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2008年4月

2008年4月30日 (水)

京都・洛北 曼殊院~霧島ツツジ~

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平成20年4月29日現在の曼殊院です。この日庭園の霧島ツヅジは、まさに見頃を迎えていました。

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実は曼殊院には26日にも行ったのですが、丁度新しい御門主の晋山式(就任式)の日にあたり、一般の拝観は休止されていたのでした。とても残念だったのですが、この霧島マツヅジをどうしても見たくて、3日後に再度訪れたという次第です。

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例年なら5月に入ってから見頃になる事が多いのですが、今年は桜などと同様に少し早めの展開となっています。そして、木によって開花時期がばらばらだった昨年と違って一斉に花を開いており、素晴らしい景観を見せてくれました。こうしてみると、晋山式によって3日ずれた事が、かえって幸いした様ですね。

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ただ、この燃える様な赤い花を、晴天下においてデジカメで撮るのは至難の業ですね。遠くから撮ったり、こうして背景色として捉えるのなら良いのですが、ちゃんと花の形が判る様に写そうとすると、どうしても色飽和を起こしてしまいます。PLフィルターを使って、かつ露出を最大限マイナス側に振ってみたのですが、ほとんど効果はありません。これって何か良い方法はないものかしらん?それとも、元々無理な注文なのかな。

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今の時期、寺の周囲は新緑で溢れかえっています。秋の紅葉とは対極にある、生命感に満ちたこの景色もまた素晴らしいものですね。

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現在曼殊院では「春季京都非公開文化財特別公開」の一環として、絹本著色不動明王像(黄不動)の展示、茶室「八窓軒」の公開などが行われています。このため、拝観料が普段の600円(4月1日から100円値上)が800円となっているので注意が必要です。しかし、通常なら八窓軒を見る為には、予約した上でかつ1000円の拝観料が必要となる事を考えると、断然今がお得ですよ。私的には、黄不動を間近に見られた事が何よりも収穫でした。

この特別公開は5月6日までとなっていますので、お早めに。

2008年4月29日 (火)

京都・洛北 圓光寺~十牛の庭~

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圓光寺の庭園「十牛の庭」です。禅における修行の道程を表したとされるこの庭は、この時期新緑で溢れかえっています。

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本堂に続く門を入ると、すぐに出迎えてくれるのがこの水琴窟です。普通、地面に刺した竹筒に耳を当てて音を聞くところが多いのですが、ここはどういう工夫があるのか、その場に立っているだけで美しい音色を聞く事が出来ます。今日も神秘的な音が静かに響いていましたよ。

それにしても水鉢に白い花を置くという演出が、さりげなくて素敵ですね。

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既に大型連休は始まっているのですが、ここ圓光寺は訪れる人が本当に少なく、暫くの間は私1人がこの庭を独占していました。境内は素晴らしく静かで、聞こえてくるのは池に落ちるかすかな水音と、そよ風に揺れる葉ずれの音、それに小鳥のさえずりだけでした。おかげさまで贅沢極まりない時間を過ごさせて頂きました。

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裏山から眺めた十牛の庭です。半年前は紅葉で染まっていた庭が、冬を経て春を迎え、若葉萌える季節となったのですね。

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今日の京都は良く晴れてはいたのですが、全体に霞が掛かった様な空で、今ひとつすっきりしない天気でした。実は遠くに飛行船が写っているのですが、ここまで縮小すると小さなシミのようにしか見えないですね。

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境内では新緑だけでなく、いろいろな花も咲いています。受付を済ますとまず目にはいるのがシャクナゲと牡丹の花です。シャクナゲはもう終わりかけなのかあまり元気が無かったのですが、牡丹は参道ほどではないにしろ、綺麗な花を見せてくれていました。

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足下に目を向けると、ちょっと地味ですが、エビネが咲いています。詳しい品種までは判りませんが、如何にもエビネらしい花ではありますね。

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ここでも椿が最後の花を咲かせていました。良く見ると花こそ終わっていましたが境内のそこかしこに椿が植わっていて、3月から4月の初め頃にかけてはさぞかし見事だった事でしょうね。

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庭の奥にある竹林では落葉が盛んで、竹の秋を迎えていました。新しい竹が次々と生えてきており、これから竹の新緑も見事になるでしょうね。

また、この庭にはサツキも沢山植えられており、これからの季節、綺麗な花を見せてくれる事でしょう。一乗寺界隈では詩仙堂にばかり人気が集まりますが、圓光寺もまた詩仙堂に劣らない見所が沢山あるとても素敵な場所ですよ。

2008年4月28日 (月)

京都・洛北 圓光寺~牡丹~

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一乗寺の地にある圓光寺は秋の紅葉の名所として知られます。そして春には枝垂れ桜を始め、数々の花が咲く花の寺でもあります。平成20年4月26日現在では、参道に植えられた牡丹が豪華な花を咲かせていました。

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美人の形容として「座れば牡丹」の喩えがある様に、牡丹の花はまるで葉の上にどっしりと座っているかの様な印象がありますね。この時期牡丹はあちこちで見かけますが、これほど見事に咲いた花は珍しいという気もします。

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駐車場ではハナミズキが咲いています。少し盛りは過ぎていましたが、青空の下いかにも春らしい景色でした。

圓光寺ではこれからサツキが咲き、新緑と共に見頃を迎えます。ここは訪れる人も少なく、静かに過ごす事が出来る貴重な場所ですよ。

2008年4月27日 (日)

京都・洛北 詩仙堂~晩春の花~

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詩仙堂には四季折々に見所がありますが、なぜか桜だけは欠けています。ちょっと不思議な気もしますが、この庭に桜があるとあまりにも浮き立ち過ぎてバランスを崩してしまうのかも判りません。あるいは、石川丈山の好みに合わなかったものかどうか。
(申し訳ありません。詩仙堂にも桜はありました。ここにお詫びして訂正します。平成23年11月7日追記。)
代わりに庭を埋めているのがサツキの刈り込みです。もう暫くすると赤い小さな沢山の花が、この緑の空間を埋め尽くしてくれる事でしょう。

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この日(平成20年4月26日)最も見事だったのが、門内で咲いていたクルメツヅジでした。何もかも渋い造りの門から玄関にかけての前庭の中に、一点だけの鮮やか極まりない花を置くという美意識が素晴らしいですね。

でも、これを写真に撮るとどうにも上手く行かないのです。明暗差が激しすぎるのと、花の色がすぐに飽和してしまうのが難点なのですね。これってデジカメの一番弱い部分であって、いっそ曇りか雨の日の方が上手く行く様な気がしますが、せっかくの鮮やかな色彩を生かして晴天下でちゃんと撮る方法ってないものでしょうか。

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この日は朝こそ少し冷え込みましたが、晴天に恵まれた絶好の行楽日和でした。実を申せば最初はキリシマツヅジが見頃を迎えているであろう曼殊院に向かったのですが、ピンポイントで法要の日にぶつかってしまい、拝観が叶わなかったのです。詩仙堂はその代わりという訳でもないのですが、曼殊院を補ってあまりある風情を楽しませてくれました。

この写真で判るかな、実は一部でサツキが咲き始めており、やはり今年の花前線は異常を来したままの様です。どこまで早くなるかは判りませんが、サツキもまた例年より早く見頃を迎えるのかも判りません。

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庭園では白藤の花が見事に咲いていました。これでも盛りを過ぎているそうなのですが、白い花が日の光を浴びてまぶしく輝き、辺りにはとても良い香りが漂っていました。

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平地のヤマブキはそろそろ盛りを過ぎる頃でしょうけれども、詩仙堂では丁度満開になっていました。あまり数は多くないのですが、庭園の良い彩りになっていましたよ。

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この石塔は写真が斜めになっているのではなく、本当に傾いているのです。サツキの刈り込みの中にあって一つのポイントとなっているのですが、これはわざと傾けてあるのでしょうか。

ここでももみじの新緑が鮮やかでした。暦の上ではまだ春ですけれども、気分としては初夏と言っても良いような景色の詩仙堂でした。

2008年4月26日 (土)

