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2007年9月

2007年9月30日 (日)

京都・洛東 彼岸花~智積院~

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京都・東山七条にある智積院で、彼岸花が見頃になっています。

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智積院には、桔梗、それに紅葉を見に何度も足を運んでいるのですが、彼岸花がこれほど見事だとは知りませんでした。蓮池とそこに流れ込む小川の土手沿いに植木鉢が埋め込んであるのは知っていたのですが、そこには彼岸花を植え付けてあったのですね。

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長さはどんなものでしょう、50mほどかな。見渡す限りに彼岸花が咲く様な名所には及びませんが、京都周辺で気軽に訪れられる場所としてはなかなかのものだと思います。

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これほど見事なのに訪れる人はほとんど無く、暫くは私一人の独占状態でした。おかげで、あーでもない、こーでもないと好きな様に撮る事が出来たので、なかなか面白かったですよ。

今日の雨で痛んでしまうかも知れませんが、まだ蕾みの株も多くあったので、もう暫くは楽しめると思います。

また、工事中の庭園には楓樹が沢山植えられていたので、これから先の紅葉シーズンも楽しみに出来そうですよ、智積院。

(平成19年9月29日撮影)

2007年9月29日 (土)

京都・洛東 芙蓉~法住寺~

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京都・東山七条にある後白河法皇縁の法住寺では、芙蓉の花が咲き誇っていました。

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そろそろ花期も終わりに近づく頃かと思うのですが、まだまだ沢山の蕾みが付いています。これもやはり、いつまでも暑かった今年の気候の影響なのでしょうか。

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こちらはデュランタです。街中では良く見かけますが、お寺では珍しいかも知れないですね。でも、この落ち着いた色合いは、境内にあっても少しも不自然ではありません。

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法住寺には身代不動明王がある事で知られていますが、ごく最近にその御堂が完成した様です。そう言えばずっと工事中だったのですが、この御堂を建てていたのですね。白木の香りも新しい、立派な御堂になっていますよ。

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法住寺の西隣にある三十三間堂では、先日ペンキで門が汚されるという事件がありました。その後どうなったかと見てきたのですが、丁度修復が終わったばかりの様でした。さすがに対応が早いですね。

どんな理由があったかは知らないけれど、お寺さんの門にペンキをかけるなど、正気の沙汰とは思えません。こんな事件が横行する様では世も末ですね。

罰が当たるよ、ほんとに。

2007年9月28日 (金)

京都・洛北 木陰の彼岸花~糺の森~

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下鴨神社へと続く参道、糺の森の中で咲いていた彼岸花です。木陰にあってあまり目立たないのですが、気をつけていると結構あちらこちらで見かけます。

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鬱蒼とした森のなかにあって、この花の色はとても綺麗に映えるのですが、残念ながらとても暗いので写真に撮るのはなかなか大変です。

咲き出すのが遅かった今年の彼岸花ですが、もうそろそろ終盤ですね。ここの花もまだ咲いているかしらん?この花の終わりと共に、ようやく秋が訪れそうです。

(平成19年9月22日撮影)

2007年9月27日 (木)

京都・洛中 門前の秋~妙覚寺~

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京都・寺之内にある妙覚寺で見つけた秋です。この寺は、はっきり言って門を入った境内は殺風景なのですが、門前の風情にはなかなかのものがあります。

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その門前ではツマグロヒョウモンが飛んでいました。秋の日差しを浴びた羽の色が輝いて見えます。

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このところ、地球温暖化という言葉を聞かない日は無いほどですが、この蝶も温暖化とは無縁ではない様です。元々南方系の蝶で近畿以西にしか居なかったのですが、最近では関東や北陸でも定着しつつあるそうです。

美しい蝶なのですが、温暖化の兆しと思うと、ちょっと複雑な気がしますね。

2007年9月26日 (水)

京都・洛中 桔梗の咲く庭 ~大光明寺~

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相国寺の塔頭・大光明寺の庭で、桔梗が咲いていました。

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ここは昨年も紹介した様に、心字の庭と呼ばれる枯山水の名園がある寺です。こうして見ると、石の配置が心という字に確かに似ていますよね。

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桔梗は庭の東の端に植わっています。でも、そろそろ花も終わる時期ですね。

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今回は西の庭にも行ってみました。こちらは苔が綺麗な庭ですね。その苔の中に釈迦三尊を刻んだ石が置かれていました。

ここはいつ行っても静かな寺です。京都の隠れ座敷と言っても良い程、お勧めのポイントですよ。

2007年9月25日 (火)

