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2006年11月29日 (水)

京都・洛北 紅葉事情 ~大徳寺塔頭龍翔寺から孤蓬庵まで~

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大徳寺の境内の散歩は続きます。芳春院を出て右に曲がり、総見院の前を過ぎてさらに西に向かうと、常緑樹の深い緑の中に一際鮮やかな紅葉が見えてきます。

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そのもみじを目当てに歩いていくと、龍翔寺という塔頭にたどり着きした。そして、低い石段を上がって門内を覗くと、まるで額縁付きの絵を見る様な見事な景色が眼前に広がります。

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龍翔寺は拝観拒絶の塔頭です。そして、一般に公開されることは絶対に無いと聞きます。ここは、純粋に修行に励むための場なのですね。総見院を拝観した時に聞いた話では、修行僧は起きている間は座禅と読経に励みつつ寺の雑用をこなし、個人に与えられる場所は起きて半畳寝て一畳という狭い空間で、夜はかしわ布団にくるまって板を枕に寝るという様な、今の世の中では考えられない様な厳しい生活を送っているのだそうです。この鮮やかなもみじの向こう側に、そんな世界が広がっているとは想像もつかないですよね。

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鬱蒼として昼なお暗い龍翔寺の前を通り過ぎると、一転して明るい今宮神社の参道に出ます。ここは銀杏の黄葉が見事なのですが、平成18年11月25日現在では、落葉が盛んで歩道一面を黄色に染めていました。

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その銀杏の下に佇む常夜灯には、安永3年(1774年)と刻まれていました。江戸時代中期と言ってもピンと来ないでしょうけど、杉田玄白らが解体新書を著した年と言えば感じが掴めるでしょうか。そんな歴史を持った常夜灯が、さりげなく道端にあったりするのが京都の凄いところなのですね。

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大徳寺の塔頭群の中で、一番西に位置するのが孤蓬庵です。数多くの名園を作庭した小堀遠州が建てた寺で、茶室「忘筌」がある事で世に知られています。ここも普段は拝観拒絶の寺なのですが、年によっては秋に特別拝観が行われる事があります。実は今年も10月に公開されていたのですが、残念なことに見逃してしまいました。ここは是非一度は見ておきたい寺で、今年はこの紅葉を見ることが出来た事で満足とし、来年も公開されるかどうかは判りませんが、次こそチャンスをものにしたいと思っているところです。

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