京都・洛北 詩仙堂~晩春~

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晩春の詩仙堂を訪れた私たちを出迎えてくれたのは、豪華な花を咲かせた椿でした。ツツジが咲き乱れる中、椿もまた最後の花を咲かせているのですね。

この椿の品種名は判りませんが、一房に幾つもの花が咲いている様な変わった花です。大きいだけに花が落ちる時にはドサッと音がして、はっとさせられます。既に盛りを過ぎている花が大半だったのが残念ですが、その分春の終わりを感じさせてくれました。

いつ来ても詩仙堂には、四季の風情が溢れています。

2008年4月25日 (金)

恋する京都 ロケ地案内~大法院~

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恋する京都のロケ地案内、今回は妙心寺塔頭の大法院です。ここは遊山寺の裏手として描かれており、料理教室や書道教室があった事になっていました。この庭はドラマの中に何度となく登場していますが、最も印象的なのは第2話で高子が掃除をしつつ、志乃と遊心の話に聞き耳を立てるというシーンでしょうか。

本来この庭は右手の入り口から左手奥にある茶室(この茶室もドラマに出てきましたが)に通じる路地庭としてしつられられたもので、右手に見える屋根のある建物は待合いです。ドラマのロケ当時は綺麗な紅葉の季節でしたが、訪れた日(平成20年4月12日)は新緑が始まったばかりで、木々や苔の緑が本来の色を取り戻し始めたところでした。

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この廊下もドラマに何度も登場していますが、板戸や障子がすべてはずされているので、ちょっと判り難いですね。この廊下では第1話で志乃が圭吾を泥棒と間違て取り押さえたり、書道教室に遅れてきた生徒達が走っていましたが、実際にはとても落ち着いた場所で、走ったり暴れたり出来る様な雰囲気ではとてもなく、ドラマのシーンはいかにも場違いという気がします。

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玄関から客殿へと通じる廊下脇にある坪庭です。ここもドラマを良く見ていると、わずかに映っているのが判ります。主として見えるのは吊灯籠と竹の葉なのですけどね。

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ここはドラマには出てきませんが、門から玄関に通じる参道です。この日はまだ枝垂れ桜がわずかに花を残していました。参道脇にはサツキも植えられており、これからの季節さぞかし花が見事な事でしょう。

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大法院は信州松代藩主であった真田信之の菩提寺として、1695年(寛永2年)に創建された寺です。院号は信之の法名に由来しており、松代藩の藩寺として毎年50石の寄進を受け、外護されてきました。その縁で、幕末に洋学の第一人者として活躍し、攘夷志士によって暗殺された佐久間象山の墓はこの寺にありますが、一般には公開されていない様です。

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大法院は普段は非公開で、春と秋の一時期だけ公開されています。拝観料は600円で、抹茶とお茶菓子の接待付きです。今回の特別公開は5月11日(日)までですから、連休の一日に訪れるには丁度良いですね。この庭を眺めながら恋する京都の一シーンに思いを馳せてみるのも一興ですよ。

2008年4月24日 (木)

京都・洛東 卯月・真如堂 

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八重桜が終焉に近づく一方、初夏と呼ぶにはまだ少し早いこの季節、ここ真如堂では木々の芽吹きが様々な色合いで三重塔を彩っていました。

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この時期の真如堂で一番印象深いのは、やはりもみじでしょう。まだ伸展仕切らない若葉ですが、この鮮かな新緑の色は生命感に溢れていますね。

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桜の季節もよいよい最終盤を迎えていますが、真如堂でも遅咲きの八重桜が咲いていました。これはその一つで普賢象桜ではないかと言われている八重桜ですが、確証を得るには至っていません。確かに千本ゑんま堂の桜に良く似ていて、とても美しい花ではありますね。(撮影日:平成20年4月19日)

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境内の至る所で花盛りを迎えていたのがシャガです。苦沙弥のInternet僧坊に依れば、これらの花はほとんど苦沙弥和尚が移植されたものなのだとか。地道な作業が実を結び、今では真如堂の春を代表する花の一つになっています。

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椿もまた最終盤を迎えていました。一口に椿と言っても早咲きから遅咲きまで多種類があり、今咲いているのは最も遅く咲く花たちです。

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その遅咲きの椿も、多くは散っていました。参道に散った花は綺麗に掃除がされていましたが、生け垣の中では散ったまま残っています。

落ち椿の風情もまた、この季節ならではの味わいですね。

2008年4月23日 (水)

京都・桜事情2008 千本釈迦堂~八重桜~

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平成20年4月19日現在の千本釈迦堂の八重桜です。

この日は本堂の前の左右に植えられている紅白の桜が、それぞれ満開を迎えていました。

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千本釈迦堂の本堂は鎌倉時代に建てられたものがそのまま現存しています。室町以後京都を襲った数々の戦乱、震災、大火を考えると、それが如何に奇跡的な事か判るというものでしょう。

この秀麗な本堂は国宝に指定されていますが、なるほどおかめ伝説を産むにふさわしい優れた建物と言えるのでしょうね。

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本堂を彩るこの美しい桜は何という種類か判りませんが、とても優しい色合いで、一昨年初めて見た時からすっかりファンとなってしまいました。私的にはおかめ桜と共に千本釈迦堂を代表する桜だと思ってます。

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こちらはおかめ塚を彩る桜で、よく見かける色合いからして関山かな。

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ふくよかなおかめ像の脇には、桜と対をなす様に赤いもみじも植えられていました。おかめ女には赤い色が似合うという事でしょうか。悲運に終わったおかめ女を大切に思う、この寺の気遣いが判る様な気がします。

2008年4月22日 (火)

京都・桜事情2008 平野神社 4月19日現在

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平成20年4月19日現在の平野神社の桜です。この日は中期咲きの桜が散り初めとなり、代わって最も遅く咲く桜が満開を迎えつつありました。

手前の満開の桜が平野妹背で、八重桜の中にもう一つの花が開く様なちょっと変わった咲き方をする桜です。妹背の名の由来は実の付き方にあるそうで、2つの実がまるで恋人(妹背)同士の様に仲良く並んで付くところから来ているのだとか。これはサクランボが成る頃に、もう一度来てみるほかありますまい。

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この日の平野神社で最初に出迎えてくれたのが、大鳥居を潜って右側にあるこの鬱金桜でした。鬱金(ウコン)とはターメリックの事で、カレーの黄色はこのスパイスの色ですね。ですから鬱金桜とは黄色の桜を意味し、別名「黄桜」とも呼ばれるそうなのですが、これはどう見ても黄緑止まりかなあ。

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雨宝院と同じく、ここでも御衣黄桜が満開でした。でも、こうして並べると鬱金桜と良く似ていますね。こちらの方が緑色が濃い事が判りますが、名前を伏せて見せられると区別が付かないかも知れません。なお、黄桜とはこの御衣黄桜のことではないかとする説もある様ですね。

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突葉根桜は、この日はまだ咲き始めたばかりでした。これはまだ蕾と言って良い状態で、こから徐々に開き始め、最後は大輪の花となるそうです。この花の散る頃が、京都の桜の季節の本当の終焉かな。

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神門を入って右側にあるおけさ桜です。八重桜にしては控えめな感じのする上品で綺麗な花ですね。名前の由来が気になりますが、佐渡おけさと何か関係があるのかしらん?

