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2008年3月

2008年3月31日 (月)

京都・桜事情2008 祇園白川

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平成20年3月29日現在の祇園白川の桜です。ここを訪れたのは市内の北部をぐるっと回った後だったのですが、正直言ってここまで咲いているとは思っていませんでした。

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白の枝垂れ桜はほぼ満開、染井吉野も木によっては満開になっており、遅い木でも3分から5分咲きとほぼ見頃を迎えていたと言っても良いでしょう。昨年よりは1週間程度早かった事になり、今年の開花の進行はかなり急ピッチなのは確かな様です。

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紅枝垂れ桜は、この幼木一本が咲いていた他はまだ蕾の状態で、その意味では少し物足りないという気もしました。

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この写真を撮ってから2日が経っていますが、その後少し冷え込んだので開花のスピードも遅くなるかも知れません。ただ、雨のせいで花が痛んでしまっていなければ良いのですが。

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この日回った中では、一番開花が進んでいたのがここ祇園白川でした。聞くところに依ると木屋町も満開になっているらしく、ヒートアイランド現象のせいなのか、街中ほど開花が早いのはどことも同じ様ですね。

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「見渡せば 柳桜を こきまぜて みやこぞ春の 錦なりける」

と古歌にありますが、祇園白川はまさにそんな景色ですね。人出も凄かったですけど、やはり一度は訪れておきたい場所の一つです。

2008年3月30日 (日)

京都・桜事情2008 妙覚寺枝垂れ桜

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京都・寺之内にある妙覚寺の枝垂れ桜が満開を迎えています。(平成20年3月29日現在)

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ここは昨年4月12日に訪れた時には既に盛りを過ぎた後で、残念な思いをした場所です。今年は反対に早すぎはしないかと思ったのですが、まさに丁度見頃でした。

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花としては白の一重。そこにほんのりとピンクがかって、何とも美しい花色ですね。

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これほどの花ですが、訪れるのは近所の人達がほとんどで、あまり一般には知られていない様です。でも、三々五々とこの花を見に来る人達を見ているとなんとも嬉しそうで、地域の誇りになっている事が見て取れました。これから先、更に成長していくと、寺之内の一本桜として、新たな名所になるかも知れませんね。

なお、北隣にある塔頭・善明院の紅枝垂れ桜はまだ蕾が膨らんだ程度で、開花はこれからです。こちらもまた機会があれば、見に行きたいと思っています。

2008年3月29日 (土)

京都桜前線2008

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平成20年3月28日現在の京都の桜前線です。

京都では3月24日に染井吉野の開花宣言が出されていますが、桜の開花状況は思っていた以上に急ピッチで進んでいます。中には祇園白川の様に既に満開となっている所もあり、花見の計画は前倒しを考えた方が良いかも知れません。ただ、同じ京都市内でも北部と中・南部とでは開花状況は異なり、北へ行く程桜の開花は遅れています。以下、今日回ってきたところをテキストベースで紹介しましょう。

祇園白川

染井吉野及び白の枝垂れ桜は共にほぼ満開を迎えており、今が見頃と言えます。ただし、紅枝垂れ桜はまだつぼみの状態でした。

知恩院

訪れた時間が遅かったので境内には入ってないのですが、参道沿いの桜及び三門前の桜はほぼ見頃となっていました。三門の内側にある桜の咲き方が気になるところですね。

円山公園

全体としては3分咲き程度ですが、園内の枝垂れ桜はどれもほぼ満開の状態です。屋台も出揃っていて、お花見はいつでもスタンバイの状況なのですが、さすがにまだ身動きが取れないという程の人出にはなっていません。人出の本番は明日からでしょうね。(トップの写真は円山公園)

高台寺

境内には入っていませんが、枝垂れ桜は今が見頃と案内されていました。実際、外から見ても満開と判る状態で、ここを楽しみにしている人は急いだ方が良いでしょう。

京都御苑

早咲き及び中期咲きの糸桜は、ほぼ満開です。多分、今日辺りが一番の見頃だったかも知れません。ただ、遅咲きの桜はまだ蕾が膨らんだ程度で、これからでもまだまだ間に合いますよ。また、桃林も満開になっています。

妙覚寺

門前の枝垂れ桜が満開です。御所の糸桜にもけっして引けを取らない美しさでした。

妙顕寺

染井吉野はまだ二分から三分程度。門前と大玄関前の枝垂れ桜はまだ蕾が膨らんだか、ちらほら咲き出した程度です。

水火天満宮

奥の枝垂れ桜が満開です。咲いているのはまだ一本だけですが、それでも見応えは十分ありますよ。

真如堂

染井吉野はまだ2分から3分咲き程度ですが、枝垂れ桜と縦皮桜が見頃になっています。

以上が今日現在の速報ですが、明日以降順番に紹介していきます。ただし、桜の変化はとても早いですから、速報と言えるのはこの記事限りですね。お出かけの際には、必ず最新の情報を確認してからにして下さい。

2008年3月28日 (金)

京都・洛東 東山花灯路2008~清水寺・三重塔~

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東山花灯路の掉尾は、清水寺の三重塔に飾って貰いましょう。

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清水寺において、舞台の次に絵になるのが三重塔だと思います。単独でも美しいのですが、一連の伽藍群の中で見ると一際存在感がありますね。

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遠くからでも目立つ三重塔ですが、真下から見上げると実にカラフルです。

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その中でも、一番印象的な部分を撮ってみました。丹色の木組が織りなす光と影の世界です。

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こちらは同じ三重塔でも、随分と趣の違う子安の塔です。普段は渋い白木の塔も、この日ばかりは黄金色に照らし出されていました。

