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2007年4月

2007年4月30日 (月)

京都新緑散歩 ~清水寺~

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平成19年4月29日の清水寺です。雲一つ無くこれだけ晴れ渡った空というのも、年にそう何度もあるものではないでしょう。

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その快晴に誘われて出てきた人の数も半端ではありませんでした。舞台の上に鈴なりになった人が判るかな。もしかしたら桜時分よりも多かったかも知れません。

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新緑の上に浮かぶ三重塔です。半年前の紅葉と比べると、まるで別世界の様ですね。

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子安の塔もまた、緑に埋もれていました。これから夏に向けて暑くなるにつれ、ここの緑陰は日光を遮ってくれる有りがたい場所になります。

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花の具合はというと、西門の前に植えられた牡丹は、かなりくたびれていました。ちょっと盛りを過ぎてしまったのか、たまたまタイミングが悪かったのか、どっちなのでしょうね。

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境内のそこかしこにあるツツジは、これからが見頃になりそうです。初夏にはふさわしい花ですよね。

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三重塔の下にある藤棚では、藤が咲いています。もっとも、房も短くとりあえず咲いているという程度で、見事というほどのものではありません...。坂道を登ってきた疲れを癒すには良い場所なので、ベンチに座りながら目を休めるには丁度良い花かも知れませんね。

2007年4月29日 (日)

京都新緑散歩 ~高台寺~

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大型連休の2日目は、とても気持ちの良い快晴に恵まれました。桜が終わって暫く静かだった京都も、再び大勢の観光客で賑わっています。

ここ高台寺も人波で埋まっていました。写真を撮っている背後で聞こえた携帯電話に依ると、人力車にも予約が入っていた様です。この人力車は結構な値段がするのですが、大した人気ぶりですね。

その高台寺の塔頭・春光院で咲いていたコデマリです。傾き掛けた午後の日を浴びた八坂の塔を借景にして撮ってみました。

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そして、毎年ここで撮っている鯉のぼりです。今年はとっても綺麗な青空だっので、大空で泳いでもらいました。青空に良く映えているのだけれども、今考えるとこの構図だと、なにも高台寺でなくても良いですね...。

雲一つ無い青空の下、とても気持ちの良い東山散策が出来た一日でした。

2007年4月28日 (土)

等伯の桜 西陣・本法寺

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京都はすっかり初夏の装いとなり、桜の季節はとうに過ぎてしまいました。桜前線も今頃は津軽海峡を渡っている頃でしょうか。

そんな中で、出しそびれていた桜があります。それがこの本法寺の染井吉野。本堂の前にある立派な古木で、平成19年4月12日に訪れた時には見事に咲き誇っていました。

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その本法寺にある長谷川等伯の銅像です。等伯は能登の人で、33歳の時に京都に出てきました。彼は熱心な法華信徒であり、その縁で身を寄せたのがこの本法寺です。等伯は日堯上人像などの作品をこの寺に残しており、その関係を表すために立てられたのがこの銅像という訳ですね。

等伯が率いた長谷川派の代表作の一つが智積院にある楓図と桜図。その桜図のイメージで等伯を撮ってみました。

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桜図を描いたのは、等伯の長男である久蔵であるとされます。父に似て才能に恵まれた久蔵でしたが、わずか26歳の若さでこの世を去ってしまいました。悲しみに暮れた等伯は、夭折した息子の供養の為に大涅槃図を描き、この本法寺に奉納しています。

等伯が無念の思いを込めて描き上げた大涅槃図は、桜の背後に見える宝物館に収められています。普段はレプリカが展示されていますが、春の特別公開時には本物を見る事が出来ます。巴の庭と桜をセットに、訪れてみるのも一興かと思いますよ。

2007年4月27日 (金)

京都新緑散歩 ~黒谷~

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真如堂の南隣にある黒谷にやってきました。ここもまた、もみじの新緑にすっかりと埋もれています。背後に見える五色の幡は、法然上人八百年遠忌の行事のために三門に掲げられたものです。

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塔頭の庭で咲いていたハナミズキです。北アメリカ原産の花なのに、和風の景色にも良く溶け込んでいますね。

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そして、一時期話題になったアフロヘアーの仏様です。正確には五劫思惟像と言い、長い時間一心不乱に考え続けている様を表現しているのだそうですね。つまり、思考に集中するあまり髪の毛の手入れにまで気が回らないため、伸び放題になっているという状態を表しているのだとか。

さらに言えば、五劫思惟とは阿弥陀如来が阿弥陀如来となる前に積んだ修行の事なのだそうです。一劫とは一辺40里もある巨大な岩に、三年に一度天女が舞い降りてきては袖で一撫でし、やがてその岩がすり切れてしまうまでの時間を指します。五劫はその五倍の時間に相当する訳ですから、想像も付かないほど途方もなく長い時間という意味ですね。その間中考え続けたという訳ですから、どこかユーモラスなこの姿にも、とても深い意味があるのでした。

このアフロヘアーの仏様には、三重の塔へと続く階段の登り口、すぐ左側で出会う事が出来ますよ。

2007年4月26日 (木)

京都・洛東 牡丹の花~西雲院~

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真如堂から黒谷へと続く道の途中に、西雲院があります。ここは夏には鉢植えの蓮の花が見られる場所なのですが、今の季節は牡丹が咲いています。

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牡丹の花というのは、大輪でなんとも豪華なものですね。とっても綺麗だとは思うのですが、どう撮って良いものやら正直言ってよく判りません。とりあえず日の丸構図で撮っておきましたが、どんなふうに撮ればこの花の魅力を引き出せるのでしょう?

