天橋に入るのにも時間待ちは無く、最前列にも難なく行けたのですからね。

これが22日、23日あたりだと開門前から行列が出来ていて、時間帯によっては入り口に達するのも困難だった様ですね。実際、駅のホームから行列が出来ていたのには驚きましたよ。

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この日の東福寺の紅葉の様子はまさにこんな感じで、青葉から黄色、オレンジ、そして深紅に至るまでさまざまな段階が入り交じっている状態でした。ですから、本当の見頃はここ数日の内に来るのではないかと思われるのですが、どんなものなのでしょうね。

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この日、見頃だったうちの一本が経蔵の裏の木で、まさに深紅に染まっていました。それを庭園の中からは逆光に透かして見る事になる訳ですから、美しい事この上無かったです。

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東福寺の庭園は光があまり届かないので薄暗く、写真を撮るのはかなり難しい事になります。シャッター速度が稼げないので、すぐにぶれてしまうのですよね。それにコントラストが低いので、どこに芯を持っていけば良いかと悩む事になります。

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勢い木漏れ日に頼る事になって、似た様な写真ばかりになる事が悩みの種ですね。まあ、写真を撮らなければどこを見ても美しいので、あくせくしないで目に焼き付けておくというのが一番正しいのかも知れませんが。

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また、時間帯によっても印象は随分と変わる事でしょうね。この日は既にお日様が西に傾いており、夕陽に近い色でもみじを照らしていた事から、より鮮やかな色に見えたのかも知れません。

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こうした名所で写真を撮っていると、記念写真のシャッターを押して下さいと頼まれる事が良くあります。この日も都合5回は頼まれたかな。別に手間という程でも無いので気持ちよく応じてはいるのですが、内心困っているのも事実です。

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と言うのは、初めて見るカメラを使うというのは結構大変なのですよ。今はデジタルカメラが全盛ですから、ボタンが沢山あってひと目では使い方を理解するのが難しい事が多いのです。極端な話、シャッターボタンがどこにあるか判らない機種もあったりして、カメラを手渡されたもののどうして良いか判らず、途方に暮れてしまう事もあります。

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大抵の場合はここを押して下さいと言ってくれる人が多いのですが、シャッターの切れ方も様々で、中には二段モーションの様な機種があって何時撮れたのか判らない事があります。そして、ここはフラッシュが欲しいなと思ってもどうしたら良いか判らず、結構困る事が多いのです。

ですから、一番楽なのはフィルムの「写るんです」ですね。これならそれこそシャッターを押すだけですから、何も考えずに済むのです。

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そして、もう一つ困るのが構図をどうするかですね。多くは漠然とこの辺りを撮って欲しいと言われるのですが、撮る側としてはどうしたものかと悩む事になります。ずっとそのつもりで一緒に行動していたのならともかく、いきなり言われてもすぐに構図を思いつく訳もなく、ましてや初対面の人に自分の好みを押しつける訳にも行かず、短時間の間に色々と考えを巡らせる事になります。

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で、結局どうするかと言うと、一番無難そうな背景を選び、日の丸構図で撮る事になるのですが、内心忸怩たる思いを持っている事も事実です。つまり、もっと違う場所で、もっと違う設定で撮ったら綺麗に撮れるのになと思いながら、シャッターを押しているのですね。

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そして、撮った後にはプレビューを見せてこれで良いですかと確認を求める事にしているのですが、これがまたカメラのどこを押せば良いのかと瞬時に探さなければならないので大変です。なぜって、相手は終わったものと思っていますから、待ってくれないですからね。

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こういう時に色々と注文を付けてくる人が居るのですが、その方が実はありがたいです。これまでに一番具体的だったのが中国人の女性で、「この花の下で私がこうポーズを付けるので、背景に町並みを入れて撮ってくれ」と、簡単な英語を駆使して頼んできました。そして、撮った後で確認させてくれとカメラを受け取り、画像を見た後でやっとOKと言ってくれたのです。

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まあ、場合によっては煩わしくもあるのでしょうけど、言われた通りにすれば良いのですから、撮る方としては楽でよいですね。駄目だしを繰り返して、撮り直しを何回もさせられたらさすがにむっと来るでしょうけど。

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多くの人は最後にはありがとうございましたと言って下さるのですが、ごくまれにカメラを受け取るなり何も言わずにまた自分の仲間を撮り始める人も居ます。人に頼んでおいて何なんだこの人はと思ったりしますが、いちいち係わっていたのでは時間の無駄になりますので、何度も押したシャッターの一回だったと思って流す事にしています。でも、一言あれば嬉しいのは事実ですね。

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東福寺のもみじに戻りますが、今年の発色はご覧の様にとても素晴らしいです。これは大抵のところがそうで、何年かに一回という当たり年になった様ですね。

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台風が一度も上陸しなかったせいとも言われますが、それ以上に良い具合に雨が降り、そして冷え込みがあったせいなのでしょうね。不順と言われ続けたここ数年に比べれば、今年は順調に季節が巡ったという事なのかも知れません。

2008年11月23日 (日)

京都・洛東・洛北 京都紅葉事情2008~洛東・洛北・11・23~

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平成20年11月23日現在の洛東から洛北にかけての紅葉の速報です。

1.真如堂

参道から本堂前にかけては今がほぼ見頃になっています。そのうち花の木はほぼ葉を落とし、三重塔西の銀杏は少し見頃を過ぎました。もみじの発色はとても綺麗ですね。本堂裏はまだ色付いた程度で見頃まではもう少し掛かりそうな感じです。

2.蓮華寺

山門から玄関にかけては銀杏の敷落ち葉が綺麗です。もみじはまだ青葉が多く、部分的に黄色く色付いていました。

メインとなる庭園はほとんどが青葉のままで、部分的に少し色付いている程度です。本堂前の庭は青葉と浅く色付いたもみじが混在しています。全体として見頃には至っておらず、もう暫く時間が掛かりそうですね。

3.圓通寺

庭園正面のもみじは綺麗な赤に色付き、今が見頃になっています。庭園左側のもみじはオレンジ色、右側のもみじはほとんどが青葉のままでした。借景を主として考えるならば今が旬、紅葉だけで捉えるなら見頃まであと少しといったところでしょうか。

4.上賀茂神社

広場の一本もみじは今が旬です。また風流桜の右にあるもみじも今が見頃ですね。さらには二の鳥居左手にあるおおもみじが黄色からオレンジ、さらには赤へと綺麗なグラデーションに染まっています。境内の中は早くに色付いたもみじは盛りを過ぎた一方、他の紅葉は青葉のままで、少し寂しい状況になっています。

また、ならの小川沿いは少し色付いた程度で、見頃まではもう暫く掛かりそうでした。

5.神光院

茶所周辺はほぼ見頃となっています。境内北西にあるもみじ群は、青葉から赤色まで様々な段階の紅葉が混在している状態です。山門を入ってすぐのもみじは見頃を過ぎ、右手のもみじもまた見頃は終わっています。

6.西方寺

築地塀沿いのもみじはほぼ色付いてはいるのですが、見頃まではあと少しといったところでしょうか。一方境内西側のもみじは、黄色く色付く木が色づき途中といった感じでかなり青葉が残り、その隣の赤く色付く木もまた盛りになる一歩手前の状態でした。

人出の方は今日がピークだったでしょうね。今日行ったところは比較的混んでいなかった(上賀茂神社は手作り市で賑わっていましたが)のですが、いつも借りるレンタサイクルは開店15分で貸し出し終了、帰りの京阪電車では始発の出町柳から満員となり、三条、四条、東福寺、丹波橋、中書島と、どこもホームに人が溢れていました。この事から類推すると、昨日、一昨日回った名所では、かなり恐ろしい事になっていたものと思われます。特に東福寺は驚異的な混雑だったのではないかと推察されます。なにしろ、昨日は開門前から1000人の行列が出来ていたのだそうですから。

明日は雨が予想されているので、今日程は混まないかも知れません(希望的観測ですが)。雨の紅葉もまた乙なものですよ。


2008年11月22日 (土)

京都・洛北 京都紅葉事情2008~洛北・11・22~

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平成20年11月22日現在の洛北の紅葉の速報です。紹介する数はちょっと少ないですが、見頃を迎えているところが多かったですよ。