十五夜 2007

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十五夜にはススキが付きもの。そこで、ススキを添えた名月をお届けします、と言いたいところなのですが、いざとなると適当なススキが無いのですよね。そこで、イネ科の雑草(オヒシバ?)を代用にしたのですが、雰囲気は出てるかな。

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月と言えば、日本の探査機「かぐや」が向かっているところです。これから月を周回し、その起源を探る事が目的なのだとか。そして、「かぐや」には月に寄せた41万人分のメッセージが乗せられています。その願いとは、地球の平和、宇宙の謎の解明など、人さまざま。我が家もささやかな願いを込めて「かぐや」に託しました。

月にウサギは居ないけれど、宇宙の起源を解く手掛かりはあるかも知れません。そんなロマンを感じながら、月を眺めています。

2007年9月24日 (月)

京都・洛東 彼岸花2007~清水寺~

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清水寺の彼岸花が、見頃を迎えつつあります。つぼみも次々に上がっており、これから暫くの間、盛りが続くことでしょう。

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清水寺の彼岸花は、主として舞台の下から西にかけての斜面で咲いています。中でも、こういう舞台直下の石垣の間に咲く花が、いかにも清水寺らしい雰囲気があって良いですね。

ただ、ここは暗い上に遠い場所にあるので、ピントが合いづらくって結構大変なのです。私のカメラのファインダーでは、どこにピントが来ているのかほとんど判らないのですよ。こういう時に40Dのライブビューがあったらなあと思いますね。

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これは三重の塔の下あたりにある石仏群です。いかにもお彼岸らしい光景ではありますね。

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普通見かける彼岸花は、田圃のあぜ道などが多く、日当たりが良いところで咲くという印象があります。しかし、ここはこうした木陰の斜面に咲いており、同じ花でも雰囲気がずいぶんと異なりますね。

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最後に、宙に浮いている様な不思議な花をお見せしまょう。

有り様は、なぜか茎が曲がってしまった花が低く咲いていたに過ぎないのですが、ちょっとミステリアスな感じがするでしょう?

今の時期の清水寺に行かれたら、帰り道の右側の斜面を見る事を忘れないで下さい。結構気付かずに過ぎてしまう人も多いので、せっかくの花を見逃すと勿体ないですよ。

(撮影日 平成19年9月23日)

2007年9月23日 (日)

京都・洛東 彼岸花~真如堂~

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真如堂の彼岸花が咲き始めています。今年は少し開花が遅れるかと思ったのですが、ちゃんと彼岸に合わせて来ました。ただし、例年のように盛りと言うわけではなく、やっと数株が花を付けているといった状況です。(平成19年9月22日現在)

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真如堂で彼岸花が咲いているのは、主として参道の左右の生け垣の中です。ですから、普通に山門から本堂との間を往復して帰るだけでは、気付かず過ぎてしまう人も多い事でしょうね。かく言う私も、左側の彼岸花は以前から知っていたのですが、右側でも咲いているのは、今年初めて知りました。年に何度となく通っている真如堂ですが、まだまだ知らない事が沢山ありそうです。

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これは左側の生け垣で咲いていた彼岸花です。竹垣越しに対になって咲いていたのですが、何だか鏡に映った自分の姿を見ている様には見えませんか。あるいは、お隣さん同士が垣根越しにおしゃべりをしているところとか。

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彼岸花を真上から見たところです。綺麗なシンメトリーになっているのですね。普段目にする事がない姿で興味深いのですが、やはり普通に横から眺めた方が美しさは感じますね。

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真如堂でも萩は咲いています。しかし、数は多いのですが、あまり華やかさは感じません。今年は特に花付きが悪い様ですが、名所とされる常林寺や迎称寺は、こことは次元が異なっている様に思われます。こうした名所と言われる所では、萩に対する手入れの仕方が違っているのかも知れませんね。

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真如堂は、言うまでもなく紅葉の名所です。その中で早くも紅葉している枝を見つけました。緑一色の中にあって、実に鮮やかでしたよ。ただし、これは紅葉というより病気か何かの理由によって、枯れかけているというのが正解なのでしょう。本当の紅葉は11月後半まで待たなくてはなりません。

2007年9月22日 (土)