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ちょっと感動的だったのが、八重紅枝垂れ桜がまだ咲いていた事です。先週訪れた時には既に満開で、少し盛りを過ぎていたと思われるのですが、その後風雨に晒されたにも係わらずまだ花を保っていました。さすがに色は抜けていましたが、光の加減によってはまだ見られない事もありません。ここまで長持ちだとは思ってもみませんでした。

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平野神社では、桜の季節に合わせてコンサートが行われているのですね。この日は雅美音という4人組のユニットの日で、私が訪れた時は丁度本番前の音合わせをしていました。

キーボード、バイオリン、フルート、それにボーカルからなるユニットで、中でも特にフルートの音が印象的でした。小説「陰陽師」の中で源博雅が吹く笛の音が不思議な力を持つかの様に描かれていますが、神域で聞く笛の音はなるほど特別な響きがある様な気がします。

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メンバーはそれぞれ大阪音大出の様ですが、確かな技量の持ち主ばかりで、何かきっかけがあれば大化けするかも知れませんよ。時間があれば本番も聞いて行きたかったのですが、残念ながらそうも行かず、帰ってしまったのが心残りです。また、いつか機会があったら、じっくりと聞いてみたいですね。

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平野神社の桜の季節もいよいよ最終盤。境内は至る所で桜吹雪が舞っていました。桜が終わると次は牡丹や芍薬、さらにはジャーマンアイリスが咲き乱れる季節となります。この後も平野神社にはネタ拾いの為に度々お世話になる事でしょう。よろしくお願いしますね。

2008年4月21日 (月)

京都・桜事情2008 千本ゑんま堂

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平成20年4月19日現在の千本ゑんま堂の桜です。

この日はこの寺の銘木である普賢象桜が満開を迎えていました。

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普賢象桜の名の由来は、白い花の中央から2本の葉化しためしべが突き出した姿にあり、普賢菩薩が乗る白象に似ている事からこう呼ばれています。

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境内の北西隅にある十重の石塔は、紫式部の供養塔と伝えられます。この寺の開基である小野篁には、地獄に堕ちた紫式部を哀れんで閻魔大王にとりなしたという伝説があり、式部の成仏を願って建立されたのがこの石塔だと言われています。

普賢象桜はその供養塔を取り囲む様に植えられており、この桜もまた春が来る毎に紫式部の霊を慰めているのかも知れませんね。

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この日の普賢象桜はほぼ満開で、木によっては少し盛りを過ぎているものもありました。一度はこの花が落ちた所を見たいものだと思っているのですが、タイミングが難しいですね。今週末ではどんなものでしょう?

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もう一つの普賢象桜である二尊院普賢象桜もかなり咲いていました。昨年の花と比べると随分と開花が進んでいますが、もう一段先がまだありそうな感じではありますね。ただ、調べた限りでは最後の姿が良く判らないので、この先どうなるのかは不明です。

ゑんま堂普賢象桜に比べると色が濃く、また違った美しさを持った桜ですね。

2008年4月20日 (日)

京都・桜事情2008 雨宝院~御衣黄桜~

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平成20年4月19日現在の雨宝院の桜の状況です。この日は御衣黄桜が満開を迎えていました。

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4月12日に行った時はまだ咲き始めたばかりだったのですが、一週間を経て見頃となりました。それにしても素晴らしい咲きっぷりで、塀の外からでも溢れんばかりの花を楽しむ事が出来ます。

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御衣黄桜以外では、やはり遅れて咲き始めた松月桜が満開となっていました。他の桜はほとんどが散って華やかさは無くなっているのですが、やはり御衣黄桜の噂が広まっているのでしょうね、訪れる人は先週よりもずっと多くなっていました。

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境内では花の寺らしく、桜に続く花が咲き始めています。この牡丹もその一つで、豪華な花が一輪、二輪と花を開いていました。

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今、雨宝院に行かれるのは良いのですが、一つだけ注意点があります。それは境内にある時雨松もまた花盛りを迎えている事で、その雄花から吹き出される花粉の量が半端ではないという事です。

風が無ければどうと言う事も無いのですが、ひとたび強風が吹くと、すさまじい量の花粉がまき散らされる事となります。大げさでなく、辺りが一瞬霞んで見える程で、その場に居合わせた私たちは全身花粉まみれになりました。松の花粉症というのはあまり無い様ですが、さすがに直接吸い込むとまずいかも知れません。アレルギー体質の方はマスクを用意されるなど、あらかじめ注意された方が良いかと思われます。

2008年4月19日 (土)

京都桜前線2008 4月19日現在

平成20年4月19日現在の、京都の桜の開花状況をお知らせします。

中期咲きの桜が散る一方、遅咲きの桜が次々と見頃を迎えています。そんな中で、多くの紅枝垂れ桜がまだ花を付けていたのには驚きました。あれだけの雨風に耐えるとは思っても見なかったです。ただし、残念ながら見頃は遠く過ぎ去っていました。

1.雨宝院

御衣黄桜が満開を迎えています。歓喜桜や観音桜は散り初めからほぼ終了といった状況ですが、松月桜は今が見頃です。

御衣黄が見頃という事なのでしょうね、訪れる人は先週よりも増えていました。

2.平野神社

ここでも御衣黄桜が満開でした。また平野妹背が満開、突葉根桜は開花したばかりで、まだ花は小さい段階です。鳥居近くでは、鬱金桜が満開でした。

3.千本ゑんま堂

普賢象桜が満開です。少し見頃を過ぎた感じでしたが、まだ落花するまでには至っていません。ここも訪れる人が増えています。

4.千本釈迦堂

2本の八重桜が満開です。品種名は判りませんが、本堂西側の桜が特に綺麗ですよ。

5.真如堂

鐘楼周辺の八重桜と境内北側の普賢象桜?が満開見頃です。境内は実に静かなもので、のんびりと花と新緑を楽しむ事が出来ました。

京都・洛中 相国寺塔頭・林光院~牡丹~

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相国寺塔頭の林光院玄関先では、巨石に寄り添う様に牡丹の花が咲いていました。

林光院は境内を貫く上立売通を東から入るとすぐ左手にある塔頭で、道に開かれた門から見える大きな庭石が目印になる寺です。ここには鴬宿梅と呼ばれる銘木があるのですが、残念ながら非公開であるため、まだ一度も見ていません。

この寺に牡丹が咲いているというのは今日(平成20年4月19日)初めて知ったところで、門に縁取られた空間で見る花の色は、なかなか印象的でした。出来れば一度入らせて貰いたい寺の一つです。

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上立売通を挟んで林光院と隣接する大通院では、赤い葉のもみじが美しい新葉を見せてくれました。この系統のもみじはあまり大きな木はみかけませんが、ここの木はなかなかの枝振りです。

秋の紅葉に似ていますが、展開したばかり葉はまだ柔らかく、色合いもどこか新鮮で、やはりこれは春の景色ですね。

2008年4月18日 (金)

京都・洛中 鴨川~菜の花のある景色~

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おっとっと。

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よいしょっと。

小さな子供が一生懸命に飛んでいるのは、丸太町橋と二条大橋の間にある飛び石です。ただし、意図的に飛び石として置かれたものではなく、落差工かなにかの跡らしく、ここには横断方向にブロックが敷き詰められていました。

こういう場所を見つけると誰でも同じ事を思うらしく、暫く見ていると子供だけでなく、いい年をした大人達も次々と渡って行きました。中には仕事中らしき、スーツ姿のサラリーマン風の人も居ましたね。外回りの途中で、ちょっとした息抜きなのでしょうか。

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この日(平成20年4月12日)の鴨川は、菜の花(カラシナ)が丁度花盛りでした。以前にも書きましたが、この花はそう何年も続けて咲き続ける訳ではなく、いわゆる嫌地(いやち=連作障害)現象によって、暫くすると姿を消してしまいます。

後何年ほどここでカラシナを見る事が出来るかは判りませんが、春霞に霞んだ北山を背景にしたこの景色は、如何にも春らしい風景ではありますね。こころなしか、水の流れを見る人達も、どこかのんびりとした気分で寛いでいる様にも見えました。

ほんのつかの間の、熱くもなく寒くもない、丁度良い季節ですね。

2008年4月17日 (木)

京都・桜事情2008 鴨川べり

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平成20年4月12日の鴨川べりの桜です。

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丸太町橋から二条大橋にかけての鴨川べりには、紅枝垂れ桜が植えられています。そしてまたここには桜と交互にしだれ柳が植えられており、この日は花と新緑のコラボレーションが見事でした。

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水温む季節、三条河原では水辺で寛ぐ人達で賑わっていました。ここはライブ演奏のメッカでもあり、贔屓のバンド目当ての人も居るのでしょうね、演奏に聴き入っている人達も見受けられます。

でも、背後に瑞泉寺が見える様に、ここは幾たびも惨劇が繰り広げられて来た場所でもありました。当時の情景を思い浮かべると、今の和やかな光景とのギャップに目まいを覚える気がします。