1.詩仙堂

まさに今が見頃です。既に見頃を過ぎた木もあって少し景観を削いでいる部分もありますが、それ以上に旬を迎えた木が何本もあり総じて発色は素晴らしかったです。唯一、本堂に一番近いもみじが青葉のままなのが残念だったかな。

2.圓光寺

全体としては盛りを過ぎ、今は散り紅葉が美しいです。それでも盛りの木はまだあって、見頃が続いているとは言えます。ライトアップなら、まだまだ盛りと思われますよ、たぶんですけど。

3.曼殊院

参道から門前にかけては概ね見頃となっていますが、まだ少し色付きが浅い部分も見受けられます。庭園の方は、石組みの背後にあるカエデが綺麗なオレンジ色に染まっていた他はまだ色付き掛けたばかりの木が多く、見頃までには至っていませんでした。

4.赤山禅院

参道しか見ていないのですが、とても綺麗に色付いています。まだ少し青葉が残り、全体として色付きが浅い感じがしますが、十分見頃と言えるでしょう。比較的人出も少なく、お薦めの場所ですよ。

5.京都府立植物園

半木の森周辺のもみじは、まさに旬を迎えていました。ここも発色は素晴らしいですね。一番大きなフウの木はまだ色付き始めたばかりで、見頃までにはもう少し時間が掛かりそうです。また、大芝生地裏のフウはいまが見頃の色付き方でした。さらには銀杏の色付きが素晴らしく、青空に映えていましたよ。ケヤキ並木も綺麗に色付いており、今の植物園は秋の色で溢れています。


2008年11月21日 (金)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~洛東・11・21~

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平成20年11月21日現在の洛東の紅葉の状況を、テキストベースで速報としてお届けします。

1.建仁寺

境内はほんのり色付いた程度で、見頃まではもう暫く掛かりそうでした。方丈庭園は、外から見た限りでは青葉のままで、色付いた様子は見えなかったです。

2.八坂の塔

枝先が赤くなってきました。近くで見るとまだほとんど青葉のままなのですが、遠くから見る分には色付いている様に見えます。残念ながら今日は閉山日であったため、中には入れていません。

3.二年坂

ここも枝先が少し色付いた程度です。その代わり柿の木が綺麗に色付いています。

4.龍馬坂

全くの青葉のまま。また坂の上の大銀杏も少し色付いた程度でした。なので、正法寺にも上っていません。

5.興正寺別院

石段の北側のもみじが綺麗に色付いています。まだ青葉の混じったオレンジ色ですが、なかなかに美しかったですよ。訪れる人も少なく、お薦めの場所です。南半分はまだ青葉のままです。

6.青龍苑

庭園の紅葉がまずまず見頃になっています。池の畔にはススキもあって、記念写真を撮るには絶好の場所ですね。

7.清水寺

紅葉情報では7分の色付きとあったのですが、私的には5分もあったかどうか。特に舞台周辺及び子安の塔付近はほとんど色付いていません。まだまだ物足りない状況ですが、発色自体は綺麗です。あと、南西の池の周辺は、比較的色付いていました。

8.清閑寺

数本が色付いた程度で、見頃までにはまだまだ遠いですね。逆に入り口近くの一本は早くに黄色く色付いたらしく、すでにかなりの葉を落としていました。どうやら、木自体が弱っている様子です。また、高倉天皇陵も枝先が色付いた程度です。

9.智積院

そろそろ見頃に入ってきたというところでしょうか。参道はまだ青葉が多く物足りないのですが、本堂前の大もみじの発色が見事です。また、今年整備された庭園のもみじもなかなか綺麗に色付いています。さらに、密厳堂の数本の銀杏の黄葉が見事でした。

10.東福寺

見頃が始まっていますが、まだ青葉の木も多く、本当の盛りにまでには至っていません。ここも発色は総じて良いですね。通天橋手前のもみじと、経蔵裏のもみじが特に綺麗に色付いています。また、通天楓はほぼ落葉していました。

京都・洛西 京都紅葉事情2008~祇王寺・滝口寺~

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平成20年11月15日現在の祇王寺の紅葉の様子です。この日はまだ境内の紅葉が始まっておらず、わずかに周囲を取り巻くもみじが色付いていただけでした。

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少し角度を変えると、紅葉の具合が良く判ります。出来るものなら、この苔の上を一面に染める散りもみじを見てみたいものだと思っています。

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蹲居にはその散りもみじを意識したものなのでしょう、2枚の落ち葉が置かれてました。この写真を撮ってから一週間が経ち、そろそろ見頃が始まっている頃なのなのかな?

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一方、隣の滝口寺では、ほぼ盛りと言える様な紅葉になっていました。ただ、本堂前のもみじが既に散り果てており、一番の絵になる所が駄目になっていたのが残念でした。

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今年の夏の写真を良く見ると、件のもみじはかなり弱っている様にも思えます。ですから、その木はいち早く色づき、いち早く落葉してしまったのでしょう。

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この日一番美しかったのは、この3色に染まった一連のもみじでした。

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そのもみじを真横から見た写真です。ちょっとしたボリューム感があって、緑からオレンジへの色の変化の具合が何とも美しいです。

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境内には山茶花も咲いていました。紅葉の次に来る季節を暗示させる花ですね。

滝口寺は始まるのが早かった分、今頃は落葉が盛んになっているかも知れません。

2008年11月20日 (木)

京都・洛西 京都紅葉事情2008~鳥居本~

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奥嵯峨・鳥居本の紅葉です。平成20年11月15日現在では見頃が始まったばかりで、平野屋を覆うもみじはオレンジ色に染まっていました。

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鮎茶屋「平野屋」を包む様に植わっているもみじは、3分の2位が色付き始めており、それなりの雰囲気が出てきたところでした。今頃は丁度良い具合に色付いているはずだったのですが、果たしてどうなっているでしょうか。

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対して蔦屋の前はというと、こちらはまだかなり物足りない状況でした。こららも今頃は良い色になっているかしらん?

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道を覆うこのもみじが真っ赤に染まった光景は、さぞかし綺麗な事でしょうね。もみじの赤と鳥居の朱色のコラボレーション、思っただけでぞくぞくしますね。

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そして、藁葺き屋根に紅葉が似合うと事と来たら、素晴らしいの一言です。ごく狭い空間ながら絵になる素材に事欠かない、それが鳥居本の魅力ですね。

京都・洛西 京都紅葉事情2008~化野念仏寺~

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平成20年11月15日現在の化野念仏寺の紅葉の様子です。この日は主として東側三分の二位のもみじが紅葉していましたが、残りはまだ青葉のままという、かなり変則的な感じのする境内でした。

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化野念仏寺と言えば西院の河原ですね。この日は、その東の通路沿いに紅葉したもみじが集中していました。

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少し角度を変えて北西隅から南東方向を見ています。西院の河原の入り口にあるもみじはまだ青葉のまま、右手に見えるもみじもまだ浅い色付きである事が見て取れます。こんな具合に、ちょっとバランスの悪い紅葉の仕方になっていました。

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そんな中で、この木の様に盛りの色を見せてくれた木もあります。本当のピークにはもう少し透明感があるのでしょうけどね、そんな色に出会えるのはかなり珍しい事と言わなければなりません。

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こうして見ると青葉もかなり混じっており、見頃とまでは言えませんね。今頃はどうなっているかしらん、昨日からの寒波で散ってしまっていなければ良いのですが。

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西院の河原以外でも見頃の木はありました。この木は黄葉の中に赤い斑が入るという面白い色付き方をしていますね。

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参道はオレンジ色から青葉までグラデーションを描いていました。それなりに美しく、記念写真を撮る人で階段は埋まっていましたね。それは良いのだけれども、一つの団体だけで長時間階段を塞ぐのは止めて欲しかったなあ...。

2008年11月19日 (水)

京都・洛西 京都紅葉事情2008~二尊院~

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平成20年11月15日現在の二尊院の紅葉の状況です。この日はほぼ見頃が始まっており、最高潮とも言える色合いを見せてくれる木も点在していました。

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総門からまっすぐに伸びる参道は紅葉の馬場と呼ばれ、その名の通り道の両側をもみじが埋め尽くします。ここの色付き方はまだ少し浅い木が多く、息を飲むという程には至っていませんでした。