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これは定番の池越しに見る三重塔です。手前に梅が咲いていてなかなか綺麗だったのですが、ライトアップの中ではあまり映えませんね。この派手なライトの中では、やはり桜かあるいは秋の紅葉でないと真価を発揮出来ないかな。

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最後は茶碗坂からの三重塔です。ここからだと、丁度頭上をサーチライトの光が通過して行く事になりますね。賑やかな清水道とはまた違う趣があり、行きか帰りのどちらかにここを通る事をお勧めします。

さて今年の季節の移り変わりはとても早く、既に本格的な春が訪れようとしています。そして花灯路から本物の桜へと主役は交代しました。名残は尽きませんが、東山花灯路2008のレポートはここまでとさせて頂きます。

また来年も春の宵のそぞろ歩きが出来る事を、楽しみに待ちたいと思います。

2008年3月27日 (木)

京都・洛東 東山花灯路2008~清水寺~

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東山花灯路の南の拠点が清水寺です。円山公園方面から歩いてきた場合には、ここが最後の目的地となる訳ですね。

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3月22日に訪れた時には、仁王門前の紅梅が丁度見頃になっていました。今年は3月になってから急激に暖かくなり、例年より咲き始めが遅れていた梅が一気に満開となったかと思うと、あっという間に盛りを過ぎてしまいました。

あまりにせわしない展開で残念なのですが、この梅はかろうじて間に合ったという所ですね。

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東山花灯路において、清水寺を訪れるのは3年ぶりとなります。ですから、去年、おととしがどうなっていたのか判らないのですが、東山の斜面が大きくライトアップされていたのには驚きました。秋の紅葉のイメージか、あるいは春の花園のイメージかどちらとも取れますが、なかなか大胆な演出ではありますね。

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これはすっかり定番となっている、舞台と西方浄土を照すサーチライトの競演です。見慣れた景色ではありますが、花灯路ならではの光景と言えますね。

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こちらは、さらに角度を変えて、舞台から三重塔までの全景を捉えてみました。京都の町の夜景を遙かに望み、空中に浮かんだ城のごとく照らし出された姿は、なんとも美しいものでしたよ。

確かにここは、東山花灯路におけるハイライトの一つですね。

2008年3月26日 (水)

京都・洛東 東山花灯路2008~三年坂~

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東山花灯路において、一番人出が多いのが二年坂から三年坂にかけてです。特に三年坂はいつもこんな感じで、見ただけで引き返したくなりますね。

でも実際に歩いてみると坂の途中は譲り合いの精神に満ちており、意外なくらい流れはスムーズで、嫌な思いをする事なく清水坂まで上がる事が出来ます。これは春の宵の優しい空気のなせる技なのかも知れないですね。

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ところで、今は三年坂は工事中で、石畳は剥がされてアスファルト舗装になり、段々は木で仮止めがされています。最近知った事なのですが、これは電線地中化の工事が施されているのですね。二年坂から一連の工事として行われていて、完成すれば景観を害してきた電線と電柱がなくなり、すっきりとした景色になるはずです。

ただ、工期は着工(平成19年)から5年以上掛かるとされており、当分の間は石畳の道はお預けの様ですね。それまで暫くは辛抱が必要な様です。

2008年3月25日 (火)

恋する京都 ロケ地案内~嘉祥窯~

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東山花灯路散策の途中で、「恋する京都」のロケ地を思い出したので立ち寄ってきました。それが「嘉祥窯」です。

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ここは第三話において菊が焼物師の晴雄と会う場面に登場した店で、丁度テーブルのあるところに晴雄が座って待っていました。

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そして、二人が話をしていたのがこのあたりで、背後に志乃が気遣わしげに立っていたのが印象的でした。

それにしても、50年前に一度会ったきりの相手を見つける事など、本当に出来るものなのでしょうか。手を握ればその人かどうか判ると言っていましたが、どんなものなのでしょうね。

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このお店は森岡嘉祥という陶芸師の店であり、その作品が販売されています。高価なものもありますが、千円単位の比較的リーズナブルなものが多く、入ってから場違いだったかと後悔する様な所ではありません。今回は荷物になるので求めませんでしたが、上品な作風の陶器が多く、次は買って帰ろうかなと思った次第です。

なお、自分で作品を作って帰る事も出来るみたいですよ。興味のある方は如何ですか。

2008年3月24日 (月)

京都・洛東 東山花灯路2008~八坂の塔と利き酒・即売会~

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これまでの東山花灯路においては、八坂の塔界隈は比較的人の少ない区域でした。メインストリートとも言うべき二年坂から三年坂への流れからすると、脇道に逸れる事になりますからね。それが今年は違っていて、かなりの人出で賑わっていました。

その理由の一つが、この角度からの八坂の塔の写真がポスターに使用された事にあった様です。ここからの八坂の塔の眺めは定番の一つではあるのですが、それほど大勢の人が撮りに来る様な場所でありませんでした。それが今年は三脚がずらりと並ぶ盛況ぶりで、携帯のカメラで撮る人も沢山見られました。

人力車もわざわざここに止めてポスターの場所だと説明していたほどで、やはり公式ポスターの持つ影響力には相当なものがある様ですね。

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もう一つの理由が法観寺境内での利き酒会でしょう。実は私もこれが楽しみで訪れたのですが、思った以上の盛況ぶりで、境内の奥のテントから入り口まで長い行列が出来ていました。

参加者にはアクリルのぐい飲みが手渡され、佐々木酒造、松井酒造、羽田酒造の日本酒を試飲する事が出来る様になっています。これらの会社は京都市内にある蔵元である事が共通しており、銘柄で言えば「聚楽第」、「金瓢」、「初日の出」がそれぞれの代表格になります。