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牡丹の他に、本堂の床下に君子蘭の鉢植えがずらりと並んでいました。どれも見事な咲きっぷりで、とても上手な管理をされている事が窺えます。

西雲院は小さな寺ですが、四季の花が楽しめる素敵な場所です。花好きな人にはお勧めの穴場ですよ。

(平成19年4月21日撮影)

2007年4月25日 (水)

京都・新緑散歩 ~真如堂・もみじと花の木~

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もみじの多い真如堂は、すっかり新緑に染まっています。ついこの間までの桜の季節が嘘の様ですね。

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いかにも真如堂らしい景色を撮ればこんな感じになります。塔の前に見える赤い色は花の木の色。

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手前のもみじにほんのりと赤みが混じっているのは、一杯に咲いた花のせいです。派手さは無いですが、この季節の新緑に微妙な彩りを加える色ですね。

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一方、花の木の赤い色の正体は、一つはこの種の色ですね。この木は花が咲くのがもみじよりも早く、既に沢山の種を付けているのです。

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そしてもう一つ、新芽もまた赤い色なのですね。花の木を良く見ると、全体が一色に染まっているのでは無く、部分によってわずかづつ色が異なっている事が判るのですが、その原因は種と新芽の二種類の色があるからでした。

秋の紅葉も変化があって見応えのある木なのですが、この時期の花の木もなかなかに面白いものがありますよ。

2007年4月24日 (火)

京都・新緑散歩 ~真如堂・木陰の花~

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この季節、木立の下でよく見かける花がシャガですね。山の中でも咲いているので日本古来の原種の様に思えるのですが、実は中国から渡来した帰化植物の様です。種子は出来ないため、山中にある花も最初は誰かが植えたという事なのでしょうね。

一度植えてしまうと根茎が伸びて繁殖するため、群落を形成する事になります。ここ真如堂にも何カ所かこの花の群落があり、とても綺麗な光景を見せてくれていました。

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こちらはドウダンツツジです。秋には葉が紅葉して真っ赤に染まる木ですが、今の季節にはこんな可愛い花を咲かせているのですね。漢字で書くと満天星躑躅となりますが、この独特の光沢を持った花が一杯に咲くと、星が輝く様に見えるからなのでしょうか。

一見地味ながら、なかなか素敵な名前を持っている花なのですね。

2007年4月23日 (月)

京都桜事情2007 真如堂桜2題

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真如堂は八重桜の季節を迎えています。境内に数カ所植わっているのですが、その一つがこの薄いピンクの八重桜。

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「苦沙彌のINTERNET僧坊」に依ればこれは「普賢象桜」ではないかとの事ですが、なるほど葉化した雌しべの形などとても良く似ています。でも、子細に見比べると微妙に違っている様にも見え、ここでは断定は避けておきます。確かに言える事は、とても綺麗な桜だという事ですね。

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こちらは、鐘楼の周囲で咲いている「関山」です。濃いめのピンクがとても鮮やかな花ですね。

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この日は残念ながら曇っていたため、青空を背景にした、三重の塔を絡めた写真は撮れませんでした。代わりに見つけたのが、タンポポとのコラボレーションです。染井吉野よりもずっと色が濃いので、タンポポの黄色に良く映えますね。

今の季節の真如堂は、新緑の中に様々な花が咲いていて、カメラを片手に散歩するには丁度良い場所ですよ。明日も真如堂で拾って来た春をお届けする予定です。

(平成19年4月21日撮影)

2007年4月22日 (日)

新緑散歩 ~修学院界隈~

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京都市内の桜もすっかり終わり、季節は新緑へと移ってきましたね。そこで、萌えだした春の野を歩いてみたいと修学院の地を訪れてきました。

まずは、曼殊院前にある弁天池の新緑です。秋には紅葉で染まるこの池も、今はもみじの葉が伸展を終え、むせかえる様な緑に包まれていました。

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曼殊院に至る参道には、沢山のツツジやサツキが植えられているのですが、まだちらほらと咲き始めたばかりです。その中で綺麗に咲き揃っていたサツキがありました。早咲きの種類なのですかね。

曼殊院の庭にはキリシマツジが植わっており、毎年見事な花を見せてくれます。今年も連休中に一度は訪れてみるつもりですが、果たして花の時期は合うのでしょうか。なにしろ、今年の花のサイクルは、狂いっぱなしですからねえ...。

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あぜ道に咲いていたホトケノザとオオイヌノフグリです。桜の時期には目が行かなくなる小さな花ですが、改めて見るとやはり綺麗なものですね。

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そして、鷺の森神社で咲いていたヤマザクラです。あまりに見事なので八重桜かと思ったのですが、間違いなく一重のヤマザクラでした。この他にもまだ咲いている枝垂れ桜が何本かあり、市内よりは一週間程度季節の進行が遅い様な気がします。

ちょっと遅咲きの桜を見たい人には、意外な穴場なのかも知れませんね。

2007年4月21日 (土)