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そんな中で階段近くにあるこの木はほぼ見頃と言って良く、少しオレンジ色が残っているものの、なかなかに見応えがある色に染まっています。

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そして参道の突き当たりにあるこの木は、この日一番の紅葉を見せてくれていました。冒頭の写真も同じ木ですが、透明感溢れる赤色はまさしく盛りの色です。

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勅使門から築地塀沿いに見た景色です。この日は紅葉の馬場よりもむしろこの場所の方が見事だったかも知れません。

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境内でもそこかしこで見頃の木がありました。中でもこの木は美しい黄色に染まり、秋の日差しを浴びて輝いて見えましたよ。

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こちらは、黄色と赤の競演を見せてくれた門前の木です。スポットライトの様な木漏れ日に、とても映えて見えますね。

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本堂南側にある庭園「寂光園」です。ここの紅葉はまだ少し色付きが浅く、見頃まではあと少しといった状況でした。綺麗に色付けば、庫裏の白壁との対比が美しい事でしょうね。

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二尊院は平安時代初期の承和年間(834年~847年)に嵯峨天皇の勅願により、慈覚大師が建立したと伝えられる天台宗の寺です。そして二尊院という寺号は、釈迦如来と阿弥陀如来の二体の御本尊を祀る事に由来するだそうですね。

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釈迦如来は人が生まれる時に送り出して下さる「初遣の釈迦」と言い、一方の阿弥陀如来はその人が寿命を全うした時に極楽浄土から迎えに来て下さる「来迎の阿弥陀」と呼ばれます。つまりこの二体の御本尊は表裏の関係にあるという訳です。

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二尊院は一時荒廃し、鎌倉時代初期に法然の高弟である湛空によって再興されました。天台宗の寺なのに、どことなく浄土宗の寺の様に感じたのはそんな経緯があるからでしょうか。

二尊院の紅葉はやや早めに進行しており、この寒波を経てどう変化したのか気掛かりなところです。見頃を通り越して散り果てになってしまわなければ良いのですが。

2008年11月18日 (火)

京都・洛西 京都紅葉事情2008~常寂光寺~

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平成20年11月15日現在の常寂光寺の紅葉の様子です。ここの紅葉の進行は思っていた以上に早く、特に多宝塔周辺ではほぼ見頃を迎えていました。

(ここでご注意。)

(ここに掲げた記事はあくまで訪れた時点の状況を元にしたものです。この時期の紅葉は一日で様変わりしてしまう事も珍しく無く、どんな写真も2日も経てば速報としての価値は失われてしまいます。特に、今夜から明日に掛けては真冬並みの寒波が入るそうですから、これが紅葉にどういう影響を与えるかは予断を許しません。楽観的に考えれば遅れていた部分が色付いて綺麗になるとも思えますが、悲観的に考えると今色付いている部分が一気に散って終わってしまう所も出てくる可能性もあります。こればかりは、寒波が去ってみないとどうなるかは判りません。ですので、この記事はあくまで参考という程度に止め、お出かけになる際には必ずここや、ここで最新の情報を確認してから行く様にして下さい。)

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参道はこんな感じで、丁度見頃が始まったというところでした。この時点ではまだまだ緑が多く、盛りにまでは暫く掛かりそうな感じでした。

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門を潜った後の階段は、かなり雰囲気が出ています。まだ色の付き方は浅いですが、今日辺りかなり綺麗になっているのではないかしらん?

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階段を登り切ってから振り向くと、また違った景色が見えます。同じ紅葉でも、見る方向によって色が違って見えるのが面白いですね。

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本堂の右奥のもみじは、かなり色付いていました。一部には既に盛りと言っても良い木がありましたよ。

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鐘楼の前では、黄色と赤の紅葉が入り乱れていました。やはりこの色の組み合わせは素晴らしいですね。

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光線の加減によっては、黄色の葉が黄金色に輝いて見える事もあります。とても美しい瞬間ですね。

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多宝塔周辺は、まさに見頃になっていました。最も美しい瞬間は、今日だったのか明日以降になるのか。それくらい紅葉が進んでいました。

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多宝塔に寄り添うこの木は、燃える様なオレンジ色に染まっていました。深紅に染まった木にはない、勢いの様なものを感じますね。

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綺麗に紅葉したもみじを、これも盛りに近い紅葉の色で染めてみました。こうしてみると、今年の紅葉は美しいと実感出来るでしょう?

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帰り道に頭上を見上げると、パステルカラーに染まっていました。浅い色付きではありますが、こういうグラデーションもなかなか美しいものです。

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常寂光寺の紅葉は、参道から階段周辺にかけてはまだ始まったばかりで盛りになるのはこれから、本堂から多宝塔に掛けては一足先に見頃を迎えているといった状況でした。紅葉に浮かぶ多宝塔の姿を見たいという方は、急がれた方が良いですよ。


2008年11月17日 (月)

京都・洛西 京都紅葉事情2008~天龍寺~

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平成20年11月15日現在の天龍寺の紅葉の様子です。この日はほぼ見頃が始まったところで、かなり見応えのある紅葉を見る事が出来ました。

(ここでご注意。)

(ここに掲げた記事はあくまで訪れた時点の状況を元にしたものです。この時期の紅葉は一日で様変わりしてしまう事も珍しく無く、どんな写真も2日も経てば速報としての価値は失われてしまいます。ですので、この記事はあくまで参考という程度に止め、お出かけになる際には必ずここや、ここで最新の情報を確認してから行く様にして下さい。)

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参道はこんな感じで、ほぼオレンジ色に染まっていました。総じて北側のもみじが良く色付いており、南側のもみじには緑の木が目立っていた様に思います。全体としてはここ数日が一番見頃になりそうかなという感じですが、連休の頃でも十分に綺麗な状態を保っている事でしょう。

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その参道で一番綺麗な紅葉を見せていたのが八幡宮です。ご覧の様にこの時点で綺麗なオレンジ色に染まっており、間もなく深紅に変わる事でしょうね。

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庫裏にまで来ると、左手の方丈の屋根越しに、色付き始めた嵐山が見えます。まだ少し浅い色付き方ですが、これからが期待出来る景色ですね。

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庭園に入ると曹源池が広がっています。天龍寺の紅葉の見所は何と言ってもこの池の周辺にあり、方丈の中から池越しに見る紅葉には素晴らしいものがあります。この日は中央の石組の北と南で色付き方に差があり、この写真で見えている北側の木々はまだ色付き始めたばかりといった状況でした。

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対して南側の木は総じてオレンジ色に染まり、なかなか美しい景色を見せてくれています。

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池を巡るにつれて景色が変わるのが回遊式庭園の良いところで、この日一番のビューポイントは北岸端から南岸を望むこの地点でした。

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最も色付いているところをアップにするとこんな感じになります。良く見ると色付き方がまだ浅く、ピークにまではまだ間がある事が判りますね。つまり、ここ数日から連休に掛けてが一番の見頃になりそうな気配です。

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同じ場所を角度を変えてみるとこんな感じになります。暗くて濃い赤色から鮮やかなオレンジ色まで、紅葉の各段階のもみじが揃っていますね。今頃は深紅に染まった木も出てきているかな。

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今度は目を転じて方丈の外を見てみましょうか。このもみじは北隣にある亀山、後嵯峨両天皇陵にある木です。ここも緑から深紅に染まりつつある木まで紅葉の段階がまちまちですね。もう少しすると相当に綺麗な色になるのではないでしょうか。

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天龍寺の敷地はとても広く、周辺の竹林はほとんどこの寺の所有になる様ですね。その竹林沿いでみつけたウルシの紅葉です。見ている分には、とても綺麗な紅葉ですね。でもこのウルシは道のすぐ側に生えており、手を伸ばせば届く様な場所にあったので、うっかり触れてかぶれてしまった人も居たのではないかな。

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こちらはヒルガオの黄葉でしょうか。こうした草紅葉もまた、今の時期を彩る秋の色の一つですね。

2008年11月16日 (日)

京都・洛東 京都紅葉事情~南禅寺界隈~

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平成20年11月16日現在の南禅寺界隈の紅葉情報です。今日も写真の整理が間に合いませんので、テキストベースで速報をお伝えします。