私は合計四種類のお酒を味見させていただきましたが、どれも違った個性を持った酒ばかりであり、日本酒の持つ多様性を改めて知らされた様な気がします。

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私はお酒が好きな割には弱いのですぐに酔ってしまうのですが、四杯目になみなみと注いで貰ったおかげで、かなり良い気分になってしまいました。そのせいもあってか利き酒会の術中にはまってしまい、即売会のお酒を買って帰ったのは言うまでもありません。どれも美味しかった事は確かで、これから改めて飲み比べてみるのを楽しみにしているところです。

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普段は法観寺に入るには入山料が必要なのですが、この日は利き酒会の会場という事で無料公開になっていました。ただし、塔の内部には入る事が出来ず、解放された扉から仏像を拝観する形になっていました。

普段は薄暗い中でしか見る事が出来ない五智如来像ですが、ライトに照らされるとまるで違って見えますね。出来るものなら間近に行って、ディテールに至るまでじっくりと見たいところでした。

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ところで拝観しながらふと思ったのですが、法観寺は建仁寺派に属する禅寺であり、である以上境内でのお酒は厳禁のはずなのですよね。それとも「葷酒山門に入るを許さず」とは、禅道場だけに適用される戒めなのかしらん?

我ながら違和感を感じたのですが、まあお祭りにそんな固い事を言わないでもという事で、良しとしておくのでしょうね。

2008年3月23日 (日)

京都・洛東 東山花灯路2008~夢見坂~

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東山花灯路2008も今日までとなってしまいましたが、当「ねこづらどき」ではもう暫くレポートを続けたいと思います。

後半のスタートは夢見坂から。夢見坂という名はあまり知られていませんが、八坂庚申堂から二年坂あたりにかけての坂道の事を指します。その由来は法観寺縁の聖徳太子が、いつか京都に都が遷るという夢を見たという言い伝えから来ており、かつては夢見地蔵というお地蔵様もあった様ですね。

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その夢見坂の起点となっているのが八坂庚申堂。赤い門がある事で知られていますが、残念ながらこの日はあまりに人が多すぎて、門の写真を撮る事ができませんでした。

境内は花灯路に合わせてライトアップされており、いつもと違った雰囲気になっています。

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本堂に吊された夥しいくくり猿と「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿の像です。昼間に見るとカラフルな印象を受けるのですが、こうしてライトに照らし出されると、くくり猿に込められた思いがにじみ出しているかの様で、なにやら妖しい雰囲気すら感じますね。

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八坂の塔の下にあった生け花です。車輪が添えられてあるので、花車という演出なのでしょうか。この花灯路における生け花はどれも奇抜なものが多い中で、比較的オーソドックスな印象を受けたのですが、これは池坊という流派故か、それとも作者の個性に依るものなのか、どんなものなのでしょうね。

2008年3月22日 (土)

京都・洛東 東山花灯路2008~石塀小路~

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東山花灯路において、石塀小路に立ち寄るかどうかは、ちょっとした分かれ道になります。つまり、円山公園から来た場合は二年坂方面を、反対に二年坂から来た場合はねねの道をそれぞれ放棄する事になるからです。

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ですから、この小径に入るかどうかは迷うところとなるのですが、私はやはり立ち寄る事をお勧めしたいです。やはり、この狭い道ならではの風情には、捨てがたいものがありますからね。

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それに、一度北口から出て南の入り口からもう一度入り直すという手もあります。そうすれば元の道に戻る事が出来ますし、歩く方向が変わると見える景色も変わりますからね。

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難点は、やはり歩く人が多すぎて歩きにくいという事でしょうか。でも、じっと見ていると結構波があり、空いた瞬間を狙って入ると割合快適に歩けます。この道本来の静けさを求めるのは無理ですけど、磨き込まれた町ならではの風情を楽しむ事は出来ると思いますよ。

2008年3月21日 (金)

京都・洛東 東山花灯路2008~八坂の塔~

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八坂の塔と言えば京都の顔。東山花灯路においても主役級の存在で、道を歩いていても常にその姿が目に入ります。

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高台寺の駐車場が整備されてから以降は、八坂の塔と京都タワーのツーショットを撮る事が可能になりました。同じライトアップでも、二つの塔でまるで思想が違い、古塔らしく渋い演出の八坂の塔と、都会的にくっきりと照らし出す京都タワーの対比が面白いです。

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たまには京都タワーを主役に撮ってみました。これだけ遠いと、空気の揺れもあってか、さすがにくっきりとは行きませんね。

見ようによっては、八坂の塔に供えられた蝋燭の明かりと取れなくもありません事?

2008年3月20日 (木)

京都・洛東 東山花灯路2008~ねねの道~

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円山公園を出て、ねねの道を高台寺へと向かいます。そのとっかかりにあるのが長楽館。明治から大正にかけて活躍したアメリカ人建築家J.M.ガーディナーの手によるこの建物は、間もなく築後100年を迎えようとしています。

花灯路においては、本館のライトアップのほか玄関前の大木に電飾が施され、あたかもクリスマスツリーの様に輝いていました。

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ねねの道で目立つのは、やはりこの祇園閣です。漆黒の闇の中に浮かび上がる姿は、遠目に見てもなかなかの存在感がありますよ。

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そして、ここも恒例になっている岡林院の丸窓です。異次元への出入り口を思わす光景ですが、狐の嫁入りの行列スタッフがこの奥から出てきたところを見ると、本当に異界へ繋がっているのかも知れません...。