京都桜事情2007 圓光寺

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新緑を求めて訪れた修学院でしたが、そこにはまだ桜の季節が残っていました。

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ここは京都の洛北、詩仙堂と曼殊院の間に位置する圓光寺です。秋には紅葉の名所として知られる寺ですが、境内には数本の枝垂れ桜もあり、今日(平成19年4月21日)現在でそのうちの1本が満開でした。

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市内では八重桜を除いてほとんどの桜が散り果ててしまったのですが、ここ修学院ではまだ見頃の桜が残っています。市内から見れば山の中腹とも言うべき場所なので、やはりやや気温が低めに推移しているのでしょうか。

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満開とは言ってもすでに葉が伸展し始めており、本当の見頃は少し過ぎていました。それでも、これだけの桜がまだ見られたとは、正直言って驚きです。

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今日は曇りのち晴れの天気予報が当たって、午後からは青空が広がり始めました。快晴とまでは行かなかったものの、桜に青空はやはり似合います。

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桜がまだ咲いている一方で、ハナミズキもまた花開いていました。平地では別々に咲く花の時期が重なるのは、少し北国の事情と似ているでしょうか。

明日も少しだけ遅い修学院の春をお届けする予定です。

2007年4月20日 (金)

京都桜事情2007 普賢象桜~千本閻魔堂~

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京都・西陣の地にある引接寺(いんじょうじ)。小野篁作と伝わる閻魔像がある事から、千本閻魔堂とも呼ばれます。その境内に咲く八重桜が普賢象桜。花の中央に見える葉化した雌しべが、普賢菩薩の乗る象の牙に似ている事からこの名で呼ばれます。

足利義満の時代に後小松天皇がその美しさを激賞したと伝えられ、以来この地に連綿と咲き続けています。遅咲きの桜としても知られますが、平成19年4月14日現在で咲き始めていた事から、今頃は丁度見頃になっているのではないでしょうか。

また、この花は椿の様に花ごと落ちる事でも知られ、むしろその落花の風情にこそ真価があるとまで言われます。誰も居ない早朝に訪れ、まだ踏み荒らされていない情景を見るのが通なのだとか。離れた場所に住んでいると、ちょっと難しいですけどね。

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普賢象桜にはもう一つの系統があって、それが二尊院普賢象桜です。嵯峨野にある二尊院で咲いていたと言われる桜で、佐野藤右衛門氏によって接ぎ木され、保存されました。閻魔堂の桜に比べて一回り小さく、色が濃いのが特徴ですね。やはり花の中央に、象の牙の様な二本のしべが見えています。

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千本焔魔堂には、この他にも八重桜が植えられており、ぱっと見、どれが普賢象桜なのか迷ってしまいます。例えばこの花はとても良く似ているのですが、琴平という別の品種です。良く見ればしべの様子がまるで違いますね。

普賢象桜は、境内の奥、紫式部の供養塔と伝えられる十重の石塔の周辺にあります。見分け方は二本の雌しべ。小さな緑の牙を見つけて下さいね。


2007年4月19日 (木)

京都桜事情2007 水火天満宮

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自転車で堀川通を走っている時、とある神社の中に見かけた枝垂れ桜です。予定に無い場所だったので飛ばしてしまおうかとも思ったのですが、あまりの見事さに惹かれて境内に入ってみる事にしました。

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後で調べて判ったのですが、ここは水火天満宮といい、菅原道真公を祭神とし、水難、火難除けの御利益があるとされる神社でした。桜の名所としても知られつつある場所の様ですね。

ごく狭い境内に2本の枝垂れ桜が植えられており、中に入ると花に埋もれた様な感覚を味わえます。奥の方の桜はやや盛りを過ぎていた様でしたが、鳥居近くの桜の方は丁度満開でした。どうやら2本の木の開花時期には、わずかに時間差がある様ですね。

この写真から一週間が経過しており、現地は既に葉桜になっている事でしょう。偶然ながら、とても嬉しい桜との出会いでした。

(平成19年4月12日撮影)

2007年4月18日 (水)

京都桜事情2007 妙覚寺

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日蓮宗京都十六本山の一つ、妙覚寺の桜です。

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昨年の秋にここを訪れた時、門前に立派な枝垂れ桜がある事に気付きました。春にはさぞかし見事な事だろうと思い、その花を見たくて訪れたのですが、残念な事にわずかに遅かった様です。まだ花は残っていたものの、盛りは既に過ぎていました。(平成19年4月12日現在)

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代わりに見事だったのが2本の八重桜です。素晴らしく派手な八重桜で、遠目には染井吉野の様に見えました。まさに盛りと言って良く、輝いて見えましたよ。

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そして、枝垂れ桜と八重桜のコラボレーションです。衰えた枝垂れ桜の花を八重桜の色がカバーして、ぱっと見には満開の様にも見えますね。

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妙覚寺の北にある塔頭・善明院の紅枝垂れ桜です。山門前の白の枝垂れ桜と対をなしている様ですね。こちらは2日後の4月14日の様子なのですが、7分咲きといったところでしょうか。

ただ、今年は例年に比べて花付きが悪いそうですね。確かに、花の付いていない枝が目立ちます。その中で一番綺麗なところを撮ってみたのが冒頭の写真です。いかにもこの花らしい、はんなりとした優しい色合いが良い感じですね。