1.日向大神宮

全体として色付き始めたという程度で、見頃までにはまだ時間が掛かりそうです。特に見所となる内宮の前の2本の木は、一本が褐色に変化しかけたところ、もう一本はまだ緑のままでした。

ここは去年より一週間早く訪れたのですが、どうやらほぼ同じペースの進行の様ですね。つまりは、11月末頃に見頃になりそうな気配です。

2.南禅寺本坊

中庭の紅葉が見頃を迎えています。まだ少しオレンジ色が掛かっているのですが、一両日中に最高潮を迎えそうな気配でした。とにかく素晴らしかったです。(少し訂正します。写真を整理していて気付いたのですが、紅葉しているのは斜面を埋めるもみじ群のうち、三分の一程度の様です。あとの三分の二については緑のままで、これから色付くのでしょう。しかし、その時分には今紅葉している部分が散ってしまっている可能性が大であり、後半は穴の開いた紅葉になってしまいそうですね。)

方丈庭園のもみじは枝先がかなり色付いているものの中の方の葉は緑のままで、見頃まであと少しといったところです。ただ、白壁越しに見る銀杏ともみじの紅葉は素晴らしく、良い添景になっています。

3.天授庵

冒頭の写真の様に、方丈東側の枯山水の庭は、今が見頃となっています。細かく見ると、左側のもみじは木の下に落ち葉が見られる様に盛りを少し過ぎています。これに対して右奥のもみじは、枝先が濃く色付いているもののまだ緑の葉もかなり残しており、盛りにまではもう少し時間が掛かりそうでした。全体としては今が一番バランスが取れており、丁度見頃と言って良いかと思われます。

書院南側の庭は、見頃となりつつある木と色付き始めたばかりの木が混在しており、全体としては3分程度の色付きになるでしょうか。今でもそれなりに見られるものの、本当の盛りにはもう少し時間が掛かりそうです。

連休の頃には、枯山水の庭の左半分が落葉が盛んで右半分が丁度見頃、書院南の庭はほぼ見頃か少し手前といったところではないかと思われます。

4.南禅寺境内

ここは見頃の木と緑の木が混在していて、全体としての評価はかなり難しいですね。

まず、法堂後ろの大もみじは全体として濃い赤色に色付き、ほぼ見頃と言って良いでしょう。隣の銀杏は盛りは過ぎたものの、まだかなり葉を残しており、もみじとのコラボレーションは今が見頃です。また渡り廊下を挟んで北側にあるもう一本の銀杏は丁度見頃で、被写体として人気を集めていました。

本坊前の通路沿いは見頃が始まったところで、これから暫くの間は綺麗になる一方だと思われます。

水路閣周辺は小さな木々が色付いているものの、大きなもみじはまだ色付いておらず、境内の中では一番進行が遅い感じでした。

南禅僧堂の塀越しのもみじは、まさに見頃となっています。その斜め向かいにある一本のもみじは、綺麗なオレンジ色に色付いており、もうすぐ見頃を迎えそうな気配でした。

三門周辺はまさに玉石混淆の状態ですね。まず北側の大もみじが物凄い色付き方をしています。これぞ盛りの色という見事なものでしたが、良く見ると内側の葉はまだ緑のままだたったりします。一方、東側のもみじはほとんど緑のままで、景観を損ねる原因となっていました。そして、参道を法堂に近づくにつれて色付いた木が増えて行き、法堂前はかなり綺麗になっています。

まとめると、境内全体を見渡すとまだら模様ではあるもののまずまず華やかで、部分的にはかなり見応えがあるといった状態です。私的には連休のすこし手前あたりがピークではないかという気がしていますが、連休の頃にもたぶん見応えのある状態を保っているだろうと思います。

(ただし、予測はあくまで現時点における私的なものですので、確実なものではありません。お出かけになる際には必ずここや、ここといった最新情報の確認を行ってからにして下さい。)


2008年11月15日 (土)

京都・洛西 京都紅葉事情~嵯峨野~

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平成20年11月15日現在の嵯峨野の紅葉情報です。写真の整理が間に合いませんので、とりあえずテキストベースで速報をお伝えします。

全体として今年の紅葉の進行は早く、既に見頃を迎えている所もありました。恐らくは多くの所で来週の連休の頃に最盛期を迎えると思われますが、中には散ってしまっている所も出てくるかも知れません。(ただし、予測はあくまで現時点における私的なものですので、確実なものではありません。お出かけになる際には必ずここや、ここといった最新情報の確認を行ってからにして下さい。)

1.天龍寺

参道のもみじはほぼ見頃を迎えたと言って良いでしょう。とは言ってもまだオレンジ色の木がほとんどで、中には緑が残る木もある事から、本当の見頃はこれから来週の連休頃にかけてになるものと思われます。

一方、庭園のもみじは曹源池南岸の木は見頃開始で全体的にオレンジ色、北岸の木は色付いてはいますが、見頃まではもう少し時間が掛かりそうでした。池の背後の遊歩道では、見頃の木とまだ緑のままの木が混在しています。こちらもやはりこれから連休にかけての頃が一番の見頃となるでしょうね。

2.常寂光寺

参道から石段にかけてのもみじは見頃は始まっていますが、まだ緑の木も残っているという状態です。ここは連休の頃に見頃となる事でしょう。

一方、多宝塔の周辺は冒頭の写真の様にほぼ見頃となっており、ここ数日の内に最高潮を迎えそうです。連休の頃には少し盛りを過ぎてしまっているかも知れません。

3.二尊院

ここも見頃は始まっています。既に最高潮を迎えた木もあり、あと数日の内に一番の見頃になるかも知れません。たぶん、連休の頃にもまだ見頃は続いているでしょうけど、少し見劣りがするかも知れないですね。

4.祇王寺

ここは一番進行が遅く、園内のほとんどの木は色付いていません。入り口付近の木々が少し色付いており、それなりの雰囲気はありましたが、連休の頃に見頃が始まっているかどうかは微妙なところです。

ここで注意しておきたいのが大覚寺との共通券で、もし大沢池に行かれる予定があるなら買っておいた方がお得です。と言うのは、普段は大覚寺の拝観と大沢池の周遊は別料金なのですが、今の時期だけは一体として500円の拝観料が徴収されています。祇王寺で共通券を買っておけば全部で600円で拝観出来るのに対し、それをせずに大沢池に来るとこれが800円になってしまうのですね。知らずにいるとちょっとばかばかしい事になりますので、頭の隅にでも入れておいて下さい。

5.滝口寺

ちょっと意外だったのが滝口寺で、既に盛りを過ぎつつありました。ここの一番の見所である本堂前のもみじが、なんと散ってしまっていたのですよ。嵯峨野で一番早く色付くとは聞いていましたが、ここまで早いとは思っていませんでした。他にも見頃の木があってそれなりに楽しめましたが、隣接する祇王寺とのあまりの違いに驚かされた次第です。

6.化野念仏寺

ここもほぼ見頃が始まっていますが、まだ3分の1程度の木は緑のままです。今が盛りの木もあるので、連休の頃には散ってしまった木と見頃の木が混在する事になるかも知れません。

7.鳥居本

ここも同じく、見頃が始まっています。まだ緑の木もあって全体としては今ひとつですが、平野屋を上から見下ろすポジションからは、かなり見られる状況になっています。とは言ってもまだオレンジ色なので、本当の見頃まではあと数日掛かるでしょうね。

8.清涼寺

庫裏の周辺及び庭園のもみじは、ほぼ見頃となっています。まだオレンジ色の木もありますが、ここ数日の内に最盛期となるでしょう。

一方、南西の聖徳太子殿周辺のもみじはまだ色付いた程度で、ここは連休の頃に見頃開始となるかも知れません。

今年のもみじの紅葉は早いかも知れないと11月の初めに書いたのですが、どうやら現実のものとなって来ています。まあそれもここ数年と比べればという事で、一週間程早くなったという程度なのですけどね。それと、今年の紅葉は結構綺麗だと思います。中にはチリチリの葉の木もあるのですけどね、全体として綺麗な葉が残っており、発色も悪くない様に思えます。丁度連休頃に盛りが来そうだし、ここ数年では当たり年と言えるのかなという気がしています。

