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2007年12月 4日 (火)

京都紅葉事情2007  長楽寺

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長楽寺は円山公園の奥にあり、将軍塚の山懐に抱かれる様に静かに佇んでいます。

創建は805年(延暦24年)の事とされ、桓武天皇の勅命によって伝教大師最澄を開基に迎えたという素晴らしい由緒を有しています。以来勅願寺として皇室の尊崇を受けて栄えていたのですが、その後変遷があり天台宗から浄土宗へ、さらには時宗へと宗旨を変えて現在に至ります。

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長楽寺は古くから紅葉の名所として知られています。実際境内にはもみじが多く植えられ、一歩山門を潜ると四方から紅葉に包まれた様な錯覚に陥ります。

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難点を言えばあまり日当たりが良いとは言えず、ぱっと明るくなるというところが無い事でしょうか。しかし、その落ち着いた風情こそがこの寺の持ち味であり、他の紅葉の名所では見る事が出来ない色合いを楽しむことが出来ます。

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長楽寺と言えば、やはり建礼門院が落飾した寺として知られますよね。その建礼門院の御髪塔とされるのがこの十三重の石塔で、一説には門院の御舎利塔とも言われています。この日は御髪塔の周囲を様々な紅葉が彩り、静かな秋の風情の中にひっそりと佇んでいました。

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その御髪塔の脇で咲いていた椿です。これは白花の侘助でしょうか。紅葉の鮮やかな色に良く映えていましたよ。

驚いたことに、この花を撮っているとコガタスズメバチが飛んできました。12月になってもまだ活動しているのですね。この時期に咲いている花は少ないでしょうから、この椿は貴重な食料源なのでしょう。でも未だに活動しているという事は、冬を越せるだけの餌が集まっていないという事なのかしらん?

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そして、相阿弥が銀閣寺の庭を作るに先立ち、試作として築いたと言われる庭園です。確かに池を中心に石を配し、精緻とは言えないものの、自然を取り込んだ野趣に富む雰囲気は、どこか銀閣寺に似ているという気がしますね。

この日この庭を見ていたのは私一人だけで、聞こえてくるのは風に鳴る梢と落ち葉の音、それに小鳥の声ばかりでした。なんとも贅沢な話で、暫し時間が過ぎるのも忘れて見とれていました。

長楽寺は訪れる人も少なく、落ち着いた静かな時間が過ごせるお薦めの場所ですよ。

(平成19年12月1日撮影)


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