2007年4月17日 (火)

京都桜事情2007 上品蓮台寺

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船岡山の西、千本北大路を少し下がったとろに、上品蓮台寺があります。江戸時代には12の子院を持つ大寺として栄えたところで、今でも十二坊という地名にその名残を止めています。

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上品蓮台寺の境内はあまり広いとは言えないのですが、何本もの枝垂れ桜が植えられており、盛りの頃には花で埋まった様な景観になります。

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残念ながら平成19年4月14日に訪れた時にはほとんどの桜が盛りを過ぎており、この紅枝垂れだけが満開を保っていました。

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向こうの桜が花を落として葉桜になりかけているのが寂しいですが、盛りの頃を彷彿とさせる光景ではありますね。

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代わりに華やかだったのは、御堂の前の手水鉢でした。前夜の雨風で飛ばされたのでしょうね、花びらが手水鉢を縁取る様に並んでいました。

ここにはもう少し早く来たかったですね。来年は満開の頃の境内を、是非見たいものだと思ってます。

2007年4月16日 (月)

京都桜事情2007 遅咲きの糸桜~京都御苑~

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平成19年4月14日現在の京都御苑の様子です。今出川御門の近くにある近衛邸跡では、遅咲きの糸桜が満開を迎えていました。

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ここには早咲きから遅咲きまで数種類の桜が植えられています。3月22日に訪れた時は早咲きの桜が咲き始めたばかりでしたが、3週間を経てようやく最後のグループが咲き揃ろいました。

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先に咲き終えた桜はすっかり葉桜になっており、周辺の木々も新緑の衣を纏いつつありました。緑の中に桜が咲いている姿というのも綺麗ではありますが、何となく違和感を感じますね。

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この桜が遅咲きなのと、新緑の展開が早いのが重なって、この景観が生まれたのでしょう。ここまで鮮やかな取り合わせは、なかなか見る事は出来ないと思います。

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この日はとても爽やかな天気で、絶好の行楽日和でした。それなのに、この桜の周囲にはあまり人が居ないのですよね。花見にもやはり時期があって、4月の最初の頃でないと気分が出ないという事なのでしょうか。花を見るにはこの時が最高だったのですけどね。

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そして、新緑バージョンの京都御苑です。この景色はどう見ても初夏のものでしょう?これで桜が咲いているのですから、違和感を感じて当然ですよね。昨年末から続いた暖冬の影響がここまで尾を引いているのは間違い無い様です。

この先は果たしてどうなるのかしらん?

2007年4月15日 (日)

京都桜事情2007 竜安寺

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平成19年4月14日現在の竜安寺の桜です。

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この日の竜安寺は、染井吉野や山桜は盛りを過ぎていましたが、枝垂れ桜など他の桜が見頃を迎えていました。この花は門前に咲いていた八重桜。上品な色合いの花で、門を背景にこの花の下で記念写真を撮る人も多かったですよ。

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方丈に向かう通路の途中にある紅枝垂れ桜です。つぼみはほとんど残っておらず、咲ききっている事が判りますね。

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そして、方丈で迎えてくれる紅枝垂れ桜です。まさに見頃で、白砂や油土塀に映えてとても見事でした。はらはらと花びらが儚げに散っていたのですが、この写真では判り辛いですね...。

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その紅枝垂れ桜を背後から見た様子です。かなりの巨木である事が判るでしょう?石庭から見えているのは北側にあたり、上手く咲かせるには手入れが欠かせないのだろうなという気がします。

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境内の西側にある桜苑でも、枝垂れ桜が満開でした。ここには枝垂れ桜の他にも桃や八重桜などが植えられており、花のバリエーションを楽しむ事が出来ます。

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湯豆腐を商う西源院の枝垂れ桜です。湯豆腐を食べる気もないくせに、暖簾の隙間から一枚撮らせて頂きました...。

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竜安寺では、桜以外の花も見頃を迎えています。その一つがボケの花。これは売店の前で見つけた花ですが、ちょっと他では見た事が無い様な大輪でした。

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そして、桜の絨毯と落ち椿です。この季節ならではの光景ですが、もうすぐ春が終わって初夏を迎えるという印でもありますね。特に今年はもみじの新葉が早くも展開を終えており、桜が無ければ本当に初夏が来た様な感じでした。いつもの年より季節が2週間ほどずれている様な気がします。

京都桜事情2007 半木の道

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京都に桜堤はいくつもありますが、その中で紅枝垂れ桜と言えば半木の道(なからぎのみち)です。京都府立植物園の西を流れる加茂川の堤沿いに800mほど続く桜のトンネルは、見事というより他にありません。

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平成19年4月12日現在の状況は5分から7分咲きといったところでしたが、その後の雨と風でどうなったでしょうか。順調なら、今日あたりが見頃だったはずですが...。

ちなみに、一年前はこんな感じでした。

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紅枝垂れは八重桜。この優しい色合いが何とも言えずに良いですね。

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半木の道の北側はどうなっているかと言うと、染井吉野や山桜のトンネルが続いています。およそ上賀茂神社の近くまでこんな感じで、健脚自慢の人なら植物園から神社まで桜づくしのウォーキングが楽しめますよ。ただし、このあたりは車が通るのが難点ですね。