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三条から四条にかけての鴨川べりにも、紅枝垂れ桜が植えられています。ここは京阪電車が地下化される前は線路沿いに見事な桜並木が続き、電車の車窓から見る花のトンネルが素晴らしかった場所です。その桜並木は工事の為に全て切り払われてしまい、当時は寂しい思いをしたものでした。

地下化が完成したのが昭和62年の事で、その後桜並木を復元すべく植栽が施され、20年の歳月を経てようやく桜の名所と呼べるまでに回復してきました。

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桜と鴨川それに三条大橋の競演です。

京都に花の名所は数ありますが、最も手軽に京情緒を楽しめる場所は、実は三条界隈なのかも知れませんよ。

2008年4月16日 (水)

京都・桜事情2008 退蔵院

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平成20年4月12日現在の退蔵院の桜です。

退蔵院は妙心寺の塔頭の一つ。四季に花が咲き乱れる花の寺として知られています。

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退蔵院には枯山水の元信の庭と、池泉回遊式の余香苑の二つの庭があります。花が見事なのは余香苑の方で、庭を巡る道すがらに、様々な花を見る事が出来る仕掛けになっています。

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この日最も見事だったのが紅枝垂れ桜でした。ご住職に依れば、昨年末にこの桜が弱ってしまったらしく、回復を願って管理に努めた結果、今年は例年になく綺麗に咲いてくれたとの事です。確かに勢いのある、見事な花だと思いますね。

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余香苑の入り口には二つの枯山水の庭があります。こちらは白い砂の陽の庭。枝垂れ桜の繊細な枝と、上手く調和していますね。

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こちらは、黒を基調とした陰の庭。折から散り始めた桜の花びらが線刻に溜まり、この時期ならではの模様を描き出していました。

この桜も既に散り初めになっている様です。桜は終わってしまいますが、退蔵院の花はこれから旬を迎える訳で、花好きの是非一度訪れてみて下さい。きっと楽しめますよ。

2008年4月15日 (火)

京都・桜事情2008 御室・仁和寺

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平成20年4月12日現在の御室・仁和寺の桜です。

御室桜と言えば遅咲きで有名ですが、仁和寺のホームページに依ればそれほど極端に遅いという訳でも無い様ですね。概ね染井吉野が盛りを過ぎた頃に咲き始め、数日の内に満開になるという感じで、今年もほぼそのペースで展開している様です。

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御室桜は、主として中門を入った左側に植えられています。その様子はご覧の通り、文字通り花で埋め尽くされたかの様ですね。

一口に御室桜と言っても一種類ではなく、全部で10数種類あるのだそうです。でも大半は有明桜で、正直なところ有明以外の桜はどこにあるのか判っていません。細かく見ていくと見つかるのかな。

ちなみにこの有明桜はどう見ても一重咲きにしか見えなかったのですが、撮ってきた写真を良く眺めて見ると、ごく希に花びらが6枚や7枚といった八重咲きが混じっている様です。いわゆる一重八重の桜なのですね。これで御室桜が八重桜と言われる訳が判ったのですが、その言葉どおりの光景を期待して来ると、あれっという事になるでしょうね。

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御室桜はなぜか大きくならない事が特徴で、品種のせいだとも、あるいは土中ごく浅いところに岩盤があって根が張れないからだなどと言われてきました。ところが、最近実施された調査によって、土壌の性質に依るものだと原因が特定された様です。それによると、土質がかなり強い酸性である事、少し深くなると粘土質となり、水分が多くて酸素がほとんど含まれていない事などから、十分に根が張れない様ですね。桜にとっては厳しい環境だった訳ですが、おかげで低い位置で花が咲き乱れるという、他にはない光景を見る事が出来るのでした。

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仁和寺の桜は、御室桜だけではありません。仁王門から中門へと続く参道の西側でも見事な桜が咲いています。御衣黄桜などは、ここに植えられていますよ。こちらは文字通りの八重桜ばかりで、とても豪華な花を見る事が出来ます。

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仁和寺には八重の枝垂桜もあり、少し奥まった鐘楼の前と五重塔の前に植えられています。概ね御室桜と同時に満開になる様で、この日がほぼ見頃となっていました。

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鐘楼の前の桜は紅枝垂れと呼ぶ程は赤くないのですが、ほんのりとした桜色で、なかなか綺麗でしたよ。それでも名前としては紅が付くのかな。

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そして、この時期のもう一つの主役がミツバツヅジです。境内の北半分のそこかしこで、この鮮やかな色で咲き誇っていました。桜の中は有料となっているせいでしょうか、多くの人はこのツツジの側にシートを開いて、お弁当を食べていました。ツツジの花見というのも珍しいでしょうけど、それだけの美しさを持つ花である事は間違いありません。

御室桜も14日までは満開を保っていたようですが、そろそろ散り初めになっている事でしょう。京都の桜も遅咲きの八重桜を残すのみとなり、いよいよ最終盤を迎えた様です。

2008年4月14日 (月)

京都・桜事情2008 平野神社

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平成20年4月12日現在の平野神社の桜の状況です。

平野神社は、言わずと知れた桜の名所です。境内には50種類と言われる桜が植えられており、3月中旬から4月下旬までの間、常になにがしかの種類の桜が咲き続けるという、京都でも希有な場所になっています。

この日平野神社で迎えてくれたのは大鳥居脇の二本の八重紅枝垂桜で、少し盛りは過ぎていたものの、まだ満開を保っていました。

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境内においては、魁桜や染井吉野は既に散っていましたが、幾本かの八重桜などが丁度盛りを迎えていました。

この花は衣笠桜。とても綺麗な色合いの桜で、この神社がルーツになるのだそうですね。

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その隣で咲いていたのが大内山で、まさにこの日が盛りであるかの様に、堂々とした咲きっぷりでしたよ。

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こちらは、本殿の中から塀越しに咲いている白雲です。神社関係のホームページに依れば開花時期は4月下旬とあるのですが、今年は2週間以上早く咲いているという事になりますね。神の住まう場所に相応しい、とても清楚な桜です。

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これは、まだ咲き出したばかりの平野妹背です。いかにも八重桜らしい、ボリューム感のある桜ですね。

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そして、この日のメインはやはり八重紅枝垂桜でした。鳥居脇の2本よりも樹高は低めなのですが、枝振りは素晴らしく、多くの参拝者の目を釘付けにしていました。

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この花もピークを過ぎてしまっていたのが残念でしたが、深みを増してきた境内の緑に良く映えてなかなか見事でしたよ。

平野神社の桜は、御衣黄桜などまだこれから咲くものも多く、まだ暫くの間は楽しめそうです。

2008年4月13日 (日)

京都・桜事情2008 雨宝院(西陣聖天)

平成20年4月12日現在の雨宝院の桜の状況です。この日は歓喜桜や観音桜が満開で、丁度見頃となっていました。

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雨宝院は西陣にある小さな寺ですが、職人町の真ん中に位置する事から、古くから職人達の信仰を集めてきました。かつては職人の休日に合わせて、門前で市が立つという事もあったそうですね。ちなみに、職人長屋として知られる三上家住宅は、この寺のすぐ近くにあります。

創建は821年(弘仁12年)と古く、弘法大師によって開かれたと伝えられます。御本尊はその弘法大師自ら彫ったとされる象頭六臂の清浄歓喜天像で、その事から地元では西陣聖天と呼び慣わされています。

ここはごく狭い境内なのですが、その中こにこれでもかと言わんばかりに植物が植えられており、常になにがしかの花が咲いている花の寺として知られています。今の時期は桜がメインで、主として八重桜が境内を埋め尽くす様に咲き誇り、とても華やかな雰囲気を醸し出しています。

桜は多品種が1本ないし数本づつ植えられていますが、一番数が多い桜が歓喜桜になります。無論、御本尊にちなんだ名前で、薄い桜色が美しい八重桜です。

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こちらは観音堂の前にある観音桜。歓喜桜とどう違うかと聞かれると困りますが、少し色が濃いめで、花びらがやや縮れた感じになっているところでしょうか。

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こちらは里桜。一見して一重に見えますが、良く見ると部分的に八重になっているというタイプの様ですね。何枚かの写真をじっくりと見ると、雄しべが花びらの様になった旗弁を確認する事が出来ました。