京都・洛東 萩の霊場~迎称寺~

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真如堂の北に隣接する迎称寺(こうしょうじ)の門前には、「洛東九番萩の霊場」と記された石碑が建っています。実はこの洛東九番というのは何の事かと調べたのですが、残念ながらはっきりとはしません。おそらくは、この寺には不空羂索観音像があるらしいことから、洛東の観音霊場の一つとして位置づけられていたのではないかと思われます。大きくは西国三十三カ所、京都に限れば落陽三十三カ所などの観音巡礼が現存しますが、かつては洛東霊場と呼ばれる巡礼も存在したのでしょうね。もしかしたらあまり知られていないだけで、今でもあるのかも知れませんが...。

それにしても萩の霊場とは、雅な名を付けたものだと思います。

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その名が示すとおり、この寺の土塀を囲む様に沢山の萩が植えられており、萩の名所として知られています。平成19年9月22日現在では、寺の南側の萩はまだ咲き揃っておらず、見頃まではもう少し掛かりそうな状況でした。その中でも、白萩については満開になっている株もあり、今行ってもそれなりに楽しむ事は出来ます。

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東側の萩は、見頃を迎えつつありました。ただ、花の付き方は、今ひとつという気もしますけどね。

この寺の見所は、何と言ってもこの崩れかけた土塀と萩の対比にあり、侘び寂びの世界が現出しています。とても絵になるのですが、いかんせん狭い道に面しており、車が通るたびに冷や冷やしなければならないのが難点ですね。

秋の3連休という事でさぞ多くの人が来ているだろうと思っていたのですが、我が家以外には一人も居ませんでした。まだ咲き揃っていないという情報が行き渡っているのでしょうか。ちょっと寂しくはありましたが、誰に気兼ねすることなく過ごせたのは、なかなかの幸運だったと思います。

2007年9月21日 (金)

京都・洛東 秋の気配~真如堂~

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暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年はいつまで経っても夏が終わりません。いい加減うんざりですが、それでも空を見上げると確かに秋の気配が感じられます。

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ここ真如堂では、萩の花が咲き始め、境内のそこかしこで秋が始まっています。

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本堂の前の菩提樹の実も、随分と熟して来ました。ヘリコプターの様に舞ながら落ちる景色が見られるのも、もうすぐですね。

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本格的な紅葉にはまだまだ早いのですが、桜の一部は黄色く色づいています。そして、花の木の上部も、ほんのりと色づき始めました。

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参道では、木槿の花がまだまだ盛りです。

この写真を撮ったのは9月16日の事でした。この週末には彼岸花が咲き始めている頃でしょうか。迎称寺の萩も咲き揃っているでしょうし、明日あたりもう一度行ってこようかと思ってます。

2007年9月20日 (木)

京都・洛東 桔梗~月真院~

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高台寺の塔頭、月真院で咲いていた桔梗です。控えめな咲き方ですが、それがかえって秋の七草の風情を感じさせてくれます。

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ここで、幕末ファンの方に朗報です。普段非公開の月真院が、一般公開されています。拝観付きのお茶席という事で、500円で中に入る事が出来る様になっています。

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ただし、これが恒常的なものかどうかは判りません。この春ごろから時々この張り紙が出ていたのは知っていたのですが、いつも開いているとは限らないのです。例えば、先々週の土曜日には閉まってましたしね。

残念ながら私はまだ中まで入っていません。この日も青龍会の時間が迫っていたので、門を入って写真を撮らせて貰っただけで終わっています。次にチャンスがあれば、抹茶を頂きがてら拝観をさせてもらおうと思ってます。

御陵衛士が暮らした部屋が見られるかどうかは判りませんが、今まで入れなかったぶん、楽しみではありますね。

(平成19年9月16日撮影)

2007年9月19日 (水)

京都・洛東 鹿鳴草(しかなぐさ)~高台寺~

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鹿鳴草とは萩の別名。その文字の通り、牡鹿が鳴く頃に開花する花という意味だとか。万葉集には牡鹿が萩の花に求婚しに来るという歌があり、鹿と萩は相性の良い組み合わせとして知られてきました。

今の高台寺に鹿は居ませんが、北政所が庵を結んだ頃には、鹿も鳴いていたかも知れません。

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高台寺の萩は、そろそろ見頃が始まるという所でした。参道西側の白萩は満開でしたが、南側の赤の萩は咲き始めで、今週末あたりはかなり咲き揃っているのではないでしょうか。

日差しと気温はまだまだ夏ですけれども、花の世界には確実に秋がやって来ていますよ。

(平成19年9月16日撮影)


2007年9月18日 (火)