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半木の道からはずっと下流になりますが、高野川との合流点付近にもなかなか見事な桜並木があります。そのボリューム感はこの写真のとおり素晴らしいものがありましたよ。

加茂川沿いの染井吉野や山桜は既に散ってしまいましたが、今年見逃した方には、来年是非ご覧になられる事をお勧めします。概ね車で通る事も出来ますが、出来れば歩くか自転車に乗った方が良いでしょうね。こんなに良い景色を、車窓からだけ見るなんて勿体ないですよ。

2007年4月14日 (土)

京都桜事情2007 上賀茂神社

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洛北の桜の名所、上賀茂神社の平成19年4月12日現在の状況です。楼門前の山桜はほぼ満開でした。丹塗りの色と良く映えていますね。でも13日の夜に襲った嵐のせいで、今は様子が変わっているかも知れません。

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上賀茂神社独特の立砂を前に、枝垂れ桜を撮ってみました。実はこれ、境内に掲示されていたJRのポスターと同じ構図を狙ってみたのですが、上手く行きません。カメラをもっと左側に振りたいのですが、立て札や置物があって桜が隠れてしまうのです。どうやらポスターの写真は別々に撮ったものを合成してある様ですね。

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二の鳥居東側にある風流桜です。木としては小降りなのですが、この日の境内では一番輝いて見えました。

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境内の女王ともいうべき斎王桜です。7分咲きといったところでしょうか。少し花付きが悪い様な気がしましたが、とても綺麗な紅枝垂れ桜です。

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斎王桜の背後には、これまた立派な染井吉野が咲いていました。この日がピークだったと思われ、翌日の嵐に遭って散ってしまったかも知れません。

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斎王桜と染井吉野のコラボレーション。間に山桜も入っていますね。

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そして、新緑とのコラボレーションです。今年は紅葉など新緑の展開が早く、桜との競演が見られますね。例年にない現象で、なんだか季節感が狂ってしまいそうです。

斎王桜の隣にある御所桜は既に葉桜になっていました。今日あたりは染井吉野なども散ってしまったかも知れませんが、斎王桜は満開になっている事でしょう。この紅枝垂れはもう少し見頃が続くと思われます。

2007年4月13日 (金)

京都桜事情2007 枝垂れ桜~妙顕寺~

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日蓮宗の大本山「妙顕寺」の枝垂れ桜です。この寺はあまり花の名所としては知られていませんが、境内のそこかしこに植えられた桜が見事でした。秋には秋明菊が植えられており、もしかしたら花の寺を目指しているのかも知れないですね。

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これは何本かある枝垂れ桜のうち、門前で咲いていた花です。まだ若い木ですが、白壁と青空に良く映えてとても綺麗でしたよ。

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こちらは、境内の中程に植えられた枝垂れ桜です。まだ苗木と言って良いほどの幼い木ですが、その花は一段と色が濃く、これからの成長が楽しみな一本ですね。

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そして、本坊の入り口に植えられた枝垂れ桜です。妙顕寺の中では最も見事な花でした。散っているのは、本堂裏で咲いていた染井吉野の花びらです。

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この木はそれなりに育っていますが、枝垂れ桜としてはまだまだこれからで、10年後、20年後の姿を見てみたいものですね。

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通路を挟んで反対側で咲いていた枝垂れ桜です。この見事な花も、今夜の嵐に遭って散ってしまうかも知れないですね。一番綺麗な時に出会えた私は、とても幸運だったのかも知れません。

(平成19年4月12日撮影。)

2007年4月12日 (木)

京都桜事情2007 春爛漫~高野川~

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平成19年4月12日の京都はまさに春爛漫。晴れ渡った空の下で桜を満喫してきました。平日に出かけるのは去年の暮れ以来かな。このところ週末は雨ばかりでしたから、嬉しい休暇になりました。

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今年は満開の期間が長く、ここ高野川でもまだ見頃が続いていました。そして何より、河原に咲いた菜の花(カラシナ)が彩りを添えています。

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護岸に階段があったので、河原に降りて菜の花越しに撮ってみました。普段なら入る事のない河川敷から見る景色は、なかなか新鮮でしたよ。

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こういう景色も河川敷ならではですね。水温む季節ではありますが、まだちょっと寒い光景かな。

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平日の高野川でしたが、三々五々と訪れる人が後を絶ちませんでした。しかし、ここも喧噪とは無縁の世界で、花が織りなす美しい世界をじっくりと味わう事が出来ます。

花は散り始めていましたが、あさっての週末までなら保つかも知れません。菜の花と桜の競演はなかなか見応えがありますよ。

2007年4月11日 (水)

京都桜事情2007 京都府立植物園「桜ライトアップ」

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京都の夜を飾る桜のライトアップは数ありますが、その中でも最も美しい花が見られるのは、ここ京都府立植物園でしょう。普段は夕方5時に閉門してしまうのですが、毎年桜の季節にはライトアップが施され、夜間の入場が出来る様になっています。残念ながら今年は4月8日で終了してしまいましたが、その最も見頃であったと思われる4月7日の様子をお届けします。

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さすがに植物園だけあって桜の種類も豊富で、70種500本もあるそうですね。その中で最も見頃だったのが紅白の枝垂れ桜です。白は一重、紅は八重咲きなのですが、強烈なライトで照らされると、どっちがどっちか判らなくなりますね。