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そして、丁度満開だった八重紅枝垂れ桜。この花はここに限らず各名所で満開を保っており、度重なる雨にも良く耐えてくれたなというのが実感です。さすがに、少し盛りは過ぎていた感じでしたけどね。

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これから咲き出すという桜もあって、この松月桜もその一つです。いかにも八重桜という風情ですが、つぼみの色が濃くて、特に印象的でした。

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西陣の庶民の寺だった雨宝院を現在の様に有名にしたのは、この御衣黄桜と言っても良いでしょう。この花が繰り返してメディアで取り上げられている内に、京都の花の寺の一つとして認知される様になりました。

同種の桜が仁和寺や平野神社にもありますが、緑色の花を咲かせる事で知られており、時間と共に赤みが加わって行きます。この日はまだ咲き出したばかりで、数輪の花だけを見る事が出来ました。

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雨宝院は場所が判りにくいのが難点でしょうね。市バスでは「今出川浄福寺」が最寄りとなりますが、そこからたどり着くのはなかなか大変だと思われます。まずは五辻通に出て本隆寺という大きな寺を探して下さい。その寺をぐるりと回って裏手に出ると、雨宝院の南門が見つかります。ただし、現在は工事中であり、防音幕が施されているので注意が必要です。また出入りは西門からにりますから、そこからさらに壁沿いに進んで見つけて下さい。

気になるのは今日の雨で、せっかくの満開の花がどうなったか、ちょっと心配ですね。

2008年4月12日 (土)

京都桜前線2008 4月12日現在

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平成20年4月12日現在の、京都の桜の開花状況をお知らせします。

先週末に盛りを迎えていた染井吉野は各地でほぼ終了し、わずかに花を残しているだけの木がほとんどになっています。現在見頃を迎えているのが遅咲きとされる桜で、これも例年よりも一週間程度早くなっている様ですね。また、八重桜も見頃を迎えている木が出ています。以下、今日現在の桜の情報をテキストベースでお知らせします。

1.雨宝院

紅枝垂れ桜がやや盛りすぎの満開だったほか、歓喜桜、観音桜といった八重桜が見頃になっています。境内はとても華やかな雰囲気で溢れていますよ。ただし、御衣黄桜はまだ咲き始めたばかりで、数輪の花だけを見る事が出来ました。

2.平野神社

魁桜などの早咲きは終わっていますが、紅枝垂れ桜が満開(ここもやや盛りすぎ)のほか、大内山、衣笠といった八重桜が見頃です。御衣黄桜は雨宝院と同じく、数輪が咲いている程度。

3.仁和寺

御室桜が満開見頃です。一部では花びらが散り始めており、ピークは案外短いかも知れません。紅枝垂れ桜と三つ葉ツツジも見頃です。

4.退蔵院

紅枝垂れ桜が満開、見頃です(ほんの少しだけ盛りすぎ?)。

5.京都御苑

遅咲きの糸桜が満開・見頃です。春の一般公開が重なっているので、御苑内はいつにない人出で溢れていました。

6.鴨川縁

三条、あるいは丸太町に植わっている紅枝垂れ桜が満開です。木によって今が見頃の木と、やや盛りを過ぎた木が混在しています。川中に咲いているカラシナが綺麗でしたよ。

京都・洛東 春の黄昏時~八坂の塔~

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桜を追っていた春の日、黄昏時のねねの道で、夕陽に染まったハクモクレンを見つけました。桜に比べれば花数がまばらで華やかさに欠けるせいか、大勢の人が通り過ぎる中で、この花に注目していた人はほとんど皆無と言って良い状態でした。

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こちらは龍馬坂から見た八坂の塔です。夕陽はずっと右手にあったので塔とのコラボレーションは無理でしたが、代わりに背景がとても素敵な色になってくれました。

2008年4月11日 (金)

京都・桜事情2008 清水寺・三重塔

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清水寺の二つの塔と桜のコラボレーションです。

まずは、一番オーソドックスな池越しの三重塔です。これは清水寺の中でも、最も華やかな景色の一つと言って良いでしょう。良く晴れた日で、背景が青空だった事が幸いしました。

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券売所の前から見た三重塔です。春の入場券のデザインは、この景色のイメージなのかな。

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桜を裾模様にした三重塔ですが、少し桜のボリューム感が欠けますか。手前の桜がもっと咲いてれば、華やかさが出たかな。

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一方、花霞の向こうに浮かんでいるのは子安の塔です。

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背景の山に溶け込んだ様な渋い古塔ですが、秋には紅葉、そしてこの季節には桜に彩られ、常に絵になる存在ですね。

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間近に寄ると、文字通り花に包まれて佇んでいました。

どういう訳か、参拝者の多くは子安の塔に立ち寄ることなく、音羽の滝へと急いで行かれます。おかげでこの周辺はいつも静かなのですが、せっかくの花なのに勿体ないですね。それに、清水寺が一望できるポイントもあるので、今度行かれる事があれば是非訪れてみて下さい。きっと満足されますよ。

(撮影日 平成20年4月5日)

京都・桜事情2008 清水寺

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平成20年4月5日現在の清水寺です。この日は快晴に恵まれ、絶好のお花見日和でした。

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染井吉野は少し盛りを過ぎていたとはいえ満開で、境内は華やかな雰囲気で包まれていました。鎮守堂の前では紅枝垂れ桜も咲いており、染井吉野とのコラボレーションが見事でしたよ。

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桜は境内一円で咲いていますが、やはり舞台周辺がメインになるでしょう。遠くから見ると舞台が花の雲に乗っている様に見えますが、下からこうして見上げるのも、なかなか迫力があってよいものです。

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こちらは舞台から見た奥の院です。舞台の裾を飾る桜が印象的でした。

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暗い舞台を背景にしても桜は映えますが、鮮やかな色と出会うと一層引き立ち合います。清水寺では少ない黄金色は、随求堂の宝珠です。青空を背景に、桜と良く調和していますね。

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そして、背景として一番似合う色は丹色でしょうか。赤と白のコントラストを、境内の中からいくつか拾って来ました。

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丹色は魔を祓う色。一説には血の色、すなわち命の躍動を表す色とも言いますね。溢れんばかりに咲き誇る桜には、なるほど相応しい色なのかも知れません。

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この写真を撮ってから一週間が経ち、多分今では葉桜となっている事でしょう。華やかな季節は過ぎましたが、これから若葉で溢れかえる清水寺もまた、素敵なスポットですよ。

2008年4月10日 (木)

京都・桜事情2008 京都府立植物園

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平成20年4月5日現在の京都府立植物園の桜です。この日の植物園は桜が満開に咲き誇り、チューリップを始めとする花々とのコラボレーションで、夢の様な景色が広がっていました。

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植物園の桜は多数の種類が植えられているのですが、やはり花見の主力となるのは染井吉野です。この日は盛りをほんの少し過ぎた感じで白っぽくなってはいましたが、それでも豪華な花付きはさすがの一言でした。

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多種類の桜が植わる植物園では、色とりどりの花が咲いています。あまりに数が多すぎて無秩序な感じすら受けるのですが、この渾然とした色の洪水が植物園の持つ魅力の一つです。

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そして、桜と他の花々とのコラボレーションもまた、植物園ならではの光景です。同じ黄色の花ですが、レンギョウとサンシュユでは微妙に色が違い、そして枝垂れ桜も白と紅が入り交じっています。いったいどれだけの色がここにあったのでしょうね。

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大芝生地の周囲にも桜が植わっています。日が傾いた木陰では、染井吉野が夢の中の景色の様に、背景の暗い木立から浮かび上がって見えていました。

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菖蒲池のほとりには、立派な枝垂れ桜が植えられています。これは円山公園の枝垂れ桜の姪にあたる木だそうで、なるほど木の姿や花の咲き方はどこか似たところが有りますね。

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せっかく植物園に来たのだから、桜ばかりではなく他の植物も見て回ります。これは枝が弓状に曲がっている所を見ると、チョウセンレンギョウでしょうか。葉と花が一緒に出るシナレンギョウとは違って花だけですから、色が一層濃く見えますね。