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春光院においては、桑入り梅金粉茶の接待があります。暖かくなったとはいえ、夜はまだまだ冷えますから、暖かい御茶が頂けるのは有り難いですね。

ところで、ここ春光院は普段は非公開の寺で、実は私も入ったのは初めてです。この寺は幕末における勤皇僧・月照が一時隠棲していたところで、西郷隆盛と密議を交わした場所であると伝えられます。いわば「篤姫」ゆかりの場所でもあり、大河ドラマファンは訪れておいて損はないところですよ。


2008年3月19日 (水)

京都・洛東 東山花灯路2008~円山公園~

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ある意味、花灯路のメイン会場となっているのが円山公園です。なにしろ、展開エリアの中では一番広々としていますからね、様々な展示がここで行われています。

まずは、「竹灯り・幽玄の川」。吉水の小川のせせらぎの中に1000本の竹の灯籠を立てるというイベントで、この幻想的な光景は毎年人気を集めています。

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会場の中で一番目立っていたのがこの大提灯です。達筆でこの面に「花」、反対側には「心」と書かれており、書道家による作品の様です。

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こちらは、京都の6芸術系大学・短大生による作品展、「大学のまち京都・伝統の灯り展」です。毎年若手の芸術家らしいユニークな作品が出展されていて楽しいのですが、今年まず目を惹いたのがこのてるてる坊主の一団でした。

全員がしっかりと立っている訳ではなく、ところどころでへたり込んでいたりするのは、何か意図するところがあるのでしょうか。

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これは幽玄の世界「竹」という展示、だったと思います。竹のモビールの様な手前の作品は、風が吹くと回りそうな感じですね。そして、左手奥の作品は、竹の節の部分ばかりを集めて作ったモニュメントの様ですね。

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池の北側では、生け花が展示されています。その中で一番面白かったのがこの作品で、器に乗せられた苔玉が、まるで和菓子の様に見えます。そして中央の花は、和菓子で作った造花のごとく感じますね。

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今年は池を使った演出はなく、ちょっと寂しかったです。もしかすると、これも地球温暖化対策の影響なのでしょうか。

特別な演出こそ有りませんでしたが、池面に写り込むライトアップの明かりがとても美しく、変に凝るよりもこの方が良いかも知れないですね。

2008年3月18日 (火)

京都・洛東 東山花灯路2008~狐の嫁入り行列~

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今回是非見たかったイベントの一つが「狐の嫁入り行列」です。これはその名の通り縁起の良いとされる「狐の嫁入」を再現したもので、これを見たには幸せが訪れると言われています。家庭のある人には家族団らん、独身の人には良縁が授かるのだとか。

その行列の出発点が知恩院の三門前になっています。

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行列は、手に鈴と明かりを持った人が先導し、花嫁は人力車に乗って一番最後から付いていきます。法被には高台寺と染め抜かれており、高台寺の関係者がこのイベントを運営している様ですね。この行列は円山公園から圓徳院を経て、最後は高台寺天満宮までを歩きます。

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狐の花嫁は、実は年齢制限が無いそうですね。実際、このお面を被って花嫁衣装をまとえば、いくつの人かはまるで判らなくなってしまいます。これまでの最高齢は70歳なのだとか。まさに狐に化かされた思いがするというのはこの事でしょうか?!

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この行列は1日2回、午後7時と午後8時15分に三門前を出発します。この日は運良く、三門と高台寺公園前で2度とも出会う事が出来ました。それぞれの花嫁が同じ狐なのかどうかは判りませんけどね。

この行列に確実に会いたいと思えば、出発時間に三門前に行く事です。あるいは大体の時間を見計らって、高台寺から円山公園に向けて歩いてみる事でしょうか。ちりん、ちりんという鈴の音には風情があり、ちょっと不思議な気分に浸れますよ。

2008年3月17日 (月)

京都・洛東 東山花灯路2008~知恩院~

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青蓮院から知恩院を目指します。

青蓮院脇の神宮道には最初の生け花があり、鮮やかにライトアップされていました。

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そして、知恩院に至る沿道では白壁がライトに浮かび上がり、幻想的な道筋となっています。

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今年の三門のライトアップは少し地味目でしょうか。もしかしたら、地球温暖化対策の事を考慮し、光量を落としているのかも知れません。

この日はオープニングイベントとして、信州の太鼓グループ「和太鼓 鳴桜(なを)」による演奏も行われていました。ただ、力強い音は聞こえてきたのですが、どこで演奏しているのか判らなかったのが不思議です。三門の内側にでも居たのかしらん?

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その三門の前には、京友禅行燈が置かれていました。この絵は手描き友禅であり、使われているのも紙ではなく正絹なのだそうです。

ここにある行灯はいわば見本で、メインは友禅の庭で行われているライトアップの方になります。この日は時間の関係で中には入りませんでしたが、きっと綺麗な光景が広がっていた事でしょうね。

2008年3月16日 (日)

京都・洛東 東山花灯路2008~青蓮院門跡~

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京都に春の訪れを告げる行事、東山花灯路が始まりました。今年の会期は3月14日(金)から23日(日)までとなっていますが、我が家は2日目の15日に訪れてきました。

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今年は2回に分けて訪れる予定で、1回目は一番北の端から歩いてきました。入り口となる三条神宮道に着いたのは丁度午後6時の事。車の通行が遮断され、灯籠の灯りが入った直後でした。青蓮院に繋がる神宮道の坂道はまだほんのりと明るく、すっかりと日が長くなった事を実感させてくれます。

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この日、最初に訪れたのが青蓮院でした。青蓮院のライトアップ自体は何年も前から行われているのですが、見に来たのは初めてです。