京都・洛北 萩の寺2007~常林寺~

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京都・出町柳にある常林寺の萩が見頃になっています。昨年に続き2度目の拝観ですが、ここの萩はやはり素晴らしいの一言に尽きますね。

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京都に萩の名所と呼ばれる場所はいくつもありますが、密度と花の見事さでは、ここが一番かも知れません。

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なにしろ、歩けば文字通り花と触れ合う事になるのですから、これほど萩を身近に感じられる場所も少ないでしょう。

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昨年も書いてますけど、花に埋もれるとはこういう事かと実感できます。以前は萩といえばなんとなく地味な花というイメージがあったのですが、ここに来たおかげで認識を改めました。

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萩はとても美しく、それでいてどこか控えめな、いかにも日本的な花だと思います。万葉の昔から愛されて来ただけの事はありますね。

拝観時間は朝の9時から夕方の4時まで、これだけの花が見られて、拝観料が無料というのは嬉しい限りです。

(平成19年9月16日撮影)


2007年9月17日 (月)

京都・洛東 青龍会2007~清水寺~

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平成19年9月16日の京都は、部分的には青空が広がり、一見秋晴れの空の様に見えます。しかし、空のそこかしこに黒い雲が浮かんでおり、いつ雨が落ちてきてもおかしくないという不安定な天気でした。そしてその予感が的中し、激しいにわか雨に襲われたのは、昨日アップしたとおりです。

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そんな秋の日に、青龍会を見に行ってきました。

青龍会とは、毎年春と秋に行われている清水寺の行事です。詳しくは去年の記事を参照して頂く事として、今年は前回見逃した部分を中心にレポートしようと思います。

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青龍会は、元々は清水寺門前会が主導して始めたイベントではありますが、清水寺の宗教行事としても位置づけられています。この赤い装束の仮面の人物は夜叉神で、「人々の幸福を祈り、厄除、招福を祈願する観音加持を司る」(清水寺のホームページより)とされます。

左手にご祈祷を受けた聖水(と言って良いのか判りませんが)を入れた鉢を掲げ、参列した人に右手にもった杖で中の水を振りかけて回ります。これが観音加持であり、観音様の功徳を授けて回るという事なのですね。

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西門前で舞を終えた青龍は、門前町へと向かいます。この様子は昨年レポートしたとおりで、三年坂の入り口まで下り、そこから再び清水寺まで戻ってきます。その道中で店の中に突入して行くというパフォーマンスがあり、土産物を買いに来ていた人たちは、きっと驚いた事でしょうね。

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昨年見逃したのが本堂での舞で、これが一番最後に来るとは知らなかったのです。今年は是非見たいと思って、舞台の隅であらかじめ待機していました。

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舞台の上では四隅に四天王が佇立しており、その一人に向かって青龍が口開けて迫って行きます。すると、四天王は「南無観世音菩薩!」と大きな声で応え、それを聞いた青龍は姿を翻して別の四天王に所へと向かいます。四人全てが応えたところで舞は終わるのですが、これは観音菩薩に対する忠誠を青龍が確かめているという趣向なのでしょうか。

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青龍の動きは昨年よりもさらに上手くなっている様に感じました。きっと回を重ねるごとに上達しているのでしょうね。その間の練習量も、半端なものではないと思われます。

最後は青龍が本堂の中に突入して行事は終わります。それにしても、このイベントの間は天気が保ち、終了して間もなく雨が降ってきたのには驚きました。こういうのを見ると、観音様のご加護ってあるのだろうなと実感しますね。

今年の青龍会は今日でお仕舞い、次は来年の花灯路ですね。

2007年9月16日 (日)

京都・洛東 驟雨~三年坂~

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このところ関西地方は、毎日の様に激しいにわか雨に襲われています。今日もまた、いつ降ってくるかと空を睨みながらの京都行きでしたが、とうとう三年坂で降り込められてしまいました。

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強烈な雨脚のせいで、地面が白くなっているのが判るでしょうか。これだけ降ると傘も役に立たないですね。道行く人は、みんな屋根の下に避難してました。三年坂もまるで川の様でしたよ。

ごく短い時間の雨で、30分もすれば嘘の様に止んでしまいましたが、これは夏の夕立を激しくした様なもの。決して秋の雨ではないですね。

もうそろそろ、気温も含めて、秋らしい気候になってくれないものかしらん。

2007年9月15日 (土)