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そして、やはり春と言えばチューリップでしょう。川端康成の古都にも植物園のチューリップが出てきますが、やはり昔から春の花の代表として親しまれてきた事が判ります。この日はまだ早咲きの種類が咲き出したばかりでしたが、黄色のハナナと素晴らしいコントラストを描いていました。

桜は度重なる雨と風で大半が散ってしまったでしょうけれども、植物園の春の見所はこれから始まります。花で溢れた植物園を訪れるのは何とも楽しいものですよ。

京都・桜事情2008 上賀茂神社

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平成20年4月4日現在の上賀茂神社の桜です。この日は樹齢130年を優に超える御所桜が満開でした。

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御所桜は上賀茂神社の社家が孝明天皇から下賜された桜で、明治6年になってから神社に奉納したものとされます。つまり、ここに植えられてからだけでも135年が経過しており、それ以前の年月を加えると一体何年になるのでしょうね。

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幹には時代が乗っており、いかにも古木らしく見えるのですが、樹勢はなお盛んで、これだけの花を見せてくれています。円山公園の枝垂れ桜も、これくらいであってくれたらなあと思わずには居られませんね。

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この桜もまた江戸彼岸であり、千本釈迦堂のおかめ桜、本満寺の大枝垂れ桜、妙覚寺の枝垂れ桜など、全て同じ系統の様ですね。江戸彼岸はとにかく長寿の木が多く、130歳などまだまだこれからの部類に入ります。これらの桜が名樹として、末永く親しまれていくと良いですね。

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昨年訪れた時には既に葉桜になった後で、残念な思いをしたものでした。今年は丁度盛りの日にあたり、良い景色を見せて貰いました。上賀茂神社のホームページに依ると、4月7日の朝までは確かに満開を保っていたのですが、その後の雨で花を散らしてしまった事でしょう。

隣の斎王桜は7日現在で5分咲きだったそうですが、更なる雨に遭ってどうなっているかな。今週末まで盛りが続いてくれていれば嬉しいのですが。


2008年4月 9日 (水)

京都・桜事情2008 千本釈迦堂

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西陣の中心にある大報恩寺は、師走の風物詩・大根炊きの行事で知られます。そして御本尊として釈迦如来像を祀る事から、通称「千本釈迦堂」と呼び習わされて来ました。

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この寺の本堂は鎌倉時代の初期に建てられたもので、創建当時の秀麗な姿を今に伝えています。戦乱や災害が相次いだ京都にあっては希有な事で、その貴重さもあいまって国宝に指定されました。その本堂の前には一本の巨大な枝垂れ桜があり、毎年豪華な花を咲かせる事で知られ、季節になると大勢の人で賑わいます。

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その桜の名前は「おかめ桜」。千本釈迦堂に伝わる「おかめ伝説」にちなんだ命名です。

千本釈迦堂の本堂を建立した時、大工の棟梁が柱の寸法を誤って短く切ってしまいました。代わりになる材木は無く棟梁が困り果てていると、その女房であった「おかめ」が、他の柱も同じように短く切ればよいと助言をしましす。こうして無事に本堂は竣工したのですが、その完成直前に「おかめ」は自らの命を絶ってしまいました。女房に助けられた事が人に知られては、棟梁の体面に係わると思ったのですね。

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そのおかめを祀ったのがおかめ塚で、自らを捨てて夫を助けた徳女は、長い年月本堂が無事であった事も手伝い、厄除・招福の信仰を集める様になりました。ふくよかな「おかめ」の風貌は、確かに福徳そのものですね。

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ここを訪れたのは平成20年4月4日の事でした。残念ながら満開ではあったものの盛りは既に過ぎており、花の色も白く抜けていました。この次は、是非盛りの時に来たいものですね。さぞかし見事な景観が見られる事だろうな。

京都・桜事情2008 上品蓮台寺

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平成20年4月4日現在の上品蓮台寺の桜です。ここは昨年の4月14日にも訪れているのですが、その時にはほとんどの桜が散っていて残念な思いをした場所でした。

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今年は早咲きの一本が葉桜になっていた事、そして遅咲きの一本がちらほら咲きだった外はほぼ盛りと言って良く、丁度良いタイミングだったと思われます。

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桜を植える場合、高野川や半木の道の様に同じ種類ばかりを揃える場合と、ここの様に一本ごとに違う色にする場合がありますね。どちらが良いと一概に決められる事ではありませんが、少しでも長く楽しむ為にはこうした工夫も有効だと思います。

そして、一口に桜色と言っても様々なバリエーションがあるものだと実感できるのが、この上品蓮台寺の良さですね。

2008年4月 8日 (火)

京都・桜事情2008 本法寺

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平成20年4月4日現在の、本法寺の桜の様子です。

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本法寺は小川通寺之内を上がったところにある日蓮宗の寺で、巴の庭がある事で知られます。境内には数本の染井吉野が植えられており、この時期は桜の花で溢れています。

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中でも本堂前にあるこの木は特に見事で、かなりの古木に見えるのですが、今なお勢いは衰える事を知らない様です。

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長い間修理中だった多宝塔も美しい姿で蘇り、境内は本来の景色を取り戻しました。桜と諸堂が程よく調和しているのですが、訪れる人は少なく、とても静かな境内でした。

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去年は横顔を桜で染めてみた長谷川等伯を、今年はやや正面から捉えてみました。表情が判るのは良いのですけれども、笠が大きすぎて、これじゃあまるで鉢かつぎ姫みたいですね。あまり下から覗き込まない方が良かったみたいです。

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門前では、しだれ柳の新緑が見事でした。裏千家の今日庵を背景に撮ってみた、桜と柳のコラボレーションです。今はこの桜も散ってしまった事でしょうけれど、柳の新緑はこれから暫くは見頃が続くでしょうね。

京都・桜事情2008 妙顕寺

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京都・寺之内にある妙顕寺は日蓮宗の寺。観光寺院ではないので一般にはあまり知られていませんが、隠れた花の寺として、これまでにも何度か紹介してきました。

平成20年4月4日現在では境内に桜が咲き乱れており、実に華やかな雰囲気に包まれていました。

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妙顕寺においてまず目に付くのが門前の紅枝垂れ桜です。植えられからて日が浅いらしく、まだ幼木と言って良い程度の木なのですが、白壁を背景になかなか鮮やかな色を見せてくれています。

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そして、本堂の北の大玄関前にある紅枝垂れ桜は、これもまだ若木なのでしょうけれども、それなりの風格が出ており、美しい花を咲かせていました。なお門前と大玄関前には、それぞれ左右に一対づつ植えられています。

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本堂と方丈の間では染井吉野が満開で、まさしく花で埋まっていました。真ん中の廊下には入る事が出来ませんが、もし歩かせて貰えたら素晴らしい景観を楽しめた事でしょうね。ただ、この桜も雨と風のせいで、もう終わってしまったかな。

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ここを訪れるのは信者の方を除くと主として近所の人ばかりで、付近の会社の昼休みだったのでしょう、お弁当持参の勤め人風の人達が静かなお花見を楽しんでいました。一般の観光客にとっては交通の便が不便なのが難点なのですが、静かに桜を愛でたいと願う人にはお薦めの場所の一つです。

2008年4月 7日 (月)

京都・桜事情2008 水火天満宮 4月4日現在

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平成20年4月4日現在の水火天満宮の桜です。3月29日に訪れた時にはまだつぼみだった手前側の木が、この日はほぼ見頃となっていました。また、奥の木は既に見頃を過ぎてしまっていましたが、まだ満開の状態を保っていました。でもその花も今日の雨で散り、明日には葉桜になっている事でしょうね。

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奥の木が一重咲きなのに対し、手前の木は八重咲きなのですね。美しさは共に素晴らしく、時間差で咲く事で見頃が長く続くという狙いがあるのでしょう。そして、両方が一度に見られたこの日が、一番の見頃だったと思われます。

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この日は平日だったのですが、結構な数の人が居ました。そして丁度昼時だったので、近くの会社のOLと思われる人達もお花見に訪れていました。こんな素敵な場所が職場の近くにあるなんて、京都ならではのうらやましい環境ですよね。