2008年11月14日 (金)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~知恩院~

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平成20年11月8日現在の知恩院の紅葉の様子です。

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この日は朝から雨模様で、昼前になってようやく上がるという天気でした。傘を差すという煩わしさはありましたが、そのぶん空気が澄んで、かつしっとりとした紅葉を見る事が出来たので、なかなか良い日だったと思っています。

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この日の主役はやはり桜で、特にこの木は半ば散っていたものの、その鮮やかな紅葉とどこか寂しげな姿とで、晩秋の風情を漂わせてくれていました。あれから一週間が経ち、今ではすっかり裸木になっている事でしょうね。

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もう一つの主役だったのが2本の銀杏です。一本は霊堂と阿弥陀堂の間にあり、その大きな姿は遠く円山公園からでも見る事が出来ます。

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近くで見上げれば霊塔の朱色との対比が見事です。昨年も同じ銀杏を見ていますが、この時期の知恩院を彩る素晴らしい黄葉だと改めて思います。

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もう一本は大鐘楼の手前の斜面にあり、鮮やかさでは一歩も引けを取りません。むしろ樹形ではこちらの方が見事かな。2本の銀杏はまだ盛りには至っていませんでしたから、今週末でもまだ綺麗なままだと思われますよ、たぶんですけど。

2008年11月13日 (木)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~円山公園~

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平成20年11月8日現在の円山公園の紅葉の状況です。この日は桜の紅葉が最高潮で、もみじが緑のままにも係わらず、晩秋の風情に溢れていました。

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高台寺方面から円山公園にやって来ると、そのとっかかりにあるのが真葛ヶ原です。今はその面影はありませんが、かつては菊渓川沿いの湿地帯に葛が覆い茂るという、文字通りの野原でした。ここにはケヤキやムクといった落葉高木があり、一足早い紅葉を見る事が出来ます。

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その真葛ヶ原に続くのが東大谷の参道ですね。ここもまた落葉高木が多く、もみじとはまた違った秋の風情を見る事が出来ます。

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門を潜ってすぐのところにある太鼓堂の背後では、大銀杏が色付き始めていました。今頃は丁度良い色に染まっているんじゃないかな。

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円山公園の奥では桂が色付いていました。以前は公園の中に沢山あった桂ですが、今ではすっかり姿を消してしまい、この木ぐらいしか残ってないんじゃないかな。京都市の木の一つであり、葵祭にも縁の深い木ですから、古都ゆかりの木として大切にして行って欲しいものです。

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そして、盛りを迎えていた桜の紅葉です。桜は全体が紅葉する前に、色づいた葉が片端から落葉して行く傾向が有る様に思えますが、今年はどの木もまとまって葉が残っていました。紅葉と言うよりオレンジ色ではありますが、全体として美しい色彩になっていました。

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その桜に混じって黄の色彩を放っていたのが百日紅でした。桜のオレンジ色との対比が鮮やかでしょう?

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もみじこそまだほとんど緑のままでしたが、様々な木々の紅葉を楽しむ事が出来る、それが円山公園の魅力の一つかも知れません。

2008年11月12日 (水)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~霊山~

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平成20年11月8日現在の霊山の紅葉の状況です。ここは他に比べて比較的高い位置にあるせいでしょうか、東山界隈の中では少しだけ早く色付いている様です。

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早いとは言っても、もみじはまだ枝先が色付いている程度の木がほとんどで、中には半ば程度まで色付いている木もあるといった状況でした。

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一番色付いている所を切り取るとこんな感じで、もみじは半ば程度の色付きですが、遠くから見るとこれでもかなり綺麗に見えます。

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左のオレンジ色の木は櫨ですね。この日最も色付いていたのはこの木でした。

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もう一本、麓から特に目立っていたのがこの銀杏です。まだそれほど大きくはなっていない木なのですが、その鮮やかな黄色のせいで存在感は抜群にありましたよ。

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ここでも桜が紅葉の主役でした。ただ、少し他の場所に比べると落葉するのが早い感じで、今頃はかなり散ってしまった後かも知れません。

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桜の木に絡んでいた蔦です。今の時期、桜と共に紅葉の主役と言って良いでしょう。ただ、邪魔者扱いされて、根っこから切られている例が多いのが残念です。

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霊山と言えば坂本龍馬と中岡慎太郎の墓ですね。ここは常に参拝者が絶える事は無い場所ですね。この日も次から次へと、沢山の人達が訪れていました。

龍馬と言えば、「龍馬伝」の主役が福山雅治に決まりましたね。彼の演技力は良く知らないのですが、風貌だけで判断するなら適役かも知れません。素晴らしい歌唱力と同等の演技力を期待したいところなのですが、どんなものなのでしょう?願わくば、これまでにない個性的な龍馬を演じてくれればと思ってます。

2008年11月11日 (火)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~圓徳院~

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平成20年11月8日現在の圓徳院の紅葉の状況です。

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圓徳院は高台寺の塔頭で、庫裏の前から台所坂を下ったところにあります。門を潜ると前庭があり、丁度見頃となったツワブキが出迎えてくれました。

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圓徳院には二つの庭があり、拝観者が最初に目にするのが方丈の南庭です。創建当時にあった庭は一時荒廃し、第2次世界大戦当時には畑になっていました。その後歴代住職によって庭として復元され、現在の南庭は平成6年に行われた方丈の解体修理の際に整備されたものです。

紅葉の状況は枝先がほんのりと色付いた程度で、盛りまでにはまだ間があるといった感じでした。

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一方北書院に面した北庭は元は伏見城の北政所化粧御殿にあったもので、1605年(慶長10年)にここに移されました。桃山時代に活躍した庭師・賢庭の手に依るもので、後に小堀遠州が手を加えたとされます。池泉回遊式庭園でありながら枯山水になっているという珍しい形式で、池は水の代わりに杉苔で覆われており、独特の風情を漂わせています。

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ここもまた紅葉の名所として知られるのですが、この日は書院に一番近い一本が色付き始めているだけでした。それでも上の写真の様に、少し離れるとそれなりに綺麗に見えるのが不思議です。

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晩秋の花、山茶花もまた咲き始めていました。紅葉はまだでも、着実な季節の移ろいを感じさせてくれる花ですね。

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圓徳院を出ると、三面大黒天の御堂の前に出ます。三面大黒とは豊臣秀吉が念持仏としていたと言われる尊像で、大黒天、毘沙門天、弁財天の三つの顔を持っています。一度拝めば三度分の効果があるという訳で、出世、開運、商売繁盛の御利益があるとされています。

その御堂の前では、ここでもツワブキが咲いていました。この時期の圓徳院は、ツワブキに迎えられ、そしてツワブキに見送られるという訳ですね。

ここの紅葉が見頃になるのは、たぶん連休以降でしょうか。きっとその頃には凄い人で溢れている事だろうなあ...。

2008年11月10日 (月)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~高台寺~

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平成20年11月8日現在の高台寺の紅葉の様子です。この日、駅で見た紅葉情報では「色付く」とあったのですが、なるほどその表現がぴったりと来る様な色付き加減でした。

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高台寺に入ってまず出迎えてくれるのが茶席「遺芳庵」。灰屋紹益と吉野太夫の好みの茶席と言われ、大きく丸い「吉野窓」が何よりの特徴となっています。この吉野窓を良く見ると真円ではなく、一番下の部分が直線になっているのが判ります。これは満ちれば欠けるの例えが有る様に、完全を嫌った吉野がわざと付けた直線と言われています。

その遺芳庵の側では桜が黄色く色付き、僅かに散った葉が藁葺きの屋根を控えめに彩っていました。

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庭園に入ると、芝生の上に植えられた一本のもみじが、黄色く色付いていました。まだわずかに緑色を残しており、本当の見頃を迎えるのはもう少しだけ先の様ですね。

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実のところ、紅葉時分の高台寺に入るのは初めての事です。最盛期ともなると凄まじいばかりの混み方で、とても入る気になれなかったというのが実情なのですが、今の時期ならまだましだろうと思って来たのでした。実際、人は多かったものの、団体客と重ならない限り混み合うという程でもなく、まずまず平穏に拝観を終える事が出来ました。