サントリー京都ビール工場見学記

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今年の9月は2週続けて3連休という嬉しいカレンダーになってます。その最初の日にどこに行こうかと考えた末、ビール工場の見学に決めました。普段見る事が無いビールの製造過程を知る事が出来る上、最後には試飲まで付いていて、しかもタダという、ちょっとお得なコースがあるのです。

サントリー京都ビール工場は、長岡京市にあります。京阪沿線からでは少し行きにくい場所にあるのですが、淀駅までシャトルバスが迎えに来てくれるので、それほど不便は感じません。

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最初に案内される場所は仕込み室。とにかく巨大な釜に圧倒されます。

ビールの原料は、水と麦芽とホップの3種。

このうち、麦芽とは発芽した大麦の実を乾燥焙煎したものです。発芽の際に麦に含まれる糖化酵素が活性化され、この働きによって澱粉が糖分に変わりやすくなるのだそうです。

この仕込み室では細かく刻んだ麦芽と水を混ぜて煮沸しています。そしてそこにホップを投入すると、ビールの苦みと香りを持った麦汁が出来上がります。

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ここでホップとはアサ科に属する蔓性の多年草で、和名をセイヨウカラハナソウというのだそうです。雌雄異株で、7月に花が咲き、8月から9月にかけてガクの部分が大きくなり、鞠花(まりはな)と呼ばれる松かさ状の形に変わります。ビールに使われるのは雌株の鞠花なのですね。ホップは日本でも栽培されているのですが、この工場ではドイツから輸入たものを使っているそうです。理由は聞き漏らしましたが、どうやら品質に違いがある様ですね。

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麦汁に酵母を加えると、アルコールと炭酸ガスが生成され、若ビールとなります。実はこの酵母の種類によってビールの品質が左右される様なのですが、そのあたりは企業秘密らしいですね。

出来たての若ビールは荒々しくて、まだとても飲めたものではない事から、いったん貯蔵タンクに入れて熟成を促します。その温度ですが、なんと0度なのですね。水だったら氷ってしまう温度で寝かせるというのは、それだけじっくりと時間を掛ける必要があるからなのでしょう。

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熟成が終わったビールは、最後の工程として濾過が行われます。必要としなくなった酵母や澱を取り除くための工程で、ミクロ単位のフィルターを何度も通して、徹底した濾過が行われるそうです。

この複雑な配管がどういう意味を持っているのかは判りませんが、最近増えているという工場ファンにとっては、なかなか味わい深い光景なのかも知れませんね。

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そして、出荷するための製缶過程です。この日は休日のため稼働していなかったのですが、見せて頂いたビデオによると、普段は凄いスピードで動いている様ですね。

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見学の最後に頂いたプレミアム・モルツビールです。仕込みから飲める様になるまで1ヶ月半掛かるのだとか。水によって味が決まるため、このモルツビールも製造地によって微妙に味が違うのだそうです。

さすがにメーカーだけあって、一番美味しい温度管理と、グラスへのつぎ方をしてくれています。家で飲むよりずっとまろやかで美味しかったですよ。ただ、時間が15分しかなく、2杯飲むのがやっとでした。3杯まではOKなのですけど、それだけ一気に飲むと動けなくなってしまいますからねえ...。

工場見学にはいくつかコースがあって、一般コースの場合は未成年者同伴も可能です。その場合はビールの代わりに「夏ちゃん」又は「伊右衛門」を飲ませてくれます。この工場見学は、ビールが好きな人にはお勧めですよ。ただし、行き帰りに車の運転は御法度です。また、自転車も同断ですから、ご注意を。

参考サイト

2007年9月14日 (金)

京都・洛北 正門花壇~京都府立植物園~

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京都府立植物園に行って、最初に出迎えてくれるのが正門花壇の花たちです。平成19年9月8日現在ではまだ夏バージョンのままで、花壇を飾っていたのは夏の花でした。

この涼しげに見える花はポーチュラカ。暑さに強いので、夏の花壇には最適ですね。それにしても、これだけ密植してあると、ポーチュラカも実に華やかですね。鉢植えの単体とは全く違った印象で、その美しさに改めて気付かされた様な気がします。

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この燃える様に赤い花はサルビア。初夏から秋にかけて咲き続けますが、この強烈な色のせいか、夏を代表する花というイメージが強いですね。

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そして、この大型の花はカンナです。あまりに大きすぎるためか一般家庭ではあまり見かけませんが、それでも気をつけてみていると、街中でも案外咲いていたりします。でも大抵の場合、花がらを放置してあるため美観が損なわれている事が多いのですが、ここはさすがに手入れが行き届いていますね。この花ならではの豪華な美しさを、心行くまで堪能する事が出来ますよ。

