« 2年10ヶ月ぶりの、ブルームーン | トップページ | 京都・洛中 サッカーの神様 ~白峯神宮~ »

2007年7月 1日 (日)

水無月 ~出町 ふたば~

Minatuki0706301

京都において、夏越しの大祓とセットになっているのが水無月です。ういろうの上に小豆を乗せた和菓子で、厄除けの菓子として6月30日に食べるならわしがあります。

この菓子を水無月というのは、氷室の氷と関係がある様です。

平安時代の貴族の風習として、毎年6月1日に氷を食べる「氷の朔日」という行事がありました。これが庶民に伝わると、氷の代わりにういろうを食べる様になったといいます。当時氷室の氷が食べられるのは、貴族という特権階級に限られていましたからね。そして、なぜか6月1日ではなく6月30日の大祓と関連付けされる様になり、魔除けの意味で豆が乗せられる様になったそうです。

つまり、6月の行事に合わせて食べる菓子だから水無月と呼ばれるのですね。実際には6月30日に限らず、夏を通して売られているのですけどね。

今年、水無月を買ったのは出町のふたばです。ブログ界においても有名な店ですね。行列の出来る店として知られていますが、この日は水無月を求める人で、いつもに増して長蛇の列でした。

水無月もずいぶんと食べましたが、ここのはどっしりと歯ごたえがあり、ボリューム感たっぷりで食べ応えがありました。甘さは控えめなのに旨味は十分にあり、人気が高いのもなるほどと頷けます。

写真手前の黒っぽい色の方が黒糖、後ろの白っぽい色の方が普通の水無月です。このほか、抹茶入りの水無月もありました。ちなみに、右にあるのがこの店の名物である豆餅です。ちっょと塩味が効いた、とても美味しい餅菓子ですよ。

どれも一つ160円。どんなに有名になっても、良心的な値段に据え置いてあるのは嬉しい限りですね。


« 2年10ヶ月ぶりの、ブルームーン | トップページ | 京都・洛中 サッカーの神様 ~白峯神宮~ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 水無月 ~出町 ふたば~:

« 2年10ヶ月ぶりの、ブルームーン | トップページ | 京都・洛中 サッカーの神様 ~白峯神宮~ »

ねこづらどき

最近のトラックバック

無料ブログはココログ