夜は昼間と拝観順路が異なり、最初に宸殿から入る事になります。その前庭では御本尊「熾盛光如来」の種字が浮かび上がっていました。種字(しゅじ)とは仏尊を一音節で表した梵字の事なのですが、この灯りがどういう字を象っているのか、正直なところよく判らなかったです。不勉強でごめんなさい。

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暫くすると梵字が消えて、今度は一面に青い光が浮かび上がります。これは見たとおり星の明かりを表しているそうです。ほのかに浮かんだ青い光が、とても綺麗でしたよ。

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宸殿の次は小御所へと渡ります。その途中の廊下の脇では一文字つくばいが、闇の中に照らし出されていました。

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普段は最初に入る華頂殿は、抹茶接待(有料)の席となっており、御茶を飲まないのならそのまま庭に出る事になります。その様子は冒頭の写真のとおりで、樹木と池面の対照的な質感がライトに照らし出され、美しい景観を形作っていました。

そして、霧島の庭では障子明かりの前に踏み石が照らし出され、あたかも物語の一場面の様な演出がされていましたよ。

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この庭で一番綺麗なのは、もしかしたらこの竹林かも知れません。竹林のライトアップはあちこちで見てきましたが、その中でもここの竹林は手入れが行き届き、とても美しい色合いをしていると思います。

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花灯路における特別公開はどこもそうですが、まったりと過ごしているとあっと言う間に時間が過ぎてしまいます。ライトアップは9時半までと終了時間は遅めではあるのですが、清水寺までの距離を考えるとあまり長居をするのは考えものです。出来るだけ早めに切り上げる様に心がけた方が、後で慌てなくて済むためのコツでしょうね。

あるいは発想を転換させて、全ての行程を回るのではなく行きたいポイントを絞っておき、それぞれをじっくり見て回るくというのも、このイベントを楽しむ一つの方法かも知れません。

2008年3月15日 (土)

京都・洛東 干菓子の桜~鍵善~ 

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京都における今年の桜の開花予想は3月29日。これは例年並みか、少し早い程度ですね。ちなみに去年は3月25日の開花とかなり早かったのですが、その後冷え込みがあり、盛りを迎えたのは例年並みの10日前後の事でした。

今年は展開が遅く、早咲きの桜がようやく咲き始めた頃ではないかと思われます。このところの陽気でつぼみも膨らんできた事でしょうが、果たして29日にはちゃんと咲くのかしらん?もう暫く様子を見ないと、何とも言えないというのが本音です。

さて、当「ねこづらどき」は今年も桜花ぶろぐに参加します。まだ桜の写真は一枚も撮ってないのですが、代わりにお干菓子の桜をお届けします。

これは京都・祇園の「鍵善」のお干菓子で、「園の賑い」と銘打たれています。その名のとおり、花園を覗いたかのごとく華やかでしょう。ただ、良く見ると桜は一枚きりしか無いのですね。ちょっと少ないですが、これからアップする桜の予告編という事にしておいて下さい。

さて、本物の桜と出会える日まであと少し、どんな花が待っているか今から楽しみです。


2008年3月14日 (金)

京都・洛中 陰陽師~晴明神社~

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最近はまっている小説が、夢枕獏氏の「陰陽師」です。この陰陽師とは阿部晴明の事であり、物語は決まって彼の屋敷から始まります。

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その彼の屋敷があった場所は現在の晴明神社の地とされており、ミーハーな私は小説の舞台見たさに訪れてきました。

いつも冒頭に現れるのは、庭先で相棒の源博雅と杯を酌み交わすシーンです。小説では彼の屋敷の庭は、野山をそのまま移して来た様な、野趣溢れる庭として描写されています。しかし、現実の本殿の横にある庭はこの様にとても清楚な造りの庭で、小説の世界に思いを馳せるのはちょっと無理がありますね。

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ここは以前にも紹介した事がある陰陽師グッズの店です。以前にも増して陰陽師ファンとなった私としては、見逃す事が出来ない店となっています。

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今回ゲットしたのは、まずこの式神シールです。シールの式神を貼っておくとそれぞれ効用があるとの事ですが、何より見かけのかわいらしさで買ってしまいました。

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そして、やはり五芒星は外せないでしょう。別名「晴明桔梗」とも呼ばれ、天地五行(木・火・土・金・水)を象徴し、宇宙万物の除災清浄を表すのだそうです。これを持っていれば厄除け・開運に繋がるという有り難いグッズで、これからはパソコンの側で見守って頂く事とします。

これでパソコンのクラッシュとは無縁になるかな。

2008年3月13日 (木)

京都・洛東 春の灯ともし頃~祇園切り通し~

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弥生三月、祇園切り通しの灯ともし頃。ようやく寒気が緩んで来たとは言え、日陰にはまだまだ寒さが残ります。

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巽橋が傾きかけた陽の光に照らされている頃、切り通しは一足先に暗がりに沈みました。やがてこの軒灯に灯りが入ると、花街の一日が始まります。

弦歌さんざめく祇園の夜です。

2008年3月12日 (水)

京都・洛東 白梅満開~祇園白川~

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祇園白川にある白梅が満開を迎えています。

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場所は縄手通にほど近い、料理旅館「白梅」の前です。もしかしたらこの旅館の人が植えたのでしょうか、入り口に繋がる橋のたもとに3本の梅があり、それぞれが姿良く仕立てられています。

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梅は紅白を対にして植えられる事が多いですが、こうして白梅だけというのも清楚な感じがして良いですね。