京都・桜事情2008 本満寺

今日の関西地方は生憎の雨となりました。結構強い風も吹いていたので、大半の桜は花を散らしてしまったかも知れません。ただ、開花の遅かった桜はまだ保っているかな。

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寺町通を今出川通から北上すると、いかにも寺町らしい寺院の密集した地域があります。そのとっかかりにあるのが本妙寺で、日蓮宗のお寺です。

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ここには山中鹿之助の墓があると聞きますが、境内は半ば駐車場化しており、正直なところ普段はあまり見に来る様な所ではありません。ただ桜の季節は別で、この大枝垂れ桜のほか、染井吉野、山桜、八重紅枝垂れ桜などが咲き乱れる、隠れた花の名所になっています。

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この木の凄いところは木の真下に入れる事で、頭上を見上げると桜のドームに包まれた様な感覚を覚えます。京都には数多くの枝垂れ桜がありますが、これほど桜と一体感を味わえる木は他には無いでしょうね。

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花としては白の一重咲き、たぶん千本釈迦堂のおかめ桜と同系統の桜でしょう。平成20年4月4日現在では満開ではあったのですが、花の盛りとしては過ぎた後で、散り初めになる直前でした。多分、今日の雨ですっかり散ってしまった事でしょうね。

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枝垂れ桜の手前にある染井吉野はまさにこの日が美しさの盛りで、後ろの花と比べると輝きというか艶に差があるのが判ります。

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塔頭の守玄院には、八重の紅枝垂れ桜が植えられています。この日は3分咲き程度だったのですが、順当なら丁度満開になっている頃ですが、今日の雨でどうなったかな。まだ若々しい木なので、これから先の成長が楽しみですね。

2008年4月 6日 (日)

京都・桜事情2008 高野川

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平成20年4月4日現在の高野川の桜の様子です。この日はご覧のごとく満開で、文句なしの見頃でした。

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ここの魅力は延々と続く桜並木にあります。これだけ咲き揃うと、それはそれは見事の一言です。

そして何より嬉しいのは、お花見に付きもののどんちゃん騒ぎが無い事です。ここは河川敷と呼べる程の場所がなく、飲んで騒ぐ事が出来ないのですね。おかげで美しい花だけを、心行くまで楽しむ事が出来る場所になっています。

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また、河原に降りれば、水辺と桜という組み合わせを楽しむ事が出来ます。普段あまり目にする事がない、こんな景色も見る事が出来ますよ。

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高野川の魅力には、黄色いカラシナとのコラボレーションもあったのですが、今年のカラシナはあまり元気が無く、コントラストを楽しむまでには至っていません。

どうやら猛威を振るっている様に見えるカラシナも、何年も続けて同じ場所では繁殖出来ない様ですね。いわゆる連作障害と同じ現象が起こる様で、淀川べりでもすっかりと少なくなっています。元来が外来種ですから、そう繁殖を続けられても困ると思っていたのですが、無くなってみると寂しくも感じます。このあたり、我ながら矛盾していますよね。

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染井吉野も花ですから、一番綺麗に輝く瞬間というものがありますが、多分京都の多くの場所でこの日だったと思われます。翌日も続けて行ったのですが、花の艶というか輝きが、ほんの少しだけ褪せていた様に感じました。まあ、光線の加減とかで感じ方は変わりますが、とても素晴らしい花に出会えた事だけは確かだと思います。

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こちらは加茂川べりの桜で、ここも素晴らしい花が咲いていました。ただ、ここは河川敷が広く、いわゆるお花見の名所になっているので、騒ぎに来るのでなければあまりお薦めの場所ではありません。場所取りも大変らしく、徹夜組も居たという噂も耳にしました。

純粋に花を楽しむには邪魔な宴会組ですが、自分が参加してしまえば楽しい場になる訳で、このあたりも矛盾を抱えていると自覚しています。

京都・桜事情2008 半木の道

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平成20年4月5日現在の半木の道の桜です。昨日の様子になりますが、全体として3分、早い木では5分から満開となっていました。今日はさらに開花が進んでいたのではないでしょうか。

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こちらはその一日前の様子です。まだほとんどが蕾のままで、まさか翌日に一斉に咲くとは思っても見ませんでした。

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それにしても、桜の変化はあっと言う間なのですね。知っているつもりでも、目の当たりにすると驚くばかりです。

やはり素人予測は難しいと痛感しました。出掛ける前には必ず最新情報(ここここ)を確かめてからにして下さいね。

2008年4月 5日 (土)

京都桜前線2008 4月5日現在

平成20年4月5日現在の、京都の桜の開花状況をお知らせします。今回は少なく、清水寺と京都府立植物園の情報です。

清水寺

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ご覧のとおり、染井吉野が満開でした。全山が桜色に染まったかの様で、まさしく今が見頃ですね。わずかに、門前の紅枝垂れ桜がちらほら咲きで、見頃はもう少し先の様です。

三年坂
明保野亭の枝垂れ桜は満開、見頃です。緑の葉が出始めており、ピークはわずかに過ぎたのかも知れません。

京都府立植物園

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染井吉野を始めする多くの桜が満開を迎えています。まだ咲ききっていないのは八重紅枝垂れ桜ぐらいでしょうか。詳しい品種は植物園のホームページにありますので、そちらを参考にして下さい。

大花壇には早咲きのチューリップ「レッド・エンペラー」が咲き誇り、まさに花盛りの春を迎えています。

半木の道

昨日の記事にも修正をしておきましたが、昨日まで蕾だったのが、わずか一日で一気に咲き出しました。まだ満開には至っていませんが、あっという間に三分から五分咲き程度になっています。正直言って、これは驚きの一言です。
「三日見ぬ間の桜かな」とは良く言ったものだと、改めて思った次第です。

2008年4月 4日 (金)

京都桜前線2008 4月4日現在

平成20年4月4日現在の、京都の桜の開花状況をお知らせします。今回は主として京都の中心部から北部にかけてを回ってきました。

1.出町柳周辺

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高野川の桜並木は満開で、今がまさに見頃になっています。どこまでも続く桜の帯は見事の一言です。
ただ、今年はカラシナの咲き方が今ひとつで、黄色と桜のコントラストはあまり期待出来ないのが残念です。

一方、加茂川沿いの桜も満開でした。こちらは河川敷が広いので、お花見の場所取りが盛んでしたね。

2.本満寺

今出川寺町を上がったとろこにある日蓮宗のお寺です。いわゆる観光寺院では無いのですが、ここには見事な枝垂れ桜が植えられています。巨大な傘の様に枝を広げており、その下に入ると桜のドームに入った様な気分になりますよ。

4月4日現在では、満開ではあるのですが、残念ながら盛りは過ぎており、散り初めになる直前でした。多分、先週末あたりが見頃だった事でしょう。そのほか、妙見堂前の山桜、境内の染井吉野、塔頭の守玄院の紅枝垂れ桜などは今が見頃です。ここはちょとしたお花見の穴場ですよ。

3.妙顕寺

門前と大玄関前の枝垂れ桜が見頃になっています。また、染井吉野も満開で、今の妙顕寺は花で溢れています。

4.妙覚寺

門前の枝垂れ桜は盛りを過ぎました。間もなく散り初めとなるでしょうね。善明院の紅枝垂れ桜は咲き始めたところで、見頃までにはあと少しといったところです。

5.本法寺

染井吉野が満開になっています。また、門前のしだれ柳の新緑も見事でした。ここは長い間多宝塔の修繕が行われていたのですが、それも終了して今は見事な姿を見せてくれています。桜とのコラボレーションはなかなかのものですよ。

6.水火天満宮

手前側の枝垂れ桜もほぼ見頃となりました。奥の木はピークを過ぎてしまいましたが、まだ満開の状態は保っており、全体として今が一番の見頃だと思われます。

7.千本釈迦堂

おかめ桜は満開ですが、ここも盛りは過ぎており、間もなく散り初めになりそうです。門前の染井吉野は見事でした。また、八重桜は蕾が膨らみ始めたところです。

8.上品蓮台寺

中期咲きの枝垂れ桜が見頃です。確か3本だったかな。門を入ってすぐにある早咲きの枝垂れ桜は、葉桜となっていました。遅咲きの一本はちらほら咲き。染井吉野は満開でした。