2007年9月13日 (木)

京都・洛北 カエル池の水生植物~京都府立植物園~

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宿根草・有用植物園の中に、カエル池と呼ばれる池があります。小さな池なのですが、そこは植物園だけあって、様々な水生植物が植栽されています。

まずは、オーソドックスに睡蓮から。蓮はすでに終わってしまいましたが、睡蓮はまだ暫く咲き続けます。よく見かける色合いの花ですけど、さすがに植物園だけあって綺麗に咲かせてますね。

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こちらは熱帯睡蓮です。水面から高く飛び出して咲くのが特徴で、派手な色合いの花が多いとされます。毎年観覧温室の前で咲いているのですが、今年はもう終わってしまったのか、この日は見る事が出来ませんでした。かわりに見つけたのがこのカエル池で、熱帯睡蓮としてはちょっと渋めの花でしょうか。それでもしべと花びらのコントラストが鮮やかで、いかにも熱帯睡蓮らしい花ですね。

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この池ならではの花がこのガガブタです。ガガブタは浅い池や沼に生息する植物で、かつてはそこかしこで普通に見られる植物でした。しかし、近年はめっきりと減り、ほとんどその姿を見なくなったといわれます。

この写真では大きさが判りにくいでしょうけれども、直径1.5cm程度の小さな花で、全体に白い毛が生えた様な、ちょっと面白い花ですね。昼を過ぎる頃にはしぼんでしまうので、見に行くとすれば午前中がお勧めです。

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この花はとてもなじみ深いホテイアオイですね。ホームセンターでも売っており、水槽で栽培している人も多いのではないでしょうか。あまりに繁茂しすぎるためあちこちで問題となっている様ですが、花そのものはとても綺麗なものですね。

この池の様に適度に手入れしてやれば害も無いのでしょうけれども、大きな池や川などでは管理が難しいのでしょう。一面にこの花が咲く様はとても見事なのでしょうけれども、それでは済まないところが悩みどころですね。

2007年9月12日 (水)

京都・洛北 薄紅の花~京都府立植物園~

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京都府立植物園の北西隅にあるのが宿根草・有用植物園です。文字通り宿根草と生活に役に立つ植物を集めたコーナーですが、ここにも美しい花が咲いています。そこで出会った薄紅色の花たちを集めてみました。

まずはクサキョウチクトウです。夾竹桃に似た花が咲く草という意味で、その仲間という訳ではありません。北アメリカ原産の花で、園芸品種が多数開発されているのだそうです。その中で、この花の名はエリザベス。イギリス女王の名を頂くだけあって、華やかな中にも上品さを併せ持った花ですね。

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青空に映えた、猫のしっぽにも似たこの花はオオケタデです。イヌタデの仲間ですが、草丈が2m以上ととにかく大きいのが特徴で、これで一年草だというのですから驚きですね。江戸時代に中国から薬草として導入されたのだそうですが、早くから野草化しており、日本の野山でも見られるそうです。

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この花は大洒錦(たいせいきん)と呼ばれる蓮で、斑入りの八重咲きという珍しい種類です。花びらの表と裏で模様が違うそうなのですが、この写真からはそこまでは判らないですね。もう遅いかと思っていたのですが、かろうじて最後の花に間に合いました。とても豪奢な感じのする花で、貴重種とされるのも判る気がします。

(平成19年9月8日撮影)

2007年9月11日 (火)

京都・洛北 青の花~京都府立植物園~

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春先には暖かな感じのする黄花が目に付きますが、残暑の厳しい今の時期には涼しさを感じさせる青の花がよく似合います。

この花はミズアオイ。その名の通り、水辺に咲き、葉の形がカンアオイに似た植物です。古名をナギと言い、食用にもされたそうですね。自然界では、植物版レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類に指定されているほど数が減っているそうですが、ここ植物園では元気な姿を見る事が出来ます。とても上品な、ほっとするような綺麗な花色ですよ。

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この花はサワギキョウ。この花も水辺に咲く植物で、桔梗の仲間です。非常に特徴的な花の形をしており、鳥が羽を広げて頭をもたげている様にも見えますね。この頭の部分がしべで、雄しべが雌しべをくるんでいるのだそうです。そして、中の雌しべが次第に伸びて雄しべの花粉を外に押し出すのだそうですが、なんとも面白い仕組みを持っているものですね。花粉を全て押し出すと雌しべの頭が出てくると言いますので、自家受粉を避けるための工夫なのでしょうか。