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この桜は一重なので多分白花なのでしょう。それがこういう光のライトで照らされて、あたかも紅枝垂れであるかの様に見えてしまうのです。

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この日はソメイヨシノも満開でした。ライトアップで陰影が付くと、まるで別の木の様にボリューム感が出るのですね。

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夕方まで降り続いた雨も夜には上がり、植物園には大勢の人が押し寄せて来ました。しかし、園内は原則飲食が禁止されており、円山公園の様な喧噪とは無縁の世界です。

植物園のライトアップは、桜の下で飲んで騒ぎたい人には不向きですが、静かに花を愛でたいと願う人には、これ以上無いと言って良い素晴らしい環境ですね。

2007年4月10日 (火)

京都・桜事情2007 知恩院

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洛東の巨刹、知恩院。巨大な堂塔伽藍を持つ割にどこか地味な印象を受けますが、この季節だけは違っています。

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総門から三門に至る参道沿い、そして三門の周囲に植えられた桜が、古色蒼然たる境内に彩りを添え、華やかさを演出しているのです。

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ここにある桜はソメイヨシノが主ですが、北側にあるこの木は山桜の様ですね。茶色の葉の色が混じった独特の色合いが、三門の佇まいによく調和しています。

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正直言って、これまで知恩院の桜は印象が薄かったです。何と言っても、隣の円山公園の華やかさに圧倒されていましたからね。それが最近話題に上る様になったのは、桜の木そのものが盛りの時期を迎えたからでしょうか。数はそう多くありませんが、三門の脚下を埋め尽くす様に咲く様は、なかなか見事なものがあります。

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まだ咲いていた椿とのコラボレーション。日陰にあるせいかちょっと地味な感じのするこの花も、こうして桜と対比してみるとその鮮やかさが際だちます。

今回は行ってませんが、男坂を上りきった左手にある多宝塔の周辺の桜もなかなかのものです。ラストサムライの気分で石段を登り、桜と出会ってみるというのも一興ですよ。

(平成19年4月7日撮影)

2007年4月 9日 (月)

京都・桜事情2007 円山公園

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平成19年4月7日の円山公園です。昼からは晴れるという天気予報を信じていたのですが、午後5時になっても雨はまだ降り続いていました。

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実はこの時期の円山公園には近づかないでおこうと思っていたのですが、どうしてもこの枝垂れ桜が気になって足を運んでしまいました。何だかんだと言っても、京都の桜の中の女王的存在ですからね。

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全体の姿は見る影もなく衰えていますが、花そのものは見事なものです。こうして部分的に見れば、全盛期を彷彿とさせるものがありますね。100年、200年を生きると言われるエドヒガン系の桜ですから、なんとかここから蘇り、かつての様な素晴らしい姿を見せて欲しいものです。

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この日の円山公園の桜はまさに満開でした。そして、花見客の喧噪もまた半端なものではありませんでした。なにしろ、雨がそぼ降る中、傘を差してビニールシートに座り込み、合コンよろしく盛り上がっているのですから、その根性は並大抵ではありません。

公園内はどこに行っても人混みで、正直写真を撮るどころの騒ぎではなかったです。酔って騒いだ者勝ちという世界で、ここに桜を見に行こうとしたのが間違いでした。しかし、この騒ぎもまた花見の一つの形ではありますね。


2007年4月 8日 (日)

京都・桜事情2007 祇園白川

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平成19年4月7日現在の祇園白川の桜です。この日の京都はあいにくの小雨模様でしたが、見頃となった桜を求めて大勢の人が訪れていました。

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ソメイヨシノはまさに満開でしたが、折からの雨に打たれて散り始めていました。保ってあと1日か2日というところで、間もなく散り初めに変わるものと思われます。それでも開花のし始めからは2週間が経過しており、良くここまで保ったものだと思います。

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言うまでもなく祇園は花街です。白川の周辺にも料亭やお茶屋が建ち並んでおり、本来の楽しみ方は、お座敷に上がって料理やお酒を楽しみながら、窓から見える花を愛でるというものでしょう。下から見上げる桜も良いですが、向こうに見える窓からの景色はさぞ見事な事でしょうね。

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枝垂れ桜は、さすがに早咲きのものは葉桜になっていましたが、遅咲きのものは今が見頃か、まだつぼみが残っている木もありました。枝垂れ桜に関しては、まだ暫く見頃が続くものと思われます。

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こちらは、巽橋のたもとで咲いていたハナカイドウです。桜ととても良く似た花ですが、色が濃く、下を向いて咲くので見分けが付きます。葉の形や大きさも違いますね。木としての華やかさでは桜に及びませんが、花そのものはとても美しいものです。

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ここにある写真が、どうして高い所や部分的な写真ばかりなのかというと、白川南通がこんな状態だからです。午後から歩行者天国となるので車が入ってこないのは助かりますが、あまりにも人出が多すぎて、花だけを撮ろうとすると、どうしても上の方かアップになってしまうのでした。

傘の花というのも、場合によっては絵になるのでしょうけどね。

2007年4月 7日 (土)

菜の花と桜 枚方・穂谷川

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近所にある穂谷川の今日の風景です。今は堤防沿いに菜の花(正確にはセイヨウカラシナ)が満開で、その向こうには桜が見えるという最高のシチュエーションになっています。