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池のほとりの紅葉は、開山堂の前の一本がかなり赤くなっていた他は枝先がほんのり色付くといった程度でしたが、それなりの雰囲気はありました。無論、最盛期はこんなものではないのでしょうけどね。

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その紅葉していたもみじです。少しオレンジ色が残っており、まだ最盛期にはなっていない事が判りますね。

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少し丘を登ったところにある時雨亭でも事情は似た様なものでしたが、それでも屋根に添える様にして枝先が色付いており、侘び寂びの世界を感じさせてくれます。

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方丈前庭では、左手にある桜がオレンジ色に色付いていたほか、庭の東の隅で萩が綺麗に黄葉していたのですが、手入れをしていた庭師さんが萩を刈り取ってしまい、せっかくの彩りがなくなってしまったのが残念でした。

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受付の奥はちょっとした見晴らし台になっており、付近を見渡す事が出来ます。中でも祇園閣はほぼ正面にあり、指呼の間と言っても良いでしょう。その祇園閣の周囲ではもみじが赤く色付き、とりわけその中の一本が印象的です。背後の東大谷の参道ではエノキでしょうか黄色く色付いた木が見え、赤く染まったもみじとの対比がなかなか見事でしたよ。

2008年11月 9日 (日)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~八坂の塔~

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恋する京都の再放送はご覧になったでしょうか。さすがに5話を連続で見るのは大変でかなり疲れましたが、それでもやっぱり見て良かったです。京情緒を背景に、基調となっているのは人を思いやる優しさ、それがこのドラマに惹き付けられる魅力となっていると思います。

今年になってから2度目の再放送にも係わらず結構な反響だった様で、当ねこづらどきにも沢山のアクセスを頂きました。主としてロケ地の検索で、私の記事がお役に立ったとしたら嬉しい限りです。

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やっぱりあのドラマを見てしまうと八坂の塔が恋しくなります。予定では高台寺の紅葉情報をお届けするつもりだったのですが、予定を変更して八坂の塔にしました。

八坂の塔は塔の東側にもみじが植わっており、最盛期には鮮やかな紅葉を見せてくれる事で知られています。しかし、平成20年11月8日現在ではまだ緑のままで、色付くのはまだかなり先の様に見えました。今は西側の桜の黄葉が見事で、塔の裾野を彩っています。

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桜と言えば今の東山界隈は桜の紅葉が見事で、あちこちで秋らしい彩りを見せてくれています。もみじは全体としてまだまだ緑のままなのですが、この木おかげでそれなりに晩秋の風情を楽しむ事が出来ますよ。

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紅葉と言えば、蔦もそこかしこで色付いていました。これは八坂の塔の向かいの家の軒で見つけた蔦で、見えていたのはほんの少しですけど、なかなか綺麗でしたよ。

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それにしても日が短くなったもので、気が付くと辺りに夕暮れ時の気配が漂ってきます。お店に灯りが入るのも早いですね。

この季節になると電球の色が懐かしく感じられるのは私だけかな。なんだか暖かい様な気がしてほっとした気分になるのです。仕事や遊びを切り上げて、早く家に帰りたくなる色ですね。

2008年11月 8日 (土)

恋する京都 明日(11月9日)再放送です

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恋する京都が再放送されます。予定では明日11月9日の13時から、NHKのBSハイビジョンにて5話連続で放送される事になっています。5話連続なんて疲れるという気もしますが、まだ録画していなかった人には丁度良いかも知れませんね。

写真は沢井写真館があったあたりから撮った、志乃が毎日見ていた八坂の塔が見える景色です。この界隈も変わらない様でいて、4年の間に着実に変化しています。一番変わったのはこの写真の左端に幟が見える漬物店の伊勢屋さんで、すっかり改築されて小綺麗なお店に変身してしまいました。ドラマに出て来た昔懐かしい漬物屋はもう存在しないのですよ。他にも細かく見ていくと、色々変わったところが見えてくる事でしょうね。やはり4年の歳月というのは、短い様で長いです。

このドラマのロケ地については、右のサイドバーにあるカテゴリー「恋する京都」に納めた記事の中にほぼ網羅してあります。まだゴスペルや六盛茶庭の様に店内に入っていないところや、中山人形店の様に紹介していないところもありますが、印象的な場面については大抵判るかと思います。これらの記事をドラマを楽しむための糧にしていただけたら幸いです。

私は前回の再放送をDVDに納めてあるのですが、やっぱり見るつもりです。たぷん、一気に見るとまた印象が異なるでしょうから。そして、懐かしい気分になる事でしょうね。

でも、再放送も良いのですが、やはり続編が見たいです。今は朝の連続テレビ小説「だんだん」で祇園が舞台となっていますが、まるでコンセプトが違いますからね。京情緒とやさしさに溢れたこのドラマのコンセプトを引き継いだ作品を作ってくれたらと思っています。

京都・洛東 南禅寺塔頭~南禅院~

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南禅寺の塔頭に南禅院があります。本寺と同じ名の塔頭というのも珍しいですが、それには次の様な由来があります。
ここは南禅寺の開基である亀山天皇が離宮善林寺殿を営まれた地であり、後にその離宮を寄進して禅寺と改められました。その離宮にあった持仏堂の名が南禅院であり、その名を取って南禅寺と名付けられたのです。つまりはこちらの方が本家筋にあたるのですね。

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南禅院の方丈は、元は離宮の遺構でした。幾たびかの火災で焼失と再建を繰り返した後、現在の建物は徳川綱吉の母である桂昌院の寄進によって、1703年(元禄16年)に再建されたものです。総桧造の入母屋こけら葺きのこの建物は、扉が開け放たれていたせいでもあるでしょうけど、縁側が幅広く取られている事もあってとても開放感にあふれており、親しみやすいという感じがしました。

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庭園は鎌倉時代末に築かれたとされ、夢窓国師の作と言われています。池泉回遊式庭園であり、その始まりはこの滝口にあります。ここを流れる豊かな水は琵琶湖疎水から引いたもので、この寺のすぐ前には水路閣が通っています。

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滝の水は曹源池に流れ込みます。この池は龍を象っていると言われ、中央の島は蓬莱島を表すとされています。

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庭園は池を巡りながら山裾の斜面を昇って下りる様になっています。それだけ変化に富む景色を見る事が出来る訳で、歩いている間に樹木の間から見える池面と方丈が、刻々と姿を変えて行く事になります。

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平成20年11月2日現在の紅葉の状況はまだ一部が色付き始めたばかりで、見頃までには今暫く時間が掛かりそうでした。ここも楓樹が多く、最盛期には素晴らしい色彩に溢れている事でしょうね。


2008年11月 7日 (金)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~南禅寺境内~

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平成20年11月2日現在の南禅寺の紅葉の様子です。この日の南禅寺は、全体としてはまだまだ緑が基調になっていましたが、部分的に色付いている所もあり、印象的な風景も見る事が出来ました。

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一番人気は水路閣の前の広場で、何本かの木が赤く色付いており、次から次へと記念写真を撮る人の列が絶えませんでした。たぶん、この木は元から赤い種類なのでしょうね。その分早く赤みが増し、他の木に先駆けて紅葉を見せてくれているのでしょう。

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その水路閣の近くではツワブキが咲いていました。南禅寺の境内にはツワブキが多く植えられており、この時期には鮮やかな黄色の花を沢山見る事が出来ます。

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中でも水路閣を背景にしたツワブキは絵になります。和の中に潜む異国情緒といった感じがしません事?