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花の形の面白さなら、この花も負けていません。去年も紹介しましたが、カリガネソウです。この角度だと、雁が飛んでいる様に見えなくもないですね。5本のしべのうち一番長いのが雌しべ、残り4本の雄しべは長短2本ずつの組に分かれています。これもきっと確実に受粉するための工夫なのでしょうけど、どういう具合に機能するのか知りたいものです。

2007年9月10日 (月)

京都・洛北 コスモス~京都府立植物園~

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最近は品種改良によって早咲きの種類が出回り、必ずしも秋の花とは言えなくなったコスモスですが、やはりこれからの季節には欠かせない存在ですよね。

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京都府立植物園では、北山門の前の広場にコスモスのプランターが並べられており、色とりどりの花を楽しむ事が出来ます。

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まだ咲き始めたばかりで花数は少ないですが、手入れの行き届いた花ばかりですからそれなりに見応えはありますよ。これから10月にかけて見頃が続きます。

2007年9月 9日 (日)

京都・洛北 芙蓉3種~京都府立植物園~

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青空を背景にしたピンクの芙蓉。昨年程すっきりとはしていませんが、やはり花には青空がよく似合います。

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こちらは、ほんのりと色づき始めた酔芙蓉。花色としては、一番綺麗な頃合いかも知れませんね。

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そして、今年初めて見たアメリカフヨウです。とにかく、でかい!一言ですね。計った訳ではないですが、直径20cm以上はあったでしょう。さすがに綺麗に咲いていたものの、美しいと感じるかと言われれば、あまりにも大味に過ぎて、ちょっとどうかなと思ってしまいます。でも見応えがある事は確かで、一見する値打ちはあると思いますよ。

植物園会館の近くで咲いています。

2007年9月 8日 (土)

京都・洛北  小さい秋~京都府立植物園~

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今日、9月8日は白露。大気が冷えて、露が下りる頃とされています。でも、今日の京都は残暑の真っ盛りで、気温は32度、日差しも強烈で、じりじりと照り焼きにされている様な気分でした。とても秋とは言えないのですが、それでも植物の世界では着実に季節が移り変わっている様です。

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ここは京都府立植物園の一角にある「小さな秋」のコーナー。昨年に引き続き、一足早い季節を演出してくれています。

この日は園長の案内の下、地元のテレビ局が取材に訪れていました。実は私もエキストラになってくれと頼まれたのですが、お目汚しになるからと逃げてしまいました。なぜって、テレビカメラの回っている前で、平然としていられる度胸は無いですからねえ...。

Fujibakama0709081

この白い花はフジバカマ。芳香があるとの事なのですが、ちょっと判りませんでした。調べてみると、干すと香りが出てくるそうですね。桜餅の香りに似ているとの事ですが、一度試してみたいものです。

Ominaesi0709081

こちらの黄色い花はオミナエシ。去年と違って草丈が低いのか、他の草に隠れ気味なのが残念ですね。

Waremokou709081

そして、一番花盛りだったのがワレモコウ。「吾亦紅」、「吾木香」、「割木瓜」と様々な漢字が当てられていますが、読み方は全て同じです。季節を感じさせる植物として俳句の題材になり、また薬草としても利用されるなど、身近な植物であるという証なのでしょうね。

Misohagi0709081

植物園の演出は小さい秋でしたが、まだまだ夏の名残は残っています。このミソハギもその一つ。通称「琵琶湖」と呼ばれる池の畔で、鮮やかな色を見せていました。

明日からも、植物園で拾った季節の狭間に咲く植物をお贈りします。

2007年9月 7日 (金)

京都・洛東 百日紅~円山公園~

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洛東の百日紅を巡るシリーズ、今日は円山公園です。園内には幾本もの百日紅がありますが、一番目立つのは池の畔の一本でしょうね。

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百日紅が映えるのはやはり青空、夏の名残の光を浴びた赤い花色が、くっきりとコントラストを描き出していました。

2007年9月 6日 (木)

京都・洛東 百日紅~東景寺~

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下河原にある東景寺の百日紅が見頃になっています。ここは以前紹介した様に紫陽花黄槿が咲く花の寺ですが、やはりこの百日紅が一番豪華でしょう。

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折からの西日を受けて、赤い花色がいっそう鮮やかでした。こじんまりとした場所なだけに、百日紅の華やかさが一層際だつ様な気がします。

2007年9月 5日 (水)