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ちょっと残念だったのは、天気予報と違って小雨模様だった事で、光が少し足りてないですね。それに背景に青空が欲しかったです。

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穂谷川には自転車道が整備されており、ところどころに桜が植えられています。まだ若木が多く見応えがあるとは言い難いのですが、10年後、20年後にはかなりの名所になっているかも知れません。

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ここは人通りが多いのですが、わざわざ花見に来る人は少なく静かなものです。たぶん、犬の散歩が多くて、落ち着いてお弁当を開けないという理由もあるのかも知れないですね。

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今日の花の具合は、満開ではありますが痛み始めた花びらが多く、本当の盛りは過ぎてしまった様です。それでも、ここまでよく保った方だと言えるでしょうね。週の半ばにあった冷え込みが効いたのでしょうか。

この周辺は今日、明日あたりが最後の見頃で、間もなく散り初めになってしまうと思われます。

2007年4月 6日 (金)

京都・洛東 シャガの花~清水寺~

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咲き誇る桜の下で、早くも咲いていたシャガの花です。


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場所は清水寺の舞台の東側の斜面。そこかしこに見える石仏に供えるかのように咲いていました。

桜を見上げるのに疲れたら、足下に目をやってみるのも一興ですよ。

2007年4月 5日 (木)

焼きおたべ

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おたべと言えば京都土産の定番、生八つ橋ですね。以前はニッキ、抹茶の2種類くらいだったのですが、今ではチョコレート、イチゴ、栗あんなど様々なパリエーションが存在します。季節毎に登場する限定バージョンを探すのも楽しいですよね。

そのおたべにホットバージョンが有るのを初めて知りました。場所は知恩院の和順会館前にある出店です。生八つ橋を焼いてしまったら、ただの八つ橋ではないかと思ったのですが、物珍しさに負けてつい買ってしまいました。

店員さんの手際を見ていると、焼くとは言っても固い八つ橋になるまで火を通すのではなく、ほんのり焦げ目が付く程度に抑えています。出来上がりは丁度クレープの様な感じですね。食べてみると柔らかい食感は残っており、熱を通した事で生地とあんこの甘さが活性化されています。なかなかの発見でしたね。寒い季節には特にお勧めです。

値段は3個250円でした。他の場所でも売っているのかどうかは判りませんが、一度試してみても損はないと思いますよ。

2007年4月 4日 (水)

京都・洛東 真如堂・たてかわ桜

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真如堂の本堂の南側に、石柱で大事に囲われた桜があります。エドヒガン系の桜ですが、幹の皮目が縦になっている事から「たてかわ(縦皮)桜」と呼ばれています。

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たてかわ桜は、真如堂に眠る斉藤利三を供養するために、その娘である春日局が植えたという由緒を持ちます。

斉藤利三とは明智光秀の家老を務めた武将で、武勇に優れた人物として知られていました。天王山の戦いでは明智軍の先鋒として活躍しましたが、武運拙く敗れ去り、秀吉軍に捕らえられたのち、粟田口の刑場にて打ち首にされてしまいます。その遺骸は友人であった画家・海北友松の手によって真如堂に葬られました。

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逆賊の娘という立場になった春日局でしたが、母方の縁者にあたる三条西家に引き取られ、そこで養育されます。公家の薫陶を受けて育った彼女は高い教養を身に付け、稲葉正成の妻を経て、徳川家光の乳母となりました。家光が将軍となった後はその権威を背景に、大奥最高の権力者である大奥総取締にまで上り詰めます。

その春日局が父親の名誉の回復と供養の為に手植えにしたというこの桜は、300年の時を経て巨木へと成長しました。しかし、昭和33年9月に襲来した伊勢湾台風の被害に遭い、根元から30cmほどを残して倒れてしまったのです。

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水上勉氏の「桜守」に依れば、内部がすっかり空洞化しており、倒れた後は幹の周囲の皮の部分が四半分しか残っておらず、まるで板を立てかけた様だったとあります。

この木を救ったのは、京都の桜守として知られる佐野藤右衛門(作品中では宇多野藤平)氏でした。藤右衛門氏は、この皮にまだ活力があるのを見て、同じ種類の若木を接いだのです。この賭けは見事に成功し、桜は無事に蘇ったと作品中にはあります。

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ところが「苦沙彌のInternet僧坊」に依ると、実は藤右衛門氏の接いだ木は成長することなく枯れてしまっていた様ですね。その後、塔頭・吉祥院の住職が再度施した接ぎ木が活着し、たてかわ桜は復活を果たしたのでした。

現在のたてかわ桜は、復活後まだ50年を経ていません。根元は接ぎ木をした時の皮の名残なのでしょうか、ウロになっています。そして、数百年を生きるというエドヒガン系としては若木の部類(親木は350年ほどを経ていますが)と言え、かつての巨木の面影はまだ見えませんね。

しかし花の付き方はなかなかのもので、やや紫がかったピンクという独特の色合いの花が見事に咲き誇っていました。花そのものは小振りで、ソメイヨシノと比べると随分と可愛らしいですね。そしてつぼみの付け根を見ると瓢箪型に脹らんでおり、この木がエドヒガン系である事を物語っています。