中でもこの枝垂れ梅は、一見すると桜に似ていながら、それとはまた違った風情を持っています。どこか儚さの伴う桜に対して堅牢な美しさとでも言うのかな、寒気に耐えて咲く花らしい芯の強さを感じますね。

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そして、梅のむこう側に居たアオサギです。真冬に水辺に佇む鷺を見ると寒々とした印象を受けますが、こうして梅の花が添えられると、水ぬるむ季節が来たんだなと実感できる様な気がします。

2008年3月11日 (火)

京都・洛北 光琳梅見頃~下鴨神社~

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下鴨神社の光琳梅が見頃になっています。

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この写真を撮ったのが3月8日の事。その頃の下鴨神社のホームページに依れば8分咲きとなっていましたが、実際に見た感じではつぼみが多く残っており、5分咲きくらいではなかったかと思われます。まあ、これは主観の問題なのですけどね。今日あたりは丁度満開になっている頃かな。

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良く知られた木だけあって、この日も沢山の人が訪れていました。それにしても、楼門の丹色に実に良く映えていますね。

花数も多く、この一本だけで境内がぱっと明るくなったような感じがする、素敵な木ですよ。

2008年3月10日 (月)

京都・洛中 京都御苑梅林2008

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京都御苑の梅林も開花が進んでいます。ただ、北野天満宮と比べるとやや遅めで、見頃というまでには至っていません。

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咲いている木はこうして満開を迎えているのですが、まだ蕾のままの木も多くあって、全体としては3分咲きといったところでしょうか。

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まあ、ここの梅林は広いし本数も多いため、一度に咲き揃うというのは難しいのかも知れません。今行ってもそれなりに楽しめるという事は確かです。

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これからは暖かい日が続くという事なので、開花も進む事でしょう。今週末あたりには見頃の木が増えているかな。

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そうこうしているうちに桃や早咲きの糸桜が咲き始めるだろうし、これからの京都御苑は楽しみが一杯です。

2008年3月 9日 (日)

京都・洛北 梅見頃~北野天満宮~

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京都・北野天満宮の梅が見頃になって来ています。咲き始めたのが1月の半ば過ぎでしたから、咲き揃うまで一ヶ月半掛かった事になり、今年の寒波の影響が大きく出ている事が判ります。

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時間の関係で梅林には入ってないのですが、境内の梅だけで十分堪能してきました。そこかしこで咲き誇る紅白の梅で、早春の気配が満ちあふれていましたよ。

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ただ、遅咲きの梅はまだこれからで、例えば本殿の前のこの梅は、ほとんどがつぼみのままです。今が一番華やかだとは思われますが、花そのものはもう暫く後まで楽しむ事が出来そうです。

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こちらは上七軒の舞妓さん、といいたいところですが、舞妓変身プランの方でした。それでもやはり着物姿は梅によく似合い、花の前に立つと人だかりが出来て、なかなかの人気ぶりでしたよ。

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子細に見ると、早咲きの梅は既に盛りを過ぎており、それに雪や雨に晒されて来たせいでしょうね、近くで見るとかなりくたびれているのが判ります。それでも遠目には判らないので、景色を損なうほどには至っていません。

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そして、境内には梅の香りが溢れています。飛び始めたミツバチの姿も見え、ようやく春が始まったと実感出来た一日でした。

(平成20年3月8日撮影)

2008年3月 8日 (土)

恋する京都 ロケ地案内~圭吾の畑~

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恋する京都のロケ地案内、今回は圭吾の畑です。厳密には畑には入れなかったので入り口だけなのですが、やっと現場を知る事が出来ました。

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場所は鷹峯土天井町になります。「しょうざん」の南、あるいは松野醤油の南隣と言えば判るでしょうか。とにかくちょっと意外な場所にありました。

何が意外かと言うと、ドラマでは裏道を入った静かな場所にあるかの様に見えていませんでしたか。ところが実際には、繁く車が行き交う幹線道に面していたのです。この道は一見狭い裏道の様に見えますが、源光庵の前を経て京見峠から京北へと至る主要な道路でして、交通量はかなり激しいのです。このあたりは、映像のマジックと言えましょうか。

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残念ながら畑に行くには家と家の間の通路を通るしかないらしく、入る事は出来ませんでした。そのかわり、丁度振り売りに行く用意をしている所に行き会い、とれとれの野菜を積んだリヤカーが置いてありました。どれも新鮮なものばかりで、車で行っていたのなら買って帰ったのですけどね、自転車では持って帰るのが大変なので諦めました。今度はリュックでも背負って行こうかな。

それにしても、こんな野菜なら間違いなく売れるでしょうね。振り売りが廃れない訳が判った様な気がします。我が家にも来て欲しいくらいだものね。

2008年3月 7日 (金)

恋する京都 ロケ地案内~三上家路地~

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恋する京都のロケ地案内、一旦は過去の記事で済ませた三上家路地でしたが、少し書き足したい事があったので、改めて記事として記します。

繰り返しになりますが、三上家路地とは、織元の三上家が、配下の西陣織の職人達を住まわせていた長屋の事を指します。一番奥の家が三上家であり、現在でも大家として店子の面倒を見ておられる様ですね。ただし、今ここに住んでいるのは西陣織の職人ではなく、陶芸家や写真家、養蜂家など、この町の風情に惹かれてやって来た人達が中心になっている様です。

ドラマで野菜を買っていた下町の人達とは少し様相が異なる様ですが、長屋暮らしの佇まいはそのままの様ですね。

なお、野菜の振り売りがこの路地まで来ているかどうかは判りませんが、自転車で走っているとそこかしこでリヤカーと出会います。野菜の振り売りそのものは今でも健在なのですね。やはり北部で出会う事が多く、上賀茂や西加茂といったあたりから来ている事が多いようです。