京都・洛東 百日紅~八坂通~

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二年坂から三年坂へと向かう八坂通の途中にも、綺麗な百日紅が咲いています。白壁との対比が見事ですね。

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とても大きな百日紅ですが、幹は塀の内側にあります。中は覗いた事はありませんが、坪庭の様な場所に生えているのでしょうか。かなりの樹齢である様にも見え、いかにも旧家らしい風情ではありますね。

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こちらは、いかにも庭木らしく手入れのされた百日紅です。やはり門の脇という大事な場所にあるせいでしょうね。勢いは無いですけれども、これはこれで丁寧な感じがして好感が持てますね。

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そして、興正寺別院の参道で咲いていた白の百日紅です。白は赤ほど華やかさが無いせいかあまり見かけませんが、清楚で美しい花だと思います。特に紅白で対になると互いに引き立て合いますね。

八坂通は百日紅の道、そう言いたくなるほど沢山の花が咲いてますよ。

2007年9月 4日 (火)

京都・洛東 百日紅~八坂の塔~

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八坂通の途中にある百日紅が、今年も綺麗に咲いています。二年坂から道なりに下りてくると、こんな具合に赤い花が見えてきます。古い町並みに調和して、なんとも美しいですね。

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それに、なんと言っても八坂の塔とのコラボレーションが見事です。夏の京都の景色としては、白眉の一つと言えるかも知れません。

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うんと近づいて真下から見上げる花もまた、豪華で素敵です。ただ、ここまで来ると八坂の塔の姿が良く判らなくなってしまいますね。

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ここで、八坂の塔ばかりに見とれてないで、後ろを振り向いて下さい。落ち枝に咲いた花が、お茶屋風の建物にとても良く映えています。

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百日紅は枝先に小さな花が密集して咲きます。個々の花の寿命は短いのですが、次から次へと咲くので何時までも鮮やかに見えるのですね。

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そして、足下に目を向ければ、落ちたばかりの花が、石畳の紅一点になっていました。

一本の木でここまで風情が楽しめる所はそう多くは無いでしょう。この時期の京都のお勧めの場所の一つです。


2007年9月 3日 (月)

京都・洛東 覗き猫 ~三年坂~

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9月に入った京都は、なぜかどこも大勢の人で賑わっていました。特にイベントも無いはずなのに、少しだけ爽やかになった事が人出を促したのでしょうか。みんな暑い間はじっと我慢していたのかな。

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我慢と言えば、ここ三年坂にある覗き猫は、何だか痛々しい姿になっています。あんまり可愛くて触っていく人が多いせいでしょうか、あちこち傷だらけになって、とうとう包帯姿になってしまいました。それでも引っ込めないのは、人気者だからなのでしょう。

看板猫でいるのも、結構つらそうですね。

2007年9月 2日 (日)

京都・洛東 氷しるこ~二年坂・かさぎ屋~

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8月始めのエントリーで紹介したかさぎ屋の「氷しるこ」を覚えていられるでしょうか。ちょっと謎めいたメニューで興味があったのですが、あれから一ヶ月が経ち、念願かなってようやく食べに行く事ができました。

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さて、お店で注文して出てきたのは、一見してただのかき氷です。あれっと思ったのですが、食べてみるとこし餡が容器の底に入っていたのでした。つまり、氷しることはこし餡が入ったかき氷の事だったのですね。同じ様でも氷金時にはつぶ餡が入っており、要するにぜんざいとおしるこの違いです。あっさりとした上品な甘さで、とても美味しかったですよ。中から白玉が出てきたのも、ちっょとした驚きでした。

ところで、この餡が底に来る入れ方は関東風なのだそうですね。関西だと、あずきの類は上に乗っているのが普通なので、最初にどこか違和感を感じたのでした。

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かさぎ屋さんの人気は大したもので、この日も満席でした。次から次へとお客さんが入って来るという盛況ぶりで、ここのかき氷の認知度は相当高い様です。

氷しるこは一杯650円、ちなみにお店のお勧めは抹茶の入った氷宇治しるこの方で、こちらは750円となっています。

2007年9月 1日 (土)

京都・洛東 9月の始まり~石塀小路~

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9月に入った京都は、気温こそ高かったものの、空気はとても爽やかで、かすかに秋の気配を感じました。何より日が傾くのが早くなりましたね。

午後5時前の石塀小路は、西日を受けてモノトーンの世界になっていました。なんだかいつもと違う、別の町を見ている様な気がします。

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ねこづらどき

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