この様々な伝承で彩られた桜の開花は早く、平成19年3月31日現在で満開になっていました。おそらく今では散り初めになっている事でしょうね。

2007年4月 2日 (月)

ココログメンテナンスのお知らせ

ココログの24時間メンテナンスが、4月3日15時から4月4日15時まで行われます。この間、コメント及びトラックバックの受付が出来なくなりますので、あらかじめご承知置き下さい。

また、新規の投稿も出来ませんので、3日のエントリーは行いません。メンテナンスが無事に終了していれば、4日の夜に真如堂の「たてかわ桜」のレポートをお届けする予定です。

京都桜事情2007 ~高野川周辺~

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毎年見事な花を見せてくれる高野川の堤防沿いですが、平成19年3月31日現在では、まだ咲き始めたばかりの状態でした。

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昨日までの予報では今日から再び冷え込んで桜の開花も遅れそうと言っていましたが、予想とは裏腹にとても暖かな一日でした。この陽気に誘われて、開花も一気に進んでいるかも知れませんね。

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ここでも見頃になっていたのは山桜で、出町柳のデルタの入り口にあるこの花はほぼ満開になっていました。

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堤防の緑を背景に撮ってみましたが、茶色の葉もあいまってなかなか綺麗なものですね。この花も雨に打たれて散ってしまっているかな。

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こちらは、高野川から鴨川になったあたりで咲いていた大島桜です。染井吉野はこの木と江戸彼岸の交配種だそうで、いわば原木にあたる訳ですね。緑味を帯びた花色は華やかさでは染井吉野に劣るものの、自然で清楚な美しさがこの花の持ち味だと思います。

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そして、大島桜の隣で咲いていた枝垂れ桜です。はんなりとした花色が素晴らしいですね。わずか2日前ではありますが、この花も無常の雨に打たれて盛りを過ぎてしまったかもしれませんね。

桜の盛りに出会うのは、すぐ近くに居ない限り、なかなか難しいものですね。

京都桜事情2007 ~平安神宮~

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平成19年3月31日現在の平安神宮の様子です。ここは神苑の紅枝垂れ桜が有名ですが、残念ながらこの日はまだ開花していませんでした。

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見頃になっていたのが左近の桜。満開の一歩手前の八分咲きといったところでしょうか。


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葉と花が一緒に出る山桜ですが、その独特の色合いが社殿の色に映えてとても綺麗でしたよ。この日から2日が経っていますが、この夜に降った雨に打たれて花は落ちているかも知れませんね。代わりに紅枝垂れ桜が咲き始めている事でしょう。

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神楽殿の南にあるソメイヨシノは3分咲きといった程度でした。今日あたりは見頃になっているでしょうね。

平安神宮の見頃も今週の半ば以降と思われます。特に紅枝垂れ桜は開花が遅く、週の後半がねらい目かも知れません。

桜の最新情報はこちらを参考にして下さい。


2007年4月 1日 (日)

京都桜事情2007 ~真如堂~

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秋の紅葉で知られる真如堂ですが、春の桜もなかなかのものがあります。ここを訪れた時、門前で出迎えてくれるのがこの山桜(と思ったのですが、染井吉野でした。既に葉が出ていたので間違えてしまいました。お詫びして訂正します。(4月5日))。平成19年3月31日現在で、満開を迎えていました。

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そして、三重の塔の下にある枝垂れ桜もまた満開でした。こちらは少し盛りを過ぎつつあった様です。

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一方、ソメイヨシノはというとまだ咲き始めたばかりでした。ちょっとお花見という気分では無いですね。

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これでは少し寂しいので、一番咲いている部分を選んで撮ってみました。桜は咲き始めると早いので、間もなく境内がこんな光景で埋められる事でしょうね。

あとひとつ、真如堂には「たてかわ桜」という銘木があるのですが、これについては後日アップする事にします。

京都桜事情2007 ~清水寺~

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平成19年3月31日現在の清水寺の様子です。

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清水寺は、やっと桜の季節が始まったばかりという印象でした。ソメイヨシノの中で最も開花が進んだ木でこの状態で、2分から3分咲きといったところでしょうか。桜は1日でがらっと様子が変わりますので、今日はさらに咲き進んでいるかも知れませんが...。

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この日、最も見頃だったのは、鎮守堂の前にある枝垂れ桜でした。ごく若い木で幹などはまだまだ細いままなのですが、花は見事に付けています。境内では最も鮮やかな花だったので、記念写真の順番待ちが出来る程の人気ぶりでした。

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ソメイヨシノに先駆けて満開を迎えているのは山桜です。数はそう多くありませんが、その花は存在感があって、遠くからでも良く目立ちますね。

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こちらは、山桜と紅葉の新芽とのコラボレーション。境内を包み込む様な華やかさはありませんが、今行ってもそれなりに桜の風情を楽しむ事は可能です。

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そして、三重の塔の下に咲いていたこの花は大島桜でしょうか。清楚な花がとても綺麗でしたよ。

ソメイヨシノの開花は思った以上に遅れている様です。見頃になるのは今週の半ばから後半にかけてでしょうか。もしかしたらそのまま週末まで保つかも知れませんね。あるいは散り初めになっているか...。どちらにしても、もう一度桜を見に行く事は出来そうな感じです。

桜の最新情報はこちらを参考にして下さい。


(平成19年3月31日撮影。)


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