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西陣織は、かつての勢いは無くなったとはいうものの、まだまだ京都を支える産業の一つであり、西陣を歩けばそこかしこから織機が動く音が聞こえてきます。恋する京都の第2話でも西陣織の職人が登場しまたが、あの世界は作り物ではなく、現実に存在しています。

この写真は西陣のとある町並みですが、紅殻格子が続く、なかなか味わいのある場所ですよ。仕事場を覗く事は出来ないでしょうけど、機織りの音を聞いていると、ここが職人の町である事を実感します。

西陣に行く事が有ればちょっと寄り道をして、細い路地に入ってみるのも面白いですよ。

2008年3月 6日 (木)

京都・洛北 あぶり餅~今宮神社門前~

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今宮神社の東門の前に、向かい合わせに並んだ古風な店があります。面白い事に、この2軒はどちらも同じあぶり餅を商っており、それぞれ本家と元祖を名乗りあっています。店構えも良く似ているし、きっと昔からライバル関係にあったのでしょうね。

左の店が「本家・根元 かざりや」で、右の店が「元祖 いち和」。

右の店の方が歴史が古く、創業は1000年(長保二年)に遡るのだそうですね。一文字屋という屋号があり、のれんには「血続 廿三代」と染め抜かれています。一方の「かざりや」は江戸時代の創業で、400年近くになるのだそうです。

どういう経緯で向かい合わせに店を出しているのかは判りませんが、今では相争うことなく値段や串の本数、営業時間などを定め、共存共栄を図っておられる様ですね。ちなみに、客引きもそれぞれ店の前の石畳までしか出てはいけない取り決めがあるのだとか。

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私が入ったのは「いち和」の方でした。理由は自転車を止めたのが「いち和」と書かれた場所だったからで、他に理由はありません。

あぶり餅はすべて手作りで、店先の備長炭で焼かれています。そのため、頼んでから出てくるまでに少し時間が掛かるのですが、そのぶん焼きたてを食べる事が出来ます。

写真が一人前で、出てきた時にはその量の多さにちょっと驚きました。ネット上の情報では一人前15本とあるのですが、写真で数えるとこの時は13本の様ですね。もしかすると、本数よりも分量で決められているのかな。

いずれにしても1人分としては多すぎるくらいで、女性だと食べかねてしまうかも知れません。

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餅に刺してある竹串は今宮神社に奉納されたものだそうで、この餅を食べると無病息災になるという言われがあるのだそうです。そして、餅につけてあるたれは白味噌がベースになっており、ほんのりした甘さがあって、なかなかの美味ですよ。ただし、白味噌に慣れていない地方の人にとっては、ちょっときつい味かも知れません。

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値段は一人前525円。これはどちらの店で食べても同じなのですが、味は微妙に異なっているそうです。私は食べ比べをしていないので判らないのですが、人によって贔屓の店が違うそうですね。これはもう一度「かざりや」で食べてみるしかありますまい。

住宅街の中にあって、突然目の前に現れる時代劇の世界の様な佇まいの中で食べるあぶり餅は、他にはない独自の味わいがありますよ。

2008年3月 5日 (水)

京都・洛北 北山しぐれ~今宮神社~

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普段の京都の取材は、主として自転車を使っています。車は道が混むし駐車場を見つけるのが大変、またバスだと時間が読めないし、乗り換えも面倒ですしね。その点、自転車なら自分の脚次第でどこへでも行けますから、京都の観光にはこれが一番だと思っています。

しかし、自転車の大敵は雨。こればっかりはどうしようもなく、天気予報を見て雨が降りそうな日には、電車の駅から歩いて行ける範囲を回る様にしています。「ねこづらどき」に東山界隈が良く出てくるのは、こういう事情があったりもしています。

ところがですね、時には雨かどうか迷う事もあり、「えい、やっ」とばかりに自転車に決めて酷い目に遭う事もあるのです。2月23日の取材はまさにそんな日でした。

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この日の天気予報は午前中は曇りで、午後になると雪模様になるというものでした。この日行きたかったのは鷹峯。「恋する京都」の圭吾の畑を見に行く予定だったのです。どうしようかと迷ったのですが、鷹峯なら午前中に行って帰る事も可能と判断して、出町柳から自転車に乗りました。これが午前10時頃の事です。

この時点では青空が広がっており、風が強い他は天気に不安はありません。まず雨の心配は無いと高を括り、下鴨神社を経て北大路通から今宮通へと入ります。このまま西に抜ければ北山通と千本通の交差点、つまり鷹峯への入り口に出る事が出来るはずでした。

ところが、堀川通を越えたあたりから急に空模様がおかしくなります。「一天にわかに掻き曇り」という慣用句がありますが、まさにそんな感じでしたね。これはまずいのではないかと思う間もなく、雨が降り出してきました。最初は小降りだったのが、すぐに本降りへと変わります。

折りたたみの傘は持っていたものの、強風下で差すのは危険だし、第一違反ですよね。どうしたものかと困り果てた時に見えたのが今宮神社の東門でした。先をどうするかはともかく、緊急避難として駐車場に自転車を止め、境内へと走り込みました。

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後で聞いたところでは、出町柳の周辺では、午前中は雨は降っていなかった様です。京都の北部において、局地的にさーっと降っては止む、これぞ北山しぐれというものなのでしょう。言葉としては風流なのですが、自転車に乗っている時には有り難くない天気ですね。