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法堂裏の銀杏は、かなり色付いており、盛りまではあと少しといったところでした。その隣の大もみじの方は枝先が色つぎ始めたところで、見頃まではもう少し掛かりそうでした。

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銀杏の下にはヒイラギナンテンが植わっており、かなり色付いていました。薄暗い場所にある事もあって、ちょっと不思議な雰囲気がありましたよ。

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黄葉と言えば、一部の高木も色付き始めていました。この木はエノキかムクでしょうか、傾き掛けた西日に照らされて、とても綺麗に見えましたよ。

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塔頭の牧護庵では、門前から見える庭がかなり色付いていました。ここは少しだけ早く見頃を迎えそうです。ただ、ここは普段は非公開なので、じっくりと鑑賞する事が出来ない事が残念です。

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南禅僧堂の白壁越しに見るもみじも、少しだけ色付いていました。ここのもみじが最盛期を迎えると、白壁との対比がとても綺麗ですよ。

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南禅寺境内の見頃は、やはり11月半ばから後半にかけてになるでしょう。でも、ここに掲げた写真の様に部分的には紅葉が始まっていますから、今行ってもそれなりの風情は楽しむ事が出来ます。息を飲む様な景色を期待するのは無理ですけどね。

2008年11月 6日 (木)

京都・洛東 京都紅葉事情2008~天授庵~

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平成20年11月2日、一足早い紅葉を求めて南禅寺塔頭の天授庵を訪れてきました。今の時期は、山門を潜ると白い秋明菊が訪れる者を出迎えてくれます。

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参道正面にあるのが書院で、特別公開がある時以外は座敷に上がる事は出来ません。しかし、その入り口から南の窓越しに見る景色は見事で、まるで一幅の絵画を見る様な気がします。

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肝心の紅葉ですが、方丈東側の庭園では、全体として色付き始めた所でした。まだまだ見頃には遠いですが、今行ってもそれなりの風情は感じられる事と思います。

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その同じ庭の北の端には、見事な沙羅の木が植わっています。樹高は8m程もあるでしょうか、とても見栄えのする立派な木です。初夏に来れば白い花を沢山咲かせている事でしょうね。あまり知られていない様ですが、根元に花が散った様は、かなり絵になるのではないかしらん?

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今は黄葉の盛りも過ぎて、盛んに落葉していました。ほんのり色付いたもみじとの対比が美しかったです。

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書院の南側の庭は、まだまだ緑の木がほとんどでした。ここが見頃になるのは、毎年方丈庭園よりも少し後になります。

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この日色付いていたのはドウダンツツジと一部のもみじでした。面白い事に去年は20日ほど遅い時期に同じ場所を撮っているのですが、ここだけに限ればあまり違いは感じられません。こういうのを見ると、今年の紅葉の進行は早いのかなと思ってしまいます。周辺は全然違うのですけどね。

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庭園の中は今ひとつでしたが、外に目をやるとなかなか印象的な色が見つかりました。背景になっている色はハナミズキの紅葉です。病葉一枚では寂しいかと思ったのですが、案外引き立て合っていますね。

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竹林の奥でも西日を浴びたもみじが、鮮やかな色を見せてくれていました。こうして一部を垣間見るというのは、粗が見えないせいもあるのでしょうね、全体を見るよりもより印象的な景色を見ている様な気がします。

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この日は秋明菊が見頃となっていました。そして、その後ろではツワブキの黄色の花が咲き乱れていました。

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秋明菊は、書院の南庭でも咲いています。そろそろ花期が終わる頃ではないかと思うのですが、ここではまさに盛りとなっています。

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天授庵の見頃は、方丈庭園の方が割と早くて今月の中頃、書院南側の庭園がそれより1~2週間後ぐらいではないかと思われます。これはあくまで現時点での予想ですから、訪れる際には直前の情報を確かめてからにして下さいね。

2008年11月 5日 (水)

京都・洛中 竜胆が咲く庭~廬山寺~

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桔梗が咲く源氏の庭がある事で知られる廬山寺もまた、第44回秋季京都非公開文化特別拝観の対象となっており、普段は閉じられている元三大師大師堂が一般公開されています。

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元三大師大師堂は天明の大火で焼けた後、1835年(天保六年)に再建されたもので、正面三間、奥行四間の大きさを持つ御堂です。内部の写真は撮影禁止のためありませんが、中央に護摩壇がしつらえられており、奥にある仏壇には御本尊の元三大師像が祀られています。そして、御本尊の前には御前立ちとして鬼大師の像が置かれており、ビジュアル的にはこちらの方がインパクトがありますね。御本尊は原則非公開であるため、普段はこの御前立が参拝者の目に触れる事になります。

面白い話もあって、元三大師は大変な美男子でかつ法力も高かった事から、宮中の女性達に大層もてたそうなのですが、仏に仕える身としては迷惑な事です。そこで自らの顔を隠すための降魔面を造り、宮中においてはこれを着用していたのだそうです。その面も今回の公開において展示されていますよ。

今回の特別公開は平成20年11月9日までとなっています。

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源氏の庭においては桔梗が姿を消し、代わりに竜胆の花が咲いていました。ここには何度となく訪れていますが、竜胆が咲くとは知らなかったので嬉しい驚きですね。これで京都で竜胆が見られる寺は五つ目(他の4つは曼殊院蓮華寺常照寺、退蔵院)になりました。

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その竜胆もそろそろ終わりを迎えようとしています。今咲いている花がたぶん最後になるでしょうね。今度はもう少し早く、盛りの頃に来てみたいものだと思います。

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廬山寺ではまた紫式部のその時代とその世界展が開かれており、源氏物語を描いた屏風や絵巻など数多くの資料が展示されています。中でも興味深かったのが本阿弥光悦筆と伝わる源氏物語の断簡で、先日光悦寺を訪れたばかりだった事もあって、暫く見入ってしまいました。

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廬山寺は隠れた紅葉の名所でもあるのですが、平成20年11月2日現在では緑のままの木がほとんどで、わずかに色付き始めたという程度でした。

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その中で庭の東にある一本はなかなかの色付き方で、もう暫くすると盛りを迎えそうな様子でした。

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近くで見るとこんな感じで、まだまだオレンジが勝っていますが、ここまで来ると真っ赤に染まる日もそう遠くないという気がします。

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南の木の上を見ていると、赤く染まりかけた蔦の葉が目に入りました。首が痛くなる程見上げなくてはいけませんから、あまり気付いている人は居ない事でしょう。この葉も間もなく赤く染まる事でしょうね。

庭全体が色付くまでは暫く掛かりそうで、見頃は11月半ば以降になる事でしょう。でもそれまでに来られたとしても、染まり始めた木の効果で秋の風情のある庭を見る事が出来ると思いますよ。

2008年11月 4日 (火)

京都・洛北 あぶり餅~今宮神社門前 かざりや~

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せっかく大徳寺まで来たので、少し足を伸ばして今宮神社のあぶり餅を食べに行く事にしました。門前には2軒のお店があり、400年もの間、文字通りしのぎを削りながら商いを競い合って来ています。

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前回はいち和さんに入っているので、今回はかざりやさんの方に入る事にしました。二つのお店は同じあぶり餅を商いながら、その味は微妙に異なると言われているのですが、果たしてどんなものなのでしょうか。

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見ていると、作り方はどちらもほぼ同じで、きなこをまぶしたお餅を備長炭の火で焼いて、白味噌ベースのたれを付けて出すというスタイルです。全くの手作りであり、それがここの人気を保っている大きな理由の一つなのでしょうね。

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お餅の数はどちらも15個と決まっています。見た目もほとんど変わらない様ですが、いち和の方は一串に2個刺さっている事もあったりして串の数は必ずしも15本とは限らないのですが、こちらは丁寧に1本につき1個のお餅が刺さっています。

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肝心の味の方ですが、串の刺し方と同じく、非常に整えられた味という感じがしました。端正とでも表現するのか、作り込まれた味ですね。確かにいち和とは微妙に違っており、どちらが良いかはまさしく好みに依ると思います。より自然な感じはいち和、職人が狙って作った味がかざりやかな。

食べ比べた後なら贔屓が出るだろうなという違いは感じますが、どちらも美味しい事は確かで、初めてならどっちを食べても満足出来ると思いますよ。

2008年11月 3日 (月)

京都・洛北 大徳寺本坊特別拝観2008

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第44回秋季京都非公開文化特別拝観の一環として、大徳寺の本坊が一般公開されています。以前からこの本坊には興味があったので、11月最初の連休に訪れてきました。

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本坊は大きく庫裏と方丈からなり、拝観者は庫裏の玄関から入る事になります。まず驚くのが玄関左手の竈であり、白壁の漆喰に大きく煤の後が残っています。思わず上を見上げると、煙抜きの複雑な構造が目に入り、しばし見入ってしまいました。この竈は現役で、開山忌の時などに今でも使われている様です。