9.上賀茂神社

御所桜が満開です。ピークは少し過ぎた感じですが、まだ見頃と言っても良いでしょう。斎王桜はまだ蕾が膨らんだ程度です。境内の紅枝垂れ桜も同じくらいで、本殿前の染井吉野もまだ咲いていません。

10.半木の道

全体としてはやっと咲き始めたところで、見頃までにはあと少し掛かりそうですね。ただ、何本かの木は見頃になっていました。

(4月5日追記)
一日経って、驚く程開花は進んでいます。昨日まではほとんど蕾だったのが、一気に3~5分咲き程度にまで進みました。まだ見頃とまでは言えませんが、それなりの景色になってきています。あまりの変わり様に、ちょっとびっくりしました。


今日回った中では、ほとんどのところで染井吉野が見頃になっています。早咲きの枝垂れ桜はピークを過ぎ、中期咲きの枝垂れ桜が満開、遅咲きの枝垂れ桜はこれからといった状況でした。

明日は清水寺周辺と植物園に行く予定です。

京都・桜事情2008 真如堂

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平成20年3月29日現在の真如堂の桜です。

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この日の真如堂では枝垂れ桜が見頃になっていました。三重塔に寄り添う様に植えられたこの桜は、背景の黒っぽい塔を背景により一層輝いて見えます。

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塔の軒先に飾られた鬼瓦です。華やかな桜とは対極の造形なのですが、妙にしっくりときますね。

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真如堂のもう一つの銘木が縦皮桜です。この桜については昨年もレポートしましたが、春日局縁という由緒を持ち、水上勉の「桜守」にも登場する古木です。

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そして、台風のせいで根元から折れてしまったこの桜を復活させたのは、本職の桜守ではなく実は吉祥院の住職だった事は昨年に書いたとおりですが、今年はその経過を記した立て札が桜の前に立ててありました。やはり、小説を読んでここを訪れる人が多いという事なのでしょうか。

ここを訪れてから一週間が経ち、枝垂れ桜も縦皮桜も盛りを過ぎてしまった事でしょう。代わりに染井吉野が満開を迎えている頃かも知れません。

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ところで春の真如堂は桜だけでなく、様々な花木によって彩られています。この日は本堂裏のサンシュユが、盛りを過ぎたとは言え、まだ鮮やかな色彩を残していました。春黄金花の名にふさわしい、ふわっとした夢の様な光景でしたよ。

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まだ盛りが続いていると思われるのが馬酔木です。主として本堂の北側に植えられているのですが、この小さな花が一杯に咲くと、辺り一面が艶々と光り輝いているかの様に感じます。

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そして、ある意味真如堂を象徴している木が「花の木」です。その名の由来はこの時期に咲く花の色にあり、普通のカエデとは違って葉が出るより先に花が咲くため、木全体が赤い色に染められた様になる事から付けられました。秋の紅葉も素晴らしいのですが、この花もとても綺麗なものですね。

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参道脇では、椿が満開になっていました。それにしても素晴らしい花付きで、こぼれんばかりに咲き乱れていましたよ。

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散った花びらを見ると山茶花の様にも思えるのですが、花を見ると確かに椿です。こうして参道が赤く染まるのも、今の時期ならではの光景ですね。

2008年4月 3日 (木)

京都・桜事情2008 水火天満宮枝垂れ桜

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平成20年3月29日現在の水火天満宮の枝垂れ桜の様子です。

水火天満宮は堀川寺之内を少し上がったところにあり、その名の通り水害・火災から都を守るために創建されました。また、天満宮とある事から判る様に菅原道真公と縁があり、合格祈願、そして就職成就のご利益もあるとされています。

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社伝に依ると、かつて鴨川が氾濫した時道真公の神霊が現れて洪水を鎮めたとされるのですが、その神霊が出現した石「登天石」が今も境内に祀られています。写真の右端の石がそれで、一説には隕石ではないかとも言われている様ですね。

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その隣には出世石があるのですが、こちらの言われは良く判かりません。おそらくは、門閥に依らず学問のみで立身を遂げた道真公にあやかったものではないかと思われますが、就職の御利益があるというはこの石から来ているのでしょうか。今度神社の人に聞いてみようかしらん?

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ここの枝垂れ桜は2本有り、この日咲いていた奥の木が早咲き、手前の木が遅咲きです。昨年4月12日に訪れた時は手前の木が丁度盛りで、奥の木は最終盤になっていました。

この日は手前の木はまだ蕾が膨らんだ程度であり、盛りになるまではもう暫く掛かりそうでした。つまり、まだ花を楽しむ事は出来るという事で、頃合いを見計ってまた訪れてみようかと思ってます。

2008年4月 2日 (水)

京都・桜事情2008 京都御苑・糸桜

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平成20年3月29日現在の京都御苑・糸桜です。この日糸桜は、遅咲き系の数本を除いてほぼ満開になっており、見頃となった花を見るために大勢の人達が訪れていました。

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特に多かったのが私の様な三脚持参のカメラマンで、そこかしこでカメラを構えているものだから、邪魔にならない様にするだけでも大変でした。

なるべく人の居ない場所から撮ろうとしたので勢い望遠に頼る事になり、結果として似た様な写真ばかりになったのが残念です。でも、広角で全体を写そうとすると、人ばっかりが入る事になるのですよね...。

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糸桜とは枝垂れ桜の古い呼び名で、この細く伸びた枝を糸に喩えたものなのでしょう。公家の世界にふさわしい、雅な呼び方ですね。

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それにしても盛りの糸桜は、豪華かつ美しいの一言ですね。今なお多くの人を惹き付けて止まない理由が判る気がします。

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この日居たカメラマンには桜組の他にもう一組あって、池に来ていたカワセミを狙っていた鳥屋さんのグループが居ました。ほとんどの人は気付いていなかったですが、ちょっと参考にさせてもらって撮ったカワセミの写真がこれです。

望遠が全然足りてないし、少しぶれているのでとても自慢出来る代物ではないのですけどね、私的には初めて撮れた写真なので、それなりに満足しています。

2008年4月 1日 (火)

京都・桜事情2008 円山公園

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平成20年3月29日現在の京都・円山公園の桜です。

本当は、こには今週末に来る予定だったのですが、祇園白川で満開の桜を見てしまったとあっては、円山公園を捨てて帰る訳には行きません。結果としては、人出は8分、桜は3分といったところでした。

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園内の出店は既にオープンしており、かつ桜が三分咲きとあれば、埋め尽くされたブルーシートで足の踏み場も無い様な状態になっていてもおかしくないのですが、この日はまだそこまでには至っていませんでした。やはり桜の進行がこんなに早いとは思われておらず、花見の計画を立てていた人が少なかったという事でしょう。

染井吉野こそまだ見頃には早かったのですが、枝垂れ桜はどれもが満開になっていました。特に見事だったのが池の東にある二本の木で、これはそのうちの東側の木です。ただ、この木も少し枝枯れが目立つ様な感じで、ちっょと元気がない様な気がしました。

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この日一番綺麗だったのが、坂本龍馬の像の西にある枝垂れ桜でした。こちらは花付きも花色も良く、今の円山公園では最も美しい桜だと言っても良いでしょう。

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そして、肝心の池の畔の枝垂れ桜ですが、ご覧の様な状態で、昨年よりもさらに衰えた印象を受けます。正直言って、写真を撮るのも辛かったです。

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ただ、花そのものは確かに美しく、この木が大切にされてきた理由が判る様な気がします。復活の為の様々な努力は行われていると聞いており、その効果が現れる日がいつか来て欲しいものだと思います。

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この写真を撮ってから3日が経っており、今頃はさらに開花が進んでいる事でしょう。それに伴って、花見客も急増している事でしょうね。

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公園内に出ている屋台も年々様変わりをしています。これはトルコのドネルケバブでしょうか。この隣にはインド料理の屋台があって、国際色が豊かになっていますね。日本の花見には合わないという意見もあるでしょうけど、私としては美味しければ歓迎だと思ってます。色々あった方が楽しいですしね。


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