暫くのあいだ拝殿の下で雨宿りをしている内に、雨もようやく上がった様に見えました。とりあえず自転車に乗って引き返そうと歩き出したとたん、また雨が降ってきます。その時目に入ったのがあぶり餅の文字でした。さっきは慌てていたし、お餅を食べたいという気分でもなかったので、素通りしてしまったのです。

今度はあぶり餅屋さんで雨宿りをさせてもらったのですが、そのレポートは明日アップする事とします。

2008年3月 4日 (火)

京都・東山花灯路2008

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今年も東山花灯路の季節が巡ってきます。

すっかり春の恒例行事となったこのイベントですが、今年は3月14日(金)から3月23日(日)までの開催となります。(時間は午後6時から午後9時30分まで。)春の宵のそぞろ歩き、と言うには少し人出が多すぎるのが難点ですが、それでもやはり出掛けずにはいられせんね。

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展開される行事そのものは毎年そう大きくはかわりませんが、協賛事業の方はすこしづつ工夫がされている様です。少し拾ってみると、次の様なものがあります。

・「スカイバスin京都・東山花灯路2008」特別試乗会

昨年就役して話題になった、天井のないオープントップバスの試乗が出来る様ですね。期間は3月14日(金)~16日(日)の3日間、各日とも午後2時、午後3時、午後4時の3便が運行されるそうです。それぞれ午後1時から高台寺公園総合案内所にて整理券が配布されるそうなので、興味のある方は如何ですか。

ちなみにコースは、
高台寺駐車場→祇園→岡崎公園→神宮道→知恩院→高台寺駐車場 (所要時間約25分)だそうです。


・京の酒・春の新酒 利き酒・即売会

日時:3月20日(祝・木)~23日(日) 午後6時~9時
場所:法観寺境内
内容:日本酒の利き酒・即売(佐々木酒造、松井酒造、羽田酒造のそれぞれの代表銘柄の新酒の利き比べ)

このイベントは人気を集めそうですね。でも酔っぱらってしまうと次に行けなくなってしまうので、どうしよう?

あと、これは昨年もあったのですが、狐の嫁入り行事は是非見てみたいです。こうして書いていると、何だかわくわくしてきたな。

気になるのは期間中の天気ですね。毎年雨に祟られる事が多いのですが、今年はどんなものでしょう?好天に恵まれると良いのですけどね。

詳しくはこちらのホームページまで。


2008年3月 3日 (月)

京都・洛北 福寿草満開~京都府立植物園~

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春の訪れを実感させてくれる花は色々ありますが、中でもインパクトが強いのはこの福寿草でしょう。何と言っても、その鮮やかな色が如何にも春を思わせてくれますからね。

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葉の上に咲くセツブンソウとは違って、地面から直接花を咲かせるこの姿は、冬から抜け出てきた春の使者と呼ぶのに相応しいとも言えます。

もう少しすると葉が伸びてきてまた違った姿になりますが、その頃にはさらに春の気配が濃くなっている事でしょう。緑溢れる季節まで、あと少しですね。

(平成20年2月23日撮影)

2008年3月 2日 (日)

京都・洛北 セツブンソウ満開~京都府立植物園~

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京都府立植物園で、セツブンソウが満開になっています。

いつもの年なら2月の上旬に咲き始める事からこの名があるのですが、今年は寒波のせいでこの花も開花が遅れ、見頃の時期がずれた様です。

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この写真を撮ったのが2月23日でしたので、今頃は少し盛りを過ぎているかも知れませんが、植物園のホームページに依ればこれから咲く花もあるとの事なので、まだ間に合うものと思われます。

それにしても、いつも見るのは1輪、2輪と咲き始めたばかりの頃なので、これだけ揃って咲いているのを見たのは初めてです。どこか寂しい花のイメージがあったのですが、その認識は改めなければならない様ですね。

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こちらは洋風庭園の入り口、ヒマラヤスギの下で咲いていたクリスマス・ローズです。正しくはクリスマスの頃に咲くへラボレス・ニゲルをクリスマス・ローズ、丁度今頃の季節、イースターの前に咲くへラボレス・オリエンタリス(またはへラボレス・ハイブリッド)はレンテン・ローズと呼ぶのだそうですが、まとめてクリスマス・ローズと呼ばれる事が多いですよね。

ところで、この花をセツブンソウと呼ぶ事もあると初めて知りました。これに対して本来のセツブンソウは日本セツブンソウと呼ぶのだそうですけど、なんともややこしい事をしたものです。同じキンポウゲ科で花の雰囲気も少し似ている事から付けたのでしょうけど、このせいでクリスマス・ローズ(レンテン・ローズ)を本来のセツブンソウと同一視して日本在来の植物と思っている人が居るなど、一部で混乱を起こしている様です。

恐らくは、クリスマス・ローズ(レンテン・ローズ)の導入時に親しみやすい名前をと考えて流通名にしたものと思われますが、在来の種類と同じ名前を付けるのは如何にもまずいですよね。どこか権威のある機関、それこそ植物園あたりできっちりと整理してもらった方が良いと思うのですが、どんなものでしょう。余計なお世話かな?

2008年3月 1日 (土)

京都・洛北 梅林・早春~京都府立植物園~

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今年は全般的に開花が遅れている梅ですが、ここ京都府立植物園の梅園ではようやく二分咲き程度になって来ています。

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この写真を撮ったのは1週間前の事ですが、蝋梅は盛りを過ぎ、早咲きの紅梅が見頃を迎えつつありました。これも早咲きになるのかな、白梅も3分咲き程度にまではなってましたよ。

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全体としてはまだまだ見頃には早かったのですが、早春の気配を感じるには十分でした。3月を迎え、これから一気に開花が進む事でしょうね。

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ねこづらどき

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