本坊の中は撮影禁止のため、写真はありません。拝観者は玄関で手荷物を預けてから中に入る事になりますが、これは鞄等が当たって建物を傷つけない様にするための配慮なのですね。いつもは写真を撮る事に神経が行ってしまうのですが、たまには手ぶらでじっくり拝観するのも良いものだと思いました。

庫裏の内部はいくつかの部屋がしつらえられていましたが、非公開のために中には入っていません。どうせなら、ちょっと見せて貰いたかったところなのですが仕方がないですね。

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一番興味があったのは方丈の庭園で、東西南北にそれぞれしつらえられているのですが、メインになるのは南庭です。江戸時代初期の作庭とされ、国の特別名勝・史跡に指定されているという名作ですね。

左手奥に滝を表す石組みを配し、中央には広く白砂がまかれて海を表します。右端に小さな石を置いてその周囲を苔で囲い、これは島を表しているのでしょうね。その左手に白砂の山を二つ築き、これがこの庭にアクセントを与えています。面白いのが白砂に描かれた模様で、直線と波形を交互に描き、大海の波と流れを表しているのでしょう。

ただ、最初にこの庭を見た時の印象はあまり良くなくて、なんだかばらばらな庭だなと感じました。左の石組みと右端の石の間が離れすぎており、両者に連続性が感じられなかったのです。わずか盛り砂がある事によって繋がっているという感じで、なんだかなあと思ったのでした。しかし、暫く座って眺めている内に、作者の意図が判った様な気がしました。この庭は全体を一度に眺めるのではなく、座った前面を見る様に作られているのではないかと思ったのです。右の石と盛り砂、左の滝の石組みと白砂という具合に部分々々を見ていくと、実に良く調和しているのです。そしてそれを繋ぐのが波模様という訳で、なるほど名作と言われるだけの事はあると感じたのでした。まあ、これは私だけの勝手な理解だとは思いますが、こんな具合に自分なりの解釈をしてみるのも、庭を見る時の楽しみ方の一つですよ。

この庭でのもう一つのみどころが、正面にある唐門です。聚楽第の遺構と伝えられ、日光の陽明門にも似た装飾が施されているところから、日暮門という異名を持ちます。あまりに見事な細工に見とれている内に時間が経たち、気が付くと日の暮れになっているという意味ですね。残念ながら広縁からは距離があるために細かな装飾までは見て取る事は出来ませんでした。いつか間近でみる機会があると嬉しいですね。

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東の庭は小堀遠州作と伝えられ、細長い敷地にいくつもの庭石が並べられており、七五三の虎の子渡しの庭だとも、十六羅漢の庭だとも言われています。ただ、正直言って無暗に石が並べられているだけで、あまり感心しませんでした。本当に小堀遠州作なのかな、と言ったら叱られますか。私的には十六羅漢の庭と言った方がしっくりと来る様な気がします。

北側の庭は僧侶の私的空間を潤すための庭で、これといった装飾はありません。ただ、すらっとした沙羅双樹が見事で、この日は黄葉した葉が散りながらも半ばは残っており、この一本で庭全体が秋の風情に染められていました。

西の庭は庫裏との間にある坪庭で、庭石と竹が植えられている小振りの庭です。西から東を見通す様に作られており、丁度黄葉している沙羅の木が借景になっていて、なかなか綺麗な景色を形作っていましたよ。

本坊の各部屋は狩野探幽の水墨画で飾られています。描き込みと省略法を巧みに駆使した調和の取れた構図で、描かれた絵は繊細そのものですね。各部屋毎にそれぞれの世界が現出しており、確かに襖絵としての名品だと思いました。出来る事なら部屋に入れて貰い、間近でじっくりと鑑賞したかったところです。

大徳寺本坊の特別拝観は11月9日(日)まで行われており、拝観料は800円となっています。ちょっと高いのが難点ですが、それだけの値打ちは十分にある充実した内容だと思いますよ。

2008年11月 2日 (日)

京都・洛北 京都紅葉事情2008~高桐院~

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平成20年11月1日現在の高桐院です。この日の高桐院はほんのりと色付き始めたばかりで、盛りまでにはまだ間があるといった感じでした。

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ご覧の様に全体としてはまだまだ緑が基調となっていますが、一部で色付き始めているため、今行ってもそれなりの風情は楽しむ事は出来ます。

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拝観出来る場所はいくつかありますが、メインになるのはやはり客殿でしょう。ここの縁側に座って庭を眺めるのが、高桐院での過ごし方の手始めとなります。

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南側の庭は竹林で境界を角しつつ奥行きを演出し、その前面に沢山の楓樹を植えてちょっとした林の様な風情を形作っています。地面は全面苔に覆われ、楓樹の緑の葉と共に独特の空気感を見せてくれています。肝心の紅葉はと言うと、ご覧の様にまだほとんど始まっていませんでした。

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多くの場合、庭は座敷の中から見る様に設計されていると言われます。確かに見える範囲は限られますが、そのぶん相想像力が広がって、味わい深くなる様な気もしますね。

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西の庭ではスリッパに履き替えて、木々の間を歩く事が出来ます。ここにはノムラカエデという芽だしの時から赤いという木があり、紅葉の時期を迎えてより一層色が深くなりつつありました。この一本があるおかげで南の庭とは違い、秋らしい風情が漂っていましたよ。

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ノムラカエデ以外のもみじも、少しずつですが色付き始めています。このところ朝晩に冷え込む日が続いている事から、ここから一気に進むかも知れません。この先最低気温がどこまで下がるかが鍵になるでしょうね。

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前回来た時は紅葉を見るのに忙しくて、見逃したところが幾つかありました。その一つがこの灯籠で、高桐院の開基である細川忠興とその妻ガラシャ夫人の墓標です。

元は千利休が所蔵していた春日灯籠で、豊臣秀吉が是非にと所望した時、傘の三分の一をわざと欠き、傷物であるとして献上を拒んだという曰くがあります。そして、利休が切腹を命じられた時に形見の品として忠興に譲られたもので、無双という銘が付けられています。忠興はこの灯籠をこよなく愛し、その遺言によって高桐院で墓標とされました。

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その墓所の前にあるのが三斎井戸で、墓所の為の水を汲み上げるためにしつらえられました。なお三斎とは忠興の出家名の事です。

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こちらは書院の「意北軒」。伝承として利休邸を移築したとも言われ、室内を狩野永真の水墨画が飾っています。

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そして、忠興が自ら手がけたという二畳台目の茶室「松向軒」です。利休の茶風を忠実に受け継いだと言われる忠興らしく、すべての造りは利休好みで統一されているそうですね。この狭い鄙びた空間で、千金の価値を持つ茶器でお茶を点てる、そんな経験を一度でよいからしてみたいものだと思います。

2008年11月 1日 (土)

京都・洛北 黄葉~上賀茂神社~

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平成20年10月25日現在の上賀茂神社です。この日は西の鳥居の脇にある銀杏の木が見事に黄葉していました。

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やはり青空を背景にした黄色の葉は良く映えます。特に逆光に透かして見た時は文字通り輝いて見えましたよ。

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ケヤキもまた黄葉し始めていました。ここはもみじだけでなく、こうした高木も色付く事で知られています。ですから、紅葉情報によっては一般的なもみじではなく、ケヤキや桜が色付いた時から見頃とする場合があるので、注意が必要です。

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御所桜もまた、黄葉し始めていました。桜も盛りの頃の美しさはもみじに劣る事はありませんから、ひと味違った秋の風情を楽しみに来るのも有りだと思います。

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もみじが紅葉するのはまだまだ先の事なのですが、ここでもやはり部分的には色付き始めていました。

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今色付いているのはやや弱った木や枝が中心で、本当の美しさを持っている訳ではないのですが、それでも一足早い秋の色を見せてくれているとは言えます。

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この日は大安であったためでしょう、複数の結婚式が組まれていました。見ず知らずの人とはいえ、門出となる晴れの舞台を垣間見るというのは何かしら良いものですね。

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この写真を撮ってから一週間が経ちましたが、もう少し紅葉が進んでいるかな。たぶん、一番の見頃は11月の半ばから下旬にかけてになるでしょうね。

今のところ、京都の紅葉は全般に去年より少しだけ早いかな、という気がしています。あくまで漠然とした感じだけですけどね。正確にはもう少し経ってみないと判りません。

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