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2007年7月 2日 (月)

京都・洛中 サッカーの神様 ~白峯神宮~

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御所の西、堀川今出川の地に、白峯神宮があります。平成19年6月30日に訪れた時には、ここにも夏越しの大祓のための茅の輪がしつらえてありました。

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この神社の歴史は比較的新しく、発願されたのは孝明天皇でした。その願いとは悲運の天皇として知られる崇徳天皇の御霊をお祀りする事で、神社を創建すべく幕府に命じられたのですが、志半ばで崩御されてしまいました。その後、幕末の争乱の中で計画は頓挫してしまったのですが、明治天皇が父帝の遺志を継ぎ、この地に白峯神社を建てられたのです。ちなみに白峯とは、讃岐にある崇徳天皇の山陵の名から採られたものです。

その後、もう一人の悲運の天皇である淳仁天皇の御霊も淡路からお迎えし、二柱の神として本殿に祀られました。

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そうしたいわれを持つこの神社ですが、今はなんと言ってもサッカーの神様として知られています。本殿を覗けばご覧の通り、ずらりと奉納されたサッカーボールが並んでいます。一番目立つ場所にあるのは、地元京都のパープルサンガのボールですね。昨年はあえなくJ2に陥落してしまいましたが、今年はJ1復帰を目指して頑張って欲しいものです。

しかし、良く見るとサッカー以外のボールも沢山並んでいます。そう、ここはサッカーのみならず球技全般、ひいてはスポーツ全体の神様でもあるのですね。

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この神社がサッカーの神様と言われるようになった理由は、実は摂社の一つである地主社にあります。

ここは元は公家の飛鳥井家の屋敷があった場所でした。飛鳥井家は蹴鞠の宗家であった家柄で、その邸内社として鞠の神様とされる精大明神をお祀りしていました。白峰神宮がこの地に開創された後も地主社として残され、摂社となったのです。

この精大明神が注目を集めたのは、Jリーグ開幕の頃だったでしょうか。サッカーブームの到来と共にサッカーの神様として知られる様になり、サッカー関係者はもちろん、技術の上達を願う選手達の信仰を集める様になったのです。

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その地主社の拝殿にも、数々のボールが奉納されています。中でも1998年のワールドカップフランス大会の公式ボールなどは、ファンにとっては垂涎の的なのではないでしょうか。

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地主社の隣には、蹴鞠碑があります。これは蹴鞠保存会の100周年を記念して建てられたもので、社殿に参拝する要領で拝み、右上の石のボールを一回まわすと技量が上達するとされています。

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そして、ここが蹴鞠の庭。毎年7月7日には精大明神会が行われ、この庭で蹴鞠が奉納されるそうです。

蹴鞠というのは、勝敗を競うのでものではなく、相手に受けやすい玉を蹴る事を基本にしているのだそうですね。名足と言われる人になると信じられない技を持っていたそうで、藤原成通という名人は、清水寺の欄干の上を、鞠を蹴りながら何度も往復したと伝えられます。

そうした穏やかな蹴鞠と攻撃的なサッカーとでは本質的に違うでしょうけれども、いつの日か日本にもサッカーの名選手が現れて、ワールドカップの決勝で活躍する姿を見てみたいものですね。


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